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2009.05.29
テレビ ]
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 アニメーション専門チャンネルの大手カートゥーンネットワークは、今年4月の4歳から12歳の子供たちの同局への平均接触率が大幅に上昇したことを明らかにした。
 これは2009年4月にビデオリサーチが行った「機械式CS専門チャンネル接触率共同調査」の結果に基づくものである。「機械式CS専門チャンネル接触率共同調査」は、地上波テレビの視聴率にあたるもので、各放送局の人気のバロメーターとなっている。

 この4月の調査結果で、カートゥーンネットワークを視聴した4歳から12歳の子供たちは、前年同期比で62%増と大きく伸びた。
 また、平均累積到達率でも、同年代が前期比で50%増加した。これはCS放送を観る環境にある4歳から12歳の子供たちも1/3がカートゥーンネットワークを5分以上視聴したことになるという。

 カートゥーンネットワークは、こうしたチャンネルの人気上昇をメディアミックス戦略の成果だとしている。同局は、2008年11月にモバイルサイト「カートゥーン モバイル」を開始している。さらに同年12月にはホームページをリニューアルするなど放送と連動した展開を積極的に進めている。
 こうしたプロモーションが、番組やチャンネルの認知度の向上と視聴誘導に繋がったとの見方だ。また、平均接触率の上昇に貢献した作品として、『トムとジェリー』、『パワーパフガールズ』、『ベン10』などを挙げた。いずれも米国製の人気カートゥーンアニメーションだ。

 カートゥーンネットワークは、米国のカートゥーンネットワークのオリジナル作品を中心に、そのチャンネルの名前の通り数多くのカートゥーンを放送している。チャンネルでは一時期日本のアニメの放映にも力を入れていたが、現在はその数は減少している。
 むしろ、米国のカートゥーンアニメーションの専門チャンネルとして差別化が図られている。人気番組が米国のカートゥーン番組に集中しているのは、そうした戦略が成功しているためともいえる。

カートゥーンネットワーク http://www.cartoon.co.jp/

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2009.05.28
テレビ ]
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 ウォルト・ディズニー・テレビジョン・インターナショナルジャパンは同社が運営するアニメーション専門チャンネル トゥーン・ディズニーの視聴可能世帯数が、2009年3月末に400万世帯を突破したことを明らかにした。
 日本のトゥーン・ディズニーは2005年12月に開局しており、およそ3年半で400万世帯の大台に乗ったことになる。ウォルト・ディズニー・テレビジョンは、国内ではトゥーン・ディズニーのほかディズニーチャンネルも運営している。ふたつのチャンネルを連動したプロモーションも、視聴可能世帯数のアップにつながったと見られる。

 一般にディズニーチャンネルは、アニメーション専門チャンネルと見られがちだ。しかし、実際にはディズニーチャンネルは、アニメーションだけでなくドラマなども放映する全世代向けの総合エンタテインメントチャンネルである。
 一方で、トゥーン・ディズニーは、主に男の子をターゲットとしたアニメーション番組の放送に力を入れた編成となっている。むしろトゥーン・ディズニーが、キッズステーション、アニマックス、カートゥーンネットワークなどと競合するアニメーション専門チャンネルである。

 トゥーン・ディズニーの特長は、キッズ向けのアニメーションを豊富に取り揃えていることだ。特にジェティクス枠では、日本のアニメも含んだ多彩なラインアップになっている。『メルヘブン』や『韋駄天翔』、『シャーマンキング』などである。
 国内には歴史も古く、視聴者数も多いキッズステーション、アニマックス、カートゥーンネットワークなど有力アニメーション専門チャンネルが数多い。トゥーン・ディズニーは急激な視聴可能世帯数の増加で、そうしたアニメーション専門チャンネルの一角に喰い込み始めている。

トゥーン・ディズニー 公式サイト http://www.disneychannel.jp/toondisney/

続きを読む "トゥーン・ディズニー 視聴可能世帯数400万世帯突破" »
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2009.05.12
テレビ ]
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 エンタテイメント番組放送局のディズニーチャンネルは、CS専門主要39チャンネルで行う4月の接触率調査で、主要6ターゲットの全日(6時-24時)平均接触率1位を獲得した。チャンネルを運営するウォルト・ディズニー・テレビジョン・インターナショナル ジャパンが明らかにした。
 この調査は衛星テレビ広告協議会がビデオリサーチに委託して行う「機械式CS専門チャンネル接触率共同調査」に基づくものである。無作為に抽出されたCS専門チャンネルを視聴可能な600世帯の家庭の個人ごとの視聴状況を調査する。地上波テレビの視聴率にあたるものだ。

 今回ディズニーチャンネルは、全体の動向を示す個人全体、それに未就学児童(4-6歳)、キッズ(4-12歳)、F1(女性20歳-34歳)の全日と終日(5時-29時)で1位となった。さらにF2(女性30歳‐49歳)とM2(男性35歳-49歳)の全日でも1位となっている。
 全体に子供と若い女性に強さを発揮していることが分かる。また、個人全体の調査結果は、2007年10 月の調査開始以来、ディズニーチャンネルにとっては過去最高となる。ディズニーは、開局5年目で幅広い世代に支持されるキッズ・ファミリーチャンネルへと成長したとしている。

 こうした好調な結果は、ピクサー・アニメーション・スタジオの特集プログラム「ディズニー/ピクサー 魔法のしくみ」が好調だったためである。『トイ・ストーリー』などの映画がファミリー層での視聴されたほか、ピクサーの秘話を語るドキュメンタリー『ピクサー・ストーリー~スタジオの軌跡』などが、F1、F2 M2層で高い支持を獲得した。
 また、ディズニー・ジャパンが日本国内で製作した『スティッチ!』が、未就学児、キッズ層で継続的に人気を集めた。同社の掲げる日本での独自コンテンツ製作の戦略が、当初の見込みどおり成功したかたちだ。
 さらに『シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ』などの海外ドラマは、F2 層で高い人気となった。米国で人気の女性向けドラマが、日本でも支持を集めた。

 ディズニーチャンネルの特徴は、未就学児童やキッズに向けたアニメーション番組と若い女性に向けたテレビドラマを得意とすることである。いずれもディニーが得意とする良質なエンタテイメントのコンセプトに沿ったものだ。
 日中から夕方にかけては子供たちに人気の番組を、夜からの時間はヤングアダルトを狙ったテレビドラマという戦略が、4歳から12歳の子供たちとF1、F2層という全く異なったターゲットでの月間1位の視聴者獲得に成功していると言える。

ディズニーチャンネル http://home.disney.co.jp/tv/

【2009年4月1 日ディズニーチャンネが獲得した視聴者層ターゲット】
 ■ 個人全体(4歳以上)   全日(6-24時)/終日(5-29時) 1位
 ■ 未就学児(4-6歳)   全日(6-24時)/終日(5-29時) 1位
 ■ キッズ(4-12歳)   全日(6-24時)/終日(5-29時) 1位
 ■ F1(女性20-34歳)   全日(6-24時)/終日(5-29時) 1位
 ■ F2(女性35-49歳)   全日(6-24時) 1位
 ■ M2(男性35-49歳)   全日(6-24時) 1位

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2009.03.24
テレビ ]
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 2011年から国内BSチャンネル放送のチャンネル追加にあったて、アニメ専門チャンネルのアニマックスやウォルト・ディズニー、FOX、BBCが免許の申請を行なっている。3月24日付の日本経済新聞の報道で明らかになった。
 これは総務省が3月23日まで受付けていた免許申請の募集に対して各社が行なったものである。もし、申請が通れば、2011年10月を目処に新たなチャンネルがBSデジタルに増えることになる。

 現在、BSデジタル放送は平成12年12月に開始したNHKや首都圏キー局系列局、WOWOW、スターチャンネルなど10局、平成19年12月にスタートした三井物産が主導する「ワールド・ハイビジョン・チャンネル」とビッグカメラなどが出資する日本BS放送が運営する「BS11」の合計12局がある。
 今回の新たな放送局割り当ては、これまで未使用であった周波数を利用することで可能になる。放送局の増加によって、視聴者の獲得争いが激化しそうだ。

 今回の申請企業の特長は、4社がいずれも海外の巨大メディアとなっていることだ。BBCは英国最大の放送会社、FOX、ウォルト・ディズニー、そしてアニマックスの大株主であるソニー・ピクチャーズはハリウッド・メジャーと呼ばれる米国のメディアコングロマリットのグループ会社である。
 アニマックスは現在、国内のアニメ番組を中心に主にCSチャンネルとして放送事業を行なっている。もし申請が通れば、アニメ専門チャンネルとしては初のBSデジタルへの進出となる。また、そうなった場合は、チャンネル数の増加による同局のアニメや関連番組の需要が今後拡大する可能性がある。
 ウォルト・ディズニーもアニメーション番組を強みとしており、関連放送局としてアニメーション専門チャンネルのトゥーンディズニーを抱えている。BSデジタル全体のアニメーション番組放送が一気に拡大することになる。

 また、ディズニーとFOXは無料放送を計画しており、国内の有力放送局に対抗していく構えである。一方で、アニマックスとBBCは有料放送を目指すとされている。こちらは人気の高い番組を中心としたプレミア感のある放送を目指すようだ。

アニマックス http://animax.co.jp/
ウォルト・ディズニー http://home.disney.co.jp/
FOX ジャパン http://www.foxjapan.com/
BBC  http://www.bbcworldnews-japan.com/

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2009.03.08
テレビ ]
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 地上波2局、BS2局、それにBSハイビジョンの5つのテレビチャンネルを持つNHKは、国内最大のテレビ放映事業者である。そのNHKが4月からBS局を中心にアニメの放映枠を積極的に再編し、アニメに戦略的に取り組む。
 現在、国内テレビアニメの製作本数が減少傾向にある。そうしたなかでのアニメの重視姿勢は、もともとアニメ放映時間の多かったNHKのアニメ業界の中での存在感をさらに高めることになりそうだ。

 4月の改編で最も注目されるのは、BS2で放映される「衛星アニメ劇場」の放映時間の移動である。これまでは木曜日23時から1時間であったが、より視聴者の多い日曜日23時1分からに移動する。また放映時間も1時間半に拡大される。
 放映される3番組のうち2番組が新作となる。栗本薫氏原作の『グイン・サーガ』と樹なつみ氏原作の『花咲ける青少年』、人気小説と人気マンガのアニメ化であるだけに、NHKの日曜日アニメ放映枠に対する意気込みの大きさが感じられる。

 また、月曜日深夜0時から1時間の再放送枠が廃止される。一方で、火曜日に20時から1時間のアニメ再放送が始まり、『電脳コイル』と『ツバサ・クロニクル』がライナップされる。子供たち向けの放映枠として移動したかたちだ。
 平日午前中の世界名作劇場も含めると、幅広い層にアニメでアプローチする傾向が強まっている。

 さらに、これまでアニメ映画劇場のみを放映していたBShiで、アニメ放映が大幅に拡充される。火曜日から金曜日の19時から1時間のアニメ放映枠が新設される。(木曜日のみ7時50分から10分)放映される番組は7時50分から『おじゃ丸』、これ以外に毎日2番組ずつを放送する。
 『アリソンとリリア』や『カードキャプターさくら』、『彩雲国物語』など、これまでNHKで放映された作品が中心となる。ただし、火曜日の7時からは新番組として米国製の3DCGアニメーション『スターウォーズ/クローン・ウォーズ』がオンエアーされる。
 日曜日朝の8時から1時間は、メジャーの第1シリーズが放映される。こちらも新設放映枠となる。BShiでのアニメ放映が一気に拡大する。

 地上波キー局では、ゴールデンタイムを中心にアニメ番組の退潮傾向が続いている。また、深夜アニメでは、製作投資の回収手段であるDVD販売の不振でビジネスモデルが曲がり角にあるとされる。
 しかし、NHKでは大量の放送枠を埋めるなかで人気のある番組、そして度々の再放送が可能な番組としてアニメを利用しているようだ。テレビ放送の多チャンネル化が進む中、NHKの動向が注目される。

NHK アニメワールド  http://www3.nhk.or.jp/anime/

続きを読む "NHK BS2 4月から日曜深夜に大型アニメ放映枠開始" »
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2009.02.18
テレビ ]
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 米国のウォルト・ディズニーのテレビ放映戦略のなかで、重要な役割を果たしていたアニメーション専門チャンネルのトゥーン・ディズニーが、2月12日を最後に姿を消した。チャンネルは、6歳から14歳の男の子をターゲットにしたDisney XDに名称を変え、新たなチャンネルへと生まれ変わる。
 新チャンネル XDの特徴は、トゥーン・ディズニーよりも、男の子の視聴者を意識していること、そしてアニメーションだけでなく、テレビドラマやスポーツなどのより幅広い番組を取り上げることである。また、ビジネス的には、同じ男の子をターゲットとするカートゥーンネットワークやニックトゥーンなどのライバルになる。

 Disney XDの誕生は、ウォルト・ディズニーグループにとっては、大きな挑戦である。なぜなら今回のXDのブランディングは、テレビ放送局だけでなく少年向けエンタテインメントの総合ブランドの位置づけにもなっている。
 さらに放送とインターネット、デジタルコンテンツの融合が意識されている。XDブランドは放送局のほかオンラインサイトのDisney XD.comのほか、モバイルやビデオ・オンデマンドなどにも登場する。

 旧トゥーン・ディズニーは、ディズニーチャンネルと共に、同社のケーブルテレビ部門の核となってきた。ディズニーチャンネルがファミリー層にアプローチしていたのに対して、子供向けのアニメーションに特化していた。また海外のアニメーションも放送するジェティックス枠も設けていた。
 経営は広告収入から成り立つ無料放送で、7200万の視聴世帯を抱える同国有数のケーブルチャンネルであった。今回XDはこうしたトゥーン・ディズニーの遺産を受け継ぎつつ、テレビとオンラインの融合を念頭に置いた新たなアプローチを仕掛ける。

 トゥーン・ディズニーは、現在日本でもアニメーション専門チャンネルとして人気を集めている。チャンネルは、日本でもトゥーン・ディズニーと男の子たちをメインターゲットにしたジェティックスから構成されている。
 世界的な統一ブランド戦略を進めるディズニーだけに、今後は日本のトゥーン・ディズニーもXDブランドに統一される可能性が高い。既にフランスのジェティックスも、XDブランドに変更される方針となっており、日本国内でもその動きは意外に早い可能性がある。

Disney XD http://www.disneyxdmedianet.com/

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2009.02.04
テレビ ]
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 アニメーションやドラマなどのエンタテインメント番組を提供するディズニーチャンネルの国内視聴可能世帯数が、2008年11月末で450万世帯を突破した。ウォルト・ディズニー・テレビジョン・インターナショナル ジャパン(WDTVI-J)が明らかにしたもので、開局以来、視聴可能世帯数は順調な伸びとなっている。
 また同社が運営するもうひとつのチャンネル、アニメーション専門チャンネルのトゥーン・ディズニーも2008年11月末には376万世帯に達している。いずれのチャンネルもおよそ7割がケーブルテレビを通じたものだが、スカパーなどの衛星放送での視聴者がおよそ93万人と85万人、ブロードバンドテレビが各32万人となっている。

 ディズニー・チャンネルはこの数字を、2003年11月の開局後5年余りで達した。WDTVI-Jはこの世帯数の伸び率は、同様の視聴者層をターゲットとするキッズ系チャンネルの中ではこれまで最速のペースだという。キッズ向けで高いブランド力を誇るディズニーならではの実績だろう。
 また、WDTVI-Jの運営するもうひとつの放送局トゥーン・ディズニーも、開局からわずか3年で現在の数字に達している。こちらはディズニーチャンネルとのセット視聴なども影響を与えていそうだ。

 ディズニー・チャンネルは、ディズニーアニメーションだけでなく、映画や『シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ』といった海外ドラマでも人気を集めている。また、ディズニーキャラクターを利用して日本で独自に製作した『スティッチ!』などの放映もはじめている。こうした番組の幅の広がりが、チャンネルの人気拡大につながっているようだ。
 一方、トゥーン・ディズニーは、アニメーションチャンネルとして、海外だけでなく日本のアニメも放映する。特にアクション・アドベンチャー番組枠である「ジェティックス」は、子供たちに人気が高い。
 視聴可能世帯376万世帯は、同じくアニメーション専門チャンネルとして先行するアニマックスやキッズステーションなどとはまだだいぶ開きがあるが、その急速な成長は注目されるだろう。

ディズニーチャンネル http:/disneychannel.jp
トゥーン・ディズニー http://toondisney.jp/

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2009.02.03
テレビ ]
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 読売テレビ・日本テレビ系の月曜日19時から20時までの「アニメ☆7」枠で放映されていた『名探偵コナン』と『ヤッターマン』の放映枠が、変更になることがそれぞれの公式サイトで公表された。
 『名探偵コナン』は3月23日まで「アニメ☆7」で放映された後、4月4日からは毎週土曜日の18時からの放送となる。一方、同じ枠で放映されていた『ヤッターマン』は、4月5日日曜日の朝7時に移動する。

 『名探偵コナン』は1996年から13年間放映されていた月曜日夜から土曜日夜に移動することで、週末の子供たちの人気の取り込みを目指すことになる。ただし、この時間帯はNHKがやはり児童向けのアニメを教育テレビで放映しており、厳しい視聴率競争が起きそうだ。
 一方、『ヤッターマン』は日曜日朝の子供の観やすい時間ではあるが、夜7時台に較べると視聴率獲得にはやや厳しい時間帯になる。それでも今回の発表で、作品が近年は珍しい1年を越える長寿シリーズに突入したことになる。番組の継続で、キャラクター商品の展開も引き続き積極的に行われそうだ。

 「アニメ☆7」の後番組には、4月からバラエティ番組が放映される予定で、1990年代半ばから続いてきた読売テレビ・日本テレビ系の月曜日夜のアニメ放映は途絶えることになる。
 近年指摘される地上波テレビのゴールデンタイム枠からのアニメの退潮を止められなかった。『名探偵コナン』と『ヤッターマン』の視聴率は毎回10%に近い数字を獲得しており、アニメ番組としては決して低い数字ではなかった。それでも放送局の求める数字に達していないということかもしれない。

 もともと昨年10月にスタートした「アニメ☆7」は、従来7時から7時半、7時半から8時とふたつに分かれていた放映枠を統合することで番組を強化する狙いがあった。番組編成をフレキシブルにし、1時間スペシャルを多く盛り込むなどで番組の魅力をアピールした。
 しかし、今回の決定で、平日夜のゴールデンタイムでのアニメ放映の環境が益々厳しくなっていることを示したかたちである。

アニメ☆7 公式サイト http://www.ytv.co.jp/anime7/
『名探偵コナン』 公式サイト http://www.ytv.co.jp/conan/
『ヤッターマン』 公式サイト http://www.ytv.co.jp/yatterman/

当サイトの関連記事
よみうりTV 月曜19時から一時間 アニメ放映枠「アニメ☆7」に

続きを読む "コナン、ヤッターマン放映時間変更 「アニメ☆7」枠は終了に" »
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2009.01.18
テレビ ]
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 アニメーション専門チャンネルとして、特にアニメファンから人気の高いAT-Xは、4月1日より月額視聴料金を税込み1575円から1890円に引き上げる。
 AT-Xは今回の視聴料金の改定について、放送の24時間化と人気新番組のラインナップ拡充、オリジナル番組の強化、チャンネルの質と量の向上を目指すためとしている。

 アニメーション専門チャンネルでは、昨年7月にライバル局にあたるアニマックスが税込み420円から630円に、キッズステーションも税込み315円から630円に引き上げている。AT-Xの価格引き上げはこれらに続くものである。
 国内の主要なアニメーション放送局には、上記キッズステーションやアニマックスのほかに、ディズニーチャンネルやトゥーンディズニーやカートゥーンネットワーク、ニコロデオンなどがあるが、海外アニメーション(カートゥーン系)局を除いた3局が値上げで足並みを揃えたことになる。

 一方、AT-Xの視聴料金は、他局が500円台から600円台に集中しているのに対して、およそ3倍の価格設定という大きな特長がある。また、他局がいずれも視聴世帯数が500万世帯を超えるのに対してAT-Xは10万世帯に留まっている。
 こうした違いはAT-Xが他のアニメーション専門チャンネルと異なる戦略を取っているためである。同局は低価格で多くの視聴世帯を獲得する代わりに、他局より高い視聴料金を取れるプレミア戦略を取っているためである。局のキャッチフレーズが「ワンランク上のアニメ専門チャンネル」となっていることからも分かるだろう。

 このためAT-Xは、子供たちに人気の高いキャラクターアニメの代りに、最新のコアな層に向けた番組を集めている。同局が得意とする独自の声優番組も、こうした戦略のひとつである。
 また、限られた層に向けたペイテレビであるため、他局とは異なる独自の放送基準を設けることが出来る。放映中止で話題となった『スクールデイズ』最終話を、同局だけが放送したことがいい例だろう。
 現在AT-Xは、早朝の時間帯はテレビ放映を休止している。今回の発表によると、今後はこれを24時間化する方針のようだ。近年、番組編成の個性がさらに明確になりつつあるAT-Xが、24時間化でさらにどのように変わるか注目である。

AT-X  http://www.at-x.com/

[参考]
アニメーション専門チャンネルの視聴料金(スカパー)
*セット割引を除外した単局契約の場合

 カートゥーンネットワーク   598円
 キッズステーション  630円
 アニマックス  630円
 AT-X  1579円
 ディズニーチャンネル  630円
 トゥーンディズニー  630円
   (ディズニーとトゥーンディズニー合わせると 730円)
 ニコロデオン 525円
*上記いずれも税込み、2009年1月現在

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2008.12.23
テレビ ]
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 BSデジタル12「TwellV(トゥエルビ)」は、2009年1月から子供専門チャンネルニコロデオンの番組を放映する「ニコロデオンひろば」を設ける。
 「ニコロデオンひろば」は1月5日月曜日よりスタート、毎週月曜日から金曜日までの平日16時半から17時までとする。1月の番組はニコロデオンが製作する幼児向けの知育・情操番組『ブルーズ・クルーズ』とアニメーション番組『ラグラッツ』、いずれも30分番組で日替わりで放映する。

 『ブルーズ・クルーズ』は、案内役の司会者が子供たちと一緒に子犬のブルーが残す手がかりをもとに問題を解いていく教育番組だ。世界中で放映され人気を集め、ニコロデオンを代表する人気の番組となっている。
 また、『ラグラッツ』は、ねずみ(ラッツ)のような赤ちゃん集団「ラグラッツ」が登場するエンタテインメントアニメーションである。1991 年に米国で放映を開始して以来、こちらも大きな人気を誇っている。

 今回の番組提供でニコロデオンは、既に4000万台以上に普及するBSデジタル放送で人気番組を放送することで、ニコロデオンの認知度を高めるとしている。そのうえでニコロデオン加入の促進や視聴可能世帯数の拡大を図る。
 一方、BS12は世界的に人気の高いニコロデオンの番組導入で、特に子供向けの番組強化を実現する。

 BS12は今年12月から既に別のアニメーション専門チャンネル キッズステーションの放映枠をスタートしている。こちらは平日毎日30分の番組提供を受け、リピートを含めて毎日1時間の放送を行っている。番組枠は「キッズステーション・タイム」と名付けて、未就学児から小学生に向けたアニメ番組や情報番組などを放映している。
 今回の「ニコロデオンひろば」の登場で、BS12の平日夕方は16時半からの17時のニコロデオン、17時から17時半はキッズステーションと人気子供専門チャンネルの番組が並ぶことになる。またその番組構成から、BS12の幼児向け視聴者開拓の方向が明確になっている。

BSデジタル12 「TwellV(トゥエルビ)」 http://www.twellv.co.jp
ニコロデオン公式サイト http://www.nickjapan.com/

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BSデジタル「トゥエルビ」にキッズステーション枠が登場
12月1日スタート BS12のアニメーション番組はディズニー

続きを読む "BS12トゥエルビ 09年1月からニコロデオン枠開始 子供番組強化" »
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2008.12.12
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nodame1.jpg 視聴率好調で知られるフジテレビのアニメ放映枠「ノイタミナ」が、また大きな記録を打ち立てた。今年10月から放映が始まり高い人気を獲得する『のだめカンタービレ巴里編』が、視聴率の新記録を樹立した。
 大記録となったのは12月4日に放映された第9話である。関東地区の世帯平均視聴率(ビデオリサーチ調べ)で6.6%となった。また瞬間視聴率は7.4%、深夜12時台放映のアニメ番組としては、驚異的な高視聴率となる。

 今回の数字は今年1月に同じ「ノイタミナ」で視聴率5.8%を獲得して話題を呼んだ『墓場鬼太郎』を超え、ノイタミナ歴代1位となる。さらに深夜アニメとしても『NANA』の6.3%を超え、過去10年間の全深夜アニメの中で最高記録となる。
 近年、テレビ番組の視聴率が低下傾向にあるとされるなか、夕方や週末午前中に放映されるアニメ番組のゴールデンタイムでも視聴率5%を超えるのは難しくなっている。そうした中での記録だけに、大きな意味もある。

 実際に第9話の放映があった週の『のだめカンタービレ巴里編』アニメ番組視聴率ランキングは第8位、『名探偵コナン』の直ぐ下で、『ポケットモンスター』や『Yes!プリキュア5GoGo!』を上回っている。深夜アニメが、こうした番組に匹敵する規模の視聴者を獲得していることになる。
 こうした人気の高さは、2007年にやはりノイタミナで放映された前作『のだめカンタービレ』やテレビドラマ、マンガの高い人気が相乗作用となって表われたと言っていいだろう。
 その実写ドラマの2010年の映画化も決定している。また、2009年秋には『のだめカンタービレ巴里編』のさらなる続編もテレビ放映予定だ。まだまだ「のだめ旋風」、「ノイタミナ旋風」が続きそうだ。
                (c)二ノ宮知子・講談社/のだめカンタービレ2製作委員会

「のだめカンタービレ 巴里編」公式サイト http://www.nodame-anime.com/

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2008.12.09
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 BSデジタルBS12「トウェルビ」が、この12月1日からアニメ専門チャンネル キッズステーションの番組放映を開始している。
 トウェルビは昨年12月に、視聴無料の衛星デジタルチャンネルとして新たに放映を開始した。三井物産が全額出資する子会社ワールド・ハイビジョン・チャンネル株式会社が運営を行っている。
 またキッズステーションは1993年に設立された国内有数のアニメ専門チャンネルで、視聴世帯数は800万世帯を超える国内有数の専門チャンネルである。三井物産が筆頭株主であるほか、TBSやジュピターテレコムも出資する。

 トウェルビは月曜日朝7時から7時半と夕方5時から5時半を、「キッズステーション・タイム」と名付けて、未就学児から小学生に向けたアニメ番組、食育番組、情報番組を中心に放映する。夕方の放送は朝の番組のリピート放映で、毎週およそ2時間半分の番組がキッズステーションから提供される。
 現在放映されている主な番組は、『ボノロン~不思議な森のいいつたえ~』、『よばれてとびでて!アクビちゃん』、『よゐこのKIDSぱらだいす!』などである。
 ワールド・ハイビジョン・チャンネルはトウェルビへの子供の視聴者拡大、キッズステーションは自社チャンネルのプロモーション強化と視聴者拡大を狙ったものとなる。

 もともとトウェルビの番組プログラムは、三井物産の運営するCSチャンネルが提供する番組が多くを占めていた。
 このため同社系列の専門チャンネルのなかでも特に有力なキッズステーションの番組導入は、ビジネス的には十分ありえる話であった。

 しかし、トウェルビは当初は「良質・健全・プレミアム感」を掲げており、日本のアニメ番組の導入に消極的であった。また放映開始時には、ディズニーアニメーションを放映する「ディズニーゾーン」を目玉としていた。
 これが現在は「ディズニーゾーン」は姿を消し、「キッズステーション・タイム」と日本のアニメ『魔弾戦記 リュウケンドー』、『スパイダーライダーズ』の放映に入れ替わっている。日本アニメ重視に、方向転換したことになる。

 既に視聴無料の衛星デジタルチャンネルでは、BS11がアニメを数多く導入し、話題を呼んでいる。そうしたこともトウェルビの方針に影響を与えているかもしれない。
 またアニメ専門チャンネルとBSデジタル局の連携では、BS11がソニーピクチャーズ製作、アニマックス10周年記念アニメ番組『黒塚』の放映を行っている。来年1月からは同じアニマックス10周年記念『VIPER'S CREED』も放映予定である。
 今回のキッズステーションによるトウェルビへの番組提供も合わせて見ると、CS局と衛星デジタル局の連携という、意外なトレンドが見えてくる。

BS12「トウェルビ」 http://www.twellv.co.jp/
キッズステーション http://www.kids-station.com/

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12月1日スタート BS12のアニメーション番組はディズニー

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2008.10.17
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 テレビ東京系で放映中のVFXドラマ『ケータイ捜査官7』が、国際ドラマフェスティバルin TOKYO 2008の中で行われている東京ドラマアウォードのキッズ&ヤング部門賞を受賞した。
 国際ドラマフェスティバルin TOKYO 2008は、秋に行われるコンテンツ関連の総合イベントJAPAN国際コンテンツフェスティバル(コ・フェスタ)のひとつである。

 イベントは主要コンテンツ分野のなかでテレビ番組を広く扱うイベントがないことから、日本民間放送連盟や日本放送協会などテレビ番組に関わりのある業界団体が主体となって昨年から誕生した。
 東京ドラマアワァードの選考のほか、国内外のテレビ番組の紹介、番組の見本市を目指す。

 東京ドラマアワァードは今年から設けられており、シリーズ作品からはグランプリのほかキッズ&ヤング部門、ファミリー部門、時代劇部門、ノンジャンル部門の4カテゴリーの部門賞、単発ドラマのグランプリが選ばれる。
 また主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞、演出賞、特別賞の個人賞も設けられている。賞の特長は芸術性だけでなく、市場性、商業性も重視されている点である。

 『ケータイ捜査官7』は、数々のエンタテインメントン映画で世界的に評価が高い三池崇史氏がシリーズ監督を務める。また各話監督には、押井守氏や金子修介氏など著名監督から若手の注目演出家まで幅広い才能が参加し話題を呼んでいる。子供だけでなく大人も楽しめる妥協のないドラマ作りが特長になっている。
 また、原作には玩具開発のウィズ、アニメ制作会社のプロダクション I.Gが参加するなど、ビジネス的にも新たな試みが見られる。今回はこうしたビジネスの新しさと作品のクオリオティの高さが評価されたかたちである。
 10月22日には東京ドラマアウォードの式典が行われ、三池崇史監督と主人公 網島ケイタ役の窪田正孝さんが参加する予定である。

ケータイ捜査官7公式サイト http://ani.tv/k-tai7/

国際ドラマフェスティバルin TOKYO 2008 公式サイト
http://nab.or.jp/drafes/

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2008.08.30
テレビ ]
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 人気マンガのテレビアニメ化で話題を呼んだ、『となりの801ちゃん』(小島アジコ著 宙出版刊)のアニメ化が中止となった。8月29日にTBSが運営する「TBSアニメフェスタ2008」公式ホームページで、アニメ化中止が告知された。
 TBSアニメフェスタは、TBSが製作に参加するアニメ番組を紹介するファンイベントである。8月16日と17日に東京・文京シビックホールで開催された。『となりの801ちゃん』のアニメ化は、イベントのサプライズとして8月16日に発表されていた。

 この際の発表では、2009年のテレビアニメ放映、アニメ制作は京都アニメーションとのみだけで、詳細は明らかにされていない。しかし、『涼宮ハルヒの憂鬱』や『らき☆すた』などの人気アニメで知られる京都アニメーションが制作ということで大きな話題となった。
 それだけに、アニメ化発表からわずか2週間足らず後の突然の中止発表は、ファンの間に驚きを持って受け止められている。

 TBSのアニメ化中止の告知は8月29日だったが、8月28日には『となりの801ちゃん』の公式サイトがインターネット上から削除されている。このほか、8月27日頃から関連サイト、ブログからアニメ化関連の記事が次々に削除をされ、アニメ制作が中止になるのでないかと波紋を呼んでいた。
 今回のTBSの告知は、これらの憶測を裏付けることになった。制作中止の理由は諸般の事情とされており、詳細は明らかになっていない。

TBSアニメフェスタ2008公式ホームページ http://www.tbs.co.jp/anime/festa/

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2008.05.09
テレビ ]
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 ウォルト・ディズニー・インターナショナル・ジャパンが運営する「ディズニー・チャンネル」の視聴可能契約世帯は、2008年3月末の段階で400万世帯を突破した。
 また、ウォルト・ディズニージャパンが運営するもうひとつのチャンネル「トゥーン・ディズニー」も、300万世帯を突破した。

 このうちディズニー・チャンネルの場合では、ケーブルテレビが約71%、スカパーが約21%、ブロードバンドテレビが約7%となっている。また、トゥーン・ディズニーの場合は、ケーブルテレビが約66%、スカパーが約25%、ブロードバンドテレビが約9%となっている。
 同社のマネージング ディレクターのポール・キャンドランド氏は、視聴者やパートナーに感謝の言葉を述べた上で「2008年は、国内での番組制作に注力するなど、ディズニーにとって新たなチャレンジが増えていく年。その中で視聴者の皆様が“見たい”と思うコンテンツを提供していきたい」とのコメントを発表している。

 ディズニー・チャンネルは2003年11月に開局。主にキッズ向けや未就学児童向けのディズニー作品を放送している。また、映画や海外ドラマも放送し、親子で楽しめるチャンネルとなっている。同社によるとキッズ向けチャンネルの中では最速となる約4年4ヶ月で400万世帯を突破したという。
 一方、トゥーン・ディズニーはディズニータイトルだけではなく、同グループの「ジェティックス」ブランドの作品も統合して編成している。日本の『甲虫王者ムシキング ~森の民の伝説~』や、日仏合作の『オーバン・スターレーサーズ』といったタイトルも視聴することができる。同チャンネルは2005年12月に開局。約2年4ヶ月で300万世帯を突破したというから、かなり早いペースで視聴者が拡大しているといえるだろう。

 今春からは、日本のディズニー製作による新番組『ファイアボール』がディズニー・チャンネルで始まっている。また、秋から放送予定の、沖縄の架空の島を舞台にした『スティッチ!(仮)』の製作も進んでいる。
 こうした新たな作品の放映で、今後もチャンネルのファン拡大を目指して行くことになりそうだ。

ディズニー・チャンネル http://home.disney.co.jp/tv/
トゥーン・ディズニー http://www.disneychannel.jp/toondisney/

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2008.03.02
テレビ ]
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 米国アニメ・マンガビジネスの大手VIZメディアは、日本のテレビアニメ『BLUE DORAGON』が4月7日日曜日から米国の大手アニメーションチャンネル・カートゥーンネットワークで放映を開始すると発表した。
 『BLUE DORAGON』はXbox360向けのゲームソフトとして開発され、番組はそのアニメ版である。日本では2007年4月からテレビ放映されている。

 VIZメディアは『BLUE DORAGON』の海外ライセンスを管理している。作品は米国で人気の高い『ドラゴンボール』の作者鳥山明さんがキャラクターデザインを行っているほか、ゲームの監督・プロデューサーにやはり世界的に人気の高いゲームソフト『ファイナルファンタジー』の坂口博信さんが務めている。
 米国は世界で最もXbox360の普及率が高い地域ということもあり、VIZメディアは『BLUE DORAGON』の北米でのビジネス開発に力を注いでいる。

 カートゥーンネットワークではVIZメディアが北米展開をする『NARUTO』、同じチャンネルのアダルトスイム枠では『DEATH NOTE』が放映されている。また、この3月には『Bleach』の第2シーズンの放映が開始する。これに今回、『BLUE DORAGON』が加わることになる。
 『NARUTO』、『Bleach』、『BLUE DORAGON』の3作品のアニメ制作は全てぴえろが行っている。人気チャンネルの限られた放送枠に、ぴえろの作品が3作同時放映されるかたちである。

 カートゥーンネットワークの春の新番組は、このほかにも話題作が多い。既に日本-カナダ合作の男児向けのアニメ『爆丸』の放映も2月からスタートしている。この作品はカートゥーンネットワークが初めて自局製作以外のアニメーションのマスターライセンスを獲得したことでも注目されている。
 さらにアダルトスイムでは、日本では同じ時期に第2シーズンが放映開始する『コードギアス 反逆のルルーシュ』が始まる。

 しかし、『BLUE DORAGON』、『NARUTO』、『爆丸』は、いずれも小学生男児をターゲットにするいわゆるボーイズアクションで作品間の競争激化も予想される。
 ディズニー系のトゥーンディズニーでも、玩具の連動展開を狙う『デジモンセイバーズ』も放映されているからボーイズアクションのアニメが増えている。逆に言えば北米のアニメDVD市場の縮小が続くなか、日米のアニメ関連企業がキッズ向け、関連商品の展開をメインとするアニメビジネスをより重視するようになっているとも言える。

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BLUE DRAGON Xboxの本場北米でTVアニメ展開 開始
日加共同プロジェクト「爆丸」米国カートゥーンネットワーク放映決定

北米版BLUE DRAGON公式サイト http://www.bluedragon.viz.com/  
BLUE DRAGON公式サイト(TV東京)
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/bluedragon/

VIZ メディア http://www.viz.com/

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2008.01.11
テレビ ]
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 アニメ専門チャンネルのアニマックスの視聴可能世帯が、2007年12月末で700万世帯を突破した。スカイパーフェクトTV!がおよそ112万9000世帯、e2byスカパー!が25万世帯、そのほかのケーブルテレビやIPテレビ、モバHO!などが562万8000世帯の合計である。
 同局は1998年7月に、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントと東映アニメーション、サンライズ、トムス・エンタテインメント、日本アドシステムズ等のアニメ製作会社の共同出資により開局した。今年で開局10周年を迎えるが、10周年を待たずに視聴可能世帯数700万の大台を超えたことになる。700万世帯は、国内の数多くのケーブル・衛星チャンネルのなかでもトップクラスとなっている。

 アニマックスによれば視聴可能世帯増加の最大の要因は、放送のデジタル化に対応したデジタルケーブルテレビの市場で98%の視聴可能世帯を獲得し、デジタルケーブルテレビの視聴者数が大幅に増加したことである。
 またアニマックスは視聴者数の拡大に加えて、ビジネスの多角化も進めている。今年1月5日には、12月1日に開局したBS11のアニメ番組枠「ANIME+(アニメプラス)」で、同局が提供するテレビアニメ『PERSONA-trinity soul-」』が放映された。
 BS11の持つ3000万世帯以上のBSデジタル視聴可能世帯に対して、アニマックスのブランドの認知度を拡大する。CSやBSのプラットフォームの垣根をこえた視聴促進につなげる構えである。

 アニメーション専門チャンネルでは、アニマックスのほかキッズステーションやカートゥーンネットワークが主要チャンネルとして知られている。
 このうちキッズステーションは、アニマックスをやや上回る759万世帯(2007年11月末現在)、キッズステーションは573万世帯(2007年9月末現在)の視聴可能世帯を持つ。いずれも国内有数の大規模チャンネルとなっており、アニメーション専門チャンネルの需要の大きさを反映している。
 さらにケーブルテレビ利用者の拡大が続いていることから、視聴可能世帯数はいずれも拡大傾向にある。

アニマックス http://www.animax.co.jp/

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2007.11.26
テレビ ]
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 12月1日午前11時からスタートする完全無料の新しいBSデジタル放送BS12「TwellV(トゥエルビ)」のテレビプログラムが明らかになった。
 番組の編成は様々なCSチャンネルで放送されている番組のセレクションのかたちを取り、「ディズニーゾーン」、「MTV Premium」、「宝塚ドリーミング・シアター」といった幾つかのブロックに分けられる。
 これはBS12のチャンネルコンセプト「良質・健全・プレミアム感」に基づくものである。チャンネルを運営するワールド・ハイビジョン・チャンネルは、地上波放送では見られない上質のコンテンツを厳選したとしている。
 
 12月1日には同じく完全無料のBSデジタル放送局BS11もオープンする。既に発表されたBS11のプログラムは、より深い番組を追求しながらもニュースやトークショーなど従来の地上波放送を意識した部分が感じられる。また、オリジナルの番組制作を目指す方向性が見られる。
 一方BS12の番組プログラムはこれとは対照的に、従来のCSチャンネルの番組編成が大きく意識されているようだ。

 これはアニメーション番組についても共通で、BS11が地上波放送局でも放映されるアニメとオリジナルのテレビシリーズをラインナップしたのに対して、BS12はCS放送で放映されているディズニーアニメーションを並べている。
 BS12の「ディズニーゾーン」は、毎日朝7時から8時までと午後4時から6時までの3時間、キッズ向けの作品で構成される。作品にはギリシア神話のヘラクレスの冒険を描く『ヘラクレス』のほか、『リトル・アインシュタイン』、『ティーモ・シュプリーモ』、『かわうそファミリー』の4作品となる。

 チャンネルを運営するワールド・ハイビジョン・チャンネルは、三井物産の100%子会社である。三井物産は、JSATやSKY PerfecTV!、キッズ・ステーションなどを運営しており、番組放送ビジネスに経験が深い。

BS12チャンネル「TwellV(トゥエルビ)」  http://www.twellv.co.jp/

主なプログラム
(1) 宝塚ドリーミング・シアター
  毎週土曜 午後1時~/毎週日曜 午後7時~
(2) MTV Premium
  毎日午後6時~7時/毎週日曜 午後9時~10時
(3) 海外ドキュメンタリー・アワー
  毎週月曜 午後7時~8時
(4) ディズニーゾーン
  毎日午前7時~8時、午後4時~6時
(5) チャーリー・ジェイド
  毎週火曜 午後7時~8時
(6) 中国 麺ロードを行く
  毎週土曜 午後9時~9時半
(7) QVC
  月~金 午前5時~7時、午前9時~後3時、午後10時~深夜2時
  土日  午前5時~7時、午前8時~後1時、午後10時~深夜3時

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2007.11.14
テレビ ]
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 米国の大手メディアグループNBCユニバーサルは、来年4月からスカイパーフェクトTV!を通じてSFチャンネル(Sci Fiチャンネル)の放映を開始する。
 Sci Fiチャンネルは、SF映画やホラー、ミステリーなどの映画やテレビドラマを中心に放映する専門チャンネルである。NBCユニバーサルが世界30数カ国で展開する。米国で多数あるテーブルケレビチャンネルでは24歳から54歳の成人層で視聴者数第4位となるなど人気が高い。

 今回のSci Fiチャンネルの開局は、NBCユニバーサルが国内ケーブル運営最大手のジュピターテレコムから同社の子会社JSBC2の株式を全株買い取ったことで実現する。
 JSBC2は視聴者参加型番組を主に放映するリアリティTVを運営してきたが、NBCユニバーサルはそれをSci Fiチャンネルに衣替えする。世界有数のメディアコングロマリットであるNBCユニバーサルにとっては、日本の放送市場にとっての本格的な進出となる。

 Sci Fiチャンネルは、SFドラマシリーズの『宇宙空母ギャラクチカ』や『EUReKA』、『ゴーストハンターズ』など数々の人気作品を抱えている。日本のSFやホラー・サスペンス映画のファンには魅力的なチャンネルとなるだろう。
 また米国のSFチャンネルは、今年の春から日本アニメプログラムの充実にも力を入れている。『攻殻機動隊』シリーズや、『ノエイン』、『鴉-KARAS-』など、主にマニマ向けでハイエンドな作品に力を入れている。権利関係が違うため日本で同様のプログラムが放映されるかは判らないが、アニメ作品の放映にも期待が持てそうだ。

Sci Fiチャンネル(米国) http://www.scifi.com/

NBCユニバーサル http://www.nbcuni.com/

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2007.10.18
テレビ ][ 海外 ]
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 米国の大手アニメーションチャンネルのニコロデオンが、2008年春以降に中近東地域に誕生する。これはニコロデオンの親会社にあたるバイアコムが10月12日に発表した。
 新チャンネルはドバイに本拠地を持つ中東地域の大手放送局アラブ・メディア・グループとの提携によるものである。また、同じバイアコムグループのMTVインターナショナルも事業に協力する。
 宗教戒律の厳しい中東地域でコメディー作品の多いニコロデオンがどの様に受け入れられるか興味深い。
 ニコロデオンはディズニーと並ぶ米国の大手アニメーションチャンネルで、人気作品に『スポンジボブ』や『アバター 伝説の少年アン』、『ドーラと一緒に大冒険』などがある。日本でもニコロデオンの名前で独自にチャンネルを展開している。

 またニコロデオンは、既に中近東の商業国家ドバイに建設中の巨大テーマパークであるドバイランドに、自社のコンテンツやキャラクターを提供することも決定している。
 ドバイランドはニコロデオン以外に『スパイダーマン』などで知られる米国のコミック出版マーベルとも提携するビッグプロジェクトである。その顧客ターゲットは中近東だけでなく、アフリカやインド、東南アジアまで捉えている。
 ニコロデオンはテーマパークの建設に合わせアニメーション専門チャンネルを立ち上げることで、これらの地域で一気にビジネスを拡大し、ディズニーなどのライバル企業に差をつける方針のようだ。

 近年、成長する第3世界のエンタテイメント市場をターゲットに、世界の大手アニメーションチャンネルの新興国への進出が加速している。こうした国々の子ども人口の巨大さに加えて、所得水準が上昇しておりコンシュマーマーケットとしての魅力が増していることに理由がある。
 ニコロデオンのライバルとなるディズニーグループは、インドに進出する一方でインドの大手アニメーションチャンネルHungamaTVを2004年に傘下に治めている。さらにラテンアメリカでの事業を強化している。
 またソニーピクチャーズグループのアニマックスも、インド、ラテンアメリカ、アフリカなど第3世界で放映ネットワークを急激に拡大している。

 これまでアニメーション関連の主要市場と言えば、東アジア、北米、西ヨーロッパとされてきたが、近い将来にこうした常識は大きく変わるかもしれない。こうした状況のなかで日本企業もあらたな対応が必要になりそうだ。

ニコロデオン(日本) http://www.nickjapan.com/

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2007.10.05
テレビ ]
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 大手アニメ製作会社のトムス・エンタテインメント(TMS)は、4つのUHF局を結んだ独自のネットワークで編成するファミリー向けアニメ番組放送枠「ちびアニ劇場」を10月から新設する。
 ネットワークは首都圏のU局テレビ神奈川と千葉テレビ、テレビさいたま、それに兵庫のサンテレビの4つを利用する。首都圏のほとんどの地域と関西西部地域を含むことで、かなりの規模の視聴可能世帯を確保することになる。
 放映時間はテレビ神奈川が土曜日の朝8時半のほか、残りの3局の放映は金曜日の朝となり、子供の視聴者を意識している。

 また放映番組は30分枠に15分番組を2作品、キッズ&ファミリー向けの良質のアニメを届けることを目指す。第1弾は累計20万部のベストセラー絵本『まめうしくん』のアニメシリーズ化作品、それにTMSの名作ライブラリーから1996年MXテレビで放送された『わんころべえ』の2本立てとなる。
 『まめうしくん』の監督は『おでんくん』のキャラクター・デザイン・総作画監督のなかかずみさんが手がける。
 
 近年、アニメ制作の増加から地上波テレビ放映枠をとれないアニメ番組が増えている。そうした作品のなかには、複数のUHF局に放映することで、地上波放送並みの番組視聴者を確保するケースが増えている。しかし、こうした作品の多くはマニア向けで、DVD販売のための番組宣伝の意味合いも強い。
 それに対して「ちびアニ劇場」は、キッズとファミリーを対象にしていることや番組放映自体が一番の目的となっている点で全く新しい試みとなっている。
 
 地上波デジタル放送の本格普及が目指されるなか、テレビ放映事業は大きな変革を向えつつある。こうしたなかでテレビアニメの放映ビジネスも変わりつつある。
 「ちびアニ劇場」はそうした時代の流れを映し出すとともに、TMSの積極的なアニメビジネスの方向を感じさせるものでもある。

トムス・エンタテインメント  http://www.tms-e.co.jp/
わんころべえ情報  http://www.tms-e.com/library/old/tv/tv.html

「ちびアニ劇場」放送予定
2007年10月6日~  (毎週土曜あさ8:30~) テレビ神奈川
2007年10月12日~ (毎週金曜あさ8:00~) 千葉テレビ
2007年10月12日~ (毎週金曜あさ7:00~) テレビさいたま
2007年10月12日~ (毎週金曜あさ7:00~) サンテレビ

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2007.08.24
テレビ ][ 海外 ]
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 テレビ業界情報サイトのワールドスクリーン・ドットコム(Worldscreen.com)の8月23日の報道によると、ソニーピクチャーズ・テレビジョン・インターナショナル(SPTI)は、本年末にアフリカで日本アニメチャンネルのアニマックスの放映を開始する。
 SPTIの計画は、ソニーピクチャーズ系のエンタテインメントチャンネルであるソニーエンタテインメントテレビジョン(SET)とアニマックスの両チャンネルをアフリカの広い地域に展開するものである。両チャンネルは南アフリカに本社のあるマルチチョイス(MultiChoice)を通じて、南アフリカのほかナミビア、ボツアナ、ザンビア、モザンビーク、レソト、ジンバブエの各国に衛星テレビを通じて有料配信されるとしている。

 アニマックスは日本国内有数のアニメ専門チャンネルで、日本だけでなく世界各地に放映事業を展開している。海外事業は米国に本社があるSPTIが行っているが、特に近年は急激に放映地域を拡大している。
 これにはソニーピクチャーズグループのグローバル市場でのテレビネットーワーク戦略と関係がある。同グループのメディア事業のなかでテレビ放映ビジネスは他のメディアグループに較べて弱いからである。テレビ放映事業の世界進出の切り札として、世界各地で人気の高い日本アニメとアニマックスの効果に期待をかけている面が大きい。
 そうした放映地域には香港や韓国、台湾などの東アジア地域のほか、さらに今年に入ってからは中央ヨーロッパからドイツにも進出しており、今後は西ヨーロッパ、北米の進出が計画されている。

 またインドやラテンアメリカなどこれまで日本のアニメの主要な市場と考えられなかった地域が含まれている。今回のアフリカ進出も、こうしSPTIのグローバル戦略に一致するものといえる。それでもアフリカ地区は日本アニメの普及が遅れている地域だけにやや意外感もある。
 しかし、アフリカ地域のアニメーション市場の開拓自体が遅れていることもあり、むしろ人気のあるところにではなく、日本アニメの市場開拓の意味合いが強そうだ。
 MultiChoiceは2006年にはアニマックスのライバルのひとつであるディズニーチャンネルの放送も開始したばかりである。グローバル市場での日本アニメと米国のアニメーションの競争は益々激化しそうだ。

ワールドスクリーン・ドットコム(Worldscreen.com) http://www.worldscreen.com
SPTI to Launch SET, AXN Channels in Africa

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インドで人気のアニマックス

アニマックス(日本) http://www.animax.co.jp/
MultiChoice  http://www.multichoice.co.za/

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2007.06.27
テレビ ][ 米国 ]
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 米国のヤングアダルト向けのアニメチャンネル「アダルトスイム:adult swim」が放映時間を拡大すると発表した。
 アダルトスイムを運営するカートゥーンネットワークは、7月6日から同チャンネルのこれまでの月曜日から木曜日と土曜日・日曜日の夜に、金曜日の夜も含めた週7日に放映体制を拡大する。 
 これによりアダルトスイムの一週間の総放映時間は、これまでの45時間から50時間に広がる。また週7日放映は、アダルトスイム開始以来はじめてとなる。

 アダルトスイムは同じチャンネルを、子ども向けのアニメーションを放映するカートゥーンネットワーク(CN)と共有している。日中CNが利用するチャンネルを、アダルトスイムが深夜帯に利用している。しかし、これまでテレビ視聴者数の多い金曜日の夜は、CNの時間帯とされてきた。これはCNにとっては大きな決断だったとみられる。
 アダルトスイムは2001年9月に放映を開始している。当初は平日の夜2時間のみで、週2時間の放映に過ぎなかった。しかしその後、獲得視聴率の高さから2003年には日曜日から木曜日の深夜11時から翌2時までに、さらに2005年には金曜日を除く毎日11時から翌2時と次々に放映枠を拡大している。

 今回もそうした放映枠拡大の流れが依然続いていることを明らかにしている。この理由には、アダルトスイムが18歳から34歳の米国の視聴者層で、視聴率1位を続けていることに理由がある。
 またチャンネルは、米国で最も数多くの日本アニメを放映していることでも知られている。利用世帯の多さや視聴率の高さから、日本アニメのビジネス関係者には無視できない放送局である。

 アダルトスイムは今回の放映枠拡大記念として、米国の人気アニメーション『ファミリーガイ』の特集放映を行う。放映枠の拡大は、アダルトスイム枠での自社製作アニメーションの放映を増やすCNの思惑が強く見える。
 それでも放映枠の拡大は、大人向けのアニメを量産し、放映枠のかなりの割合を放映する日本のアニメの放映機会の拡大にもつがながるだろう。

アダルトスイム:adult swim http://www.adultswim.com/
カートゥーンネットワーク http://www.cartoonnetwork.com/

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2007.06.14
テレビ ][ 携帯端末 ][ 海外 ]
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 世界市場で日本アニメ専門チャンネル・アニマックスを展開するソニーピクチャーズ・テレビジョン・インターナショナル(SPTI)は、カナダとオーストラリアの両国でモバイル向けのアニマックス「アニマックス モバイル」を開始する。
 アニマックスがモバイル向け番組を放送するのは世界で初めてのケースとなる。オーストラリアでは3モバイル(3 Mobile)が6月12日に既に放映を開始しており、カナダではベル・モビリティ(Bell Mobility)が、7月中に放映を開始する。SPTIは、今後はさらに利用地域を拡大していくとしている。
 ベルモビリティはカナダの大手通信会社ベルのモバイル部門で550万人の利用者がある。3モバイルもオーストラリア有数のモバイル会社である。

 「アニマックス モバイル」は世界各地で展開されているテレビ放送のアニマックスと異なるプログラムとなり、番組は4時間の長さのプログラムが繰り返し放映される。当初のプログラムには、『Blood+』や『ラストエグザイル』、『R.O.D -THE TV-』、『巌窟王』と日本や世界各地のテレビ放映でも人気の高い作品が厳選されている。
 また「アニマックス モバイル」は、14歳から34歳のモバイル利用者を主要な顧客層とする。いつでもどこでもアニメが観られることを武器に市場開拓を進める。

 現在アニマックスは、日本のアニメ専門チャンネルをベースに、インドを含むアジア全域、ラテンアメリカ全域、さらに中央ヨーロッパ、ドイツで放送事業を展開している。今回の決定は世界各地で急激に放送ネットワークを拡大しつつあるアニマックスを象徴するものといえる。
 これまでカナダとオースラリア両国では、テレビ放映のアニマックスは展開されておらず、SPTIにとっては新しい事業への取り組みとなる。同時に両地域における本格的なテレビ放映も今後考えられる。

 さらに英語圏の国々は世界の他地域に較べてアメリカのカートゥーンアニメーションの力が強く、日本アニメの力が弱い。英語圏でのアニマックスの展開はインド地域を除くと初めてで、こちらも注目される。
 既にアニマックスは米国での事業展開を視野に入れているとされており、今回の事業は米国市場進出の布石にもなる。同時にその進出が、従来のアニメ放送ビジネスに捉われない方法を取る可能性を示している。

アニマックス公式サイト(日本)  http://www.animax.co.jp/
ソニーピクチャーズ・テレビジョン(英語) http://www.sonypicturestelevision.com/

Bell Mobility  http://www.bell.ca/
3 Mobile  http://www.three.com.au/

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2007.04.21
テレビ ][ 米国 ]
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 アメリカでアジア地域のニュースやエンタテインメントコンテンツを放映するアジア専門チャンネル「イマジン・アジアンTV」は、今年6月から日本の往年のアニメ作品を放映する新しいアニメ放映枠を開始する。
 この新しい放映枠は、日本のアニメ製作会社トムス・エンタテインメントが番組を提供する「TMSプレゼンツ アニメ・クラシックス:TMS Presents: Anime Classics」である。放映時間は月曜日から金曜日の朝8時半から長さ1時間半で、放映枠のタイトルどおり東京ムービー新社(現トムス・エンタテインメント)が製作した70年代、80年代の人気アニメが放映される。

 6月の番組スタートの際には、『超時空世紀オーガス』、『キャッツ・アイ』、『家なき子』の3作品が用意される。
 『超時空世紀オーガス』は、アメリカでも人気が高い『超時空要塞マクロス』から始まる「超時空シリーズ」の2作目、キャラクターデザインが『マクロス』と同じ美樹本晴彦さんで1983年に製作された。
 「超時空シリーズ」のうち、1作目の『マクロス』と3作目『超時空騎団サザンクロス』は、『ロボテック』として編集されアメリカで広く放映されてきた。 『超時空世紀オーガス』は、アメリカ国民にとっては意外な隠れた名作と映りそうだ。
 『キャッツ・アイ』は、原作がアジア地域で人気の高い『シティーハンター』の北条司さんである。こちらも日本では1983年から85年にかけてテレビ放映された。
 いずれの作品もかつての人気作品とリンクさせながら、現在のアニメファンと同時に往年のアニメファンも取り込む意図が見て取れる。

 イマジン・アジアンTVは、アジア系市民に人気の高い日本アニメ作品の放映に積極的で、今年1月に、ジェネオンエンタテインメント(USA)から番組の供給を受ける2時間のアニメ放映枠「アニメ・エンタG」の放映を開始したばかりである。また、『ヒカルの碁』や『学園戦記ムリョウ』といった作品の放映権も獲得している。
 「アニメ・エンタG」には、『うえきの法則』や『今日からマ王!』、『巌窟王』、『エレメンタル ジュレイド』といった日本でも人気の最新アニメ作品を放映している。
 一方、今回トムス・エンタテインメントが提供するのは往年のアニメで、最新作と過去の人気アニメの双方で視聴者の獲得を目指す構えである。
 現在の放映作品に「TMSプレゼンツ アニメ・クラシックス」が加わることで、イマジン・アジアンTVは日本アニメを放映する量では米国内有数のチャンネルとなる。
 
当サイトの関連記事
米国のアジア専門TV ジェネオンとアニメ放映開始

イマジン・アジアンTV http://www.iatv.tv/
イマジン・アジアンTV アニメ番組のページ http://www.iatv.tv/anime/

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2007.03.10
テレビ ][ 米国 ]
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 アメリカの有力アニメ専門放送である「ファニメーションチャンネル(FUNimation Channel)」は、3月6日にアメリカのニューヨーク地区の有力放送局RNNが運営するWRNN-TVに番組供給を開始したと発表した。
 ファニメーションは、日本のアニメから構成される番組プログラム「アニメ 24/7」をWRNN-TV提供する。WRNN-TVはこのプログラムが、18歳から34歳の視聴者層に大きくアピールすることを期待している。

 WRNN-TVは米国最大のテレビ視聴者の市場であるニューヨーク地区で、500万の加入世帯を誇っている。ファニメーションチャンネルは、あらたにこの500万世帯をユーザーとして囲い込むことになる。
 アメリカには大手のアニメ専門チャンネルとして、大手流通会社であるファニメーションの運営するアニメ専門チャンネルのこのファニメーションチャンネルとADヴィジョンの運営するアニメネットワーク(The Anime Network)がある。
 しかし、ライバルのアニメネットワークは、ニューヨーク地区ではビデオ・オン・デマンドサービスは提供しているが番組放送は行なっていない。このため日本アニメ以外も放映する大手アニメーション専門チャンネルのカートゥーンネットワークを除くと、ファニメーションチャンネルはニューヨーク初のアニメ専門チャンネルとなる。
 
 ファニメーションの社長であるゲン・フクナガ氏は、「今回のWRNN-TVの番組放映は、ファニメーションチャンネルの東海岸進出の大きな一歩である」と述べている。
 ファニメーションチャンネルは昨年4月に営業を開始したばかりだが、番組販売を急激に拡大しており、米国を代表するアニメ専門チャンネルの地位を築いた。今後もさらなる展開を目指す見込みである。やはり拡大を続けるもうひとつのアニメ専門チャンネルのアニメネットワークと伴に、アメリカのテレビアニメ放映の台風の目となっている。

WRNN-TV(リージョナル・ニューズ・ネットワーク)

ファニメーションチャンネル 
アニメネットワーク 

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2007.02.28
テレビ ][ マーケティング ]
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 視聴率調査などで知られるビデオリサーチは、2006年1月~12月の関東地区、関西地区、名古屋地区のテレビ広告(CM)の出稿動向をまとめ「2006年テレビ広告動向」として発表した。
 この調査によれば番組CMとスポットCMを合わせた「玩具・テレビゲーム」分野のテレビCM総量は関東地区でおよそ79万6000秒、「普通自動車」と「生命保険」に次ぐ第3位の規模であった。広告の総量は前年比8.8%増である。
 また同様に、関西地区では70万秒で第5位、名古屋地区では66万2000秒で第5位であった。こちらもそれぞれ前年比で5.5%増、6.9%増となっている。

 こうしたCMの多くはアニメを中心とした子供向け番組のCMとして放映されていると考えられる。逆に、子供向け番組のCMのほとんどが「玩具・テレビゲーム」である現状を反映した結果ともいえるだろう。
 また、「CD・LD・DVD」の広告出稿は関東地区でおよそ70万8000秒、このなかにはアニメDVDも多数含まれていると考えられる。テレビCMの出稿総量を見る限りでは、エンタテイメントコンテンツはテレビ局にとっての主要スポンサーである。

 ビデオリサーチは「玩具・テレビゲーム」の出稿量の増加について、新型ゲームが発売され影響について言及している。
 また、「CD・LD・DVD」の広告出稿量も関東で6.5%、関西で18.6%、名古屋で21.6%と高い伸びになっている。こちらは邦画の広告出稿量も大きく伸びていることから、近年のアニメも含めた国内の映像コンテンツ製作急増が反映していると考えられる。映像作品が増えたことで、作品の広告のニーズが拡大しているわけである。
 
ビデオリサーチ 

続きを読む "玩具・ゲームのCM規模 分野別第3位 関東地区(2/28)" »
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2006.10.06
テレビ ][ ヨーロッパ ]
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 ソニーグループでグローバルなテレビ放映事業を統括するソニー・ピクチャーズ・テレビ・インターナショナル(SPTI)は、中央ヨーロッパでアニメチャンネルを経営するA+を買収した。
 買収金額や買収条件は明らかにされていないが、買収後は同社の運営はブダペストにあるSPTIのオフィスと共同で行われる。
 A+はハンガリーとルーマニア、チェコ、スロバギアの4カ国で、午後8時から深夜2時まで大手子供チャンネルのミニマックス(Minimax)で日本アニメを放送している。放映番組には『カウボーイビバップ』や『ポケットモンスター』、『犬夜叉』、『カレイドスター』などが含まれている。
ミニマックスは1999年にテレビ放映事業を始め、現在中央ヨーロッパで500万世帯が利用している有力チャンネルのひとつである。

 これまでSPTIはアニメ関連分野で、アニメ専門チャンネル・アニマックスのグローバル展開を進めてきた。アニマックスは、日本に加えて既に韓国、香港、東南アジア、インド、ラテンアメリカで、日本アニメの放映を行っている。今回の買収で、SPTIは中央ヨーロッパでも自社によるアニメ放映網を獲得したことになる。
 また、A+にとってはSPTIの傘下に入ることで、これまで以上に日本の有力アニメ作品の獲得が可能になる。競争が激化するアニメ関連ビジネスで優位に立つことが出来る。

 これでSPTIが自らアニメ放送を行っていない世界の主要市場は西ヨーロッパと北米、中国となる。いずれもビジネス展開にとって無視することの出来ない市場である。
 今後は、カートゥーンネットワークやニコロデオン、ディズニーなどの強力なライバルがいる北米市場でどの様な事業を展開するかが焦点となるだろう。

ソニー・ピクチャーズ・テレビジョン 
ミニマックス 
A+(ハンガリー) 
A+(ルーマニア) 

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2006.08.11
テレビ ][ 海外 ]
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 テレビビジネスの情報サイトC21メディアネットによると、香港の日本アニメ中心の子供向けチャンネルのアニマックス香港が香港の大手ケーブルテレビのケーブルテレビ香港(HKCTV)のベーシックチャンネルに採用されることに決まった。
 現在、アニマックス香港では『犬夜叉』や『名探偵コナン』などの日本の人気アニメ作品から『BLOOD+』や『地獄少女』、『Paradise Kiss』といった最新作までを放映している。

 ベーシックチャンネルは、ケーブルテレビ局の契約世帯が追加料金を払うことなく観ることが出来る基本放映チャンネルである。通常、ケーブルテレビ局が視聴者に人気のある放送局の中から複数局を選び出し独自のパッケージを作る。
 追加料金を払うことなく視聴できることから、ベーシックチャンネルに組み込まれると視聴率と視聴世帯は飛躍的に大きくなる。 
 このため香港に限らず日本やアメリカなど多くの国で、チャンネルがベーシックチャンネルに採用されるかどうかはケーブル向け放送局の経営を左右する。

 今回、大手ケーブルチャンネルのベーシックチャンネルになったことで、香港アニマックスの経営はこれまでより安定するだろう。
 さらに、同局で放映される日本アニメについては、視聴世帯が拡大することで認知度があがる。これまでより関連商品の売上げが拡大することも期待できる。

 日本ではソニー・ピクチャーズや東映アニメ、サンライズ、トムス・エンタテイメントなどが出資するアニマックスは、海外でもソニー・ピクチャーズグループが運営を行っている。近年、日本以外の市場開拓に大きな力を入れている。現在は、台湾・香港・インド・東南アジア、ラテンアメリカに進出済である。4月には韓国でも合弁で進出をした。
 また、今回のように視聴世帯の拡大のために積極的である。最近では、シンガポールで開催される世界最大のゲームトーナメントとして注目を集めるWorld Cyber Games2006のアジアチャンピオンで、マイクロソフトやインテルと並ぶメインスポンサーとなり話題を呼んだ。

アニマックス
アニマックス香港 

ケーブルテレビ香港 
World Cyber Games2006 

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2006.07.31
インターネット ][ テレビ ]
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 アニメ専門チャンネルのアニマックスは、8月1日からUSENが運営するインターネット無料番組配信GyaOにアニメ番組の配信を行う。
 アニメ番組のプロモーション映像のほか、アニマックスで放映中の人気アニメの第1話の配信などを行い、アニマックスの認知度向上につなげる。またそれ以外に、いくつかの番組の全話放映も行う。

 アニマックスは、GyaOサイト中にある「GyaO Anime」のなかに独自の番組編成からなる「アニマックスmini」と「Check!アニメ」を設ける。このふたつのコーナーを中心に自社のアニメ作品を配信する。
 「Check!アニメ」はアニマックスが編成を担当する放映作品の紹介番組で、アニマックスで放映中の作品の第1話やプロモーション映像の配信をする。8月1日からは、『妖怪人間ベム』や『新釈眞田十勇士スペシャル上田城攻防』を配信する。
 また、アニマックスの行う各種キャンペーンサイトともリンクされる。アニマックスの認知度向上に最大限の利用を行うようだ。

 一方、「アニマックスmini」はアニメーション本編を配信する番組となる。8月1日からは、台湾の人気アニメ『アークエ』全59話が配信される。今後の配信番組については、アニマックスとUSENが協議のうえ決めていくとしている。

 有料の専門放送局が無料の番組配信会社に番組を供給するのは、一見不思議に思える。しかし、GyaOの視聴者登録は既に1000万人を超えている。また、その会員は普通以上に映像作品に興味のある人たちと考えても良いであろう。
 アニマックスにとっては、多数の魅力的な潜在顧客といえる。そうした場所で自社の露出度が高まることで、自局の宣伝になるに違いない。また、USENにとっては、より多くの配信番組が増やせる点で意味が大きい。
 アニマックスとUSENの提携は必ずしも一般的とは言えない。しかし、互いの利益を補完できるインターネット、ケーブルチャンネル、地上波放送といった異なるメディアがアニメを利用して連携するケースは今後も増えるに違いない。

アニマックス 
GyaO   GyaO Anime 

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テレビ ][ 韓国・台湾 ]
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 アメリカや日本、ヨーロッパで、アニメ・カートゥーン専門チャンネルとして人気のカートゥーンネットワークが韓国に進出する。
 カートゥーンネットワークを運営するターナープロードキャスティングと韓国の大手メディアグループ中央日報のグループ会社中央放送が、新チャンネル運営のための新会社中央アニメーションを設立した。この新会社がアニメーションチャンネル「カートゥーンネットワークコリア」を運営することになる。

 新会社の出資比率は韓国の放送規制があるため、中央放送51%とターナープロードキャスティングが49%になる。これは今年春に、ソニーグループと韓国のスカイライフが合弁事業として韓国で放映を開始した別のアニメ専門チャンネルのアニマックスコリアとほぼ同じ形式になっている。
 新チャンネルは、年末を目処に衛星放送とケーブル放送の双方で、番組放映を開始する予定である。
 
 カートゥーンネットワークは世界有数の人気子供チャンネルとして知られている。アメリカでは米国製のカートゥーンと日本アニメのふたつを中心に番組編成を行っている。その一方で、日本では放映権の兼ね合いもあり、むしろアメリカのカートゥーンを前面に押し出している。
 
 韓国では既に、日本アニメを中心に番組を編成し高い人気を誇るトゥーンバスや今年春に番組を放映開始したアニマックスといったアニメ・カートゥーン専門チャンネルが複数存在している。それだけに今後は、より多くのアニメファンを集めるために厳しい競争が繰り広げられそうだ。 
 そして韓国版カートゥーンネットワークが、そうした差別化のためにどのような番組編成を行って来るかも興味のあるところである。

カートゥーンネットワーク(米国) 
中央日報 
カートゥーンネットワーク(日本)
アニマックスコリア(韓国語) 
トゥーンニバース(韓国語) 

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2006.06.19
テレビ ][ 米国 ]
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 アメリカのアニメ流通会社ファニメーションは、自社が提供する日本アニメ放送枠のファニメーション・チャンネルをロサンゼル地区で放映開始をしたと発表した。ファニメーション・チャネルは、ファニメーションが提供するアニメーション番組枠で、大手衛星放送会社オリンパスサットを通じて中小の放送局に提供されている。
 提供される主要な作品には、『名探偵コナン』、『フルーツバスケット』、『ルパン3世』など同社が権利を持つ作品から構成されている。

 今回、放映を開始したのはLA18という南カリフォルニア地区を中心としたデジタルチャンネルで、アジア系市民を中心に620万世帯に番組を提供している。LA18は、アジア系に人気が高いとされる日本アニメを放映する最適な放送局のひとつといえるだろう。

 ファンメーションは、現在これまでのDVD販売ビジネスから幅広い放送ビジネスにも乗り出している。今回のオリンパスサットを通じた放送枠の販売はベライゾンとカラースを含めて3局目で、今後のさらに中小規模の販売を目指して行く。

ファニメーション・チャンネル 
ファニメーション 

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2006.06.16
テレビ ][ 企業経営 ]
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 日経産業新聞によると、日本でアメリカの子供向け放送局カートゥーンネットワーク(CN)を放映するジャパン・エンターテイメント・ネットワークは、米国CN向けのアニメ調達のための新部門を設立する。
 この新部門は「カートゥーンネットワーク・プロダクションズ・ジャパン」で、6歳から11歳向けの番組を手掛ける。同部門は、日本のクリエーターの米国でのアニメ製作や日本のアニメ製作への投資も行なう。2年後には、年2作品程度を米国カートゥーンネットワークに供給するとしている。

 カートゥーンネットワークは、伊藤忠商事とCN米国のワーナ・エンターテイメントと合弁企業である。伊藤忠商事は、2005年2月にワーナ・エンターテイメントと共同で日本アニメの製作に投資する30億円規模のファンドを設立している。また、伊藤忠商事はマンガ家の故石ノ森章太郎氏のマンガ原作を利用したアニメ化作品の計画を持っている。
 今回のカートゥーンネットワークによる日本アニメの製作業務と本国への導入には、こうしたファンドや作品も利用されることも考えられそうだ。

 また、昨年CN社が、日本のアニメ制作会社プロダクションI.Gと共同製作した『IGPX』や東映アニメーション、アニメプレックスと共同製作した『出ましたっ!パワパフガールズZ』のような日本企業と連携した作品製作が今後も増加して行くと考えられる。
 CNがこのように製作初期の段階からアニメ製作に本格的にかかわるのは、作品の著作権獲得の意欲があると思われる。日本アニメの利益の中心はテレビ放映でなくその版権の利用にあるためである。そして、日本企業の手を通すことなくアニメの2次ビジネスに係ることを目指しているといえるだろう。

日経産業新聞 日本製アニメ、米への供給拡大

当サイトの関連記事 伊藤忠とワーナー アニメ制作で提携

カートゥーンネットワーク(日本)

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2006.06.09
テレビ ][ 米国 ]
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 米国のアニメ流通会社大手のファニメーション・エンタテイメントは、大手電話会社ベライゾン・コミニケーションが運営する有料番組配信サービスFiOSTVに日本アニメ番組で構成されるファニメーション・チャンネルを提供する。
 近年、米国では電話会社が自社の通信網を利用した有料番組配信にビジネスに乗り出し始めている。FiOSTVは、ベライゾンが全米で進める通信網TVで、現在はニューヨーク州やカリフルニア州、マサユーセッツ州など7州で展開している。
 このサービスは光ファイバーを通じて、地上波放送を含むおよそ180チャンネルとビデオオンデマンドが月額約35ドルで利用できる。

 今回、ファニメーション・チャンネルは、こうしたチャンネルのひとつとなり24時間アニメ作品を放映する。また、今年の夏には同チャンネルはFiOSTVのプレミアパッケージに組み込まれるため、FiOSTVの利用者の多くがファニメーション・チャンネルを利用することが可能になる。
 ファニメーションは番組流通大手のオリムパサットを通じて、既にカラーステレビネットワークへのアニメ番組枠の販売なども成功している。番組流通会社を利用した比較的マイナーな放送メディアへのアニメ番組放送枠の売り込みは、これからも続きそうである。

ファニメーション・エンタテイメント 
ファニメーション・チャンネル  

ベライゾン FIOSTV 

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2006.04.26
インターネット ][ テレビ ][ 企業経営 ][ 米国 ]
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本格的無料配信はネット初
 アメリカの日本アニメ市場で大きな力を持つ2社が、日本アニメのネット無料配信を共同で行うと発表した。数多くの日本アニメのテレビ放映をする米カートゥーンネットワーク(CN)とアメリカのマンガ市場で圧倒的な力をみせるVIZメディアである。
 この2社がチームを組み、7月17日から日本アニメをインターネットで無料配信する『トゥーンナミ・ジェットストリーム』を開始する。『トゥーンナミ・ジェットストリーム』は、CNが展開するケーブルテレビの番組枠トゥーンナミのネット上への展開となる。
 現在、土曜日の夜にテレビ放映されるトゥーンナミは日本アニメを中心に高い視聴率を誇っている。

 『トゥーンナミ・ジェットストリーム』は、週ごとに人気アニメの新たなエピソードを公開する。また、アーカイブを利用した過去のエピソードも閲覧可能になる。
 開始当初は5作品、日本アニメから『NARUTO』、『ヒカルの碁』、『メルヘヴン』、『テニスの王子様』、米国カートゥーンから『サムライジャック』が提供される。さらに、CNが『IGPX』、VIZメディアは『ロックマンエグゼシリーズ』、『ゾイド・ジェネシス』の提供を予定している。いずれも、現役の人気作品ばかりである。

 米国でのインターネットのアニメ配信は、ADヴィジョンのアニメネットワークなどの先例はあるが、無料での本格的な展開は今回が初めてである。米国のアニメ業界を代表する2社の提携や人気作品ばかり集めたラインナップは、業界へのかなり大きなインパクトになる。

テレビアニメ№1とマンガビジネス№1
 カートゥーンネットワークは、アメリカでの日本アニメほとんどの放映をする有力放送局である。ケーブルテレビではあるが、米国のほとんどの視聴世帯をカバーすること、無料のベーシックチャンネルであること、視聴率が非常に高いことから日本アニメのビジネスに大きな影響力を持っている。
 近年は、日本アニメの製作出資も行っている。昨年は、日本の人気アニメ制作会社プロダクションI.Gと『IGPX』を共同製作するなど注目されている。

 一方、VIZメディアは、小学館、集英社、小学館プロダクションの出資により作られた小学館グループの海外事業会社である。これまでは、米国のマンガ出版が中心であったが、昨年の事業再編後は、アニメを含めた権利ビジネスを強化しはじめている。 

事業の収入はCMから 
 掟破りとも見える人気アニメ作品のネット配信だが、ビジネス的にはどういった勝算があるのだろうか。両社によれば、今回のビジネスはネット上のバナー広告と番組中のコマーシャルによって賄われるという。
 日本よりもネット広告単価が高いアメリカではあるが、本当にそれだけでビジネスが回るのか現状では判断できない。

 しかし、今回の企画には番組の認知度向上という別の側面も透けて見える。アメリカでも、大衆的な作品については、日本アニメのビジネスモデルはメディアミックスになりつつあるからだ。
 昨年秋のCNで『NARUTO』の放映開始後、『NARUTO』のマンガが急激に売上を伸ばし、さらにゲームやトイなど関連ライセンスビジネスが急拡大したのがいい例である。たとえ無料で配信しても、作品の認知度があがることにビジネス上の利点は大きい。

 また、この無料配信ビジネスは、一部でインターネット上の違法配信対策にもなる。つまり、米国のアニメファンはこれまでテレビ放映されない作品やライセンス化されない作品は、インターネットを利用して無料で観ることが多かった。
 しかし、テレビ放映まで行かない作品をインターネットで無料放映して、広告ビジネスを展開すれば、こうしたネット上の違法配信の一部をビジネスに取り込むことが出来る。

強者連合の今後の課題 
 ただし、配信作品の今後のラインナップには不安もある。CNはテレビ放映する作品の全てインターネット配信が出来るわけでない。テレビ放映権とインターネット送信権は別の権利だからである。今回、CN側から提供される作品が同局製作の『サムライジャック』と『IGPX』であることからも、こうした状況は説明出来る。
 これはVIZメディアも同様で、同社は自社の発行するマンガ作品のインターネット送信権を全て保有しているわけでない。『NARUTO』、『ヒカルの碁』といった作品は、VIZメディアが、全ての米国ビジネスの展開を可能にするマスターライセンスを所有する作品である。

 現在、VIZメディアは同社に関連の深い作品のライセンス獲得に積極的に動き、CNは自社製作のアニメやカートゥーンの展開を強めている。それでも、両社に関連のあるサードパーティー(第3者)をさらにこのプロジェクトに巻き込み、作品ラインナップを増やす努力は必要である。
 アメリカ最大のアニメ流通企業ADヴィジョンは、やはり数年前から自社のライセンス作品のみで、有料ケーブルテレビとオンデマンドテレビを展開している。着実に成長しているとはいうものの、その成長は急展開といは言えないことも参考になるだろう。

トゥーンナミ・ジェットストリーム 

VIZメディア 
カートゥーンネットワーク 

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2006.03.26
テレビ ][ 米国 ]
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 アメリカの大手アニメ流通企業のファニメーションは、地方放送局やケーブルテレビなどに自社が権利を保有するアニメ作品をまとめて販売するシンジケーション販売を開始する。
 シンジケーション販売を、実際に行なうのは番組流通企業の大手オリムパスサットで、ファニメーションは、自社の持つファニメーション・チャンネルから日本アニメ作品2時間分の放送番組を構成し提供する。
 ファニメーションが権利を持つ作品には、ドラゴンボールやゴンゾ作品が多く含まれている。オリムパスサットは、提供を受けたアニメ番組を中小の放送局に販売する。

 このシンジケートブロックの利用する最初の放送局として、エンタテイメントや教育関連の放送を行うカラース・テレビネットワークが既に決まっている。同放送局は全米で現在1200万世帯が利用しており、ファニメーションのアニメブロックは米国東部時間の夜10時から12時まで放映される予定である。

 これまで日本アニメの放送は、地上波放送局やカートゥーンネットワークといった大手のケーブルチャンネルで放映されることが多かった。しかし、近年は地上波での放送枠は減少しつつある。 
 一方で、より専門的な有料ケーブルチャンネルなどで日本アニメが放映されるケースが増えている。今回のファニメーションの決定は、こうしたトレンドに目をつけたものであろう。

ファニメーション 
カラーステレビ 
オリムパスサット 

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2006.03.21
インターネット ][ テレビ ][ 米国 ]
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 アニメ・カートゥーン放送局のカートゥーンネットワークとアダルトスイムを運営するターナーブロードキャスティングは、平日のアダルトスイムの放映時間を30分前倒し、拡大する。
 大人向けのアニメを中心に放映されるアダルトスイムは、現在は月曜日から木曜日、土曜日の夜11時からと日曜日の11時から放映されている。3月27日より、このうち月曜日から木曜日の放映が10時半に繰り上げられる。

 アダルトスイムは、アニメやカートゥーンを放映するカートゥーンネットワークの大人向けの放映枠である。暴力表現や性的表現などの問題から子供に相応しくないとされる作品を深夜帯に放映する。カートゥーンネットワークの他の作品が幼児や児童向けと主要な視聴層が大きく異なるため、チャンネルは視聴率の調査や営業は別チャンネルとして切り分けられている
 暴力シーンが問題になることの多い日本のアニメ作品は、日本では子供向けの『名探偵コナン』や『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』などもアダルトスイムで放映されることが多い。こうした作品は、本来の作品のターゲットに作品が届かずビジネス的に苦戦するケースも目立っている。
 拡大された放映時間枠に日本アニメが放映されるかは不明だが、より早い時間帯で、より多くの視聴者に日本アニメを届ける機会が増したといえるだろう。
 現在アダルトスイムでは、『鋼の錬金術師』、『カウボーイビバップ』、『新世紀エヴァンゲリオン』などが放映されている。

 また、ターナー社は今回の発表と同時に、インターネット上の番組配信アダルトスイム・ドットコムの強化も発表している。これまで、週7本の作品を金曜日の深夜に提供していたが、3月27日からこれを月曜日にも拡大する。
 アダルトスイムのケーブル視聴率は、18歳から34歳の視聴者で米国1位を維持し続けている。同局は好調な放映枠を拡大することで、ビジネス強化に結びつける意図があると思われる。
 
アダルトスイム 
ターナーブロードキャスティング 
カートゥーンネットワーク(米国)

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2006.02.22
テレビ ][ マーケティング ][ 米国 ]
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 ハスブロは全米第2位の玩具メーカーとして知られているが、主要商品の苦戦が続く全米第1位のマテルに較べて、現在勢いのある玩具メーカーである。このハスブロの2006年の主力玩具ラインナップが、2月にニューヨークで開催されたインターナショナルトイフェアで発表された。

 主力商品はこれまで通りドル箱の『スターウォーズ』とテレビアニメーションを中心に根強い人気のある『トランスフォーマー』である。しかし、それに加えて日本アニメの『バトルビーダマン』も主要商品に挙がっており注目されている。
 『ビーダマン』は、その名前の通り日本のビーダマをアレンジしたゲームマシーンが出て来るアニメ作品である。ハスブロの売り出すのはこのビーダマのシューティングゲームである。

 『バトルビーダマン』は、昨年暮れまで地上波放送のABCで放映されており放映が終了したばかり。しかし、間を置かずに、今年1月からは大手ケーブルチャンネルのカートゥーンネットワークで放映が開始されている。
 ハスブロは、最近ではケーブルチャンネルのG4に自社の玩具ラインナップの出る作品を並べた番組枠を設けるなど、アニメのテレビ放送と玩具販売の連動に積極的である。そして、このなかにも『バトルビーダマン』は放送作品ラインナップとして名前を連ねている。

 必ずしも日本で一番人気がある作品とはいえない『バトルビーダマン』をハスブロはなぜここまで推すのだろうか。実は、これと似た例に、ゲームの人気に較べて影の薄かったアニメ版『ビューティフルジョー』などをあげることが出来るかもしれない。
 日本アニメの数少ない地上波や大手ケーブルテレビチャンネルの放送には、こうした玩具やゲームに直接的に結びついている作品がかなり多い。

 米国での日本アニメのテレビ放映が難しくなっているなか、玩具販売に直結した作品は玩具会社の支援もあり、まだまだテレビ放映作品として人気があるといえる。
 また、そうした事例はアメリカでも日本型のアニメと玩具販売の連動がさらに強まりつつあることを示しているといえるだろう。

ハスブロ 
B伝説バトルビーダマン 
バトルビーダマン公式サイト(タカラ)

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2006.01.20
テレビ ][ ファイナンス ][ 海外 ]
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 放送メディア業界情報サイトのC21メディアネットは、ソニーピクチャーズグループで海外のテレビ放映を手掛けるソニーピクチャーズテレビジョン・インターナショナル(SPTI)が、シンガポールで番組制作投資のための合弁ファンドを手掛けると伝えている。
 報道によればこのファンドは、出資金が600万ドルで、シンガポール経済開発会議の協力のもとシンガポールで設立される。ハリウッドのメジャースタジオが、現地で制作投資をする初めてのケースとして注目されている。
 ファンドは主にシンガポールで制作される作品に投資され、作品はSPTIが世界中で放映をしている放送局AXNとアニマックスでの放映が見込まれる。C21メディアネットは、こうしたファンドの試みが、シンガポール企業のオリジナル作品の制作機会を増すものだとしている。

 制作される作品は、エンターテイメントとアドベンチャー、ライフスタイル、アニメーションと多岐にわたっている。しかし、ファンドからアニメーション制作にどのくらいの資金が使われるのか記事は触れていない。
 それでも、ふたつの放送局のひとつがアニメ専門チャンネルのアニマックスであることや、アニマックスの放映が東南アジア地域での好調であることを考えると、アニメーション制作の投資に対する関心は高いだろう。
 もし、アニメーション制作に投資をするのであれば、アニメーションやゲーム産業育成に大きな力を入れているシンガポール産業界にとっても大きな力になるに違いない。

C21メディアネット
   Asian production talent bags $6m
 
ソニーピクチャーズテレビジョン・グループ 
ANX(日本)
アニマックス(日本)

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2006.01.12
テレビ ][ 米国 ]
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 サブカルチャー分野の大手ケーブルテレビチャンネルG4は大手玩具企業ハズブロと提携して、毎日朝8時から特撮と日本アニメを中心とした新し1時間の放映枠を開始する。
 放映枠は「アクション・ブラスト」と名づけられ、『トランスフォマー・ギャラクシーフォース』、『トランスフォーマー・ビーストウォーズ』、『バトルビーダマン』、『G.Iジョー』などの日本アニメも多数含まれる。
 これらはいずれもハズブロが玩具商品の展開を行っている作品で、若い男性の視聴者が多い同局の放映で、関連商品の拡大をする狙いがあると思われる。

 もともとG4はコムキャスト傘下のテレビゲームの話題を中心としたチャンネルである。しかし、現在はゲーム以外に『スタートレック』のような特撮映画やアニメやカートゥーンといった幅広いポップカルチャーを取り上げている。
 全米5300万世帯で利用されている大手ケーブルチャンネルのひとつでもあるが、その視聴者の大半は若い男性が占めている。

 G4はこれまでも、アニメアンスラッシュドというアニメ放映枠を設け『ラーゼフォン』や『魁!!クロマティ高校』などを放映してきた。今回の「アクション・ブラスト」の登場は日本アニメの放映枠が、実質拡大することになる。

 プログラムの開始を記念してG4は、『怪獣ビッグバトル 衝撃の事実』という怪獣映画を放映する。この作品は日本の作品ではないが、日本の特撮映画をトリビューとして制作したアメリカ作品である。日本の怪獣映画のテーストとアメリカプロレスの真髄が融合した作品で、これまではテレビ未放映である。

G4 
アクション・ブラスト 
アニメアンスラッシュド 

怪獣ビッグバトル 衝撃の事実公式ページ(英語)

続きを読む "米国G4チャンネル 日本アニメを含む新放映枠(1/12)" »
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2005.12.15
テレビ ][ 韓国・台湾 ]
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 世界のテレビ業界情報サイトであるワールドスクリーン・ドットコムによると、日本アニメの専門チャンネルであるアニマックスが来年の4月以降、韓国で放映サービスを開始する。アニマックスの運営会社であるソニー・ピクチャー・テレビジョン・インターナショナルと韓国の大手衛星放送会社スカイライフが、同局での放映に関する契約を結んだためである。
 スカイライフは韓国内に190万視聴世帯を抱えており、来年春からは韓国内でも幅広い日本アニメ作品が視聴可能になる。

 日本国内で人気の高いアニメチャンネルでのアニマックスは、昨年にアニマックス・アジアを立ち上げ、初めて海外での放映サービスを開始した。当初100万世帯過ぎなかった視聴世帯は域内で人気を呼び現在は2200万世帯が視聴契約を結んでいる。放映区域も東南アジアからインド、香港、台湾まで拡大されている。
 さらに今年の7月には、ラテンアメリカでアニマックス・ラテンアメリカの放映も開始しており、同社の世界戦略は着々と進んでいる。また一部では、ソニーがアニマックスを北米市場でも展開する可能性もあるとされている。

 子供専門チャンネルの世界市場では、バイアコム系のニッケルオデオンやワーナー系のカートゥーンネットワーク、さらにディズニー系のディズニーチャンネルとJetixといった有力チャンネルが先行している。これにソニー系のアニマックスが、日本アニメという有力コンテンツを武器に急激に追い上げるかたちになって来た。

ワールドスクリーン・ドットコム(英語) 
アニマックス(日本)
アニマックス・アジア(英語) 
アニマックス・ラテンアメリカ(スペイン語) 
スカイライフ 

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2005.10.18
テレビ ][ ファイナンス ][ ベンチャー ][ 海外 ]
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 米国の大手アニメ会社のひとつDICエンターテイメントが、14日にロンドンの新興市場であるAM市場に上場した。上場後の価格は255.5ペンスで時価総額は日本円でおよそ200億円に達した。
 同社はこの上場により1740万ポンドを市場から調達し、さらに市場でおよそ1300万ポンドの株式売却をすることで日本円にして30億円超える資金を調達したことになる。

 DICは、1982年設立された米国のアニメーション制作会社の中では比較的新しい企業である。米国のアニメーション情報サイトAWNによれば、DICは現CEOのアンディ・ヘイワード氏により設立された後、ABC、ウォルト・ディズニーに買収された。しかし、その後再びヘイワード氏に買い戻され今回の上場となったという。
 DICエンターテイメントは子供向けのアニメーションを製作し、番組を世界市場で販売するだけでなく、作品に関連した様々な商品を展開している。企画から制作まで全て行っており、総合的なアニメーション企業といるだろう。3200時間を超える作品群には、『ストロベリーショートケーキ』、『スーパーマリオブラザーズ』などが含まれている。
 日本では、今年9月にディズニーチャンネルに人気アニメーションの『サブリナ』と『インスペクター・ガジェット』を放映する契約を結んでいる。

 近年、ピクサーやドリームワークスといった3DCGの劇場大作映画を制作するアニメーション企業の上場はあったが、テレビ用のアニメーション制作会社の上場は多くなく、米国市場にもあまり例がない。今回、ロンドンの新興市場マーケットでの上場にはそうした背景もあるかもしれない。
 また、DICは、会社規模やビジネスモデルで日本のアニメ企業と似た部分が多く、今回の同社の上場は日本の上場アニメ制作会社や上場を目指す企業にも参考になる部分があるのでないだろうか。

DICエンターテイメント 
ロンドンAM市場

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2005.09.30
テレビ ][ 米国 ]
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 米国のアニメ放送ビジネスに、小さいながらも新しいトレンドが起きている。それは29日に米国の大手日本アニメ流通会社のファンニメーションが発表した24時アニメ放映するデジタルチャンネル『ファンニメーションチャンネル』の設立である。
 ファニメーションが設立するこのチャンネルは24時間日本アニメを放映し、米国で増えつつある日本アニメファンの要望に応えるとしている。番組を配信するのは、米国の独立系デジタル放送会社オリムパスサットである。
 
 こうした地上波放送や大手ケーブルテレビを用いないアニメ作品の放送は、やはり大手日本アニメの流通会社であるADビジョンも数年前から手掛けている。しかし、アニメ作品のテレビ放映という点で24時間テレビは地方テレビ局の放映であるシンジケート市場や大手ケーブルテレビでの放映よりさらにマイナーな市場で視聴者への到達率は低い。
 現在、どの程度の市場があり利益があげられるのか不明な点も多い。しかし、作品の権利保持者にとっては、自ら放映を手掛けることで利益率は高い。これは、ふたつの動きがいずれも流通会社主導であることとも無関係とはいえないだろう。

 アニメのビジネスがテレビ放映以外に関連商品の販売やDVD販売に大きく依存しており、より多くの人が観るチャンネルでよりいい時間帯にテレビ放映されることが重要であることは日米共通である。テレビ放映は宣伝で、実際のビジネスがあとからついてくるというわけである。
 それが、アニメビジネスにおいて放送局が結果として強くなる構造である。日本以上にアニメを放映する有力チャンネルや時間帯が限られている米国では、むしろ日本以上といっても良いかもしれない。

 流通会社がビジネスを手掛けるのは、こうした仕組みを打破する意味がある。さらにこの背景には、米国市場でアニメDVDの販売が伸び悩んでいることもあるだろう。そして勿論、この市場に大きな未来の可能性が秘められていることも理由のひとつである。

ADVのアニメ専門チャンネルについては下記サイトが詳しい
Ask Johnふぁんくらぶ ANIME専門ケーブル局アニメ・ネットワークについて

ファニメーション 
ファンニメーションチャンネル 
オリンパスサット 

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2005.09.20
テレビ ][ 米国 ]
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 米国の情報サイトICV2によるとトランスフォーマーの最新作『トランスフォーマー:サイバートロン』が、米国の大手地上波放送枠であるKids WBで放映されることが決定した。放映されるのはKids WBの平日4時半からの枠になる。
 これまでトランスフォーマーは、大手ケーブルテレビのカートゥーンネッワークで放映されていた。今回は地上波放送への進出となる。ICV2では、おもちゃ会社のハスブロのおもちゃ販売が続いていることと実写版『トランスフォーマー』の製作が進んでいるためでないかとしている。
 また、Kids WBは予定されていた日本アニメの『ビューティフルジョー』の放映を今年の秋の遅い時期に放映を開始するという。

 Kids WBを放映するワーナブラザースとカートゥーンネットワークは、同じタイムワーナーグループに属している。作品の内容によって、より大衆向けのKids WBとファン向けのカートゥーンネットワーク、マニア向けのアダルトスイムと放送媒体を使い分けている。
 今回のトランスフォーマーのカートゥーンネットワークからKids WBの移動は、放送媒体の格上げである。今後、より一般向けにトランスフォーマーの商品販売が展開されることになりそうだ。
 同様に『ビューティフルジョー』もゲームソフトとの連動を期待されている。地上波放送される日本アニメは、『ポケットモンスター』、『遊戯王』、『ソニック』などゲームや玩具販売と強く結びついた作品が好まれる傾向にある。
 
情報元:ICV2  Transformers Cybertron on Kids WB

Kids WB 

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2005.08.30
テレビ ][ 米国 ]
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 米国の2大通信会社のひとつであるベライゾンが、自社が展開を予定しているインターネット配信TVの新チャンネルの『ブラックベルトTV』チャンネルの中で、日本アニメを放映番組のひとつとして取り上げることを発表した。
 ブラックベルトTVは、ベライゾンが手掛けるベライゾンFiOS TVと呼ばれるインターネット配信TVのひとつである。ベライゾンによれば、同局はヤングアダルトの男性を視聴者として想定しており、24時間にわたってアクションエンターテイメントを中心に放映する。アニメのほかには、カンフーや空手、フィットネス、健康、芸術映画などを取り上げる。放映されるアニメ作品の具体的なタイトルは現在のところ公表されていない。

 ベライゾンは、米国有数の通信会社であると同時に、ワイヤレスネットワークについても大手事業会社として知られている。今回新チャンネルを設けるFiOS TVは、同社がテレビ番組事業への進出を目的に設立したインターネットテレビで将来的に300チャンネルを構想している。
 同社はインターネットTVが将来的にケーブルテレビに変わるものとして力を入れている。今回は、ブラックベルトTVのほかにアメリカチャンネル、EXPOチャンネルなど5つの新チャンネルが発表された。

 ブラックベルトTVでの日本アニメがどの程度の放映時間になるか判らないがFiOS TVの登場などの放映媒体の増加は日本アニメにとっては良い兆候である。それは、これまで日本アニメを放映していたFOXキッズやカートゥーンネットワークがアニメ放映の削減に動くなど既存の放映メディアでの日本アニメの放映枠が減少傾向にあるからだ。こうした新メディアは、そうして減った放映枠の代替先になり得るからだ。
 また、新興放映メディアにとっては人気のある日本アニメの放映は、既存メディアとの差別化に大きな力を発揮すると考えられる。これまでの3大ネットワークに対する新興ネットワークのFOXや地上波放送に対するケーブルTVのキッズステーションが、日本アニメの放映で従来の放送と差別化することで成長してきた。このように市場の拡大が見込まれるインターネットTVが、日本アニメを積極的に取り上げていく可能性は高いだろう。

ベライゾン

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2005.08.28
テレビ ][ 米国 ]
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 ニューヨークタイムズによればカートゥーンネットワークやFOXキッズとは異なり、アニメの番組導入に背を向け続けてきた米国の子供向けチャンネルのニッケルオデオンがアニメ作品で大きな成功を収めている。
 これまで他の子供向け大手放送局カートゥーンネットワークやFOXキッズは日本アニメを番組に導入することで大きな成果を収めて来た。一方、ニッケルオデオンはアニメが自社の放送局の視聴者にとっては大人向け過ぎると放映を見合わせて来た。ニッケルオデオンの得意とするのは、『スポンジボブ』のような万人向けの人気のカートゥーン番組である。

 ところが、ニッケルオデオンのアニメ作品『Avatar:The Last Airblender』が、2005年のテレビ視聴率で6歳から11歳での最も人気の番組になったという。
 さすが世界に名を轟かす“アニメ”である、ニッケルオデオンも遂にアニメを受け入れたかと思いきや、ところで『Avatar』ってどんなアニメだったか覚えているだろうか?きっと思い出せないに違いないニューヨークタイムズが、『ANIME』と称するこの作品は生まれも育ちも制作者も生粋の米国だからだ。
 そのキャラクターデザインはアニメというよりも、2D時代のディズニーアニメを思い出すし、物語もいわゆる善と悪の対決で日本アニメのような複雑さがあるわけでなはない。
 実際にニッケルオデオンはこの作品をアジアからの影響を受けたカートゥーンと評している。その作品には制作者のヨガやカンフーの経験が生かされているという。
 
 こうなるとそもそもアニメとはなんだろうか、アニメとカートゥーンが違うものとして両者を隔てているもの何なのかという疑問が出てくる。おそらく日本人にとっては、アニメは技術的なもの以上に日本人が作るからアニメだという本質的な違いがある。しかし、米国人にとってのアニメは表面に出てくる作風やあるいは単純に東洋スタイルといった技術論のようでもある。

 少なくともここで重要なことは、日本人がどう考えようと、一部の米国人にとってはアニメ=日本製という図式は絶対ではないことだ。そして、米国人は自分達もまた『アニメ』を作ることが出来るのではないかと考え始めている。その結果出来上がったアニメの強い影響を受けたとされる『HiHi Puffy AmiYumi』、『ティーンタイタンズ』などは、しばしば日本アニメを上回る人気を集めている。
 日本の中にはアニメは日本人にしか作れないもの、だから日本アニメの競争力はまだ続くという意見が強い。しかし、アニメしてもマンガにしても最近の各国の動きを見ているとこの考えが必ずしも当たっているとは思えない。
 確かに米国や韓国に日本アニメと同じものは作れないかもしれない。しかし、似て異なるものが日本アニメ以上に市場で競争力を持つ可能性は小さくない。

ニューヨークタイムズの記事 Kung Fu Fightin' Anime Stars, Born in the U.S.A.

Avatar:The Last Airblender

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2005.08.19
テレビ ][ 米国 ]
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 米国のカートゥーン・アニメを放映する大手ケーブルテレビ・カートゥーンネットワークは、8月22日から未就学児童向けの新しいアニメーション番組枠である「ティクルU:Tickle U」の放映を開始する。「ティクルU」は月曜日から金曜日の朝9時から11時までの時間で、大人や6歳以上の子供がテレビ視聴をしない時間に設定される。
 この時間の作品は、子供が学び、ユーモアのセンスを身につけることを目的したものが選ばれる。現在、『Peppa Pig』、『Yoko! Jakamoko! Toto』、『Gerald McBoing Boing』など7作品が放映予定になっているが日本アニメは含まれていない。また番組では子供を持つ親向けに育児情報の提供を行う。

 現在カートゥーンネットワークでは、通常の放送の中で幾つか視聴者カテゴリー別の独立した放映ブロックを設けている。ウィークデイの5時から7時で低年齢学童向けの「MIGUZI」、土曜の夜7時から11時でやや高い年齢を狙い日本アニメの放映も多い「TOONAMI」、金曜夜7時から12時までの「FRAIDAYS」などである。
 またこれ以外に、同じチャンネルで深夜放送をする大人向けアニメーション放映枠でカートゥーンネットワークから独立したアダルトスイムも存在する。
 今回の新ブロック設立の背景には視聴者のターゲットを明確化したことで成功したアダルトスイムの経験も念頭にあるに違いない。同じアニメーション放映の中でも未就学児童向けに時間帯を区切り、独立したブロックを作ることで効果的に視聴者にアプローチしようしていると考えられる。

 アニメ-、カートゥーンは同じアニメーションという方法を用いているが、それぞれのターゲットが様々で大人向けや子供向け、男性向け、女性向けなど作品の性格が大きく異なっている。日本でもこうした違いは意識されているが、米国に較べてこうした区分が曖昧な作品も多い。
 しかし、放送コードの問題などやマーケティングの違いによって米国ではこうしたマーケティングがより厳密である。つまり、実際の視聴者がどうであれ、放映に当たって年齢や性別によってより細かなターゲットが設定される。
 日本では曖昧な視聴者層のターゲットの設定が、時には国内では意外な層への人気の広がりが期待できることもある。しかし、細かなマーケットの設定を行う米国では番組スケージュルを組む段階ではねられてしまう可能性も高い。
 近年、日本アニメが米国でより広いアニメ市場の開拓を狙う中で、日本アニメと米国アニメーションのビジネス面での違いが指摘されるようになっている。こうした作品放映の視聴者層のターゲットの仕方も、そうした日米の違いのひとつと言えるかもしれない。

ティクルU
カートゥーンネットワーク 

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2005.08.10
テレビ ][ 企業決算 ][ 米国 ]
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 8月9日に米国を代表する日本アニメの流通企業である4キッズエンターテイメントの第2四半期の決算が発表された。発表によれば、今期の売上高は昨期の2210万ドルから1900万ドル(前期比14.1%減)に、経常利益は200万ドルから63万1000ドル(69.5%減)と伴に大幅に減少した。また、上半期全体では売上高4460万ドルから3930万ドル(17.9%減)、経常利益520万ドルから260万ドル(50%減)とこちらも大幅な減収減益となる。
 4キッズのCEOであるアルフレッド・カーン氏によれば、売上高の減少は主にビデオ収入と海外向けの放映権の販売不振によるものだという。さらに、『遊戯王』の商品販売が軟調なことや『キルビー』のライセンス収入の減少が、米国アニメーションや『シャーマンキング』のライセンス収入の増加を補うことが出来なかったとしている。

 このため4キッズは、地上波放送局のFOXに所有する土曜日朝の4時間の放映枠に新しい番組を導入することで業績の向上を目指す。この中には、女児向けの日本アニメ『おジャ魔女どれみ』や日本のアニメ制作会社GONZOによる『G.Iジョー シグマ6』、『遊戯王』の第6シーズンも含まれている。

 しかし、今回の4キッズの第2四半期の決算は、昨年以来不調と言われている日本アニメ関連企業の不振イメージを払拭することは出来なかった。4キッズが述べているように、看板作品である『遊戯王』の人気に翳りが出ていることが大きな原因であるが、他社のような『NARUTO』や『犬夜叉』といった新たな人気作品が生み出せていないことも原因である。秋から投入する新作品がどの程度人気が出るか、新シーズン作品を投入することで『遊戯王』の人気が盛り返せるかが、残りの下半期の業績を左右しそうだ。
 また、今回の決算を受けてダウジョーンズは4キッズエンターテイメントの株式見通しを、これまでのホールド(維持)からアンダーパフォーム(弱気見通し)に切替えた。

4キッズエンターテイメント

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2005.07.08
コミック ][ テレビ ]
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 映像制作会社でハルフィルムメーカーなどのアニメ制作子会社を持つTYOグループとマンガ出版を中心にゲーム・アニメビジネスを手掛けるマッグガーデンはコミック作品「ARIA」のアニメーション化において共同事業を行うことを発表した。
 今回の共同事業は、マッグガーデンが発行する月刊誌『コミックブレイド』に連載中の天野こずえ原作「ARIA」のアニメ化に関するものである。アニメは、TYOのアニメ制作会社ハルフィルムが行い、マンガ出版に強みを持つマッグガーデンとの協業により相互利益の最大化を図る。監督は佐藤順一、キャラクターデザインはケロロ軍曹の作画監督を手掛ける古賀誠が行う。また、資金調達は製作委員会方式が用いられる予定である。
 TYOはマッグガーデンの大株主でもあり、今回資本関係を通じた新たなアニメビジネスの展開といえる。TYOは先にもアニメ分野での中国進出を発表しており、アニメビジネスに意欲的に取り組む姿勢を強めている。

 アニメビジネスはキャラクタービジネスを中心に大きなビジネスチャンスがあると言われている。こうしたアニメビジネスブームと言える状況のなかで、アニメ分野への新規参入組が相次いでいる。しかし、アニメ制作本数はここ数年でうなぎ登りとなり供給過剰感が出ている。今回の両社の協業は、こうした新規参入組みが自社の得意な分野を提供し合うことで利益の最大化を図る動きだといえるだろう。また、緩やかなグループ化とも言える。
 アニメ作品の人気の2極分化が進む中、今後、新規参入組みや既存の企業も含めた業界における淘汰が進む可能性も高い。そうした中で、M&Aや今回のような協業関係を築くことで業界での生き残りをはかる企業は今後も増えてくるに違いない。

TYOグループ 
マッグガーデン 

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2005.06.17
テレビ ]
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 深夜アニメというとSF作品やアクション作品、あるいは萌えを意識した少女キャラクターが活躍するマニア向けの作品が一般的に思われている。深夜アニメというとニッチな市場、時にはごく少数の顧客を意識したスーパーニッチな市場を狙ったものというイメージが強い。実際、深夜帯に放映されるアニメの多くは、一部の熱心な愛好家に支えられているケースも多い。
 ところがネット調査会社のC-NEWSと日経産業新聞が行った共同調査によると、アニメファンを越えた広い視聴者層に深夜アニメ作品が到達していることが明らかになった。両者の行った調査は、ネット利用者1000人にインターネットを通じて行ったもので、回答者は首都圏在住の12歳以上の男女で男女比は半々であった。

 この調査結果によると深夜で放映される大人向けの恋愛やサスペンス番組の人気が高まっており、中でも回答者の25.8%が週に一回以上深夜アニメを観ているという。この数字を高いと見るか低いと見るか議論が分かれるところであるが、特にアニメファンという属性を設けていないことや男性に較べてマニア層の少ない女性回答者が半分を占めることを考えると、深夜のアニメ番組には思われているより一般大衆に大きな支持があると考えて良いのでないだろうか。少なくともマニアなアニメファン以外の視聴者が想像以上に多いといえる。
 勿論、ネット調査であるため回答者の多くがハードなインターネット利用者だったり、アニメや深夜テレビの視聴と親縁性が高いという可能性も強い。調査におけるそうしたバイアスを考慮に入れてもDVD売上枚数に較べてかなり高い数字といえるだろう。

 C-NEWS編集部の報告にあるように、とりわけ視聴経験のある上位作品は面白い結果である。『MONSTER』、『ガラスの仮面』、『火の鳥』、『ハチミツとクロバー』といった作品群は、マニア向けというよりも広く大衆にアピールする作品である。
 こうした一般視聴者の視聴行動は、地上波放送の深夜帯がマニア向け作品でなく一般的な成人層のための時間帯として利用できる可能性を感じさせる。
 しかし、仮に深夜帯で一般に向けてアニメ作品を放映するとしても、収益回収のためのビジネスモデル作りは難しい課題といえる。つまり、一般向けであることでDVDの販売があまり期待できず、関連商品の展開も多くは期待できない。収益の回収手段は極めて限られることになる。当然、考えられるのが放映権料による収入だが、深夜帯の放映権料は通常の時間帯に較べて放映権料は安く、さらに深夜帯のアニメには通常以上の制作費がかかっているものが多い。そうであれば、DVDの販売やDVD・ビデオレンタル、さらにインターネット送信も加えて多角的な収入源で広く浅い収益を目指すことになる。こうしたビジネスモデルが今後成立可能か興味深いところだ。

C-NETNEWSの記事 
深夜アニメ:最近見た番組は「MONSTER」「ガラスの仮面」、大人向けの番組人気高まる

日経産業新聞 

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2005.05.20
テレビ ][ 海外 ]
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 米国のテレビビジネス情報サイトのワールドスクリーン.COMは、ソニーピクチャーズテレビジョン・インターナショナル(SPTI)が日本でも人気のアニメ専門チャンネル・アニマックスを本年7月からラテンアメリカ地域で展開すると伝えている。SPTIによれば、昨年1月よりアジアで展開しているアニマックス・アジアが好調のためという。アニマックス・アジアは当初100万世帯でスタートしたが、急激に成長し現在では2100万世帯に達している。
 アニメマックス・ラテンアメリカの放送拠点はベネズエラのカラカスに設立され、スペイン語とポルトガル語で放映されることになる。

 一方、2004年1月に世界展開を開始したアニマックス・アジアは、当初は台湾、香港、東南アジアで放映開始をした。さらに、2004年6月からはインドに放映地域を広げている。日本国外で日本アニメだけを24時間放映する初の試みとして注目を浴び、運営は今回ラテンアメリカでアニマックスを展開するのと同じソニーピクチャーズテレビジョン・インターナショナルが行っている。
 主なプログラムは日本のアニマックスの株主であるサンライズ、東映アニメーション、トムスエンタテイメントなどの作品が中心で『攻殻機動隊 Stand Alone Complex』、『機動戦士ガンダム』、『ちょびっつ』などが含まれている。

ワールドスクリーンの記事 Animax Set for Latin American Rollout

アニマックス台湾 
アニマックス香港 
アニマックス・アジア 
ソニーピクチャーテレヴィジョン 

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2005.05.15
テレビ ]
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 地上波テレビの視聴率が長期的な低下傾向にある中、有料放送局の拡大が続いている。これはアニメ放送局でも同様である。5月4日の日経流通新聞はこの有料放送局の加入者・視聴世帯の伸び率ランキングを掲載してるが、この中でアニメ専門チャンネルにも触れている。
 日経流通新聞によると上位2放送局を日系の放送局が占めている。3位以下5位までが米国系の放映局である。日系の放送局が豊富な日本アニメ作品の放映で人気を集めているのは理解出来るが、3位以下の米国系放送局も以外に健闘している。
 1997年に日本で放映を開始した3位のカートゥーンネットワークは、かつては、キッズステーションと人気を二分していた。3位ではあるが米国におけるほどの圧倒的な人気は獲得出来ずにいる。米国で同局の人気を押し上げている日本アニメ作品の多くが、権利関係により日本で放映出来ないことが大きな理由であろう。
 むしろ、4位ディズニーチャンネル,5位ニコロデオン(ニッケルオデオン)が低い加入者数ながら高い伸び率になっているのが注目である。日本人合わないと言われて続けている米国のテレビアニメーションが、本当に日本で受け入れられないかが今後明らかになるであろう。
 1位のキッズステーションは、1993年に放映を開始した日本で最も古いアニメ専門チャンネルである。アニメ専門チャンネルの中では圧倒的な加入者数を持っており、その数を背景に豊富な作品を確保している。2位のアニマックスは東映アニメーション、サンライズ、トムスエンタテイメント、ソニー・ピクチャーズエンタテイメントといった日本の大手アニメ会社の共同出資によって設立した会社である。放映開始は1998年ながら、人気作品を並べた豊富なライナップが魅力的になっている。
 
 これらの有料アニメ放送局のすごい点は、既に加入世帯が400万件台、600万件台の上位3放送局ですら全て2桁成長を遂げていることだ。テレビによるアニメ視聴が衰退を続けていると言われる中で、こうした有料アニメ専門放送局の成長はアニメ視聴方法の多様化を裏付けているだろう。

1 キッズステーション  660万世帯(13.0% 昨年度伸び率)
2 アニマックス  492万世帯(16.5%)
3 カートゥーンネットワーク  443万世帯(11.2%)
4 ディズニーチャンネル 250万世帯(25.0%)
5 ニコロデオン(ニッケルオデオン) 169万世帯(77.2%)
6 アニメシアター 7万世帯 (15.1%)
数字は5月4日の日経流通新聞から

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2005.03.04
テレビ ][ 米国 ]
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 ターナブロードキャスティングは、アニメーション放映チャンネルの米国カートゥーンネットワークから大人向アニメ作品を放映しているアダルトスイム(Adult Swim)プログラムを視聴率算出において分離すると発表した。カートゥーンネッワークは、現在同じチャンネルで子供向けのアニメーション作品群とアダルトスイム呼ばれる大人向けのアニメ作品の放映を行っている。これにより、アダルトスイムは、カートゥーンネットワークと同じチャンネルで月曜日から土曜日までの深夜11時から早朝6時まで放映される独立した放送局として扱われることになる。

 現在、カートゥーンネットワークでは、日本アニメ作品『ドラゴンボール』、『金色のガシュベル』、『るろうに剣心』などの作品、米国アニメーションでは『バットマン』、『ティーンタイタンズ』、『ハイハイ パフィ アミユミ』などの作品が放映されている。一方、アダルトスイムはカートゥーンネットワークより日本アニメの比率が高く、『攻殻機動隊』、『鋼の錬金術師』、『カウボーイビバップ』といった作品が放映されている。
 今回の動きは同じチャンネルではあっても視聴者の属性があまりにも異なっており、同じ基準で視聴率を計ることに無理が生じているためだと思われる。また、ふたつを分離することで、スポンサーにも子供向けと大人向けの異なるアプローチが明確にしやすいということもあるだろう。
 アダルトスイムが完全に独立することで、視聴率においてケーブルテレビ市場での18歳から34歳の卓越した放送局になりそうであるともいう。
 カートゥーンネットワークは、既にアダルトスイムを独立したブロックとして視聴率を算出している。また、テレビ視聴率の調査会社ニールセンは3月28日よりカートゥーンネットワークとアダルトスイムを別の放送局として調査することにしている。

カートゥーンネットワーク(Cartoon Network) 
アダルトスイム(Adult Swim) 

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2005.02.25
キャラクター ][ テレビ ]
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 2月25日、テレビ東京は同局で放映中の人気アニメ『NARUTO』の本格的な世界展開の方針を発表した。作品は、本年9月から米国の大手ケーブルチャンネル・カートゥーンネットワークのプライムタイムで放映される予定になっている。この放映をきっかけに、米国市場でビデオゲームやおもちゃも大規模に展開する予定である。
 米国では前評判の高い『NARUTO』へのライセンスの引き合いが相次いだが、カートゥーンネットワークを放映媒体に選んだ。その理由は、幅広い視聴者をターゲットに出来ること、プライムタイムでの放映、作品への理解度であるとしている。
 また、ヨーロッパでも作品展開を進めており、英国とイタリアではテレビ放映が決定している。現在、国別に複数社とライセンス契約を決めており、最終的な詰め作業に入っている。これらの契約により、欧州全域がカバーされることになる。アジアでは、既に台湾、香港など8カ国で放映され、商品化展開も順調であるという。

 TV東京によれば『NARUTO』は、各国のファン、メディア、ビジネスにおいて前評判が高い。このためTV東京は、同局で放映され海外で大きな成功を収めた『ポケットモンスター』や『遊戯王』並みの展開が可能だとしている。そして、『ポケモン』、『遊戯王』中心の世界のアニメの状況を見極めてきた結果、現在が『NARUTO』展開の絶好のタイミングだという。

 米国では大手といわれる放送局の多くがワーナーやディズニーといった番組制作会社のグループ会社である。例えば、今回の『NARUTO』を放映するカートゥーンネットワークはワーナー系列の放送局である。このため放送局は自社系列のアニメ番組放映を優先しがちである。それでも、限られた枠とはいえ放送局が日本アニメ作品を取り上げるには理由があるだろう。
 それは、作品のヒットする確立と商品との複合展開にあると考えられる。計算したわけではないが、日本作品のヒットの確立は無数にある米国アニメーション作品と較べて高いと感じる。それは、日本アニメのほうが優れているわけでなく、作品が、まず日本で放映される仕組みにあるだろう。
 つまり、日本には年間100作品を超える新作アニメがある。その中から数少ないヒット作が生まれて来る。米国は、そのヒット作の中から自国に合った作品を輸入するわけである。ある意味で日本市場が米国市場に対するプレマーケットとなっている。
 勿論、日本の視聴者と米国の視聴者の嗜好の違いは存在する。しかし、これまで日本でのヒット作は高い確率で米国市場でもヒットしてきた。同様に、日本での成績が冴えなかった作品は、米国でも成績が芳しくない傾向がある。
 こうした意味では、大きな前評判が立ち、作品への期待感が高まっている現在が、テレビ東京の言う『NARUTO』展開の絶好のタイミングなのだろう。

テレビ東京 
NARUTO公式サイト 

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2005.02.17
テレビ ][ 米国 ]
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 アメリカのオンラインアニメ情報サイトのAnime Insiderによると米国のアニメーション専門チャンネルのカートゥーンネットワーク(Cartoon Network)が2005年新番組に日本アニメから新たに、『金色のガッシュベル』、『ワンピース』、『NARUTO』『ボボボーボ・ボーボボ』をラインナップした。
 この情報によると、ザックベル(Zatch Bell)とタイトルを変えた『金色のガッシュベル』は、全52話の予定で本年3月より放映を開始する。『ワンピース』は、これまで4大ネットワークのひとつFOX内のFOXBOXの時間帯で放映されていたが、新たにカートゥーンネットワークで仕切り直しになるようだ。放映開始は5月を予定している。さらに、米国でも前評判が非常に高い『NARUTO』は、2005年の第3四半期に放映を予定している。『ボボボーボ・ボーボボ』の放映予定は第4四半期である。

 今回注目すべきは、新たに放映開始を予定している作品は、ぴえろ制作の『NARUTO』を除く3本が、全て東映アニメーションの作品であることだ。さらに、新エピソード加えて放映する『ドラゴンボールGT』もある。東映アニメーションは、2004年の春に米国法人を設立し現地での営業強化を打ち出しているが、今回の放映本数の増加はその成果であるかもしれない。東映アニメーションのホームページのIR情報によれば、このほか『ふたりはプリキュア』の海外放映も検討しているようだ。2005年は東映アニメーションの米国市場における天王山となるかもしれない。
 このほか、2005年の新作リストには『遊戯王デュエルマスター』、米国向けにバンダイエンターテイメントとプロダクションIG系の制作会社Xebecが製作する『D.I.C.E』、米国向けにプロダクションIGの製作する『IGPX(不滅のグランプリ)』などがあげられている。

Anime Insider  
カートゥーンネットワーク 
東映アニメーション 
金色のガッシュベル公式サイト 
ワンピース公式サイト
ボボボーボ・ボーボボ公式サイト 
D.I.C.E公式サイト(米国) 

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2004.12.18
テレビ ]
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 12月17日の日経流通新聞によると有料衛星放映局のWOWOWは来年からアニメ放映を強化して行く方針だという。その第一弾としてこれまで映画やスポーツ情報を不定期に流していた毎週土曜日の午後7時から7時半の時間をアニメ放映枠として固定する。2月からこの時間帯に人気漫画家井上雄彦氏の宇宙を舞台にしたバスケットボールを題材にした『BUZZER BEATER』を放映する予定になっている。原作は1996年に井上雄彦氏がインターネットで発表した作品のアニメ化で全13話になる。製作はトムスエンターテイメントが行い、WOWOWは放映権の購入のみを行い出資はしない。
 さらに、同じ枠内で5月からは、全24話の予定で『新釈 真田十勇士 The Animation』を予定している。こちらは、『銀河英雄伝説』と同じスタッフによる制作になる。記事によれば、WOWOWがアニメ放映に力を入れるのはアニメには熱心なファンが多いため、伸び悩む加入者数の増加を期待するためだという。

 現在、WOWOWが放映しているアニメは児童向けの海外アニメ『Hellow!オズワルド』、『I Love Disney リロ アンド スティッチ』、『サウスパーク』といった作品が中心である。比較的高い年齢層を狙った日本アニメでは唯一『グレネーダー ~ほほえみの閃士~』が放映されている。今回の決定は、この従来の日本アニメ1枠を2枠に増やすものだと考えられる。
 WOWOWは、ビッグネームのクリエーターを利用したアニメ作品では、1998年に富野由悠季監督の『ブレンパワード』の放映で大幅に加入者を増やした実績がある。今回も、『Slam Dunk』などで根強い人気のある井上雄彦氏の人気に期待する面が大きいだろう。しかし、当時に比べてCATVや衛星TV、さらにはインターネットによるブロードバンド放送も普及し始めている現在、新作アニメだけの力でどのぐらい契約者を増やせるか未知数である。しかし、WOWOWといえばかつては『カウボーイビバップ』のシリーズ完全放送や『星界の紋章』シリーズの放映、今年は今敏監督の『妄想代理人』といった作品を放映するなどアニメ作品については実績のある放送局だ。今後も、積極的にアニメ作品を取り上げていって欲しい。

日経流通新聞  
WOWOW 
BUZZER BEATER 
新釈 真田十勇士 The Animation 

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