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2009.06.03
企業決算 ]
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 6月3日に平成21年3月期通期決算の発表を行ったアニメ製作会社のゴンゾは、通期決算の実績が業績予想から差異が出た理由について明らかにしている。これは同社の決算と平成21年2月13日の第3四半期決算短信、平成20年11月10日の業績予想修正との差異について説明するものである。
 同社の通期の営業損失は21億2000万円、経常損失は23億5100万円、当期純損失は34億100万円である。これはそれぞれ当初予想より7億4000万円、8億4300万円、18億100万円と損失が増加している。

 ゴンゾはこうした予想との差の理由について、昨今の厳しい経済環境を挙げている。そしてアニメ業界では映像の需要がブロードバンドへシフトしDVD市場が低迷していること、北米市場の状況が厳しさを増していることが影響しているとする。
 こうした状況からゴンゾは、グループ資産をより厳しく、保守的に資産評価したことから、当初見込まなかった損失が発生したと見られる。

 特に、ゴンゾが挙げた減益要因には、製作・制作への投資に対する評価損の計上が目立つ。まず営業利益では、一般には製作委員会などの出資金で知られるアニメ製作の出資金の評価損を3億7800万円計上している。さらに、アニメ制作の仕掛金の評価損を2億9800万円とするなど、製作・制作したアニメ作品からの利益回収が厳しいと予想している。
 しかし、一方で当初見込みより増収要因となったものとして、『ストライクウィッチーズ』DVD売上と『アフロサムライ』ゲームからの分配収入2億4900万円を挙げている。作品のヒットに左右される製作投資の難しさが表れている。

 また、経常利益面で大きなマイナス要因となったのは、株式売却による損失である。ゴンゾは、平成21年3月期にゴンゾロッソとタブリエ・コミュニケーションズの全持株を売却した。
 しかし、その株式の取得価格と売却価格に差異があったことから、それぞれから5億7800万円、1900万円の売却損が出た。一方、GDHキャピタルの売却からは3300万円の利益が出ている。

 さらに、米国のアニメ動画配信サイトのクランチロール(Crunchyroll)への出資からも評価損が発生している。これは同社の現在の業績を鑑みたものとしており、投資した株式の評価損額は1億8000万円となった。
 このほか株券交付費や、アニメ制作受注の解約による特別損失、固定資産の減損処理などからの損失もある。それらが積みあがった結果、ゴンゾの決算は当初の想定より厳しいものとなったようだ。

ゴンゾ  6月3日に平成21年3月期通期決算の発表を行ったアニメ製作会社のゴンゾは、通期決算の実績が業績予想から差異が出た理由について明らかにしている。これは同社の決算と平成21年2月13日の第3四半期決算短信、平成20年11月10日の業績予想修正との差異について説明するものである。
 同社の通期の営業損失は21億2000万円、経常損失は23億5100万円、当期純損失は34億100万円である。これはそれぞれ当初予想より7億4000万円、8億4300万円、18億100万円と損失が増加している。

 ゴンゾはこうした予想との差の理由について、昨今の厳しい経済環境を挙げている。そしてアニメ業界では映像の需要がブロードバンドへシフトしDVD市場が低迷していること、北米市場の状況が厳しさを増していることが影響しているとする。
 こうした状況からゴンゾは、グループ資産をより厳しく、保守的に資産評価したことから、当初見込まなかった損失が発生したと見られる。

  特に、ゴンゾが挙げた減益要因には、製作・制作への投資に対する評価損の計上が目立つ。まず営業利益では、一般には製作委員会などの出資金で知られるアニメ製作の出資金の評価損を3億7800万円計上している。さらに、アニメ制作の仕掛金の評価損を2億9800万円とするなど、製作・制作したアニメ作品からの利益回収が厳しいと予想している。
 しかし、一方で当初見込みより増収要因となったものとして、『ストライクウィッチーズ』DVD売上と『アフロサムライ』ゲームからの分配収入2億4900万円を挙げている。作品のヒットに左右される製作投資の難しさが表れている。

 また、経常利益面で大きなマイナス要因となったのは、株式売却による損失である。ゴンゾは、平成21年3月期にゴンゾロッソとタブリエ・コミュニケーションズの全持株を売却した。
しかし、その株式の取得価格と売却価格に差異があったことから、それぞれから5億7800万円、1900万円の売却損が出た。一方、GDHキャピタルの売却からは3300万円の利益が出ている。

 さらに、米国のアニメ動画配信サイトのクランチロール(Crunchyroll)への出資からも評価損が発生している。これは同社の現在の業績を鑑みたものとしており、投資した株式の評価損額は1億8000万円となった。
 このほか株券交付費や、アニメ制作受注の解約による特別損失、固定資産の減損処理などからの損失もある。それらが積みあがった結果、ゴンゾの決算は当初の想定より厳しいものとなったようだ。

ゴンゾ http://www.gonzo.co.jp/

【ゴンゾ 連結営業利益差異発生に関する主な要因】

(+要因)
・ コンテンツ版権からの分配収入(『ストライクウィッチーズ』DVD売上、『アフロサムライ』ゲーム売上)
当初見込みより
    △2億4900万円
・ リストラ効果
    △4600万円

(-要因)
・ アニメ製作出資金の評価損
    ▼3億7800万円
・ アニメ制作仕掛け金の評価損
    ▼2億8900万円(当初見込みは1億8000万円)
・ アニメ作品の納品の遅れによる収益未達
    ▼9400万円
・ オンラインゲーム事業の収益未達
    ▼2億9200万円

【ゴンゾ 連結経常利益差異発生に関する主な要因】

*営業利益の要因に加えて下記の要因

(+要因)
・ 当初見込みの為替差損の未発生
    △1億円
・ 株式売却益(GDHキャピタル)
    △3300万円

(-要因)
・ 株券交付費
    ▼6200万円
・ アニメ製作貸し倒れて引当金の戻し入れの未実現
    ▼1億3200万円
・イズミプロジェクトに対する貸し倒れ引当金
    ▼5300万円
・ 株式売却損(ゴンゾロッソ、タブリエ・コミュニケーションズ)
    ▼5億9700万円
・ 株式評価損の計上(Crunchyroll社)
    ▼1億8000万円
・ アニメ制作受注の解約による特別損失
    ▼1億8500万円
・ 固定資産の減損処理
    ▼1億7700万円

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企業決算 ]
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 6月3日、アニメ製作会社ゴンゾ(旧GDH)は、平成21年3月期(20年4月~21年3月)の通期決算を発表した。当初予定よりおよそ半月遅れての発表となる。
 発表された数字は売上高が業績予想の61億円から63億3200万円となったが、利益面では、これまでの予想を大きく下回った。また、同社の監査法人が決算書類に対しての意見表明を行わないことを明らかにするなど、極めて厳しい状況になっている。

 営業損失は21億2000万円、経常損失は23億5100万円、当期純損失は34億100万円である。いずれも昨年に続く大幅な赤字となった。
 これはいずれも業績予想を下回っている。ゴンゾは予想との差異について、DVD市場の低迷と北米市場の厳しい環境を挙げ、そうした現在のアニメ市場やグループのこれまでの売上実績など踏まえ、グループ資産の将来の回収可能性を、より厳格、保守的に見直しためとしている。

 事業別では、アニメーション事業が売上高40億500万円、営業損失15億9700万円と依然マイナスである。一方、オンラインゲーム事業は22億9600万円の売上に対して、営業利益が1億2900万円となった。オンラインゲーム事業の中核であるゴンゾロッソは、今年3月31日付けで中小企業サービス機構対して売却されたが、今期の決算には含まれる。
 ゴンゾは、平成22年3月期については、オンラインゲーム事業とキャピタル事業から撤退し、新たにアニメーション事業に特化する。しかし、DVD市場の低迷と北米市況の冷え込みなどが増しているとして、今期についても厳しい見通しを示している。
 売上高は平成21年3月期のおよそ1/3となる22億2700万円、営業損失4億1300万円、経常損失4億7100万円、当期純損失3億2500万円を予想する。

ゴンゾ http://www.gonzo.co.jp/

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2009.06.02
企業決算 ]
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 米国のエレクトロニクス・AV関連商品流通と日本アニメ事業を手掛けるナバレ(Navarre Corporation)が、6月1日に2009年通期(2008年4月から2009年3月)と第4四半期(2009年1月から3月)の決算発表を行った。
 ナバレは日本では、北米最大の日本アニメの流通会社であるファニメーション(FUNimation Entertainment)の親会社として知られている。

 そのナバレの通期決算は減収赤字転落と厳しい結果となった。しかし、第4四半期単独では前年同期比で増収増益であった。ナバレはこうした結果について、不透明な経済状況が続くなか、非常に明るい兆しだとしている。
 こうした結果は、第3四半期に赤字部門であったジャンル映画の映像パッケージ事業BCIをほぼ清算するなどのリストラ効果が表れているとみられる。

 ナバレの通期売上高は6億3100万ドル、前年の6億5850万ドルから4.3%減少した。売上高のうち映像パッケージを扱うパブリッシング事業からは、1億280万ドルである。こちらも前年比で12.4%減少している。
 これは第1四半期から第3四半期まで、BCIの売上が不振であったためである。さらにBCI事業から撤退した第4四半期については、前年同期に350万ドルあったBCIの売上はほとんどなくなった。
 このため第4四半期のパブリッシング事業は、日本アニメを扱うファニメーションとPCソフトのアンコール(ENCORE)のふたつから構成される。その売上高は2200万ドルで、事業セグメント全体では前年比で25%の減少である。

 一方で、のれん代償却前のパブリッシング事業の営業利益は、前年同期の260万ドルと前年の270万ドルから微減に留まった。
 これについてナバレは、パブリッシング事業からの営業利益のほとんどはアニメ事業からによるものだとしている。間接的にではあるが、この期間のファニメーションのアニメ事業が堅調だったことを伺わせる。しかし、のれん代償却が310万ドル発生していることから、最終的にはパブリッシング事業は赤字となっている。

 2010年の業績の見通しについてナバレは、経済状況は依然不確かで売上高は軟調であろうとする。そのうえで利益率の向上と経費の効率化で、利益確保を目指すとしている。

Navarre Corporation http://www.navarre.com/

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2009.05.29
企業決算 ]
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 電子書籍ビューアやアニメ・マンガ制作ソフトのセルシスは、平成21年10月期第2四半期(20年11月~21年4月)の業績予想の修正を発表した。
 売上高の予想を従来の12億2400万円から、5%程度低い12億1900万円に変更する。その一方で、営業利益は5000万円から1億400万円、経常利益は4900万円から1億400万円とほぼ倍の水準に引き上げる。四半期純利益も、1800万円から5900万円に修正された。

 今回の業績見通しと利益面での上方修正についてセルシルは、電子書籍サポート事業とクリエイターサポート事業の売上が堅調に推移しているためと説明している。
 電子書籍サポート事業は、モバイルを中心にマンガや小説、写真などを閲覧できる電子書籍のビューアソフトの提供サービスや配信のためのコンテンツ編集事業などが含まれている。相変わらず好調を続けるモバイルやPCでのマンガ・小説配信サービス拡大が貢献しているとみられる。

 一方、クリエイターサポート事業は、アニメ制作ソフトの「RETAS」シリーズやマンガ制作ソフトの「ComicStudio」シリーズを展開する。ここ2、3年は、成長が続く電子書籍サポート事業に較べるとクリエイターサポート事業には停滞感があった。
 しかし、今期は、「RETAS」シリーズを中心に新価格を設定するな積極攻勢に出ている。実質的な値下げとなった新価格が、個人アニメの制作者などの需要を掘り起こしたと見られている。そうしたことがクリエイターサポート事業を支えているとみられる。なお、セルシスは、決算の詳細については6月5日予定の第2四半期決算発表で明らかにするとしている。

セルシス http://www.celsys.co.jp/

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 アニメ製作会社のゴンゾは、5月29日予定していた平成21年3月期決算発表を6月上旬に変更すると発表した。ゴンゾは決算発表の延期について、開示資料の作成等に当初想定以上に時間を要していると説明している。
 ゴンゾの決算発表は、当初は5月15日予定していた。しかし、同社と関係会社の決算数値の確定に想定以上の時間が要した結果、会計監査人の財務諸表監査が継続していることを理由に5月29日に延期していた。今回の再延期で、3月期末決算が6月までずれこむ大幅な遅れが生じることになる。

 アニメビジネス環境の悪化を理由に、ゴンゾの経営は昨年来、不安定感を増している。そうしたなか、昨年秋に投資ファンドいわかぜキャピタルの出資を受け入れて、経営の再建を図っている。
 ゴンゾは通期連結決算で減収赤字を予想しているが、ゴンゾロッソやGDHキャピタルなどの子会社や持株の売却、事業部門の一部売却など、資本状況が短期間に大きく変化している。こうしたことが、決算発表の遅れに影響しているとみられる。
 
 また、これまで異なったアニメビジネスの構築と挑戦を行ってきたゴンゾの経営悪化は、アニメ業界関係者からも大きな関心を集めてきた。
 それだけに平成21年3月期決算の内容は、ゴンゾが今後のビジネスの新たな展開の足掛かりを掴めるかを判断するうえでも注目されている。

ゴンゾ http://www.gonzo.co.jp/ 

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2009.05.24
企業決算 ]
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 ゲーム大手のスクウェア・エニックスは、5月19日に平成21年3月期の決算を発表している。国内外で積極的な事業展開を進める同社だが、売上高、収益の双方が2期連続で前年比マイナスとなる厳しい数字となった。
 期間中の連結売上高が1356億9300万円と前年同期から9%減少したほか、営業利益122億7700万円(同42.9%減)、経常利益112億6100万円(同40.3%減)、当期純利益63億3300万円(同31.1%減)と利益面での落ち込みが目立った。

 これは期中3月28日に予定していた人気シリーズの最新作『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』の発売が、2009年7月11日に延期された影響が大きかった。
 期待された売上は、今期(平成22年3月期)に先送りされて実現することになる。しかし、決算数字だけみると、期初当初の見込みを大きく下回った。

 事業部門ごとでは、業績のバラツキが見られる。好調だったのはモバイル・コンテンツ事業である。『ドラゴンクエスト』や『ファイナルファンタジー』のポータルサイトが人気を集め、売上高は前年同期比7.8%増の70億9200万円、営業利益は36億8900万円(同109.7%増)と倍増した。
 また出版事業、そのほか事業も堅調だった。出版事業の売上高は129億8500万円(同16.4%増)、営業利益は35億4000万円(同2.4%減)である。
 そのほか事業は著作権収入とスクウェア・エニックスを販売元とする業務用ゲーム機器の業績も反映する。『ドラゴンクエスト モンスターバトルロード』、『ロードオブヴァーミリオン』などの業務用ゲーム機器が業績に貢献した。売上高は123億7000万円(前年同期比37.4%増)、営業利益は32億6600万円(同1.8%減)だった。

 また、出版事業の売上高の伸びは、同社がマンガ作品のアニメ化に力を入れていることを反映しているとみられる。作品をアニメ化することで、コミック単行本の売上が伸びるからである。
 スクウェア・エニックスが関わるマンガ作品のアニメ化は、2007年以降に急増している。2004年、2005年には年に2、3本に過ぎなかったアニメ化作品は、2009年の今年は1月から4月に放映されているだけでも、『鋼の錬金術師』、『ソウルイター』、『隠の王』、『セキレイ』、『天体戦士サンレッド』、『屍姫』、『黒執事』、『とある魔術の禁書目録』、『黒神』と9作品にものぼっている。スクウェア・エニックスにとって、アニメ事業が重点事業のひとつになっていることが伺える。
 一方で、出版事業の売上高の伸びに対して、営業利益が減少している。これは、スクウェア・エニックスがアニメ製作にあたり製作委員会への投資を強化していることが影響していると見られる。

 家庭用ゲームソフトのゲーム事業は、売上高は363億4300万円(前年同期比12.6%減)、営業利益は41億6200万円(同53.1%減)であった。新たに買収した英国の有力ゲーム会社Eidosも含めて、今期の業績で大幅な挽回を狙う。
 平成21年3月期に販売本数がおよそ1100万本だったゲームソフト販売は、今期は2600万本へと大幅に拡大する見通しを示している。このなかには、発売日を延期した『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』の売上も見込まれているだろう。

 オンラインゲーム事業は、売上高は前年同期比12.1%減の106億2900万円、営業利益は30億8700万円(同47.5%減)と伸び悩んでいる。
 また子会社タイトーの事業を示すAM等事業は、売上高582億6900円(同15.7%減)、そして営業損失が9億4400万円で、全事業部門で唯一赤字となった。この中にはのれんの償却費も含まれるが、主力事業であるアミューズメント施設運営部門の不況が影響を与えたとみられる。
 今期の業績については、ゲーム事業のソフト販売をどこまで伸ばせるかと、AM等事業の立て直しが鍵になると見られる。

スクウェア・エニックス http://www.square-enix.com/

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2009.05.17
企業決算 ]
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 総合エンタテインメント企業のセガサミーホールディングスは、5月13日に平成21年3月期(20年4月~21年3月)の決算発表を行なった。連結売上高は4291億9400万円と前年比で6.5%減少となったものの、平成20年3月期に赤字だった営業利益は83億6300万円、経常利益は66億3600万円と黒字に転換した。
 一方で家庭用ゲームソフト事業関連、アミューズメント施設事業関連を中心に302億円の特別損失が発生したことから、当期純損失が228億8200万円となった。前年の当期純損失524億7000万円より赤字幅は縮まったとはいえ、2年連続の巨額の最終赤字で一年間を終えた。

 これはアミューズメント施設事業やセガを中心とするコンシューマ事業が不調だったためである。両事業とも、営業利益は通期で赤字であった。一方で、パチンコ遊技機が好調だった遊技機事業は好調だった。遊技機事業の売上高は前年比10.9%増の1624億9000万円、営業利益は145億2800万円(同72.1%増)である。
 パチンコ遊戯機の中でも『ぱちんこCR北斗の拳』が、21万3000台と大きなヒットとなっている。また、『デジハネCR北斗の拳ユリア』も4万9000台と『北斗の拳』ブランドが強さを発揮した。このほか『CR桃太郎電鉄』シリーズが3万1000台、アニメ原作のキャラクターでは、『CRサムライチャンプルー』が1万8000台のヒットになっている。

 アミューズメント機器事業では、販売を計画していた大型タイトルの開発の一部を中止した。売上高は654億3000万円(前年比13.2%減)、営業利益は68億9000万円(同3.7%減)である。
 アミューズメント施設事業は低調だった。業界の不振もあり売上高は713億3000万円と前年比で21.8%減少し、営業損失75億2000万円を計上した。こうしたことからセガサミーHDは、国内施設事業のうち将来性、収益性の低い110店舗を閉鎖することを決定した。

 コンシューマ事業では、国内の家庭用ゲームソフト事業が厳しかった。『ファンタシースターポータブル』や『龍が如く3』は好調だったが、全体では低調に推移した。一方海外では『Mario & Sonic at theOlympic Games』、『Iron Man』、『SonicUnleashed』などが好調で、米国では販売本数1249万本、欧州で1273万本となった。
 玩具販売事業でも国内販売が低調で、海外では米国で『爆丸』が好調に推移した。こちらも国内低調、海外好調と国内小売市場の弱さの影響を受けたかたちである。
 トムスエンタテインメントが行なうアニメーション映像事業はネット配信などが増加したが、国内番組販売とビデオグラム販売が減少した。コンシューマ事業全体では、売上高は1316億6400万円(前年比7.5%減)、営業損失が9億4100万円である。

 平成22年3月期の見通しについては、売上高は4200億円とほぼ前期並みとする。しかし、営業利益は270億円(前期比222.8%増)、経常利益は260億円(前期比291.8%増)を目指す。当期純利益も150億円と、業績の大幅な改善を見込んでいる。
 計画の実現にはタイトル数を絞り込んだコンシューマ事業の家庭用ゲームソフト事業の反転と、コンシューマ事業の黒字化が鍵になるだろう。

セガサミーホールディングス http://www.segasammy.co.jp/

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 アニメ・マンガのプレミアグッズを販売するまんだらけは、5月14日に第2四半期(20年10月~21年3月)の決算を発表した。
 発表によれば売上高は前年から13.5%増の37億5900万円と増加した。営業利益は1億4800万円、経常利益は7700万円といずれもほぼ前年並みとなったほか、四半期純利益は前年比65%減の4100万円と伸び悩んだ。これは、大型店舗の導入により売上高が増加する一方で、営業経費も拡大しているためである。

 また、第2四半期単独(21年1月~3月)の売上高も、店舗の大型化を計った名古屋店、グランドカオス(大阪)、コンプレックス(秋葉原)が牽引した。
 売上高は19億4500万円でやはり前年比13.5%増だった。しかし、営業利益は同19.5%減の5900万円、経常利益は同8.9%減の2100万円である。こちらも人件費の増大を売上高の伸びで補いきれなかった。

 売上で好調だったのは、玩具などのTOYS部門である。前年比34.4%増の4億4100万円である。また、セル画やCD、DVDなどから構成されるそのほか部門も5億3700万円13.9%増加した。
 一方で、同人誌部門は5.2%増に留まった。しかし、売上高5億2400万円は、部門別ではトップシェアとなる。マンガを中心として中古書籍を行なう本部門は6.2%増の4億2800万円である。

 まんだらけは第3四半期以降は、グランドカオスとコンプレックスが引き続き好調を維持するとしている。そのうえで、年間を通じて最も利益が伸びる第4四半期を中心に好業績を期待する。
 売上高72億2500万円、営業利益3億7400万円、経常利益2億1800万円、当期純利益1億2000万円は達成可能とみている。

まんだらけ http://www.mandarake.co.jp/

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2009.05.16
企業決算 ]
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 エンタテインメント企業のコナミは、5月14日に2009年3月期の決算発表を行った。同社の事業はゲーム関連事業を中心にするデジタルエンタテインメント事業とフィットネス施設の運営などの健康サービス事業、さらに海外でカジノ関連の事業を行うゲーミング&システム事業などから構成される。
 これらを合わせた通期の連結売上高は前年比4.2%増の3097億7100万円である。しかし、営業利益は273億6100万円(同19.1%減)、税引き前当期純利益は247億1900万円(同24.7%減)、当期純利益は108億7400万円(同40.7%減)と利益面では減少した。これは、健康サービス事業が昨年の営業利益53億円から営業損失83億円に転落したことが影響した。

 一方、デジタルエンタテインメント事業は好調で、ゲーミング&システム事業も堅調に推移した。デジタルエンタテインメント事業で好調だったのは、ゲームソフト部門とオンラインゲーム部門、またカードゲーム部門も順調だった。アミューズメント部門は368億円と、売上高が前年比で15.6%減と落ちこんだ。
 ゲームソフト部門は2008年6月に発売した『METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS』や音楽関連ゲームソフトが好調で、874億円から968億円に増加した。メタルギアシリーズの期間中の販売本数は、475万本を越えた。
 また、カードゲーム部門は『遊戯王トレーディングカードゲーム』シリーズが依然堅調である。売上高は266億円から278億円に増加した。

 平成21年3月期で特に伸びが大きかったのは、オンライン部門である。売上高が199億円から277億円に急増した。好調を支えたのは『METAL GEAR ONLINE』である。期間中に全世界ベースの累計アカウント数が130万を突破した。ゲームソフトの『METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS』のヒットとも連動したかたちである。
 部門ごとの利益は公表されておらず、デジタルエンタテインメント事業全体では売上高1876億2800万円(前年比4.9%増)、営業利益は416億円である。営業利益率は19.8%から22.1%に上昇した。

 コナミは2010年3月期の業績見通しを、売上高3100億円、営業利益300億円、当期純利益160億円の増収増益を見込んでいる。
 ただし、デジタルエンタテインメント事業については、いずれも前年比マイナスと慎重な見通しとしている。2010年3月期は、ゲームソフトでは『実況パワフルメジャーリーグ2009』などが主力になる。海外では『WORLD SOCCER Winning Eleven』を積極的に展開する。
 また、iPhone・iPod touch 向けに3月に投入し人気を呼んでいる『METAL GEAR SOLID TOUCH』や『DanceDanceRevolution S』が注目される。さらに、昨年暮れよりグループが自ら世界市場を手掛けることになった『遊戯王トレーディングカードゲーム』シリーズも、鍵となるだろう。

コナミ http://www.konami.co.jp/

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2009.05.15
企業決算 ]
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 国内最大手のアニメ制作会社である東映アニメーションが、5月15日に平成21年3月期の決算発表を行なった。2008年はアニメ関連ビジネス全体の停滞感が伝えられる。しかし、同社の業績は、『ドラゴンボール』や『プリキュア』などの定番人気シリーズや『キン肉マン』、『スラムダンク』などのDVD販売に支えられ増収増益と好調だった。
 ただし、有価証券評価損を計上した当期純利益だけは、前年比70.8%減の4億9200万円となっている。連結売上高は前年比2.7%増の217億1800万円、営業利益は同14.6%増の31億2300万円、経常利益は16.1%増の34億1200万円である。

 業績を牽引したのは映像製作・販売事業のなかのパッケージソフト部門である。『ワンピース』や『Yes!プリキュア5GoGo!』、『ゲゲゲの鬼太郎』といった新作のほか、『ドラゴンボール』シリーズの単巻DVD、『キン肉マン』、『スラムダンク』のDVD-BOXが好調に推移した。
 劇場アニメ部門は2本の『プリキュア』シリーズを含む4作品を劇場公開した。興行成績は好調だったが、前年には及ばなかった。また、テレビアニメ部門は、制作本数の減少により大幅な減収となった。
 海外部門は、『ドラゴンボール』シリーズ、『ワンピース』、『デジモンセイバーズ』が好調だったが、為替の影響により手取りの収入は減少した。
 映像製作・販売事業の売上高は108億1000万円(前年比4.4%減)、営業利益は12億1400万円(同53.7%増)である。

 版権事業は国内部門では『Yes!プリキュア5GoGo!』、『ドラゴンボール』シリーズ、『ワンピース』が好調である。また、遊技機からの売上が大きかったとしている。東映アニメーションは、期間中『キン肉マン』のパチンコ、パチスロへのライセンス供与を行なっている。
 海外部門は、欧米で『ドラゴンボール』シリーズのゲーム、欧州ではさらに関連商品が好調だった。しかし、為替の影響で全体では減収となっている。版権事業の売上高は71億5400万円(前年比10.1%増)、営業利益は28億8000万円(同2.3%減)である。

 東映アニメーションの平成21年3月期の経営の強さは、バランスの取れた経営にある。テレビアニメの制作が業界環境の変化のなか厳しくなっても、版権事業でそれを補うことが出来る。
 さらに新作を作り続ける一方で、旧作のリバイルや再販売、さらに周年ビジネスなど巧みなマーケティングが行われている。ライブラリー作品の多さが、強みになっている。

 また、決算発表に合わせて今期(平成22年3月期)の見通しも明らかにしている。その数字は連結売上高が177億円(18.5%減)、営業利益が14億円(同55%減)、経常利益が16億円(同53.1%減)、当期純利益が10億円(同102.9%減)の減収減益予想となっている。
 これについて東映アニメーションは、DVDの大型作品の投入が一巡したことや遊技機からの収入が減少することを理由に挙げている。また、平成21年3月期に4本あった劇場映画が、現時点で2本となっており劇場映画からの収入も減少しそうだ。

 しかし、海外では『ドラゴンボール』シリーズなどの展開で増収を見込んでいる。また、人気シリーズ『ドラゴンボール改』の展開、さらに配信事業などの拡大もあり、見通しは必ずしも暗くない。
 このため今回の業績予想は、これまでの同社のIR方針と同様、最低限確保出来ると判断した水準と見られる。このベースをもとに業績の上積みが明らかになった段階で、業績見通しの変更を行なう可能性が高い。

東映アニメーション http://corp.toei-anim.co.jp/

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2009.05.14
企業決算 ]
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 モバイルコンテンツの配信や動画共有サイト「ニコニコ動画」の運営を行うドワンゴは、5月12日に平成21年9月期第2四半期の決算発表を行った。音楽を核としたモバイル事業が伸びており、増収増益の好調な決算となった。
 連結売上高は132億1000万円と前年同期比で6.0%の増加、営業利益が4億1200万円(前年同期3200万円の利益)、経常利益が3億8900万円(同6000万円の利益)と利益面で大きく業績を伸ばしている。四半期純利益も前年同期の赤字から2億1800万円の黒字に転換した。

 好調だったのはモバイル事業で、売上高87億8100万円(前年同期比6.8%増)、営業利益は22億3800円(前年同比40.1%増)である。
 また、ゲームソフトの発売を行うゲーム事業も売上高は3.2%減の25億3800万円となったが、営業利益は89.5%増の4億7300万円と大きく伸びた。個別のタイトルでは『侍道3』や『喧嘩番長3』、『Midnight Club: Los Angeles』が売上に貢献したとしている。

 ドワンゴで注目されるのは、何と言ってもニコニコ動画を運営するポータルサイト事業である。同社の事業に占める事業規模は必ずしも大きくない。しかし、インターネットビジネスや映像ビジネス、特にアニメビジネスにおけるその存在感と影響力は、そうした事業規模を凌駕する。今後のビジネス展開の大きな可能性を持つ分野と言って間違いない。
 また、動画配信ビジネスがなかなか利益を上げられないとする中で、ニコニコ動画は広告収入とプレミア会員収入を事業基盤とする。それは関連他社企業からも、大きな注目を集めている。

 このポータルサイト事業の売上高は前年同期比68.9%増の13億5800万円と急伸した。一方で、営業損失も前年同期の5億9400万円から8億8700万円の損失に拡大した。サイトのコンテンツ拡充と機能強化のための積極的な投資が続いていることが理由とみられる。
 ドワンゴによれば、ニコニコプレミアム会員からの有料サービス収入や広告収入、さらに商品販売の収入は順調に伸びている。実際に月額525円(消費税込)とチケット課金のふたつの方式がある有料会員は平成21年3月末で30万人を越え、一年前の1.5倍の水準である。無料会員でも1年でおよそ600万人から1200万人を目前するまで増加している。

 今後の展開は、やはりニコニコ動画の事業がどの時点で収益化するかである。現時点では、先行投資費用の拡大に、収入の伸びが追いつていないことが問題となっている。費用の拡大がどこで止まり、収入の伸びがどこまで続くのか、今後のビジネスはそれが鍵となる。

ドワンゴ http://info.dwango.co.jp/
ニコニコ動画 http://www.nicovideo.jp/

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2009.05.12
企業決算 ]
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 大手玩具会社のタカラトミーは、平成21年3月期の決算を5月12日に発表した。連結売上高は、1805億8600万円と前年比で6.2%の減少となった。また、営業利益は50億600万円で同17.9%減、経常利益は同1.1%の微減である。
 さらに当期純利益は13億7700万円と76%の減少となった。当期純利益については、投資有価証券の評価損やのれん減損などの特別損失45億6000万円も計上されている。

 世界的な景気後退が続く中、玩具業界を巡る経営環境も厳しいが、タカラトミーの業績は比較的堅調である。これは欧米市場で不調だった一方で、国内玩具市場が堅調であったためである。
 国内市場では、トレーディングカードの「デュエル・マスターズ」が小学生男児を中心に売上を伸ばしている。また、この4月にテレビアニメの放映も始まった「ベイブレード」のリバイバル玩具「メタルファイト ベイブレード」も順調な販売展開だったとしている。さらに「トミカ」や「リカちゃん」など、定番商品も安定的に推移した。

 欧州では景気悪化の影響や取引先の信用不安拡大があり、現地販売子会社が一部出荷制限を行った。また北米でも現地販売子会社の玩具事業撤退などにより売上高が大きく減少するなど、厳しかった。それでもテレビアニメーションが放映されている「トランスフォーマー」の、米国向けの輸出は堅調だった。
 海外を含めた玩具事業全体の売上高は前年比0.4%減の1140億700万円で、営業利益は89億6600万円で同2.8%減となった。

 玩具周辺事業では、カプセル玩具や玩具菓子の不振が影響した。売上高は710億6300万円(前年比14.8%減)、昨年1300万円の営業利益は2億8100万円の営業損失に転落する。「ポケモンバトリオ」が高い人気となったが、全体をカバー出来なかった。
 このためタカラトミーは人員削減を含めた構造改革を行うとして、ユージン、ユーメイト、ハートランド、すばる堂の4社統合を行った。合併効果は、今期(平成22年3月期)以降に期待することになる。

 今期の業績については、「デュエル・マスターズ」が引き続き期待される。ゲーム人気が上げ潮となっているだけなく、今秋に公開される劇場アニメもポジティブな材料だ。同様にテレビアニメの放映が始まった「メタルファイト ベイブレード」も、アニメとの連動を活かせるがポイントとなるだろう。
 さらに大ヒット映画の第2弾『トランスフォーマー/リベンジ』が公開される海外向けの主力玩具「トランスフォーマー」もある。今期のタカラトミーの業績は、映像関連作品の依存度が上がりそうだ。
通期の業績見通しは、連結売上高1730億円(前年比4.2%減)、営業利益71億円(同41.8%増)、経常利益69億円(同26.9%増)、当期純利益57億円と増収増益を予想している。

タカラトミー  http://www.takaratomy.co.jp/

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2009.05.10
企業決算 ]
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【全セグメントが減収減益に】
 総合エンタテインメント企業のバンダイナムコホールディングス(バンダイナムコHD)の平成21年3月期通期決算が、5月8日に発表された。連結決算で減収減益と停滞感のある決算となった。
 連結売上高は4263億9900万円と前年比7.4%減、営業利益は223億4800万円(同33.1%減)、経常利益は245億1300万円(同32.3%減)、当期純利益は118億3000万円(同63.8%減)である。

 アミューズメント施設事業の業績の落ち込みがややきつかったほか、トイホビー、ゲームコンテンツ、ネットワーク、映像音楽コンテンツ、物流・ビル管理のその他まで、各事業がいずれも減収減益となった。
 バンダイナムコHDは、個人消費が低迷するなか全体として低調な推移となったとしている。また、期間中に完全子会社化したバンダイビジュアルとバンダイネットワークスののれん代の償却費を費用として計上したほか、投資有価証券評価損やアミューズメント施設の減損損失などが利益面に影響を与えた。

【勢いがあるのは「ベン10」と「バトスピ」】
 同社の事業の中心となるキャラクター別のグループ売上高は、今回も「ガンダム」シリーズがトップである。しかし、2008年度は、2007年度の509億円から16%程度減少し428億円となる。さらに今期は『機動戦士ガンダム』30周年にあたるが、360億円とさらに低い見通しを立てる。
 これは2009年度には、ビジネス拡大の原動力となる「ガンダム」のテレビシリーズが現在のところ発表されていないためと見られる。

 それに次ぐ「パーワーレンジャー(スーパー戦隊)」は、前年とほぼ同じ256億円、「ドラゴンボール」がやや減少の158億円である。一方、欧米で人気の広がる「ベン10」は、70億円から130億円に急拡大した。こうした勢いは今後も持続するとみられ、今期は167億円を計画する。
 このほかトイホビー事業の「バトルスピリッツ」も勢いがある。トイホビー事業だけで、2008年度に27億円を売上げ、今期は倍増の45億円を目指す。

 事業セグメントごとでは、玩具会社バンダイを中心とするトイホビー事業が売上高、営業利益とも最大である。売上高は1657億2500万円(前年比8.0%減)、営業利益は115億3300万円(同19.4%減)となった。
 好調だったのは国内では男児キャラクター玩具の「炎神戦隊ゴーオンジャー」、それにカードゲームの「Battle Spirits(バトルスピリッツ)」である。「バトルスピリッツ」は、テレビアニメとの連動が効果をあげた。また海外では「ベン10」が業績に貢献した。しかし、玩具菓子や子供服などの玩具周辺事業が苦戦した。

【「ソウルキャリバーⅣ」は世界的ヒットに】
 ゲームコンテンツ事業では、全世界で発売した「ソウルキャリバーⅣ」ヒットになった。国内では「ガンダム無双2」、WiiとニンテンドーDS向けに展開した「太鼓の達人」シリーズが人気で、欧米ではWii向けの「ファミリートレーナー アスレチックワールド」、「ファミリースキー」が好調だった。
 一方で、中小型のタイトルが不振だったことから、全体では減収減益で売上高は1394億500万円(前年比4.3%減)、営業利益は109億4000万円(前年比26.0%減)である。
 アミューズメント施設事業は全体に苦戦した。国内店舗の2割にあたる63店舗を閉鎖し、効率化を目指したが、下期は営業赤字に転落した。通期売上高は772億6900万円(前年比14.0%減)、営業利益は3億9300万円(同75.9%減)である。

【映像パッケージはダブルオー、マクロスF、コードギアス】
 ネットワーク事業では、モバイルコンテンツ事業を主に手掛ける。着信メロディの会員数の減少傾向が続いているが、ゲームなどの高付加価値コンテンツが好調である。
 売上高は108億9000万円(前年比9.6%減)と下げ止まりつつある。しかし、営業利益はバンダイネットワークスの完全子会社化に伴うのれんの償却費を計上したため6億6900万円(前年比26.0%減)となっている。
 モバイルコンテンツで好調だったのは、「ドラゴンボールモバイル」、「ONE PIECEモバイルジャック」など、「機動戦士ガンダム」や「ハローキティ」などの携帯電話カスタマイズコンテンツである。同社の得意とするキャラクター分野で強みを発揮した。さらに「SIMPLE 100」シリーズや「ズーキーパー」などのゲームコンテンツも好調に推移している。

 映像音楽コンテンツ事業でも、バンダイビジュアル完全子会社化ののれんの償却費を計上している。売上高は前年比6.3%減の346億3800万円、営業利益は99%減3800万円とである。
 映像パッケージソフトで好調だったのは「機動戦士ガンダム00」、「マクロスF」、「コードギアス 反逆のルルーシュ R2」である。しかし、DVDらBlu-ray Discへの移行期になっていることもあり、映像パッケージ全体は低調となった。一方、音楽パッケージはアニメ関連を中心に好調だった。

バンダイナムコホールディングス  http://www.bandainamco.co.jp/

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バンナムHD映像音楽事業 音楽、ライツ・制作好調も DVD・BD苦戦

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 ゲームソフト会社ディースリーは、平成21年3月期の通期決算を5月8日に発表した。その結果は、連結売上高が123億7500万円と前年同期より13.4%減少しただけでなく、営業損失10億1800万円、経常損失14億9400万円、当期純損失23億400万円と多額の損失を計上する厳しいものとなった。
 売上高の減少は、第4四半期に力を入れた『Eat Lead』と『Coraline』の2タイトルの売上が当初予想を大幅に下回ったためである。そのほかのゲームタイトルも全般に伸び悩んだ。
さらに在庫評価額の切り下げや、為替差損の発生、関係会社株式の評価損の計上、ゲーム制作の見直し・中止による制作中止損などが、業績に影響した。

 しかし、個別の業績で見るとモバイル事業は好調だった。売上高12億3700万円は前年比24.5%増、営業利益は8億2000万円と同13.3%増加である。
 モバイル向けのSIMPLEシリーズが好調だったほか、女性向けの『危険なマイ★アイドル』や『部室で抱きしめて』などのサイトを開設し、新規顧客の獲得を目指した。

 一方、コンシュマーゲーム事業は、売上高111億3900万円(前年比16.2%減)、営業損失15億4900万円(前年営業利益6億600万円)となった。
 国内で売上が好調だったのは、『CR新世紀エヴァンゲリオン~使徒、再び~』で17万本超を出荷した。しかし、期中の国内売上本数は全タイトルで103万本に留まった。

 ディースリーの特長である欧米販売は、『ベン 10』シリーズや『NARUTO』シリーズなどが堅調だった。期間中に「BEN 10~ALIEN FORCE~」、「NARUTO~Clash of Ninja Revolution2~」の2タイトルを新発売した。
 「BEN 10~ALIEN FORCE~」は、欧米での出荷が113万本を超えた。また「BEN 10~PROTECTOR OF EARTH~」も引き続き好調で、累計出荷本数は297万本となった。『ベン 10』のシリーズ累計出荷本数は400万本を越える。
 それでも北米、欧州とも減収減益であった。北米での売上高は前年比21.2%減の60億5200万円、営業損失10億7500万円、欧州では売上高25億9400万円(同1.9%減)、営業利益は4300万円(同86.9%減)である。

 また、ディースリーはバンダイナムコゲームスによる公開買付けにより、今年3月24日にバンダイナムコゲームスの子会社となった。バンダイナムコゲームスの持株比率は95%を超え、ディースリーは今期からバンダイナムコゲームスを通じてバンダイナムコHDのグループ会社となる。
 これによりバンダイナムコHDは、国内ではモバイルゲーム、廉価版ゲームソフト事業を強化することになる。さらに欧米では『ベン10』と『NARUTO』のゲームタイトルを獲得する。バンダイナムコHDは、既に欧米で両タイトルの玩具を手掛けており、ゲームソフトと玩具を連動して海外展開することが可能になる。今期のディースリーの業績は、バンダイナムコとの連携が鍵になりそうだ。

ディースリー http://www.d3i.co.jp/

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 ゲーム会社カプコンの業績が好調だ。5月8日に発表された同社の平成21年3月期連結決算は、売上高が過去最高、3期連続の増収増益となった。
 売上高は前年比10.6%増加の918億7800万円、営業利益は同11.4%増の146億1800万円、経常利益は同12.6%増の138億800万円、当期純利益は同3.3%増の80億6300万円となる。

 業績好調の主な要因は、コンシューマ用ゲームソフト事業の好調である。期中に発売された『バイオハザード5』と『ストリートファイターⅣ』がいずれも大ヒットとなった。『バイオハザード5』は初回出荷が400万本を越え、『ストリートファイターⅣ』が200万本を超えるなど、ブランド力のある作品が世界市場で強さを発揮した。特に売上、利益とも大幅に伸びた北米市場が好調だった。
 また両作品がそれぞれCGアニメーション『バイオハザード ディジェネレーション』、『ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー』といった劇場映画と連動して発売されたことも見逃せない。カプコンの目指すゲームソフトと多面的なコンテンツビジネスの相乗効果が発揮されているとみられる。

 また、前期に発売された『モンスターハンターポータブル 2nd G』も好調で、引き続き同社の業績に貢献した。そのほかに廉価版ソフトの『モンスターハンターポータブル2nd G PSP the Best』、『グランド・セフト・オートⅣ』、『流星のロックマン3』なども堅調だったという。
 人気シリーズをうまく業績に結びつけた結果、コンシューマ用ゲームソフト事業の売上高は628億9200万円(前年比21.7%増)、営業利益は163億9200万円(同41.2%増)の好成績を残した。

 一方、市場の低迷が続く、アミューズメント施設運営事業は収益が大幅に低下した。売上こそ新規出店効果で0.8%増の135億900万円と前年並みだったが、営業利益は2億2400万円と前年比で70.2%減となった。
 しかし、営業収益は大幅に落ち込んだものの黒字を保った。不況事業での減少幅を喰い止めたことが、平成21年3月期の好業績につながったとも言えるだろう。

 また。業務用機器販売事業は、売上高80億3100万円(前年比22.2%増)、営業利益17億5800万円(同48.8%増)とこちらは好調だった。
 モバイル向けのコンテンツ配信事業を中心とするコンテンツエキスパンション事業は不調だった。人気化を見込んでいた『春麗にまかせチャイナ』が不振だったほか、タイトル不足から売上高は前年比45.7%減の46億2800万円、さらに営業利益は赤字に転じ2億3000万円の損失を計上した。

 カプコンは今期(平成22年3月期)についても、強気の見通しを立てている。コンシューマ用ゲームソフト事業が、引き続き成長をするとしている。
 また、不振であったコンテンツエキスパンション事業も改善し、売上高は950億円、営業利益で155億円、経常利益147億円といずれも過去最高を目指す。見通しどおりの業績を達成できれば4期連続の増収増益となる。

 このためには映画、テレビなどとのメディアミックス展開に、引き続き力を入れる。さらに同社が強みとする海外市場も今後の重点分野である。
 既に欧州で3ヵ所目の拠点となる完全子会社のカプコン・エンタテイメント・フランスSASを、フランスに設立するなど積極的なビジネス展開に向けて動いている。「クールカプコン」を浸透させ、日米欧の三極体制を確立するとしている。

カプコン http://www.capcom.co.jp/

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2009.05.09
企業決算 ]
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 5月8日、総合エンタテインメントグループのバンダイナムコホールディングスが、平成21年3月期通期決算(20年4月~21年3月)を発表した。
 連結売上高が前年比7.4%減の4263億9900万円、営業利益は223億4800万円(同33.1%減)、経常利益は245億1300万円(同32.3%減)、当期純利益は63.8%減の118億3000万円であった。

 全体でも減収減益とやや厳しい決算となったが、アニメ関連ビジネスが中心となっている映像音楽コンテンツ事業も同様の減収減益となっている。映像音楽コンテンツ事業の売上高は前年比6.3%減の346億3800万円、で営業利益は3800万円と99%減である。
 営業利益については、映像パッケージ事業のバンダイビジュアルの完全子会社化、買収に伴うのれん代の償却も含んでいる。

 バンダイナムコホールディングスの映像音楽コンテンツ事業を構成する主要企業は、映像パッケージのバンダイビジュアル、アニメ製作のサンライズ、音楽パッケージのランティス、オンライン事業のバンダイチャンネルである。
 北米地域でアニメの映像パッケージ、ライセンス管理を行なうバンダイエンタテインメントもここに含まれる。

 映像音楽コンテンツ事業では、音楽パッケージ部門が好調、制作・ライツ部門も堅調だった一方で、映像パッケージ部門が苦戦したようだ。
 事業子会社ごとの売上高、利益は明らかにされていないが、バンダイナムコHDの発表によれば映像パッケージ部門(音楽パッケージ含む)の売上高は前年比16.5%減の238億円だった。一方、制作・ライセンス部門は逆に28.6%増の108億円である。
 映像パッケージ部門はバンダイビジュアルが、制作・ライツ部門はサンライズ、音楽パッケージ部門はランティスが中心となっている。近年指摘されるアニメ業界全体の映像パッケージ事業の苦戦が、事業部門全体に影響を与えているとみられる。

 しかし、映像パッケージのヒット作は『機動戦士ガンダム00』、『マクロスF』、『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』と少なくなかった。大型ヒット作3作品の存在は、同業他社にとっては羨ましいものに違いない。
 それでもDVDからBlu-ray Discへの移行に伴う端境期であり、全体的に見れば低調だったとしている。作品の売上における二極化減少が、ここでも見られるようだ。このため今後はより売れそうなタイトルに力を入れる一方で、製作に参加する作品数の絞込みが行なわれる可能性もあるだろう。

 また、同事業では北米市場も苦戦しているようだ。バンダイナムコHDは、平成21年3月期に米国におけるパッケージ販売のビジネスモデルの見直しに伴い、市場在庫の返品を受け入れたとしている。
 北米の映像パッケージの業務は、現地法人のバンダイエンタテイメントが行なっている。北米のメディアの報道によれば、同社は前期に大幅なスタッフのリストラも行なった。アニメ映像パッケージの不況が伝えられる北米市場だけに、平成22年3月期は新たな体制づくりの正念場となりそうだ。

 その平成22年3月期についてバンダイナムコHDは、映像音楽コンテンツ事業についてはDVDからBlu-ray Discへのハードウェアの移行に伴う端境期のなか、各ターゲットへ向けたコンテンツのバランスを意識した収益性の向上を目指すとしている。
 また、グループのコンテンツ創出機能、コンテンツ価値の最大化、クロスメディア戦略と強化を課題としている。

バンダイナムコホールディングス http://www.bandainamco.co.jp/

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2009.05.06
企業決算 ]
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 5月5日、米国の大手コミック出版、キャラクター会社のマーベル・エンタテインメント(Marvel Entertainment)は、2009年第1四半期(2009年1月~3月)の業績を発表した。
 売上高は前年同期の1億1260万ドルから1億9700万ドルと大幅に増加した。一方営業利益は8750万ドルから7360万ドル、当期純利益は4520万ドルから4450万ドルに減少した。しかし、全体としてみれば、依然高水準を維持している。

 売上高の急増は、前年同期には売上高になかった映画製作事業の収入が9040万ドル計上されたためである。これらは2008年第2四半期に劇場公開し、大ヒットとなった『インクレディブル・ハルク』と『アイアンマン』に関連するもので、特にビデオパッケージからの売上が大きかった。
 しかし、ライセンス売上は高水準ながらも、前年同期の8460万ドルから8080万ドルへやや減少した。これに伴い営業利益も8540万ドルから5890万ドルに減少している。

 出版部門も、やや伸び悩んでいる。売上高は前年同期の2650万ドルから2580万ドルに、営業利益は990万ドルから700万ドルに減少している。
 米国のコミックス出版では、第1四半期にDCコミックスの『Watchmen』が記録的な売上となっており、マーベルのそれに差をつけている。

 第2四半期以降の見通しについては、第1四半期の勢いが保てるかは微妙なところである。前年に2本あった自社製作の劇場映画が、本年度は1本もないためである。自社製作映画が、大きな売上と利益を生み出すのは、『インクレディブル・ハルク』と『アイアンマン』が証明済である。5月1日に公開され大ヒットとなった『X−MENオリジンズ:ウルヴァリン』は、20世紀フォックスにライセン供与した映画化である。
 2010年5月に公開する『アイアンマン2』、2011年5月の『Thor』、6月の『The First Avenger::キャプテンアメリカ』が、自社製作映画の目先の公開予定である。第2四半期以降は、前年比でマイナスとなる可能性も高い。

 このため2009年は、ライセンス事業とコミックス出版事業の行方が、より重要になるだろう。ライセンスでは、マーベルは先の『ウルヴァリン』関連の商品に期待をかけている。
 また自社製作のテレビアニメーション番組『Super Hero Squad』が、第3四半期にカートゥーンネットワークで放映を開始する。アニメーション番組ではさらに、ライセンス制作の『Iron Man: Armored Adventures』と『Wolverine and the X-Men』がニックトゥーンで、『Spectacular Spider-Man』がディズニーXDで放映中である。マーベルは、こうしたアニメーション番組との連動によるキャラクター商品のライセンス拡大にも期待をかける。

マーベル・エンタテインメント(Marvel Entertainment)
http://marvel.com/

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 世界第2位のゲームソフト会社であるエレクトロニック・アーツ(EA)が、5月5日に2009年3月期(2008年4月~2009年3月)の通期決算を発表した。
 北米最大、世界有数のゲーム企業ある同社の決算は、国内外のゲーム業界関係者からも注目されている。しかし、その業績は2期連続赤字決算という厳しい結果であった。

 期間中の売上高は前年の36億6500万ドルから42億1200万ドルに15%増加した。しかし営業損失は4億8700万ドルから8億2700万ドルに、当期純損失は4億5400万ドルから10億8800万ドルと大きく拡大した。2年連続の赤字決算となった。

 売上高の増加は同社の豊富はゲームタイトルに支えられている。EAによれば、期間中一年間に100万本以上を販売したタイトル数は前年の27タイトルから31タイトルに増加した。このうち『FIFA 09,』、『Madden NFL 09』、『ニード・フォー・スピード アンダーカバー:Need for Speed Undercover』の3タイトルについては、年間で500万本以上を販売した。
 また、Wii向けのソフトが全体の14%を占め、昨年の8%から急増した。さらにオンラインサービスなどデシタル部門が、前年比27%増の4億2900万ドルになったことが売上増に貢献している。

 一方で、損失の拡大は、新タイトルの開発の遅れや、国内外の経済不況の影響を受けたとしている。特に第4四半期(2009年1月~3月)は売上高も減少しており、米国不況による小売りの不振がEAの業績にも影を落としているかたちである。
 EAは、昨年来人員削減を含むコストカットに乗り出しており、第4四半期の損失は前年より縮小した。しかし、通期ではその影響はまだ目に見えるかたちで表れなかった。

エレクトロニック・アーツ(日本) http://www.eajapan.co.jp/

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2009.05.04
企業決算 ]
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 5月1日、ゲーム会社のAQインタラクティブは、平成21年3月期通期業績予想の下方修正を明らかにした。今回の修正では、連結売上高、営業利益、経常利益、当期純利益はいずれも引き下げられ。  
 連結売上高は、当初予想の67億3600万円から61億3900万円に変更された。ま営業利益は7000万円の黒字から800万円の赤字に転落し、経常利益8000万円からプラスマイナスゼロになる。さらに当期純損失は2億9300万円から3億9300万円に拡大する。

 見通しの変更についてAQインタラクティブは、コンシュマーゲーム事業の自社販売部門の不振を挙げている。昨年10月に発売したニンテンドーDS向けのソフト『AWAY シャッフルダンジョン』と今年4月に発売をしたPS2向けの『すっごいアルカナハート』が、ともに当初計画を下回った。
 また、米国向けのゲーム販売をするXSEEDで予定していたタイトルの発売が延期になったことも響いた。AQインタラクティブはこのXSEEDについて、同じ5月1日に、これまでの株式保有比率を55%から90%まで引き上げることも発表している。
 さらに、受託開発部門も新規タイトルの契約金額が縮小するなど、コンシュマーゲーム事業が全般に振るわなかった。

 一方で、前期に引き続き好調な動きを続ける『ポケモンバトリオ』のあったアミューズメント事業は、順調であった。受託開発部門でも受注が好調で、アミューズメント事業全体で増収となっている。しかし、コンシュマーゲーム事業のマイナス全てをカバーすることは出来ない見通しである。
 当期純損失の拡大は、既に計上されている開発中止損3億2700万円に加えて、繰延税金資産の計上額を保守的に見直したためである。AQインタラクティブの決算発表は5月12日を予定しており、今回の修正後の内容に沿ったものになると見られる。

AQインタラクティブ http://www.aqi.co.jp/

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2009.05.01
企業決算 ]
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 国内大手アニメ製作会社のトムス・エンタテインメントは、4月30日に平成21年3月期の決算発表を行った。アニメーション事業が伸び悩んだのに加え、アミューズメント事業が不振だったことから前年比で減収減益となった。
 連結売上高は141億7500万円と前年同期比5.3%の小幅の減少だったが、営業利益は66.8%減の2億9100万円、経常利益は67.6%減2億7900万円ときつかった。当期純利益は87.1%減の6700万円である。

 業績に大きな影響を与えたのは、全体の3割程度を占めるアミューズメント事業である。業界全体が不況に陥っており、トムス・エンタテインメントもそのあおりを受けている。
 売上高は前年比12.6%減の41億1800万円、営業利益は94.9%減の2400万円である。不採算店舗閉鎖による影響や、施設市場全体の落ち込みも響いている。

 一方、アニメーション事業の売上高は100億5700万円と、前年比2.0%の微減である。また営業利益は、9億4300万円15.9%の減少である。
 映像制作収入は、テレビシリーズ、テレビスペシャル、劇場映画、オリジナルビデオを合わせて22作品、378話を制作した。テレビでは地上波テレビシリーズに加え、U局ネットで放映する『クプー!!まめゴマ!』や『スケアクロウマン』なども制作している。特に『スケアクロウマン』は、3DCGのテレビシリーズとして注目されている。
 前年にあった大作ビデオの制作がなかったものの、劇場映画の本数が増えたことから、制作収入は47億500万円と3.3%の微減である。

 一方、販売収入は、昨年とほぼ同じ53億5100万円である。しかし、その内訳は大きく変わっている。まず、国内の番組販売とDVD販売が市場全体の低迷の影響を受けて落ち込んだ。
 しかし、海外ライセンス販売、モバイルを中心としたネットワークコンテンツ販売が好調で、ライセンス事業が大きく拡大した。海外のライセンス販売は北米で大ヒットを続けている『爆丸』のカードゲームなどの商品化権収入が増大したのが理由である。国内でも『アンパンマン』関連が引き続き好調だった。
 ネットワーク事業では『ルパン三世』の携帯サイト、『巨人の星』、『アタックNo.1』などのライセンス販売が増加した。

 全体ではやや厳しい決算だが、海外、ネットと新分野で着実に利益を上げており、明るさの見える決算といえるだろう。
 トムス・エンタテインメントは、今期は、アニメーション事業では優良コンテンツのライセンスビジネスのさらなる拡大を目指す。同事業で売上高111億5000万円を見込む。さらにアミューズメント事業を含めた全体では、売上高149億7000万円、営業利益3億1000万円、経常利益3億8000円、当期純利益3000万円を見通す。

トムス・エンタテインメント http://www.tms-e.co.jp/

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2009.04.30
企業決算 ]
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 平成21年2月期の通期決算開示が遅れていたブロッコリーは、4月30日にこの発表を行なった。連結決算は平成20年2月期に引き続き赤字となり、その幅も拡大するなど厳しい数字となっている。
 連結売上高は前年比4.0%減の97億1300万円、営業損失は4億4800万円(前期6900万円の損失)、経常損失は4億9300万円(同6900万円の損失)、そして当期純損失は8億3800万円(同2億1800万円の損失)である。
 なお、本来の決算短信開示は、決算終了から45日内に行なわなければいけない。今回の開示の遅滞についてブロッコリーは、特別損失の特定・算定処理に時間を要したためと説明している。

 売上高の減少に較べて利益面での落ち込みが厳しいのは、売上総利益率が前年同期より3ポイント減少したためである。
 これは、自社製品の取扱比率が減少したためである。また、小売店舗のブランド再構築で、在庫の整理と圧縮が進められていることも理由となっている。

 事業別ではリテール部門の落ち込みがきつかった。秋葉原本店の売上高は前年比7.2%減の21億3400万円、秋葉原本店を除く全店売上は10.2%減の39億9200万円、全店売上高では61億2600万円(同9.2%減)である。
 売上高の減少についてブロッコリーは、店舗のアニブロゲーマーズ移行によるものと秋葉原エリアでの社会事件の発生の影響を挙げている。通信販売部門も含めたリテール部門全体の売上高は66億4400万円(前年同期比5.6%減)である。

 自社商品の製造、販売、卸売業務を行なうエンターテイメント部門は、トレーディングカードやCDが好調で前年を上回った。
 特に他社向けの販売で、トレーディングカードゲーム シルバーブリッツ「リセ」の売上が大きく伸びたとしている。同部門の売上高は29億7100万円、前年同期比2.4%増である。

 平成22年2月期については、現在アニメイトとの資本・業務提携をもとに進めているアニブロゲーマーズのブランド浸透と顧客拡大がかぎになる。ブロッコリーは、アニブロゲーマーズブランドを核に、売上高11%増の107億3700万円を目指す。
 また、自社コンテンツの利益管理を徹底、販売促進費・広告宣伝費の選択と集中、間接部門の経費削減などにより、通期営業利益1億1000万円を見込むとしている。

ブロッコリー http://www.broccoli.co.jp/

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2009.04.29
企業決算 ]
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 米国のアニメーション製作の大手ドリームワークス アニメーションSKGは、4月28日に2009年の第1四半期(2009年1月-3月)の決算発表を行った。
 売上高は2億6350万ドルと前年の1億5720万ドルを大きく上回り、それに合わせて純利益も2610万ドルから6230万ドルに急伸した。これは第1四半期の決算としては、過去で最も良いものとなった。

 業績を牽引したのは米国では2008年11月に公開された『マダガスカル2』の海外興行収入と2月に発売された米国内の映像パッケージの売上である。
 実際に売上のうち1億4750万ドルは、『マダガスカル2』から発生したという。『マダガスカル2』の世界興行収入は5億9500万ドル、映像パッケージは670万枚を販売した。

 CEOのジェフリー・カッエンバーグ氏は、今年3月27日に劇場公開された『モンスターvsエイリアン』の大ヒットにも言及した。こちらからは早くも1050万ドルが業績に貢献している。
 しかし、『モンスターvsエイリアン』の、国内外から収入や利益の多くは第2四半期以降に実現する見通しである。例えば日本での公開は、7月11日となっている。
 一方でドリームワークス アニメーションは、2009年の劇場公開は『モンスターvsエイリアン』の1作だけである。これはまでの毎年2作品のペースより少なくなっている。第2四半期以降も『モンスターvsエイリアン』の見通しは明るいが、通期で考えれば業績は従来よりも控えめな数字になりそうだ。

 しかし、2010年は3月に『How to Train Your Dragon』、5月に『シュレック4』、11月に『Master Mind』の公開を予定している。『カンフーパンダ』、『マダガスカル2』、『モンスターvsエイリアン』と続くヒットの勢いが2010年まで保たれれば、むしろドリームワークス アニメーションの業績は、2010年が注目とになる。
 また、ドリームワークス アニメーションは、今回、同社のCEOジェフリー・カッエンバーグ氏との契約を2013年まで更新したことも明らかにしている。経営陣も含めて、現在の勢いを長期的に保つ戦略である。

ドリームワークス アニメーション http://www.dreamworksanimation.com/

『モンスターvsエイリアン』 公式サイト http://www.mon-eri.jp/
『マダガスカル2』 公式サイト http://www.madagascar.jp/

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2009.04.28
企業決算 ]
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 エンタテインメント企業グループの角川グループホールディングス(角川GHD)は、4月28日に平成21年3月期(20年4月~21年3月)の決算発表を行った。
 連結売上高が前年比6.1%減少の1416億1100万円だったほか、営業利益は30.5%減の35億6500万円、経常利益は31.7%減の40億6200万円とやや停滞感の漂う結果となった。また、投資有価証券評価損39億9700万円、減損損失22億5300万円を計上したことから、当期純損失は52億500万円と前年に続き最終赤字となった。

 こうした業績は出版事業が堅調に推移したのに対して、映像事業が苦戦したためである。また、情報誌やウェブ、モバイル関連から構成されるクロスメディア事業も停滞している。出版事業の利益の一部を両事業が相殺しているかたちである。

 その出版事業の売上高は、前年比1.2%減の711億5800万円、営業利益は14.1%増の56億1000万円である。映像、ゲームとの連動によるビジネスが依然うまく回っている。
 単行本で好調だった作品として、『おそろし 三島屋変調百物語事始』(宮部みゆき著)、『壷霊(上・下)』(内田康夫著)のほか、アニメ化もされた『別冊 図書館戦争(1)(2)』(有川浩著)も挙がっている。アニメ関連では、『F.S.S. DESIGNS KALAMITY GODDERS:BOTH」(永野護著)、ゲーム攻略本では『モンスターハンターポータブル2nd G ザ・マスターガイド』がヒット作である。

 ライトノベルでは期間中、スニーカー文庫創刊20周年、ファンタジア文庫創刊20周年、電撃文庫創刊15周年、ファミ通文庫創刊10周年の周年記念フェアを開催した。ここでは『とらドラ!』シリーズ、『とある魔術の禁書目録』シリーズ、『乃木坂春香の秘密』シリーズ、『鋼殻のレギオス』シリーズ、『生徒会の一存』シリーズ、『文学少女』シリーズがヒットした。
 ライトノベル分野は引き続き業界トップシェアを堅持しているだけでなく、ヒット作の多くがアニメ化作品、もしくは予定作品である。同様にマンガでもテレビアニメシリーズを中心としたメディアミックス展開が好調で、関連出版物やグッズなどの商品展開の拡大につながっているとする。作品では『よつばと!』、『らき☆すた』、『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』、『ケロロ軍曹』などが言及されている。

 一方、映像事業は売上高339億1900万円と18.7%減、営業損失は11億800万円である。製作・配給で平成21年3月公開の『ドロップス』が大ヒットになったが、海外から買付けた作品を中心に興収目標に達しないケースが多かった。映画興行全体の準大作以下の洋画不振が、影響を与えたかたちである。
 逆にDVDでは邦画作品にヒットがなかった。海外ドラマ『CSI』シリーズは好調だった。アニメDVDでは、『ストライクウィッチーズ』、『らき☆すた』、『純情ロマンチカ』、『超劇場版ケロロ軍曹3』の4作品をヒットとしている。

 クロスメディア事業の売上高は262億6600万円前年比9.5%の減少で、前期15億6600万円あった営業利益は営業損失2200万円と赤字に転じた。
 クロスメディア事業はテレビ情報誌や地域情報誌、モバイルサイトなどの事業を行っている。期間中はYouTubeに角川アニメチャンネルやウォーカーチャンネルを開設している。今後は新たな収益モデル作りに取組むとしている。

 角川GHDは平成22年3月期について、出版事業の高収益率の維持を目指す一方で、映像事業は出版事業と協業でヒット作を狙う。また、シネコン事業ではデジタル上映対応を進める一方で、不採算劇場の見極めを行い選択と集中を行う。
 そのうえで平成22年3月期の連結業績予想を売上高1400億円、営業利益50億円、経常利益50億円、当期純利益20億円と定める。

角川グループホールディングス http://www.kadokawa-hd.co.jp/

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 タカラトミーは5月12日に予定をしている決算発表を前に、平成21年3月期の通期業績予想の修正を発表した。業績修正は2月3日にも行われているが、その後の業績の変動の調整と、第4四半期に新たに特別損失が発生するためである。
 通期連結売上高はこれまでの1770億円から1800億円に引き上げられ、営業利益は40億円から50億円、経常利益は38億円から54億円、当期純利益は11億円から13億5000万円に変更される。全体に上方修正したかたちだが、2月3日の下方修正前の数字よりは下回る。年初の予想よりは下回るものの、第4四半期で一部業績が持ち直していることが伺われる。

 今回の修正に関してタカラトミーでは、売上高についてトレーディングカードの『デュエル・マスターズ』、そして『ベイブレード』の拡販などにより国内外の玩具販売が持ち直したとしている。
 また、営業利益はグループ販管費の圧縮により前回予想を上回り、営業外損益の好転で経常利益も前回予想を上回る見込みとしている。一方で当期純利益については、第3四半期の20億円あまりの特別損失に加えて新たな特別損失が発生し、小幅な修正にとどまった。

 その特別損失は、時価下落による投資有価証券評価損が3億5000万円、不採算事業の固定資産減損処理が5億円となっている。
 連結子会社でふたつの海外子会社トミー・コーポレーション、トミーUK、さらに松山製菓などの事業再構築費用が6億7000万円になる。海外を中心とした事業再編コストが響いた。

 また、同社が平成20年5月に7億7400万円でGDH(現ゴンゾ)から譲渡受けたオンラインゲーム会社ゴンゾロッソの株式15.43%を持分法投資損失として4億8000万円の損失処理をする。
 GDHは平成21年3月31日に、ゴンゾロッソの株式54.56%を6億7000万円で中小企業サービス機構に売却している。この時点で株価はタカラトミーの購入価格の1/4となっており、のれん代の償却が必要になったとみられる。
 これらを合わせた平成21年3月期第4四半期のタカラトミーの特別損失は、20億円となる見込みだ。

タカラトミー http://www.takaratomy.co.jp/

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2009.04.27
企業決算 ]
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 セガサミーグルプの玩具会社セガトイズが、平成21年3月期の決算発表を前に、通期連結決算の業績予想を下方修正した。
 今年2月に発表された予想に較べて、売上高が193億7000万円から189億4700万円に引き下げられたほか、1億2600万円の営業利益は8700万円の営業損失に、2000万円の経常利益は9800万円の経常損失に、これまでプラスマイナスゼロとされていた当期純利益は1億1400万円の赤字に転落する。この結果セガトイズの決算は、平成20年3月期に引き続き2年連続の赤字決算となる見込みである。

 業績の悪化についてセガトイズは、景気後退が個人消費に影響を与えていること、国内市場の春休み商戦が苦戦したことを理由に挙げている。
 海外売上では為替差益が発生したが、利益率の高い国内販売の落ち込みが響いたとする。また、グループ会社でラジコン玩具を主力とするタイヨーの業績が大幅に悪化した。これが営業利益と経常利益の減少につながった。

 セガトイズは、2月10日に海外市場での「爆丸」のヒットにより売上高の上方修正、利益面での下方修正を行っている。今回は売上高も引き下げており、国内市場の悪化が当初予想よりもさらに悪くなっているとみられる。
 特に「爆丸」の輸出は、欧米地域についてはカナダの玩具会社スピンマスター向けのOEM供給が中心となる。国内販売に較べて売上利益率が低い。今回の業績の引き下げ幅が売上に較べて利益面で特に大きくなっているのは、海外輸出の増加、国内販売の減少という同社の最近の傾向を反映しているだろう。

セガトイズ  http://www.segatoys.co.jp/

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2009.04.26
企業決算 ]
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 大手映画会社の東宝は、4月24日に平成21年2月期決算を発表した。『崖の上のポニョ』や『花より男子ファイナル』の大ヒットがあったことから、映画事業が特に好調だった。前年比で増収増益、売上高は過去最高に達した。
 連結売上高は2134億9300万円(前年比4.1%増)、営業利益は232億6000万円(同16.5%増)、経常利益は257億7000万円(同18.8%増)である。ただし、有価証券などの評価損を計上しているため、当期純利益は22億9400万円と前年比で68.5%減となった。

 好調だった映画事業全体の営業収入は1335億6300万円と前年比5.4%増、営業利益は132億6600万円で同32.2%増である。このうち映画営業事業の営業収入は478億1100万円(同19.9%増)、営業利
益86億7600万円(同39.6%増)、映画興行事業の営業収入は590億7500万円(同1.7%増)、営業利益は28億6000万円(同53.4%増)となる。
 『崖の上のポニョ』と『花より男子ファイナル』がビッグヒットとなったとしている。期間中の配給本数は、前年より4本多い29本、ビッグヒットに加えてこうしたライナップの豊富さも、業績につながったとみられる。

 実際に決算発表と同時に東宝が明らかにしたところによれば、東宝の興行収入は2008年全体を通じて739億1400万円と市場シェア40.1%で1位だった。これは2位のワーナーブラザーズの163億9200万円 8.9%を大きく上回っている。これにグループ会社東宝東和の141億1800万円 7.7%を加えると、市場のおよそ半分を同社グループが占めていたことになる。
 東宝、東宝東和とも3年連続で興行収入を伸ばしており、映画興行における東宝の存在感が益々強まっている様子が伺える。

 こうした状況はアニメ映画でも同様で、定番シリーズ作品を中心に人気劇場アニメの多くが東宝で配給されている。平成21年2月期では、製作に参加したアニメ映画では『崖の上のポニョ』のほか、『名探偵コナン 戦慄の楽譜』、『劇場版MAJOR 友情の一球』、『劇場版BLEACH Fade to Black 君の名を呼ぶ』を配給している。
 また、配給受託映画では『映画ドラえもん のび太と緑の巨人伝』、『映画クレヨンしんちゃん ちょー嵐を呼ぶ 金矛の勇者!』、『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール ギラティナと氷空の花束シェイミ』、『劇場版NARUTO-ナルト-疾風伝08』、『映画!たまごっち うちゅーいちハッピーな物語!?』などがある。

 平成22年2月期も製作映画で、『名探偵コナン 漆黒の追跡者』、『劇場版デュエルマスターズクロス』を配給する。また、配給受託では『映画ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史』、『映画クレヨンしんちゃん オタケベ!カスカベ野生王国』、『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール アルセウス 超克の時空へ』、『劇場版NARUTO‐ナルト‐疾風伝09(仮題)』、『ホッタラケの島』を手掛ける。
 2010年2月期は前期よりさらに3本多い32本の配給を行うが、例年同様に、アニメ映画もこのなかに多数含まれることになる。

 一方演劇事業の営業収入は159億4300万円(前年比20.1%増)、営業利益は21億8900万円(同8.1%減)である。各劇場公演が高稼働したことから営業収入は伸びたが、営業利益は減少した。
 不動産事業は、オフィス・商業などのテナントビルが新規ビルの竣工や賃料改定で増収につながった。また、50億円をかけて行った第一次改造計画が終了した東宝スタジオが、売上記録を更新している。しかし、道路事業が不調で、不動産事業は全体では営業収入600億4300万円(前年比1.9%減)、営業利益は114億3700万円(前年比3.9%増)にとどまった。 

東宝 http://www.toho.co.jp/

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2009.04.24
企業決算 ]
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 大手アニメ製作会社のトムス・エンタテインメントは、4月24日に平成21年3月期の通期業績予想の修正を発表した。
 売上高は141億1000万円から141億7000万円に、営業利益は2億8000万円から2億9000万円に引き上げられた。しかし、経常利益は3億1000万円から2億8000万円に引き下げられた。また、当期純利益は4000万円から6000万円に変更された。

 トムス・エンタテインメントは売上高と営業利益の増加について、アニメーション事業が堅調に推移したためとしている。
 一方で、経常利益は、円高の影響を受け為替差損が発生したとしている。さらに当期純利益の上方修正は、税効果による税金費用が減ったためとしている。しかし、今回の修正は、全体に小幅修正にとどまっており、おおむね予想通りの結果となる。

 前年との比較では、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益、いずれもが前年を下回りそうだ。
 平成21年3月期の決算は3月31日に終了していることから、今回の数字がトムス・エンタテインメントの最終的な業績になるとみられる。同社は4月30日に通期業績発表を行なう予定である。

トムス・エンタテインメント http://www.tms-e.co.jp/

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企業決算 ]
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 アニメ制作国内最大手の東映アニメーションは、平成21年3月期の通期連結業績予想の上方修正を行なった。
 売上高は従来予想の198億円から217億円に引き上げられたほか、営業利益は26億円から31億円、経常利益は30億円から34億円に変更された。またこれまで有価証券評価損により、5000万円と見込まれていた当期純利益も、経常利益の増加により、5億円となる。
 これにより東映アニメの売上高は4期連続200億円を上回り、今期は平成18年の215億円6000万円を上回る可能性が出て来た。

 東映アニメーションは平成20年9月30日にも、増収増益の業績修正を行なっている。売上高や営業利益、経常利益の上方修正は、今期2回目となる。
 同社の業績は第3四半期まで好調に推移していたこともあり、これまでも上方修正の可能性が高いと見られていた。しかし、あらためて業績修正が行なわれることで、アニメ産業全体では停滞感が漂うなか、同社の堅調ぶりが際立つ。
 
 今回の業績修正について東映アニメーションは、国内版権部門や商品販売部門で『プリキュア』シリーズと『ドラゴンボール』シリーズの関連商品が好調であることを理由に挙げている、さらに、パッケージソフト部門で『ドラゴンボール』シリーズ、『キン肉マン』などのDVDが好調に推移したとしている。
 定番ブランドの強さと、積極的なプロモーションによる過去の人気作品のDVDが大きな力を発揮したようだ。不況のなか、これまでの資産を巧みに活用する東映アニメーションの強さが表れた1年になりそうだ。

東映アニメーション http://corp.toei-anim.co.jp/

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2009.04.22
企業決算 ]
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 4月20日、米国第2位の大手玩具メーカー ハズブロ(Hasbro)が、2009年第1四半期の決算を発表した。期間中の売上高は、前年同期の7億420万ドルから6億2130万ドルと11.8%減少したほか、営業利益は6120万ドルから4120万ドル(32.7%減)に、また当期利益は前年の3750万ドルから1970万ドル、47.5%減となった。
 売上高の減少の理由のひとつは、期間中の為替変動による影響である。これは先に発表された別の大手玩具会社マテルの決算でも言及されていた。8290万ドルの売上高の減少のうち為替の影響は、4020万ドルとおよそ半分を占める。

 国内外別では北米市場の売上高が4億2850万ドルから4億450万ドル(8.5%減)、一方で営業利益は3730万ドルから4160万ドルに増加した。売上高の減少は、『トランスフォーマー』やマーベルの関連商品、「LITTLEST PET SHOP」の売上減少に影響を受けた。一方で『スターウォーズ』シリーズは好調だった。
 海外は落ち込みが大きかった前年同期の売上高2億4830万ドルに対して、今期は1億8920万ドル(23.8%減)に留まった。また、営業損失は1300万ドルから1450万ドルに拡大した。またブランド別では『スターウォーズ』とシューティング玩具『NERF』は好調だったが、『トランスフォーマー』や『MY LITTLE PONY』など多くの商品が売上を落した。 

 ハズブロのCEOであるブライアン・ゴルドナー氏は、第1四半期は経済不況と為替の影響、そして小売店の在庫調整で業績が落ち込むことは想定していたとする。
 そのうえで、第2四半期以降は、『トランスフォーマー/リベンジ』、『G.I. ジョー: RISE OF COBRA』、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』といった大型映画の劇場公開があり、これらの関連玩具の売上が期待出来ると楽観的な見通しを立てた。今後は、同社の得意とするキャラクター玩具の行方が、業績を左右することになりそうだ。

ハズブロ http://www.hasbro.com/

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2009.04.21
企業決算 ]
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 米国最大の玩具メーカー マテルの2009年第1四半期の決算が4月17日に発表された。売上高が前年比で15%ダウンするなど、世界経済の不振を反映した厳しい決算となった。
 特に米国以外の海外部門の状況が厳しかった。売上の減少に加えて、為替差損の影響も大きかった。

 第1四半期の売上高は7億8560万ドルで、前年の9億1930万ドルから15%の減少である。国内の売上高が6%減に対して、海外事業は23%の減少となった。また、営業損失は前年同期の3650万ドルから、5520万ドルに拡大した。
 こうした業績についてマテルのCEOロバート・A・エカート氏は、第1四半期の業績は当初予想通りと説明する。そのうえで業績の悪化は、為替の影響と小売店の在庫整理の動きが進んだためとしている。

 しかし、事業部門ごとにみると、今期は有力ブランドの数が不足しているという同社固有の問題も見えて来る。ブランドごとでは、マテルガールズ&ボーイズブランドが売上高5億400万ドルで前年比15%の減少、フィッシャープラスは2億8370万ドルで17%の減少、アメリカンガールズが6640万ドルで4%減である。
 個別の商品では、バービー人形が米国内で2桁の伸びを見せた以外は有力なブランド商品がなかった。そのバービー人形も海外市場を含めると5%のダウンである。

 女児向けではポーリーポケットとハイスクールミュージカルの人形が落ち込んだ。自動車玩具では、スピードレーサーの売上減少が響いた。また、海外事業でもスピードレーサーとカーズの落ち込みが響いている。いずれも人気ブランド商品だっただけに、これらのキャラクター玩具を引き継ぐ新たなブランドが不足していると言えそうだ。
 しかし、同社の株価は業績発表後、むしろ急伸している。赤字決算は想定済みで、国内で主力商品のバービー人形の売り上げが伸びていることや在庫の減少、玩具価格の上昇見通しなどが好感された。

 玩具企業にとって例年第1四半期は、事業の閑散期である。業績はネガティブな方向に動きやすい。年間の業績は、年後半に向かって景気回復が進むのか、あるいは消費者支出が伸びるのかに左右されることになる。
 玩具業界は、消費者心理に影響が受け易いだけに、今後の動きは米国経済と同様に波乱含みである。

マテル(日本) http://www.mattel.co.jp/

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2009.04.10
企業決算 ]
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 4月10日、アニメ製作、マンガ出版のIGポートは、平成21年5月期第3四半期(20年6月~2月)の連結決算を発表した。この連結決算にはアニメ製作のプロダクション I.Gとジーベック、マンガ出版のマッグガーデンなどが含まれる。
 売上高はマッグガーデンと経営統合が行われていることから、前年の37億1400万円から53億3200万円に急伸している。一方で営業利益は前年同期の9600万円から3600万円に、経常利益は1億2400万円から3000万円に減少した。これは映画製作を中心に製作投資が続いていることを反映しているとみられる。また、四半期純利益は400万円のマイナスであった。
 
 第3四半期までの当期純損失は期初の見通しで既に見込まれていた。また、第2四半期まではマイナスであった営業利益は第3四半期で黒字に浮上した。
 今後は第4四半期に見込まれる版権収入や出版事業のマッグガーデンの期末売上など、コンテンツ関連企業特有の期末の利益増加による、最終黒字を目指すことになる。IGポートは通期連結決算で、売上高74億円、営業利益2億7000万円、経常利益1億9000万円、当期純利益5000万円を目指す。

 事業別ではアニメ制作を中心とする映像制作事業が好調であった。売上高38億6800万円、営業利益は2億7200万円である。今期はアニメ関連企業のなかに、業績を大きく悪化させる企業も少なくないが、制作事業で利益を出すことでIGポートの事業は安定しているようだ。
 期間中の主な作品は劇場用アニメ『攻殻機動隊2.』、『メジャー』、テレビアニメでは、『RD潜脳調査室』、『To LOVEる』、『無限の住人』、『ワールド・デストラクション』、『今日の5の2』、『獣の奏者エリン』、そして実写テレビシリーズの『ケータイ捜査官7』も手掛けている。
 また、出版事業は売上高9億3100万円、営業利益5600万円である。同事業では月刊誌「コミックブレイド」、「コミックブレイドavarus」や新刊書を手掛ける。長く赤字が続いていたマッグガーデンの出版事業黒字化は、IGポートにとってポジティブな材料である。

 一方、苦戦がみられたのは版権事業である。期間中は『攻殻機動隊シリーズ』、『エヴァンゲリオン』、『テニスの王子様シリーズ』、『図書館戦争』、『スカイ・クロラ』、『RD潜脳調査室』などの作品から二次利用による収益分配を計上した。
 しかし、売上高は4億7900万円、営業損失4100万円となった。『攻殻機動隊シリーズ』、『エヴァンゲリオン』などに匹敵する大型作品が現れていないことが響いているとみられる。版権事業は会社全体のなかでも利益率の高い事業だけに今後の課題となりそうだ。

IGポート http://www.igport.co.jp/

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2009.04.09
企業決算 ]
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 玩具会社ウィズの平成21年5月期第3四半期(20年6月~21年2月)の決算発表が、4月9日に行なわれた。
 売上高は25億8400万円と前年同期より9.9%の増加となったが、営業損失は10億4700万円、経常損失は10億2000万円、四半期純損失は12億9100万円となった。

 また、同日発表された通期業績予想の修正では、当初40億円と予想していた通期売上高を32億円に下方修正した。
 これは第4四半期の新製品の売上が当初予想を大幅に下回っているためだとしている。アミューズメント商品と海外売上高が予想を下回ったのも響いた。

 おもちゃ事業では、昨年11月に発売した「たまごっちプラスカラー」などOEM製品の販売が堅調に推移した。しかし、オリジナル事業の新シリーズ商品が苦戦した。くだらないものを作り続けるをテーマにした「こよい兄弟」シリーズ、キャラクターフィギュアを空中で動かす「キャラボッツ」シリーズ、スロットカー関連商品「GSLOT」シリーズなどが低調であった。
 また「たまごっちシリーズ」のロイヤリティも低調であった。期間中のおもちゃ事業の売上高は25億6300万円(前年同期比13.8%増)である。

 また、その他事業のでは、第1四半期にペット・アパレル事業から撤退を行っている。そのうえで収益構造の改善を目的として、ライセンス事業への構造転換を進めている。このため第3四半期までの連結決算では売上高は前年同期比78.6%減の2000万円にとどまっている。

ウィズ http://www.wizinc.co.jp/

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2009.04.06
企業決算 ]
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 4月6日、アニメ企画などの創通は、平成21年8月期第2四半期(20年9月~21年2月)決算を発表した。テレビアニメ番組の減少、製作委員会の組成の遅れ、就職情報市場の縮小から、前年同期比で減収減益の厳しい決算となった。
 第2四半期までの連結売上高は、前年同期比20.4%減の69億7700万円、営業利益は同24%減の9億9100万円、さらに経常利益は10億900万円(同26.8%減)、四半期純利益は3億7700万円(同49.6%減)である。

 創通は期間中、メディア事業として大型プロジェクト『機動戦士ガンダム00』2ndシーズンを手掛けたほか、『ゴルゴ13』、『しゅごキャラ!!どきっ』、『ちびアニ劇場』などに出資を行った。『それいけ!アンパンマン』や『子育てパラダイス』などのプロデュース、取扱も行っている。
 イベント事業では、『スーパーロボット大戦』シリーズ、『機動戦士ガンダム』シリーズなどの広告収入やイベント事業が順調だった。しかし、前年に大型キャンペーンの集中した反動があり売上高は減少となっている。
 また、テレビアニメ番組制作受託の売上高が下半期に後倒しになっていること、就職情報事業の子会社ジェイ・ブロードが新卒採用環境悪化で広告収入を減らしていることから、メディア事業全体でも減収減益となっている。メディア事業の売上高は54億1400万円(前年同期比22.9%減)、営業利益は2億7100万円(同49.0%減)となった。 

 一方、同社の権利を持つ作品から派生するライセンス料を主要な収入とするライツ事業も減少した。期間中の主要な作品は『ガンダム』シリーズである。『ガンダム』シリーズは当初計画どおりに推移したが、ヒット作品の数が不足した。
 作品別では『ひぐらしのなく頃に』シリーズ、『瀬戸の花嫁』シリーズがヒットになったが、全体をカバーするに至らなかった。また、個人消費低迷から商品化権による版権収入が低調となり、前年同期に比べ売上高が減少した。ライツ事業の売上高は前年同期比20.8%減の13億3800万円、営業利益は7億5500万円(同10.2%減)である。

 創通は今後の方針として、中核事業であるアニメ番組のプロデュースの営業活動の強化を掲げる。より優れた作品の企画や放送枠の提案により、スポンサー開拓を進める。また二次利用市場の新たな開拓による、アニメキャラクターの版権ビジネスを拡大するとしている。

創通 http://www.sotsu-co.jp/

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2009.04.04
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 キャラクター事業の大手サンリオは、4月3日に平成21年3月期通期(20年4月~21年3月)決算の業績下方修正と特別損失の計上、さらに繰延税金資産の取り崩しを発表した。
 簿価を大きく割りこんだ投資有価証券のうち早期の回復がないと見込まれるものを、およそ8億円の有価証券評価損とする。また、投資回収の可能性が低い固定資産については、24億円の減損損失を計上する。こうした業績から繰延税金資産の回収の可能性を再検討し、そのうちおよそ20億円を取り崩す。

 新しい通期連結業績予想では、売上高は704億7600万円から694億円に、営業利益は76億8500万円から64億円に、経常利益は69億1800万円から56億円に引き下げられた。
 また、当期純利益は31億6500万円の黒字から23億円の赤字に引き下げられ、最終赤字となる。しかし、株式配当は既に公表されているとおり、1株につき10円の予定で支払う。

 利益が当初予想を下回るのは、第4四半期に国内ライセンスや企業特注の受注が抑制されためである。ヨーロッパ地域を中心にした海外事業や国内店頭売上は堅調だったが、これらの落ち込みをカバー出来なかった。
 また、減損損失24億円のうち23億円は、大分ハーモニーランドの施設分である。これにより大分ハーモニーランドの施設の簿価は、ゼロとなる。

サンリオ http://www.sanrio.co.jp/

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2009.04.01
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 アニメ企画などの創通は、平成21年8月期の第2四半期と通期の連結業績予想の下方修正を発表した。
 第2四半期(20年9月~2月)までの連結売上高は75億円から69億7700万円に、営業利益は10億2000万円から9億9100万円に、経常利益は10億3000万円から10億900万円に、四半期純利益は5億5000万円から3億7700万円に引き下げられる。
 当期純利益の下方修正は、投資有価証券評価損2億4100万円を特別損失として計上することになったためである。有価証券の市況動向により、通期決算末の特別損失の額が変動する可能性もある。

 また、通期連結決算では、162億円を154億円に、営業利益は19億円から17億円に、経常利益は19億4000万円から17億4000万円に、当期純利益は10億7000万円から8億円に予想を修正する。
 こちらは景気の悪化から企業の新規採用が手控えられており、就職情報事業子会社ジェイ・ブロードの事業環境が急激に悪化しており、採用広告収入が落込むとしている。

 同社の主力事業であるアニメ事業でも、売上高が当初見込みより減少する。これはアニメ製作の母体となる製作委員会組成の遅れから、当初予定していたテレビアニメ番組制作受託の売上高の一部が翌期になるためである。

 製作委員会組成の遅れは、テレビアニメ番組数減少や広告予算縮小の影響により、スポンサーが新規作品への投資に慎重となっているためと創通は説明している。
 アニメ企画延期の業績予想への影響は、2月に発表された映像会社ティー・ワイ・オーの業績予想下方修正の際にも触れられた。アニメ番組数の減少に合わせて、従来の製作委員会のメンバー企業が、今後のアニメ製作企画についても、慎重な姿勢が取る傾向が強まっている。

創通 http://www.sotsu-co.jp/

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TYO利益予想下方修正 アニメ企画・制作プロジェクトの延期も響く

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2009.03.12
企業決算 ]
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 映像制作を中心に幅広いエンタテインメント事業を手掛けるティー・ワイ・オーは、3月11日に平成21年7月期第2四半期(20年8月~21年2月)決算を発表した。
 ティー・ワイ・オーは決算に先立って、2月27日にアニメプロジェクトの延期やテレビコマーシャルの企画、制作、ウェブ事業に対する不況の影響を理由に業績を下方修正している。しかし、今回の決算は、修正後の決算数字をさらに下回った。
 ティー・ワイ・オーによればこれは、業績予想修正後にエンタテインメント事業の中のゲームソフト企画・制作で売上計上が第3四半期以降にずれ込んだものが発生したためである。

 この結果6ヶ月間の連結売上高は前年比7%増の156億4800万円、営業利益は66.4%減の3億1000万円、経常利益は81.3%減の1億4200万円と厳しいものとなった。また、四半期純利益は3億6900万円のマイナスになった。
 このうち同社の中核事業である広告映像事業は、テレビコマーシャルでは広告主による制作会社絞り込みという業界動向が業界大手の同社に有利に働き堅調であった。しかし、関連子会社で売上、利益の未達があった。広告映像事業は、売上高85億2300万円、営業利益4億1500万円である。
 ウェブ事業とインターナショナル事業は共に、営業損失であった。それぞれ、売上高9億3800万円、営業損失2800万円、売上高7億7600万円、営業損失8200万円である。

 エンタテインメント事業は、好調不調が分かれた。好調だったのはCGの企画・制作である。この分野の業界大手であるデジタル・フロンティアと老舗ブランドを持つルーデンスが売上高、利益の双方で当初目標を大きく上回った。ゲームやフルCG映画などの大型案件を受注したことが貢献した。
 一方で、アニメーションの企画、制作は、利益面で苦戦した。当初目標にしていた売上は確保出来たが、制作コストが増加したことが収益を圧迫した。ティー・ワイ・オーは、今後、アニメ部門については営業の統合や製作ラインの集約によりコストの抑制を目指すとしている。
 キャラクター部門では、ウルトラマンを持つ円谷プロダクションが売上高、利益共に堅調に推移した。ドワーフは同社制作のキャラクター「どーもくん」が、米国で人気を呼んだが、業績は厳しかった。エンタテインメント事業は、売上高51億9200万円、営業利益1億9300万円である。

 同社は通期決算については、昨年9月18日の発表数字から修正はないとしている。これは4月以降のテレビ番組改編期のテレビアニメやテレビ番組、テレビコマーシャルの受注状況、Web事業、インターナショナル事業の動向を見極める必要があるためとしている。
 しかし、中間決算の数字が当初予想から大きく乖離しているため、今後の市場の動向が固まった時点での通期決算の業績予想修正は可能性が高い。

ティー・ワイ・オー http://group.tyo.jp/

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2009.03.01
企業決算 ]
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 2月27日、音楽・アニメ・ゲームなどのエンタテインメント企業マーベラスエンターテイメントは、平成21年3月期の通期連結業績予想を大幅に下方修正した。当初予想に較べて売上高を20%引き下げるほか、これまで黒字とされていた営業利益、経常利益、当期純利益はいずれも赤字に転落する。
 連結予想は売上高が125億円から100億円に、営業利益2億6000万円は13億2000万円の赤字に、経常利益2億3000万円は13億4000万円の赤字に、当純利益1億4000万円は13億1000万円の赤字に引き下げられる。

 業績見通しの引き下げは、同日にコンテンツ資産の評価損8億9900万円と本社移転に伴う特別損失8500万円を計上したためである。コンテンツ資産の評価損は、ゲームソフトの企画・開発・販売を行なうデジタルコンテンツ事業で発生した。
 マーベラスによれば、海外で大型量販店の倒産や専門店の店舗閉鎖が相次いでおり、ゲームソフト市場が低迷している。その結果、年末商戦以降における受注数が大幅に減少しているという。また、国内でも主力シリーズ作品の追加受注が、見込みを大幅に下回った。さらに3月発売予定の国内タイトルが開発の遅れから発売延期となっていることも理由としている。
 マーベラスは、ゲームソフト事業でヨーロッパ市場での展開を強みとしている。平成20年3月期の全体売上の25%以上が海外からのもので、その大半がヨーロッパからだった。しかし、今回は欧米の経済不振が、逆に同社の業績に大きな影響を与えるかたちになった。

 こうした環境のなかマーベラスは、平成21年2月と3月発売予定タイトルの販売計画を見直し、その収支予測の結果から国内で2タイトル、欧州で3タイトル、北米で1タイトルの発売を来期へ延期することにした。これが売上高の予想を引き下げた。
 また、棚卸資産についても将来収支予測を評価し直し、コンテンツ資産に8億9900万円の評価損を計上する。より厳しい予測をたてることで一気に損失を落とし、見えない赤字を残さない方針となる。

 しかし、今期は連結純損失を計上することから、これまで予定していた1株625円の株式配当は行なわない。また、経営陣の報酬も10%から20%の幅で減額する方針である。
 さらに経費削減も行なう。経費削減の中には、同社のファンに関係するものもある。マーベラスは大型宣伝イベントへの出展と、海外でのミュージカル公演を当面中止するとしている。
 人気ブランドのイベント参加中止は、ファンにとっては残念ものになりそうだ。また、昨年同社は台湾と韓国で、ミュージカル『テニスの王子様』の公演を行い大きな話題を呼んだ。しかし、こちらも暫くお休みになりそうだ。

マーベラスエンターテイメント http://www.mmv.co.jp/

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2009.02.27
企業決算 ]
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 映像制作・エンタテインメントの総合企業であるティー・ワイ・オーは、平成21年7月期第2四半期(20年8月~21年1月)の業績予想の修正を発表した。
 これまで150億円としていた売上高を159億円に上方修正する一方で、営業利益は7億円から6億円、経常利益は6億円から4億4000万円に引き下げる。さらに四半期純利益は、1億5000万円から2億5000万円の純損失に転じる。

 売上高の増加は、デジタルフロンティアなどを擁するエンタテインメント事業のCG制作部門と円谷プロダクション、さらに広告映像事業が順調に推移したためである。
 営業利益についても、CG制作と円谷プロダクションが好調だった。しかし、同じエンタテイメント事業のアニメの企画と制作が不調だった。現在の放送会社の不況の影響もあり、当初当第2四半期までに予定していた複数のアニメプロジェクトが延期となった。これが収益に影響を与えた。また、テレビコマーシャルの企画、制作やウェブ事業にも不況の影響が出ているとしている。

 ティー・ワイ・オーはエンタテインメントの総合企業として、アニメ、CG、VFX、ゲームなどの多数のエンタテインメント関連のグループ企業を抱えている。このうちアニメ事業は、ハルフィルムメーカー、ゆめ太カンパニー、動画工房が主要子会社である。いずれも業界では中堅規模の制作会社となっている。
 アニメ番組の制作は、2007年をピークに2008年は対前年比で減少したとされる。さらに2009年は、2008年よりさらに減少すると見られている。
 既に、大手アニメ制作会社の決算でも、アニメ制作の減少傾向が表れている。今回のティー・ワイ・オーの業績修正からは、アニメ制作の減少が大手だけでなく、中堅以下の制作会社でも同様に進んでいることがわかる。

 ティー・ワイ・オーは第3四半期以降のテレビアニメの受注について、その動向を見極めるには、今後さらに数ヶ月を要するとする。
 このため業績予想については、現在精査中である。今後の市場動向とグループ各社の業績動向を踏まえ、修正が必要になった場合にあらため開示を行なう方針である。

ティー・ワイ・オー http://group.tyo.jp/

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2009.02.25
企業決算 ]
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 2月24日、米国のコミックス・キャラクター事業のマーベル・エンタテインメント(Marvel Entertainment)が2008年通期(08年1月~12月)の決算発表を行なった。通期の売上高は、『スパイダーマン3』が上映された2007年をも上回る大幅な増収増益となった。不況が続く米国では異例の好決算となっている。
 売上高は通期で6億7620万ドル前年比39%の増加である。営業利益は3億6800万ドル(同34%増)、純利益は2億550万ドル(47%増)となっている。また、業績の伸び率の高さだけでなく、利益率も高く同社の経営の好調さが伺える。

 業績が好調だったのは、マーベル自身が製作する劇場映画の収益化が進んだことである。マーベルは同社のキャラクターを利用した劇場映画は、これまでライセンスを提供するだけであった。
 しかし、近年は事業の拡張を目指して、映画の自社製作に取り組んでいる。2008年は、その最初の作品『インクレディブル・ハルク』と『アイアンマン』が劇場公開をされ、いずれも記録的な大ヒットになっている。
 この結果、昨年はゼロだった映画事業の売上高が、一気に2億5460万ドル上乗せされた。製作費はこれまでにも、少しずつ計上されており、営業利益も昨年の750万ドルの赤字から1億270万ドルに転じた。映画事業が一気に、同社のビジネスに貢献した。

 しかし、売上高の大きな部分を占めるのは、依然、ライセンス事業である。ライセンス事業では、キャラクターのライセンス供与や商品開発など行なっている。
 『スパイダーマン』のビジネスが一段落したことから、ライセンス事業は前年の3億4360万ドルから、2億9280万ドルに減少した。しかし、営業コストの削減もあり、営業利益の減少は小幅にとどまり、2億4230万ドル(前年2億5550万ドル)となった。
 コミックス出版は、前年の1億2570万ドルから微減の1億2540万ドルである。同社の出版部門は、他事業の源泉となるキャラクターと原作を提供するが、比較的堅調な業績を維持している。
 しかし、通期を通じた営業利益は前年の5350万ドルから4730万ドルに減少した。この営業利益の減少は、デジタルオンライン分野への投資が嵩んだためとしている。

 ただし、今期の見通しについては、マーベルは慎重である。今期は自社製作の映画の公開が1本もないためである。このため通期の売上高の見通しの4億1500万ドルから4億6000万ドルのレンジ、経常利益は8000万ドルから1億500万ドルとしている。
 次の大きなターニングポイントは、『アイアンマン2』など2本の製作映画を公開する2010年、同様に2本の映画を公開する2011年になる。

 その一方で、映画以外の事業でも、様々な布石を打ちつつある。まず映像事業では映画だけでなく、テレビアニメーションにも力を入れて行く。特にその作品は、メディアの系列を越えて全方位に展開しているのが特長になる。
 このなかにはニックトゥーン(Nicktoons)で放映中の『ウルヴァリン』、『X-メン』、放映予定の『アイアンマン:アーマードアドベンチャー』、この3月からディズニーXDで放映開始する『スペキュタクラー・スパイダーマン』、秋からカートゥーンネットワーク(Cartoon Network)で放映を開始する『マーベル・スーパーヒーロー・スカッド』などがある。
 また、ライセンスでは、新たに大手玩具会社ハズブロと複数年のライセンス契約を結び、玩具の商品ラインを強化する。また、海外向けのライセンス事業の強化も目指すとしており、2月24日に明らかになった同社とタカラトミーのライセンス契約もその一環とみられる。

マーベル・エンタテインメント(Marvel Entertainment)
http://www.marvel.com/

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2009.02.17
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 2月16日に、テレビや出版でキャラクタービジネスを行なうウィーヴが、平成20年12月期(20年)の決算発表を行なった。
 通期連結の売上高は前年比38.3%減の30億1700万円、営業損失13億5000万円、経常損失14億4600万円、当期純損失は4億9100万円である。売上高の減少はテレビ事業の絞込みの影響で、損失の拡大は連結子会社ヴィレッジブックスの出版物で、返本分の会計処理を実施したことが理由となっている。

 テレビ・キャラクター事業では、『ペルソナ~トリニティ・ソウル~』や『おねがいマイメロディきららっ☆』、『セサミストリート』が中心となった。キャラクター別では、主力の『おねがいマイメロディ』の売上が前年より落ち込んだのが響き、『セサミストリート』も前年比でマイナスだった。
 売上高は22億2700万円と前年同期に比べ15.6%減なった。また、製作委員会収支の悪化もあり、営業損失は9300万円となった。2009年4月には、『おねがいマイメロディ』シリーズに替わって、『ジュエルペット』が登場する。

 出版事業では、ウィーヴ出版部門でマニア向けのパートワークスが好調だった。「マクロス・クロニクル」が、『マクロスF』の人気もあり好調で、同シリーズだけで年間2億200万円の売上高があり、3100万円の利益があがっている。
 エヴァンゲリオン関連の3900万円の売上に1200万円の利益である。「はなまるレシピ」は3300万円の売上に対して2900万円の赤字となっている。

 一方、ヴィレッジブックス事業は売上高4億8500万円に対して、9億3200万円の営業赤字である。ウィーヴは今後の出版事業は、順調なキャラクターを扱ったパートワークス(分冊百科)に注力する方針で、あらたに4企画をスタートする。また、書籍については、この春に映画化される の『トワイライト』など翻訳のロマンス小説に集中する。
 出版点数の絞りこみにより、売上高は7億7900万円と前年同期と比べ64.3%減と大きく減少した一方で、営業損失は9億4000万円となっている。

 ウィーヴは既に、アントコーポレートアドバイザリー(ACA)と現経営陣によるMBOを決定している。MBOの実施後同社は株式非公開企業として、中長期的な視点での企業の成長を目指す。
 また、ACAからも経営スタッフを招き、管理体制の強化、資金繰りの安定化、新規ビジネスの展開を行なう。今期の通期連結業績は、売上高34億7700万円、営業損失1億6700万円、経常損失1億1000万円、当期純損失1億1100万円と予想しており、完全な業績回復までにはいま暫く時間がかかりそうだ。

ウィーヴ http://www.weve.jp/

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2009.02.15
企業決算 ]
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 2月13日、マンガ・アニメなどの中古品、プレミアグッズを扱うまんだらけは、平成21年9月期第1四半期(20年10月~12月)までの決算が増収増益であったことを発表した。
 売上高は18億1800万円で前年同期比13.5%増加したほか、営業利益は8800万円(同8.7%増)、経常利益は5600万円で同11.7%増であった。

 売上高の増加は移転、大型化をした名古屋店、大阪・グランドカオス、秋葉原・コンプレックスが貢献したとしている。店舗の大型化が目論見どおり、売上に結びついたかたちである。
 利益面では、大型投資による経費増加が一段落したことや支払い利息が減少したことから増加となった。一方、四半期純利益は前年あった旧名古屋店の不動産売却利益がなくなったことから、3000万円と前年同期比71.9%減と大きく減少した。

 個別の品目では、同人誌部門が4億7000万円、TOYS部門が4億3300万円、書籍部門が4億1000万円、セル画・DVD・CDなどからなるその他部門が4億9600万円である。いずれも前年比で上昇している。
 特にTOYS部門の伸び率が31.7%増と大きかった。6.7%増の同人誌部門についても、市場が世界的に拡大しているとする。同社の得意とする海外向け通販が力を発揮したことが伺える。
 まんだらけは通期業績予想を、売上高72億2500万円、営業利益を3億7400万円、経常利益を2億1800万円、当期純利益を1億2000万円と予想している。

まんだらけ http://www.mandarake.co.jp/

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企業決算 ]
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 大手広告代理店アサツー ディ・ケイ(ADK)は、2月13日に平成20年12月期(20年1月~12月)の決算発表を行なった。広告事業の苦戦や書籍・出版事業の減収などもあり、全体では減収減益と現在の厳しい経済状況の影響を受けたかたちである。
 連結売上高は3994億5200万円(前年同期比8.2%減)、営業利益は36億9900万円(同48.1%減)、経常利益は53億3500万円(同40.5%減)である。また当期純利益は、21億2500万円(同60.3%減)となった。

 こうしたなかテレビ広告部門に属するアニメコンテンツ事業は、その売上高や利益は公開されていないが、ADKは順調だったとしている。アニメ番組の海外販売や新旧の作品のDVD販売が順調だった。また新しい試みとして、2008年はアニメ番組のPCサイトやモバイルサイトでの動画配信に着手したとしている。
 しかし、円高が急激に進んだことから、円ベースでの海外番組販売の売上高は大幅に減少した。円高によるアニメ番組販売の海外販売売上高の急減は、先に発表されているテレビ東京の第3四半期の決算でも言及されている。アニメライツ事業の海外事業の開拓で、世界経済に大きな影響を受けやすいという、アニメ事業の新たなリスクがアニメ業界に表れているようだ。

 もともとADKは、広告代理店の中でもアニメ関連事業での強みがあることで知られている。同社は、現在の広告事業に次ぐ第2の収益源とアニメ製作とその2次利用を位置づけている。
 今後もアニメ関連事業の強化する方針とみられる。そのため今後もヒット作の育成やPC、モバイル向けの動画配信事業などで国内市場を開拓し、海外での番組販売や二次利用収入の拡大も目指すとしている。 

アサツー ディ・ケイ http://www.adk.jp/

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2009.02.14
企業決算 ]
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 2月12日に大手ゲーム会社スクウェア・エニックスホールディングスが、平成21年3月期第3四半期(20年4月~12月)の決算を発表した。決算発表は当初2月6日を予定していたが、2月12日まで延期されていた。
 決算発表の延期理由は当初は明らかにされていなかった。しかし、同社は決算発表と合わせて同日12日に、第4四半期の3月28日予定していた大型タイトル『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』を4ヶ月先の7月11日に変更することを発表した。決算発表の延期は、『ドラゴンクエストIX』の発売日変更に伴う、業績予想の下方修正を行なうためであった。

 通期連結業績は、売上高が1600億円から1330億円へ、営業利益は210億円から120億円へ、経常利益は200億円から100億円へ、経常利益は120億円から45億円へそれぞれ引き下げられた。当期純利益も120億円から45億円に引き下げられている。
 下方修正は『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』の発売延期のみでなく、アミューズメント事業の低迷も含まれている。しかし、今回の業績予想の引き下げ幅の大きさは、「ドラゴンクエスト」シリーズの同社における事業インパクトの大きさも示している。

 その第3四半期までの決算は、連結売上高が1034億8800万円(前年同期比9%減)、営業利益は127億6800万円(同29%減)、経常利益は106億6300万円(同39%減)、四半期純利益は、52億5900万円(42%減)である。いずれも対前年比で減少となった。
 これは当初は第4四半期偏重の事業計画になっていたゲーム事業の減少幅が大きかったのと、アミューズメント事業が苦戦したためである。タイトーの子会社化の際に生じたのれん代の償却も続いており、AM等事業は、8億7100万円の赤字となっている。

 それでもゲーム事業、アミューズメント事業以外のオンラインゲーム事業、モバイル・コンテンツ事業、出版事業、その他事業はいずれ堅調であった。周辺分野への事業拡張が成果になっている。
 特にマンガ、雑誌、ゲーム関連本などからなっている出版事業の成長が続いている。通期では過去最高の120億円を予想している。これは『黒執事』や『ソウルイーター』などが、メディアミックスなどで好調なためである。営業利益は前年を下回る見通しだが、マンガのアニメ化の際に製作投資を行なっているためとみられる。製作投資の回収は、投資から通常1年から2年程度のギャップがある。

スクウェア・エニックスホールディング http://www.square-enix.com/jpn/index.html

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 2月13日、アニメ、オンラインゲーム事業のGDHは、平成21年第3四半期(20年4月~12月)の決算発表を行なった。
 連結売上高は前年同期比の19.2%減となったほか、営業損失が7億9400万円、経常損失が9億9300万円、四半期純損失は8億500万円と厳しい状態が続いている。売上高の減少は、事業再構築の一環としてアニメ製作の量を抑制している影響とみられる。

 こうしたなかGDHは、グループ企業の再編と事業の再生のためのる経営改革と構造改革を引き続き進めて行く構えである。経営資源はアニメーション事業とオンラインゲーム事業に集中し、中核事業以外からは撤退するとしている。
 しかし、第3四半期のみの決算でも、売上高は16億1500万円、営業損失は2億5000万円、経常損失は3億6300万円、四半期純損失は2億2300万円となっている。アニメーション事業は3500万円の営業損失、オンライン事業は1900万円の営業損失である。事業再編は始まったばかりで、その効果は短期的には表われていないようだ。
 
 第3四半期のアニメーション事業については、企画・制作で『鉄のラインバレル』、『ロザリオとバンパイア CAPU2』、『ドルアーガの塔~the Sword of URUK~』が主力となった。ライセンス事業では、『ストライクウィッチーズ』が好調に推移したとしている。
 また、大きな動きがあったのは、オンラインゲーム事業である。MMORPGを中心に国内5タイトルを運営するほか、海外でもオンラインゲームの運営とライセンス供与を行なっている。
 海外では、マレーシア、ジンガポールで3タイトルを運営する。このほか、中国、台湾でゲームのライセンス供与し、『ドルアーガの塔~the Recovery of BABYLIM~』の日本国外の運営ライセンスと『パンドラサーガ』の北米での運営ライセンス契約を締結した。

 GDHはアニメーション事業についてDVD市場の低迷などにより環境の厳しさが増しているとして、収益改善を目指した事業リストラクチャリングを進める。企画・開発体制を見直し、投資回収が見込める作品への絞込み、海外展開などにより収益を確保するとしている。
 また、オンラインゲーム事業では、アジアを中心に世界展開を狙う自社開発タイトルの開発、ラインナップの強化を掲げている。この分野では海外展開による事業成長を目指すとみられる。
 一方で、今後の事業のための資金については、保有資産の売却や資本増強などを行なうとする。年度末までに臨時株主総会を行い、発行可能株式総数の授権枠数を増加させ、10億円を増資するとしている。

GDH http://www.gdh.co.jp/

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2009.02.13
企業決算 ]
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【ガンダムゲームも底力】
 2月12日に発表された大手エンタテイメント企業バンダイナムコホールディングスの平成21年3月期第3四半期(20年4月~12月)までの決算は、減収減益と厳しい結果となった。
 連結売上高は3156億4700万円と前年同期比5.9%減、営業利益は198億4100万円(同23%減)、経常利益は216億5800万円(同23.3%減)、そして四半期純利益は90億1900万円(同38.7%減)である。

 家庭用ゲームソフトのゲームコンテンツ部門は、売上高で1.6%増の1061億9800万円、営業利益で101億6200万円(同1.7%増)となったが、他の部門は全て売上高、営業利益とも前年を下回った。
 ゲームコンテンツで好調だったのは、販売が200万本を越えた『ソウルキャリバーⅣ』、『ガンダム無双2』、『太鼓の達人Wii』、それにPSP向けの『機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダム』も人気となった。
 しかし、アミューズメント施設事業は苦戦した。国内の既存店売上高が前年同期比で12.6%減低調なあったほか、米国でも苦戦した。英国や香港は健闘したが、アミューズメント施設事業全体では売上高590億9600万円(前年同期比12.1%減)、営業利益は4800万円(前年同期比95.2%減)である。

【カードゲームはバトルスピリッツ、海外はBEN10】
 主力の玩具事業(トイホビー事業)も年末商戦こそ堅調に推移したが、玩具周辺事業の苦戦から前年を上回ることは出来なかった。キャラクター玩具では『炎神戦隊ゴーオンジャー』、女児向けではクッキングトイ堅調だった。また、カードゲーム「Battle Spirits」がテレビアニメとの連動した展開で好調で、海外では欧米で『BEN10』が好調だった。
 トイホビー事業の売上高は1199億100万円(前年同期比9.1%減)、営業利益は104億1300万円(前年同期比9.7%減)である。

 また、ネットワーク事業は着信メロディの会員数の減少傾向が続き、売上高は80億2500万円と前年同期比で10.4%減となった。のれん代償却費の計上があったため、営業利益は4億4500万円と前年同期比で30.4%減と減少幅が大きくなった。
 そうしたなかで、「ガンダムGATE」や「ONE PIECEモバイルジャック」などの高付加価値コンテンツからカジュアルゲームまでゲームコンテンツは好調に推移している。 

【映像パッケージ マクロス、コードギアス、OOでカバー出来ず】
 映像音楽事業も厳しかった、第3四半期までで、売上高は10.8%減、営業利益はのれん代の償却も含めて95.7%減と苦戦した。特に厳しかったのはDVDやブルーレイディスクなどの映像パッケージである。
 第3四半期までの映像パッケージ部門の売上高は162億円で、前年同期の21%減となった。アニメ制作とライセンス事業は75億円で25%増と好調だったが、パッケージの落ち込みをカバー出来なかった。

 映像パッケージは2008年に業界全体が2桁以上の減少となったと見られるので、業界の不振を逃れることが出来なかった。また、今期は、DVDとブルーレイディスクで、『マクロスF』や『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』、『機動戦士ガンダムOO』といった大きなヒット作がある。
 このためこうしたヒット作品以外の落ち込みが、かなり厳しかったとみられる。売れるタイトルと売れないタイトルの2極化が急速に進んでいることを感じさせる。また、バンダイナムコHDは、DVDからブルーレイへの端境期になっていること、米国での苦戦も減収減益の理由に挙げている。

 バンダイナムコの今期の決算は突出して好調な事業がなかった一方で、アミューズメント施設事業や映像パッケージ事業など業界全体が構造不況になっている部門が全体を押し下げたかたちである。
 それでも他の多くのエンタテインメント企業が大きく売上や利益を落としており、減益とは言え利益を出し続けているのは、バンダイナムコHDの底力と言える。
 しかし、玩具、ゲーム、アニメ、アミューズメントいずれも国内市場は頭打ちの市場である。同社が今後大きく成長するには、現在、目指している海外事業の拡大がどのぐらいの期間で達成出来るかにかかっている。

バンダイナムコホールディングス http://www.bandainamco.co.jp/

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2009.02.11
企業決算 ]
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 セガトイズは、2月10日、平成21年3月期(20年4月~21年3月)業績予想の大幅な下方修正と特別損失の計上を発表した。同社は1月28日に発表した平成21年3月期第3四半期では好調な業績を示していただけに、サプライズな発表となる。
 売上高はこれまでも言及されてきたように、海外市場での『爆丸』人気もあり、これまでの予想の178億円から193億7000万円に引き上げられる。しかし、営業利益は4億2200万円から1億2600万円、経常利益は4億円から2000万円、当期純利益は3億5000万円からプラスマイナスゼロにそれぞれ引き下げられる。

 セガトイズによれば業績の下方修正は、国内の年末年始商戦で苦戦したためである。また、営業利益面では、利益率の高い国内販売が計画未達成の見込みであること、グループ会社の業績が悪化していることを理由に挙げている。
 経常利益では、急激な円高により為替差損が発生したことを予想引き下げの理由とする。さらに連結子会社のレムアートとセガトイズ・プラスの業績が悪化しており、出資と貸付金について、減損処理を6400万円、貸倒引当金2000万円を特別損失に計上した。

 第3四半期までの同社の営業利益は2億1900万円だったから、第4四半期単独では『爆丸』の好調もかかわらず、およそ9000万円の営業赤字を計上することになる。セガトイズの年末年始商戦の苦戦ぶりが伺える。
 こうした業績の修正を受けてセガトイズは、これまで年間5円としていた配当予想を無配に変更した。また、経営責任を明確にするとして、役員報酬の5%から15%の減額を行なう。

セガトイズ http://www.segatoys.co.jp/

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セガトイズ第3四半期「爆丸」好調で増収 黒字転換に

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2009.02.08
企業決算 ]
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 2月5日に発表したゲーム会社カプコンの2009年3月期第3四半期(08年4月~12月)の決算は、減収減益となった。
 連結売上高が前年同期比8.6%減の472億2300万円となったほか、営業利益は26億1300万円(同57.2%減)、経常利益は21億700万円(同67.7%減)、四半期純利益は1億7900万円(同95.0%減)である。しかし、カプコンでは売上高は計画に達していないが、利益面ではほぼ計画通りとしている。

 こうした業績は、アミューズメント施設運営の不振だったことや円相場の急騰が売上と利益の双方に影響を与えたためである。
 また、純利益の減少はオンライン事業の子会社ダレットで8億6600万円のコンテンツの減損処理を行なったこと、アミューズメント施設運営事業でリストラクの一環として行った店舗閉店で4億6800万円の特別損失の計上しているためである。

 しかし、第3四半期までの売上高は減少しているが、第4四半期には大型タイトルが集中して発売される。このためカプコンは第4四半期に売上と利益を大きく取り返すとみている。今年度だけで325万本の販売を見込む『バイオハザート5』、同170万本を見込む『ストリートファイターⅣ』、50万本を見込む『デッドライジングゾンビのいけにえ』などがこの期に発売される。
 カプコンは、通期の連結業績予想はこれまで通りとしている。通期の連結売上高は953億円、営業利益146億円、経常利益148億円、当期純利益は86億円、増収増益を見込む。

 第3四半期までの主力のコンシュマーゲームソフト事業は、売上高は267億900万円(前年同期比13.4%減)、営業利益は44億400万円(同27.1%減)である。
 上期に大ヒットになった『モンスターハンターポータブル 2nd G』があったものの第3四半期はメだったソフトはなかった。『グランド・セフト・オートⅣ』と『流星のロックマン3』は計画どおりに推移した。
 一方、アミューズメントは市況の悪化により厳しい結果となった。新規出店が不採算店の閉鎖を上回ったため売上高は95億7700万円と前年同期で4.8%増加したが、営業利益は1億1300万円と80.3%の大幅な減少となった。市場全体が不振の中で黒字は維持したが、全体の流れを変えることは出来なかった。

 業務用機器販売事業は、売上高は48億4100万円(前年同期比123.1%増)と増収になり、営業利益は3億8100万円と黒字転換に成功した。
 また、携帯や遊技機向けのコンテンツエキスパンション事業では、『逆転裁判』の需要一巡したことや遊技機『春麗にまかせチャイナ』が不振だったことから伸び悩んだ。売上高は38億100万円(前年同期比46.0%減)、営業利益は1億8800万円(同91.8%減)である。

 また、同社が目指すゲームコンテンツのメディア展開で、今期は大きな動きが見られた。人気ゲームを映画化したCGアニメ『バイオハザードディジェネレーション』のDVD販売が好調だったほか、『戦国BASARA』のテレビアニメ化が発表されこの4月からテレビ放映が開始する。
 さらに『逆転裁判』も、宝塚歌劇により舞台劇『逆転裁判-蘇る真実-』として製作が決定した。第4四半期には公開される。同社の目指すマルチメディア化の成果が表われている。

カプコン http://www.capcom.co.jp/

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2009.02.07
企業決算 ]
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 エンタテイメント企業大手のコナミは、2月5日に2009年3月期第3四半期末まで(08年4月~12月)の連結決算を発表した。売上高、利益とも前年を上回る好調な業績となった。特にゲームソフト部門を抱えるデジタルエンタテインメント事業が好調であった。
 売上高は前年同期比5.1%増の2340億円、営業利益は同25.7%増で347億1000万円である。さらに税引前当期利益が317億円(同15.7%増)、当期純利益が178億2000万円(同17.3%増)と堅調だった。

 コナミの売上高のうち2/3近くはデジタルエンタテインメント事業が占め、スポーツクラブ運営などの健康サービス事業がおよそ3割、このほかスロットマシンやカジノ運営のシステム事業も行なう。
 今期はこのなかでもデジタルエンタテインメント事業が、売上高で10.6%増の148億7000万円、営業利益が35%増の377億8000万円と健闘した。 

 デジタルエンタテインメント事業では、世界市場で『WORLD SOCCER Winning Eleven』が好調だった。また『メタル・ギア』シリーズも好調で、シリーズ累計販売本数は450万本を超えた。アニメタイトルでは  『ペンギンの問題 最強のペンギン伝説!』も堅調だった。こうしたゲームソフト事業が全体を牽引した。
このゲームソフトに加え、オンラインゲーム『METAL GEAR ONLINE』がサービス開始から4ヶ月でアカウントが世界累計で100万を越えた。
 また、『遊戯王』トレーディングカードゲームも堅調だった。コナミは今後も『遊戯王』トレーディングカードゲームをワールドワイドに展開するとしている。オンラインゲームの売上高は前年同期の15億円から21億9000万円に、カードゲームの売上高は、19億8000万円から21億円に拡大する。

 世界経済の急激な悪化の国内外のエンタテイメント企業が業績悪化で苦しんでいる。その中でゲーム業界は比較的影響が軽微となっている。そうした中でもコナミは、人気ブランドの多角的な展開で力を発揮しているようだ。

コナミ http://www.konami.co.jp/

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2009.02.05
企業決算 ]
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 2月5日に発表されたテレビ東京の平成21年度第3四半期の連結決算は、前年同期比で減収減益となった。特に利益面での落ち込みが厳しく、現在の放送業界の厳しさが決算に反映されたかたちだ。
 連結売上高は前年比同期比で0.1%減の892億300万円、営業利益は48.4%減の15億4100万円、四半期純利益は88.7%減の1億9200万円である。放送事業が減収減益となったほか、ライツ事業でも減益になったためである。

 放送事業のうち放送収入は、タイム収入、スポット収入が共に前年同期を下回り、それぞれ414億9100万円(前年同期4.3%減)、186億7900万円(同9%減)である。
 一方、国内番組販売は堅調で、34億8500万円(同1.6%増)となった。また、再放送が増加し、番組制作費が抑えられたことから、営業費用は2.5%減少した。それでも全体の落ち込みはカバー出来ず、放送事業全体では売上高760億8200万円(前年同期比3.6%減)、営業利益は46.3%減の10億6000万円である。

 一方、ライツ事業は、売上高は前年同期比で16.7%増加の144億900万円だった。しかし、営業利益は6億500万円と前年同期比で50.3%減となった。
 ソフトライツ事業は堅調で、第3四半期までの売上高は96億4000万円と前年同期より15.5%伸びている。このうちアニメライツ事業の売上高は58億8900万円、前年同期比4.0%の増加である。『NARUTO』と『ポケットモンスター』が依然好調としている。
 また、映像事業売上高が23億8400万円と73.2%増の大きな伸びとなったが、こちらは例年の『劇場版 ポケットモンスター』に加えて、『パコと魔法の絵本』の大ヒットも貢献していそうだ。

 テレビ東京は第3四半期まででは最終黒字となっているが、通期連結では最終赤字を予想している。また、第3四半期決算発表に合わせて、通期業績予想の下方修正を発表した。
 新しい予想では連結売上高は1183億1600万円と従来とほぼ同一だが、営業利益は6億7200万円から4億4900万円に、経常利益は7億2500万円から5億6900万円に、当期純損失は1億5200万円から3億1800万円に拡大する。

 業績予想の修正は、主にライツ事業におけるものである。急激な円高により、海外向けの番組販売が影響を受けている。また、不採算映画やイベントの精算が続いているとしている。
 テレビ東京の海外向けの番組販売の大半はアニメ番組で構成されており、アニメ番組製作の採算性にも影響を与えそうだ。また、こうした状況は他社のアニメ番組販売にも同様の影響を与えているとみられるから、円高による海外向けアニメ販売全体の失速が懸念される。

テレビ東京 http://www.tv-tokyo.co.jp/

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2009.02.03
企業決算 ]
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 2月3日、大手玩具会社タカラトミーが、平成21年3月期第3四半期(20年4月~12月)の決算を発表した。第2四半期までは増収増益の堅調な業績を続けていたタカラトミーだが、第3四半期では一転して減収減益となった。
 また、これに合わせて通期決算の下方修正を行なった。第3四半期はクリスマスを含み玩具企業にとって最大のビジネス時期だが、この年末商戦で苦戦したと見られる。特に景気の急減速が進む北米、ヨーロッパの玩具販売の落ち込みと玩具周辺事業の苦戦が業績に影響を与えた。

 第3四半期までの連結売上高は前年同期比3.6%減の1460億5100万円、営業利益は12.8%減の69億8900万円、経常利益は10.8%減の72億9700万円となっている。
 さらに連結子会社のタカラトミーアーツ(旧ユージン)の事業再編・子会社整理損14億1000万円、投資有価証券損18億5000万円を計上したことから、四半期純利益は39億5300万円と前年同期比で44.3%減となった。

 主力の玩具事業は国内ではクリスマス商戦で高価格帯の商品が一部苦戦したものの、売上高は前年を上回り堅調だった。「リカちゃん ミスタードーナツショップ」や「トミカびゅんびゅんサーキット」、世界最小級の自分専用カラオケBOX「Hi-kara(ハイカラ)」などが人気だった。さらにトレーディングカード「デュエル・マスターズ」の売上が引き続き拡大している。
 しかし、海外では韓国で「トミカヒーロー レスキューフォース」が人気になったが、ヨーロッパ、北米で景気の悪化により売上が大幅に減少した。ヨーロッパでは英国で大手流通チェーン破綻があり個人消費の低迷や取引先への出荷制限が起きた。売上高は29.8%と大幅に減少し、106億1800万円、営業利益は90.9%減の8600万円にとどまっている。
 米国も厳しく、玩具販売の落ち込みと在庫処分などの結果、売上高13億7000万円(前年同期比38.7%減)、営業利益は損失に転じて5億5800万円のマイナスである。その結果玩具事業売上高は、923億2000万円(前年同期比0.4%減)、営業利益は94億8000万円(同3.1%増)になった。

 玩具周辺事業は、「ポケモンバトリオ」が第6弾、第7弾を迎えたが、好調に推移した。しかし、関連子会社の事業が全体に厳しかった。
 トイズユニオンは、任天堂の携帯型ゲーム機やゲームソフトが堅調だったが、利益率は悪化した。また、カプセル玩具事業、玩具菓子事業が苦戦した。市場の低迷に加えて仕入原価の高騰などもあり低迷した。玩具周辺事業の売上高は580億5500万円(前年同期比7.0%減)、営業損失が4億5300万円である。

 こうした結果タカラトミーは平成21年3月期の通期業績見通しを引き下げた。連結売上高はこれまでの1820億円から1770億円、営業利益は67億円から40億円、経常利益は66億円から38億円、当期純利益は53億円から11億円である。いずれも前期の実績を下回る減収減益予想となる。
 今後は来期平成22年度3月期の業績の行方が関心を呼びそうだ。来期についても、今期不振となる欧米市場の動向が業績のキーとなりそうだ。欧米景気の回復はあるのか、今年公開されるか『トランスフォーマー2』の玩具市場に対するインパクトの規模などに注目が集まりそうだ。

タカラトミー http://www.takaratomy.co.jp/

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2009.01.31
企業決算 ]
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 1月30日、大手エンタテインメント企業角川グループホールディングス(角川GHD)が、平成21年3月期第3四半期(20年4月~12月)決算を発表した。
 連結売上高が前年同期比で5.8%減少し1066億1600万円となったほか、営業利益は49%減の26億9400万円、経常利益は34.9%減の33億400万円とやや厳しい結果となった。また、四半期利益は34億7500万円の赤字となった。これは投資有価証券評価損が36億7100万円発生したことから、特別損失として計上したためである。
 角川GHDの事業は出版事業と映像事業、クロスメディア事業、そのほか事業からなるが、出版事業が堅調だったのに対して、映像事業の苦戦が目立った。

 出版事業では、単行本で『おそろし 三島屋変調百物語事始』(宮部みゆき著)、『壷霊』(内田康夫著)、そしてシリーズ作品がアニメ化された『別冊 図書館戦争』(有川浩著)がヒットとなった。
 アニメに関連する書籍では永野護の『F.S.S DESIGNS KALAMITY GODDERS: BOTH』がヒットとなった。ゲーム攻略本でも『モンスターハンターポータブル2nd G ザ・マスターガイド』が、大きなヒットになっている。

 また、同社の得意とするライトノベル出版は、富士見書房、アスキー・メディアワークス、エンターブレイン、角川書店が手掛ける。メディアミックスの効果もあり、グループ全体で業界トップシェアを維持し続けている。『涼宮ハルヒ』シリーズ(谷川流著)や『キノの旅』シリーズ(時雨沢恵一著)など数多くの人気シリーズが業績を支えている。
 コミックスでは、『よつばと!』8巻(あずまきよひこ著)、『らき☆すた』6巻(美水かがみ著)、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』17巻、18巻(安彦良和著)などがヒットになっている。こちらもテレビアニメ化を中心としたメディアミックスが事業を支えている。
 出版事業の売上高は、前年とほぼ同じ535億2200万円、営業利益は7.4%増の38億900万円である。

 一方、映像事業は売上高261億3400万円と前年同期比で18.3%減となり、営業損失は8億5400万円に拡大した。劇場映画で『カンフー・パンダ』がヒットになったものの当初計画に届かなかったとみられる。
 DVD販売事業は、テレビドラマでは『CSI:』シリーズが好調だった。同シリーズは、テレビ放映販売や権利ビジネスも好調だった。このほかアニメでは『ストライクウィッチーズ』、『らき☆すたOVA』、『純情ロマンチカ』、『超劇場版ケロロ軍曹3 ケロロ対ケロロ天空大決戦であります!』をヒット作品として挙げている。

 情報雑誌事業とコンテンツ配信を行なうクロスメディア事業の売上高は205億7900万円(前年同期比6.4%減)、営業利益は同82.7%減の2億3000万円である。
 事業ごとに見ると出版事業の堅調と映像事業の苦戦と見える。しかし、実際には出版事業の好調な作品も、アニメ化、映像化を含めたメディアミックスに支えられている面が強い。
 このため今後も映像展開は、角川GHDにとって出版同様に重要な事業となる。しかし、一方で、単独事業としても収益が取れる、事業バランスが求められることになりそうだ。
 
角川グループホールディングス http://www.kadokawa-hd.co.jp/

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2009.01.28
企業決算 ]
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 大手アニメ製作会社トムス・エンタテインメントは、1月28日に平成21年3月期第3四半期(20年4月~12月)の業績発表を行なった。同社の事業は全体の2/3を占めるアニメ事業とおよそ1/3を占めるアミューズメント施設運営事業から構成される。
 連結売上高はアミューズメント事業が14.5%の大幅減少となったことから、全体でも前年同期比で2.3%の減収となった。また利益面では、営業利益が85.7%減の8400万円、経常利益が88.4%減の7200万円、四半期純利益は99.6%減の100万円と厳しい結果となった。

 しかし、アニメーション事業に限ると売上高は、70億300万円と前年同期より4.2%増加している。海外向けの販売収入やネットワーク事業収入、商品化権収入などが増加しているためである。
 けれども、アニメーション事業のうち制作売上高は減少している。劇場映画制作が拡大したが、テレビ制作、コンテンツ制作が減少した。制作事業全体では売上高は30億7600万円、前年同期比で4.0%の減少だった。
 テレビ制作からの収入減少は、先に第3四半期決算発表を行なった東映アニメーションでも見られた。今回のトムスの決算で、アニメ制作業界1位、3位の2社が共にテレビアニメ制作を減らしていることになる。(業界2位は非上場のサンライズ) 昨今、指摘されている業界全体のテレビアニメ制作本数の減少が、大手の制作会社にも影響を与えているとみられる。

 ロイヤリティなどの販売収入は増加した。これはトムスが進める、海外事業、ネット事業、版権事業の拡大の成果が表われていそうだ。売上高は39億2700万円、前年同期比11.6%増である。
 しかし、アニメーション事業全体の売上高は増加したが、利益面では苦戦している。これは権利販売で、ビデオパッケージの販売収入が大幅に減少したためである。こちらでも業界全体が厳しいとしているDVDのビジネス環境の影響が出たとみられる。

トムス・エンタテインメント http://www.tms-e.co.jp/

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企業決算 ]
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 玩具企業のセガトイズの業績が急回復している。同社は1月28日に、第3四半期(20年4月~12月)の決算を発表したが、連結売上高が前年同期比で11.6%増加する一方、前期は赤字であった収益も、黒字に転換している。
 連結売上高は前年同期の135億1300万円に対して150億8300万円、営業利益は2億1900万円、経常利益は1億2100万円、四半期純利益は1億900万円である。

 同社の事業を牽引したのは、昨年より北米でブームの様相をみせている『爆丸』が好調なためである。さらに欧州市場でも『爆丸』の展開を本格的にスタートさせたことにより、海外売上高が大きく伸びている。
 しかし、国内市場は厳しかった。前年好調であった高額製品の「逸品モノ」シリーズや男児向けのキャラクター玩具、それにラジオコントロールトイの子会社タイヨーの売上が落ち込んだ。クッキングトイの「くるりんアイスクリン」や、子供向けペット玩具の「さかだちラッキー」、サンリオとの共同開発した新キャラクター「ジュエルペット」などの話題の商品を投入したが、国内売上高全体では、前年を大きく下回った。

 この結果、同社の海外売上高比率は、前年同期の37%から今回57.8%、売上高87億1800万円に一気に高まった。特に北米地域の売上は第3四半期までで70億8200万円と全体の47%に達している。 
 前年同期のセガトイズの北米売上高は31億9500万円(売上高比率23.6%)となっているから、『爆丸』が同社の事業に与えたインパクトの大きさが理解出来る。

 『爆丸』はセガトイズを含むセガサミーグループとカナダの玩具会社、大手メディアの共同プロジェクトである。テレビアニメ『爆丸バトルブローラーズ』と、カードゲーム・フィギュア玩具が連動している。
 アニメ作品を日本のトムス・エンタテインメントが制作、玩具もセガトイズが共同開発し、製造・供給を行なっている。北米では昨年春に、米国カートゥーンネットワークで番組を放映開始したのをきっかけに、ブームが拡大している。アニメは今年春から北米で第2シーズンを投入することが決定しており、このブームはまだしばらく拡大が続きそうだ。

セガトイズ http://www.segatoys.co.jp/

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2009.01.26
企業決算 ]
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 大手アニメ製作会社の東映アニメーションは、1月26日に平成21年3月期第3四半期(20年4月~12月)の決算を発表した。
 期間中は制作量の減少でテレビアニメの部門が減収になったものの、劇場アニメやDVD販売、国内外の版権事業が好調で増収となった。このため営業利益、経常利益は前期比で大幅な増加となった。一方で、四半期純利益は、保有する有価証券の評価損を特別損失に計上したことから、大幅な減益となっている。

 第3四半期までの連結売上高は168億9200万円と前年同期比で11%増である。営業利益は28億2300万円(同46.2%増)、経常利益は30億2900万円(同38.1%増)と利益面での伸びの高さが目立つ。
 しかし、四半期純利益は、1億7400万円と88.6%の減少である。この中には、投資有価証券評価損25億3900万円の特別損失が含まれる。

 事業別では映像製作・販売事業、版権事業、関連事業の全てが、増収増益となっている。ただし、映像製作・販売事業のテレビアニメの制作は弱かった。制作本数は変わらなかったが、『ロボディーズ風雲篇』が短編アニメだったことから大幅な減収となった。
 一方で、「映画Yes!プリキュア5GoGo!お菓子の国のハッピーバースディ♪」が好調だった劇場アニメ部門が事業を牽引した。さらにパッケージソフト部門では、『キン肉マンコンプリートDVD-BOX』、『ドラゴンボールシリーズ』、『スラムダンク』等の販売が好調に推移した。
 海外部門でも、『ドラゴンボールシリーズ』と『デジモンセイバーズ』が欧米、アジアの3地域で、『ワンピース』が欧州とアジアで好調だった。しかし、こちらは為替の影響で最終的には減収となっている。
 映像製作・販売事業の売上高は84億7200万円(前年同期比3.2%増)、営業利益は12億2900万円(前年同期比151.8%増)である。

 版権事業は国内外とも好調で、売上高は前年同期比21.7%増の56億4500万円、営業利益は23億900万円(前年同期比4.4%増)となった。
 国内の中心は『Yes!プリキュア5GoGo!』と『ドラゴンボールシリーズ』、それに『ワンピース』で、遊技機関連の売上も大きく貢献している。海外部門は欧米で『ドラゴンボールシリーズ』が好調に推移している。
 関連事業は『Yes!プリキュア5GoGo!』の劇場公開のタイアップ商品の健闘など商品販売が貢献した。売上高は27億8800万円(前年同期比16.6%増)、営業利益は1億7200万円(前年同期比139.7%増)である。

 東映アニメーションは、通期の売上高の業績予想を198億円としているが、既に第3四半期までで85%を達成している。アニメ事業の収入は期末に向かって増加する傾向があるから、同社の売上高が現在の業績予想を上回る可能性は高い。
 また、営業利益と経常利益も、既に第3四半期で業績予想の28億円、30億円を超えている。こちらも現在の予想を上回りそうだ。特別損失の計上により当期純利益は大きく減るが、東映アニメーションの業績基調は強いとみられる。

東映アニメーション http://corp.toei-anim.co.jp/

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2009.01.21
企業決算 ]
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 キャラクターグッズなどのブロッコリーは、1月21日に平成21年2月期第3四半期(20年3月~11月)の連結決算を発表した。業績内容は第2四半期に続き厳しい数字であった。
 売上高は前年同期比4.6%減の69億7300万円、営業損失は前年の5900万円に対して3億4800万円、経常損失は同5400万円に対して3億4400万円、当期純損失は同1億4500万円に対して4億9200万円である。

 売上高の落ち込みは、売上高のおよそ2/3を占める店舗販売が苦戦したためである。秋葉原本店を除く既存店売上高は、前期の32億200万円から13.8%減の27億5800万円にとどまった。
 また、秋葉原本店も前年比5.5%減の15億4500万円と伸び悩んだ。これについてブロッコリーは、景気の悪化のほか、秋葉原での社会事件の影響が長引いているとしている。

 一方好調に推移したのは、トレーディングカードを中心とした国内卸売り事業である。売上高は18億6300万円と前年同期7.7%の増加となっている。これは今期発売した「モンスター・コレクションTCG」などの受注が好調であっためである。また、トレーディングカードサプライ品や週刊少年ジャンプのキャラクターを使用した自社グッズの売上も好調だったとしている。
 また、通販部門でもインターネット事業の伸びにより、売上高が3億4900万円と前年同期比で71%増となった。これらを含む国内本社部門の売上高は24億4400万円(前年同期6.3%増)である。

 しかし、全体から見ると同社の厳しい経営状況は依然続いている。第3四半期には、他社商品の取り扱いが増加したことや仕掛品の評価替えを行ったことで、売上高総利益率は2.7%下がり22%となった。
 また、事業再構築を目的とした小売店舗のスクラップアンドビルドが続いており、当面はこれに伴う特別損失や投資費用がかかる。同社の業績回復は2010年2月期以降を睨むことになりそうだ。
 ブロッコリーは、通期の業績予想を売上高97億1100万円、営業損失を3億1200万円、経常損失を3億800万円、当期純損失を4億4800万円とする。

ブロッコリー http://www.broccoli.co.jp/company

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2009.01.14
企業決算 ]
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 国内大手のアニメ製作会社東映アニメーションは、1月14日に平成21年3月期(20年4月~21年3月)の業績予想の連結と個別の修正を行った。いずれも売上高、営業利益、経常利益について変更はないものの当期純利益が大幅に下方修正される。
 これは1月8日に発表した平成21年3月期第3四半期末の有価証券評価損の計上に伴なう変更である。東映アニメの発表によれば、同社は第3四半期末で25億3900万円の有価証券評価損が発生している。

 新しい業績予想によれば、連結当期純利益は9億円から5000万円に引き下げられる。また、個別の業績予想では7億円の当期純利益が2億円の当期純損失に転じる。
 しかし、連結売上高の予想は198億円、営業利益は26億円、経常利益は30億円とこれまで通りである。事業活動は当初予想通りの堅調な動きとなっているようだ。
 今回の業績予想の変化は第3四半期末の有価証券評価損を基にしている。このため実際の第4四半期末の有価証券評価額の洗替え次第で、業績はさらに変動する。3月31日の株式市場の動向が重要になりそうだ。

東映アニメーション http://corp.toei-anim.co.jp/ir/2009/01/213.html

当サイトの関連記事
東映アニメ 有価証券評価損拡大25億円超に 株式下落が直撃
http://animeanime.jp/biz/archives/2009/01/_25_1.html

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2009.01.10
企業決算 ]
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 アニメ・マンガ事業のIGポートは、1月9日に平成21年5月期第2四半期の決算を発表した。決算の数字は既に1月5日に発表された業績予想修正に準じたもので、変更はない。
 連結売上高は36億円、営業損失は500万円、経常利益は損益なし、四半期純損失は5400万円である。連結売上高が前年同期の26億8800万円から大きく伸びているが、これは新たにグループ会社となったマンガ出版社マッグガーデンのおよそ6億円の売上高が加わった影響が大きい。

 その出版事業は、売上高6億200万円、営業利益はおよそ4000万円と営業黒字となった。期中は月刊マンガ誌「コミックブレイド」や「コミックブレイドavarus」などを発刊した。また、書籍では限定版を含む41刊を発売している。
 一方、版権事業はマイナスであった。『エヴァンゲリオン』や『攻殻機動隊』シリーズ、『ARIA』シリーズ、『テニスの王子様』シリーズなどの二次利用による収益分配を計上しているが、版権投資が先行しているようだ。
 第4四半期に大型作品『スカイ・クロラ』からの収入が計上されるため、順調に進めば通期では大きく改善する見込みである。版権事業の売上高はおよそ3億円、営業損失は6400万円である。

 主力事業の映像制作は、黒字となっている。売上高は26億6400万円、営業利益は1億8800万円である。
 劇場アニメは『攻殻機動隊2.0』、テレビアニメは『RD潜脳調査室』、『To LOVEる』、『無限の住人』、『ワールド・デストラクション』、『かのこん』等を制作した。また、同社初の実写テレビシリーズである『ケータイ捜査官7』も手掛けている。

 また、IGポートは第2四半期に、プロダクション I.Gの制作事業を集約する目的で、東京都武蔵野市に4億5000万円で土地建物を取得することを明らかにしている。
 IGポートにとってはまとまった支出となるが、同社の保有する現預金は第2四半期現在で24億円を超えているため、不動産取得のための資金の借り入れはないとみられる。
 同社は通期の連結業績予想を、売上高74億円、営業利益を2億7000万円、経常利益を1億9000万円、当期純利益を5000万円と予想している。

IGポート http://www.igport.co.jp/

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IGポート 第2Q利益上方修正 マッグガーデン業績改善が貢献

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2009.01.08
企業決算 ]
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 アニメーション企画などの創通は、1月8日に平成21年8月期第1四半期(20年9月~11月)の決算を明らかにした。連結売上高は前期の38億8900万円に対して34億6500万円と10.9%減となったほか、営業利益も6億1900万円から5億1700万円(16.5%減)、経常利益は6億6300万円から5億2800万円へと20.3%減少した。四半期純利益は1億7900万円と前年同期比で46.2%の減少で、全体で減収減益となっている。
 もっともこうした数字は、前期の伸び率が高かったこともあり、必ずしも悪い数字ではない。長期のスパンでみれば堅調に業績は推移している。

 特に第一四半期の振れを大きくしたのはアニメ事業ではなく、就職情報事業を行う子会社ジェイ・ブロードである。前年同期薬科大学6年制移行による特需があったがこの反動減が起きた。それに加えて、新卒採用環境の急激な悪化により採用広告収入が大きく減少した。
 一方、メディア事業のアニメ製作では、期間中に2008年秋の番組改編期があり、『機動戦士ガンダムOO』のセカンドシーズンを新たに手掛けた。また、『ゴルゴ13』、『しゅごキャラ!!どきっ』、『ちびアニ劇場』などの出氏作品を取り扱った。
 また、『スーパーロボット大戦』シリーズ、『機動戦士ガンダム』シリーズなどのキャラクター商品の広告収入やイベントの開催が堅調に推移した。これらメディア事業の売上高は28億1900万円(前年同期比11.7%減)、営業利益は2億1000円(前年同期比37.7%減)である。

 アニメの版権事業が主体のライツ事業も減収減益であった。『ひぐらしのなく頃に』シリーズ、『モノクロームファクター』、過去のロボット作品などの版権収入、配分収入が増加し好調だった。しかし、主力の『ガンダム』シリーズからの収入は、年末商戦に向けた商品化権による版権収入が低調だった。
 ライツ事業の売上高は、5億8200万円(前年同期比10.7%減)、営業利益は3億3800万円(前年同期比8.2%増)である。

創通 http://www.sotsu-co.jp/

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 東映アニメーションは1月8日、自社が保有する有価証券の評価損が、平成21年3月期第3四半期末(平成20年12月31日)に25億3900万円となったことを発表した。
 保有有価証券のうち時価の下落が大きなものの減損処理が必要なため、有価証券評価損を特別損失として計上する必要があるためである。

 同社が昨年9月30日に発表した第2四半期末の有価証券の含み損は17億4100万円だったため、3ヶ月で評価損が8億円拡大したことになる。評価損の拡大は、同社が保有する株式時価の下落によるものである。
 東映アニメーションは自社の事業を円滑に進める目的もあり、親会社東映や関係会社テレビ朝日の株式を保有している。それ以外に取引関係のあるフジテレビ、TBS、バンダイナムコホールディングスなど大手放送局、エンタテイメント企業などの株式を保有している。
 昨年秋に米国の大手投資銀行の経営破綻をきっかけに、日本国内でも株価大きく下落しているためこうした持株の株価が下落した。こうした株式評価損は、上場企業に相次いでいるが、東映アニメーションにも影響を与えたかたちだ。

 もっとも評価損失幅は大きいが、所有株式の大半は長期保有目的のため、損失は経理上のものにとどまる。東映アニメーションの通常の事業活動に影響はないとみられる。
 また、通期決算末には新たに評価損の洗替えを行なうため、評価損は減少もしくは増加する可能性もある。

東映アニメーション http://corp.toei-anim.co.jp/

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2009.01.05
企業決算 ]
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 アニメ製作やマンガ出版を行うIGポートは、1月5日に平成21年第2四半期(20年6月~11月)の連結業績予想の利益を上方修正した。
 売上高の予想は従来どおり36億円と変わらないが、8000万円としていた営業損失は500万円に縮小し、経常損失1億円は損益ゼロにそれぞれ修正された。さらに当期純損失も1億6000万円から5400万円に縮小する。

 IGポートはアニメ制作会社のプロダクションI.G、ジーベック、マンガ出版のマッグガーデンなどから構成される持株会社である。2007年12月に、(旧)プロダクション I.Gとマッグガーデンが経営統合するかたちで誕生した。
 今回の業績修正は、このうちマッグガーデンの出版事業での利益率が改善したことなどによるものである。一昨年前まで事業不振で苦しんできたマッグガーデンの事業が、経営統合をきっかけに改善に向かっているようだ。

 IGポートの業績予想は、もともと第3四半期までは利益面で赤字を予想していた。これは、同社の主力事業であるアニメ製作、マンガ出版とも第4四半期(IGポートは3月-5月)に売上が集中する傾向があるためである。
 このためIGポートは、第4四半期で大型劇場映画『スカイ・クロラ』の版権収入とマッグガーデンの3月期末の売上により一気に黒字化をすると見込んでいる。しかし今回は、赤字幅が最も拡大すると見られていた第2四半期で、その幅を当初予想より大きく縮小した。通期決算に期待を持たせるものである。

 第2四半期の業績予想は修正されたが、IGポートは通期連結決算については、現時点での変更は行なわないとしている。世界的な経済環境の変化を理由に版権事業の下振れリスクが高まっていると慎重な見通しを立てている。
 平成20年7月15日に公表された通期連結業績予想では、売上高は74億円、営業利益は2億7000万円、経常利益は1億9000万円となっている。また、当期純利益は5000万円を予想する。

IGポート http://www.igport.co.jp/

プロダクション I.G  http://www.production-ig.co.jp/
マッグガーデン http://www.mag-garden.co.jp/

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2008.12.24
企業決算 ]
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 玩具会社のウィズは、平成21年5月期の第2四半期決算と通期決算の業績予想を大幅に下方修正した。
 これは全体で個別商品あたりの売上が減少したほか、ロイヤリティ売上げが大きく減少していること、OEM新商品の発売中止などが業績に影響を与えているためである。

 第2四半期の売上高は当初予想の24億円から16億5000万円に減少し、前期の18億1100万円を下回る。また営業損失が4億5000万円の予想から7億円に、経常損失は4億5000万円から7億円に、当期純損失は2億4000万円から8億6000万円にそれぞれ赤字幅が拡大する。
 通期連結業績予想では売上高64億円から40億円に、営業利益は2億円から12億5000万円の赤字に、経常利益は2億1000万円から12億5000万円の赤字に、当期純利益は2億3000万円から16億円の赤字に引き下げられた。この結果、前期に続く赤字決算の予想となる。

 ウィズによれば企画開発売上高は見込み通りに進捗し、バンダイ向けの「∞エダマメ」シリーズ、「ケータイ捜査官7」関連、「たまごっちプラスカラー」などは堅調に推移したという。
 しかし、ロイヤリティ売上げの減少や一部OEM新商品の販売中止などが響いた。また、「うちの3姉妹」シリーズや「キャラボッツ」シリーズ、スロットカーズ事業、スロットカー「GSLOT」シリーズ、「ドリーィ☆バラエティ」シリーズ等が苦戦した。
 利益面では連結子会社ウィズランドが不振で、同社の取得に関わる投資有価証券の簿価全額3億4200万円を特別損失とした。さらに子会社支援の特別損失を3億9000万円計上する。

 今回の業績予想の下方修正と合わせて、ウィズは希望退職者の募集を行うことも発表している。募集人数は、40名程度を計画している。募集期間は12月25日から来年1月15日まで、退職者には所定の退職金のほか割増退職金を支給し、再就職支援も行う。
 ウィズによれば割増退職金の支給などで1億円程度の特別損失が発生するが、来期以降2億円から3億円程度の人件費の削減が見込まれる。ウィズの社員数は今年5月末で87名となっているため、希望退職者の規模は全体の従業員の4割程度となる。

 ウィズは取締役報酬の35%カット、監査役報酬の20%カットも実施する。経費の大胆な削減で事業収益構造の抜本的改革を行い、事業成長に取り組む構えである。
 さらに同社の企画・開発部門子会社アップトーキョーはおよそ3億円の第三者割当を行い、新規の資金調達を行う。新株式を引き受けるのはソフトバンクで、増資後はソフトバンクがアップトーキョーの株式36.3%を保有する第2位の株主になる。

ウィズ http://www.wizinc.co.jp/

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2008.12.08
企業決算 ]
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 ティー・ワイ・オーは12月8日に、平成21年7月期第1四半期(20年8月~9月)の決算発表を行った。
 発表によれば連結売上高は前年同期の65億2900万円を上回る68億1400万円だった。しかし、営業利益は1億5900万円のマイナス、経常利益は2億4900万円のマイナス、純利益は5億7100万円のマイナスと、利益面では苦戦した。

 同社の事業は広告映像、アニメ、ゲーム、音楽、CG、Webなど幅広い分野のコンテンツ制作から構成されている。数多くの子会社があり、子会社の総計として連結決算のため個別企業の業績は見え難い。 実際には、今回も業績好調なグループ会社も少なくない。
 ゲーム、CG、アニメ、音楽、映像などから成り立つエンタテインメント事業で好調だったのは、CGの企画・制作のデジタル・フロンティアとルーデンなどのスである。発表によれば両社とも売上高、利益とも業績目標を大きく上回った。
 デジタル・フロンティアは、今期『バイオハザード:ディジェネレーション』、ルーデンスは『パコと魔法の絵本』とそれぞれ話題作を制作している。そうした注目がビジネス面での成果にも繋がっているようだ。
映像番組とその著作権を管理する円谷プロダクションも、売上高、利益共に業績目標を超えており、引き続き堅調に推移している。

 一方、アニメとゲームは苦戦した。アニメーションの企画、制作はハルフィルムメーカー、ゆめ太カンパニー、動画工房など複数の企業があるが、全体で売上高目標を上回っている。しかし利益目標は未達成となったため、連結利益での減少要因となっている。
 朱雀、Genterprise、スティング、5pbなどのゲーム会社も、いずれも売上高が目標に達しなかった。またキャラクター関連のドワーフも売上高、利益が目標に届かなかった。
 エンタテンイメント事業全体では、売上高は26億1600万円と全体の4割近くを占める。またM6Aののれん代1600万円を含む営業損失は5300万円である。

 一方、中核事業の広告映像は、売上高32億6600万円、営業利益1億1300万円と黒字だったが、WEB事業、インターナショナル事業共、それぞれ4600万円、1億1500万円の営業損失となっている。
 まだ第1四半期の決算だけではあるが、中核事業に利益を得る一方、新規参入分野やM&Aで買収した企業が苦戦している様子が見て取れる。M&Aによるのれん代の償却が負担になっているのに加えて、新しい企業の増加のスピードが、グループ全体の合理化、シナジー効果に追いついていないとも言えそうだ。 

 今後の見通しについては9月18日発表の連結業績予想通りとしている。現時点においては景気減速の影響が読みきれないたまである。
 今後広告映像事業やWEB事業、インターナショナル事業のメイン・クライアント動向を見極める必要があるとし、そのうえで業績予想修正が必要となれば発表する方向である。
 
ティー・ワイ・オー http://group.tyo.jp/

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2008.12.01
企業決算 ]
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 ジャパン・デジタルコンテンツ信託(JDC信託)は、当初期限より大幅に遅れた平成21年3月期第2四半期(20年3月~9月)の決算を発表した。第2四半期決算は本来11月14日までに関東財務局に提出する必要があったが、運転資金の確保、資本増強の対応協議を継続しており決算処理が確定できないことを理由に提出を遅らせていた。
 その第2四半期の決算内容は、当初予想を大きく下回るものとなった。売上高は前年比30.1%減の2億9100万円となったほか、営業損失が3億1900万円、経常損失が3億7700万円、当期純損失は4億3500万円といずれも売上高を上回る損失となっている。

 こうした業績の不振についてJDC信託は、信託事業において新規の信託案件が予定通り組成出来なかったこと、また兼業事業として新規に取り組んだ新規事業の売上高が伸びなかったことを挙げている。
 信託事業では、ゲーム著作権の流動化案件や金銭信託ファンドなどを立ち上げたが、投資環境の厳しくなるなか案件組成に時間を要するようになっているという。このため売上の中心は既存案件の管理報酬となっている。信託事業の売上高は1億5500円(前年同期比38.7%減)、営業利益は2600万円(前年同期比76.3%減)である。

 兼業事業は、コンテンツアグリゲーション部門とセールスサポート部門の売上は堅調だったとしているが、他の部門の売上が伸び悩んだ。売上高は前年同期比16.8%減の1億3600万円だった。
 しかし、中小企業向けのコンテンツ投資ファンドなどの損失を取り込んだことから営業損失は2億4300万円に膨らんだ。
 
 また、こうした上半期の業績不振を受けて、通期の業績見通しも下方修正された。売上高はこれまでの9億8000万円から6億円に引き下げられた、前年実績の7億1900万円を下回る見通しである。
 これまでは3200万円とされていた営業利益と経常利益はそれぞれ5億8000万円の営業損失と6億4000万円の経常損失に変更される。当期純利益も1800万円から7億円の純損失に変更された。 

 こうした厳しい決算と業績見通しからJDC信託は、11月28日に、シンガポールに本拠を持つ投資会社JCMシンガポールの運用する企業投資ファンドGORGEOUS GRACE INVESTMENTに対して新株式発行することを決定した。JDC信託はこの新株式発行で、手取りで3億6500万円の資金調達を行う。
 そのうえで同社は下半期に、経営体制の抜本的な見直しを行い、構造改革を推進することで利益率の大幅な改善を目指す。

ジャパン・デジタルコンテンツ信託 http://www.jdc.jp/

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コンテンツファンドのJDC信託 業績不振で投資ファンド傘下に

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2008.11.15
企業決算 ]
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 玩具等の流通・販売や映像事業などのハピネットの平成21年3月期第2四半期(20年4月~9月)の決算が、売上高や営業利益、経常利益で前年を上回った。
 売上高は昨年の692億8100万円から760億5200万円に増加したほか、営業利益は11億5700万円から12億2600万円に、経常利益は12億1000万円から13億6500万円となった。しかし、純利益は前年の7億1800万円から6億1800万円に減少している。

 ハピネットによれば、玩具事業(玩具流通)は市場を牽引する商材がなかったことから苦戦をしたが、映像関連事業が映像制作出資作品や独占販売作品のヒット作で好調であった。ビデオゲーム事業(ゲーム関連流通)も好調で、サンリンクやアップルを合併したアミューズメント事業も売上高の増加に寄与しているとする。
 特に前期に事業構造改革を行い、映像投資損失、映像関連在庫評価損・廃棄損、たな卸資産処分損などの大きな特損を計上した映像関連事業では、事業構造改革の効果があり、大幅な増益となった。

 しかし、その映像関連事業では、売上高自体は低調であったとしている。インターネット通販向け販売が堅調に推移したが、専門店を中心とした販売が大幅に減少している。近年DVDなどの映像パッケージの販売が、専門店からインターネットにシフトしつつあるとされている。ハピネットの決算も、そうした状況を反映しているようだ。
 一方、共同製作出資をした映画『クローズ ZERO』やテレビアニメ『ロザリオとバンパイア』のヒットが利益を大きく押し上げた。ビデオグラム化権を取得した「ブレイド」シリーズ等のヒット作も業績に貢献した。同事業の売上高は166億3700万円、営業利益は8億2300万円である。

 中核事業の玩具事業は、バンダイの『炎神戦隊ゴーオンジャー』と『Yes!プリキュア5GoGo!』が好調だった。しかし、全体では牽引商材がなかったことから苦戦した。売上高は234億900万円、営業利益は3億5600万円である。
 またビデオゲーム事業は、PSPが好調に推移、Xbox360も「テイルズ オブ ヴェスペリア」などのソフトヒットからハード本体も好調に推移した。売上高は236億7100万円、営業利益は6億4600万円となった。

 サンリンク、アップルを子会社化、新会社に統合したアミューズメント事業は、合併会社の貢献が大きく売上高が好調だった。しかし、事業再編コストが利益を圧縮し、利益面では低調で赤字となった。売上高は93億4100万円、営業損失が2800万円である。
 その他事業では、コンビニ向けの「バトルスピリッツ」、「デュエルマスターズ」などトレーディングカードが、堅調だった。売上高は29億9100万円、営業利益は3300万円となった。

ハピネット http://www.hap-net.com/

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2008.11.14
企業決算 ]
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 エンタテインメント企業のマーベラスエンターテイメントが、平成21年3月期第2四半期の決算を発表した。連結決算は売上高が前年の50億1600万円から43億4100万円に減少、営業損失3億2800万円、経常損失3億700万円、当期純損失が2億3700万円である。
 こうした決算内容についてマーベラスエンターテイメントは、前上半期にアミューズメント事業から撤退したことや、デジタルコンテンツ事業で昨年の「牧場物語」シリーズのようなゲームソフトの大型タイトルが不足したためとしている。

 発表された決算は減収赤字と芳しくなかったが、業績の全体のトレンドは上向いている。同社は今回の決算に先立って、10月21日に業績予想の利益を大幅に上方修正している。
 今回の決算はこの予想変更後の数字に沿ったものであるが、実際の第2四半期決算の利益は修正後の予想よりも上振れした。これは業績改善のトレンドが続いていることを示していると見られる。

 マーベラスが好調としてあげたのは、音楽事業での「プリキュア」シリーズの企画音楽や「家庭教師ヒットマンREBORN!」の関連商品のヒットによるロイヤリティ収入の増加、「ミュージカル『テニスの王子様』DVD」、ミュージカル『テニスの王子様』コンサートなどである。人気アニメからの派生商品の広がりが収益に結びついていることが伺える。
 ミュージカル『テニスの王子様』については、今夏の公演規模拡大による動員数が増加し、それに伴って新作DVDと旧作DVDのリピート受注が拡大したとしている。

 アニメなど映像作品では、『スミレ 16歳!!』、『恋姫†無双』、『S・A~スペシャル・エー~』に今期出資している。このほか提供作品として『Yes! プリキュア5GoGo!』、『遊☆戯☆王5D’s』、『ケータイ捜査官7』等の映像商品化を行っている。こうした中から新たなヒット作が生まれるかが今後の鍵となる。
 しかし海外向けの番組販売収入が減少していることや、アニメ制作のアートランドの受託制作の受注が下期に集中していることからアニメ事業全体では不調だった。
 第2四半期の音楽映像事業は、連結売上高17億8800万円(前年同期比6.5%減)、営業利益は1億4400万円(前年同期比20.9%減)だった。

 ゲームソフトが中心のデジタルコンテンツ事業は、国内ではニンテンドーDS向けの『牧場物語 キラキラ太陽となかまたち』や『赤川次郎ミステリー 夜想曲-本に招かれた殺人-』が、海外では『NO MORE HEROES』が好調だった。
 しかし、前年同期にリピートが好調だった『牧場物語 キミと育つ島』、『HARVEST MOON DS』のようなタイトルがなく、全体としては不調だった。連結売上高は19億4800万円(前年同期比19.9%減)、連結営業損失1億6500万円である。
 「ミュージカル『テニスの王子様』」や「ミュージカル『DEAR BOYS』vs.EAST HONMOKU」が好調だった舞台公演事業は、連結売上高6億1100万円(前年同期比201.2%増)、営業利益は7300万円(前年同期比92.0%増)であった。

マーベラスエンターテイメント http://www.mmv.co.jp/

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 キャラクターを中心としたメディア事業を行うウィーヴは、11月13日に平成20年12月期通期決算の業績下方修正を発表した。同社は今年8月21日にも、通期業績予想の下方修正を行っており、今期2度目の下方修正となる。
 これまで31億400万円としていた連結売上高は、新しい予想では30億2200万円になる。また営業損失は12億100万円から13億5000万円に拡大、経常損失は12億9500万円から14億3800万円に、当期純損失は2億8500万円から4億7600万円に増加する。

 業績見通しの変更についてウィーヴは、連結子会社のヴィレッジブックスが行う出版事業の不振を理由としている。一方で、テレビ・キャラクター事業については、第4四半期にミニマム・ギャランティによる売上高が見込まれているとする。
 出版事業については、同社は『マクロス・クロニクル』のヒットがあるが、全体の不振をカバーするに至ってないようだ。

 ウィーヴは、出版書籍の絞込みや既刊書籍の返品の影響、さらに景気停滞感により出版業界も低迷が懸念されることから、出版事業の売上高が当初予測を2 億9 00万円下回る見通しとしている。そして、事業コストの削減がこうした売上高の減少に追いつかず、利益面での赤字が拡大する。
 今年8月21日に行った業績下方修正の際にも、ウィーヴは、その主な理由を出版事業のヴィレッジブックスの売り上げ不振としていた。2006年に事業買収により拡大した同社の出版事業が、経営に大きな影響を与えている。

ウィーヴ http://www.weve.jp/

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2008.11.13
企業決算 ]
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 大手エンタテインメント企業の角川グループホールディングスは、平成21年3月期に投資有価証券評価損が35億8800万円になると発表した。同社はこれを第3四半期末の業績に計上する。
 これに伴い、10月16日に発表していた平成21年3月期の通期業績予想の当期純利益をこれまでの1億円から22億4400万円の純損失に変更した。

 今回発表された評価損には、10月9日に既に発表されている12億4400万円の投資有価証券評価損を含んでいる。これに新たに、23億4400万円の評価損が加わったかたちとなっている。
 これについて角川グループは、有価証券のうち自社が定める「満期保有目的の債券」に区分されるための適格要件を満たさなくなった銘柄を、時価評価に変えためとしている。これは債券の格付け引き下げによるものである。

 本来債券は満期まで保有すれば元本で償還されることから、満期保有を前提で取得したものは取得価額や額面で評価されることが多い。しかし、今回それを時価に変更するのは、その償還価額と実際の市場での評価額が大きく乖離したことが理由とみられる。
 昨今の金融情勢の混乱により一部の金融商品の取引市場が機能せず、商品の価格が算出出来ないケースが増えている。今回の角川グループの評価損も、そうした金融情勢の混乱に大きな影響を受けたものである。このため売上高や営業利益、経常利益は、変更されず、ここでは黒字となっている。

角川グループホールディングス http://www.kadokawa-hd.co.jp/

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2008.11.11
企業決算 ]
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 米国のキャラクター企業4キッズ・エンタテインメント(4Kids Entertainment) が2008年第3四半期(08年1月~9月)の決算発表を行った。
 第3四半期までの売上高は、前年の3910万ドルから4940万ドルまで伸びた。これは自社開発のトレーディングカードゲームである『Chaotic』の売上高が、特に第3四半期に急伸しているためである。売上高のうち1470万ドルが、『Chaotic』によるものとで事業全体に占める割合も高まっている。

 一方で、前年同期に660万ドルであった純損失は、逆に1720万ドルへと拡大した。これについて4キッズのCEOであるカーン氏は、トレーディングカード事業での販売コスト、管理コストが増加しており、またライセンス事業と放送事業からの収入が減少しているためと説明している。
 しかし、第3四半期の『Chaotic』の伸びなどから、カーン氏は事業の成長性については楽観的な見通しを示した。 

 また、今回、4キッズはこの秋にスタートした『遊戯王5D's』に加えて、『遊戯王』についてもライセンス契約を2015年まで延長したと発表した。同社は今後も『遊戯王』シリーズ全体で、積極的に事業展開を続けることが明らかにした。
 日本国内の好調さに較べて北米でのビジネス基調が弱含んでいる『遊戯王』だが、今後は同地域でのキャラクターブランドの再活性化が課題になりそうだ。

 さらに今回放送事業についても大きな変更が発表された。それは4キッズが、米国大手地上波テレビFOXの土曜日午前中に4時間保有する大型放映枠「4KIDS TV」の契約を今年12月末で終了することである。
 この放映枠では、長年4キッズが自社の関係するアニメやカートゥーンを放映してきた。本来の契約は2009年9月末までであったが、今回FOXとの話し合いにより契約の終了を繰り上げた。

 4キッズがFOXに確保している放映枠は、同社がFOXに放映枠代を支払っている。この支払い代金は4キッズが番組から得る広告収入を上回っており、ビジネス的には逆ざやとなっている。4キッズがそうした逆ざやを続けるのは、そこで放映することで番組やキャラクターの認知度を上げ、キャラクターライセンスで利益を得るためである。
 しかし、4キッズは5大ネットワークのひとつThe CWでも、土曜日午前中に同様の番組「THE CW KIDS」の契約を開始している。結果として、4キッズはFOXから放映枠のより廉価なThe CWに放映ビジネスを乗り換えたかたちである。実際に4キッズは、これによりThe CWの5時間枠に、事業を集中出来ると述べている。

 注目されるのは、これまで4Kids TV(FOX)で現在放映されている作品の行方である。これらがThe CWに移行するのかどうかが注目される。現在この放映枠で含まれる日本関連のコンテンツは 『ソニックX』や『星のカービィ』などである。日本の他のコンテンツ『遊戯王5D's』と『恐竜キング』は、The CWでの放映となっている。
 さらに、4Kidsが抜けたあとのFOXの土曜日午前中のこの時間が引き続き子供向けの番組帯にとどまるのか、そうであればどういった番組編成が今後行われるかも気になる点である。

4キッズ・エンタテインメント(4Kids Entertainment) 
http://4kidsentertainment.com/

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2008.11.10
企業決算 ]
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 11月10日、アニメ製作などを行うGDHは、平成21年第2四半期(20年4月~9月)までの決算発表を行った。事前の業績予想を下回り、前年同期比で減収赤字転落と厳しい結果となった。
 連結売上高は30億5400万円(前年同期40億7400万円)となったほか、営業損失が5億4300万円(同営業利益1億9700万円)、経常損失が6億3000万円(同利益1億7000万円)、当期純損失は5億8100万円(同利益8900万円)である。

 事前の予想では売上高33億円、営業損失は1億4000万円、経常損失は1億8000万円、当期純損失は3億3900万円となっていたので、実際の決算と予想との差異が大きくなっている。
 また、今回は第2四半期だけでなく通期連結決算も、大幅に下方修正をしている。それによれば、売上高は80億円から61億円、営業利益は1億円からマイナス13億8100万円、経常利益は2000万円からマイナスの15億800万円、当期純利益は3億2900万円からマイナス16億円まで引き下げられている。

 こうした第2四半期の結果と通期業績予想の引き下げについてGDHは、グループのアニメ作品制作の新規受注を一部見直したこと、国内ライツ事業で権販売が当初の見込みに達しなかったこと、キャピタル事業で同社の関連する投資組合が取得した投資有価証券に評価損が発生したことを理由に挙げている。海外でのDVD売上高も当初見込みに達成しないとしている。
 実際、売上高では新作アニメ製作の見直しによる影響が、通期で5億1300万円の減収としている。また海外ライツの未達成が3億5400万円、ゲーム事業のライセンス見直しが7億3700万円の減収要因となる。また営業利益では、アニメ製作の見直で4億6900万円、海外ライツの未達成が2億8900万円、ゲーム事業のライセンス見直しが2億7000万円の減益に影響している。

 第2四半期までの事業セグメントごとの内容については、アニメーション制作事業が売上高17億9000万円、営業損失が3億2200万円となっている。
 そのうちアニメーションの企画・制作事業では、製作出資タイトルを見直した。そうしたなか『鉄のラインバレル』や『ストライクウィッチーズ』などの制作を行った。またライツ事業では、国内では『ドルアーガの塔~the Aegis of URUK~』や『ブラスレイター』、『ぼくらの』などを中心に、海外では『ロミオとジュリエット』、『NHKにようこそ!』、『RED GARDEN』などを中心に展開した。しかし、黒字化には及ばなかった。

 オンラインゲーム事業は売上高12億5000万円で、営業利益2億円と黒字となっている。国内で4タイトル『ドルアーガの塔』、『パンドラ・サーガ』、『Master of Epic』、『シャイヤ』を運営した。
 このほかマレーシア・シンガポールで3タイトルを運営しており、海外戦略を活発化させた。しかし、全体の事業をカバーするには至らなかった。

 こうした状況に対してGDHは、今後事業収支の改善を目指す。アニメーション事業でのスケジュール管理の徹底することで制作利益を確保するほか、製作出資比率の低減や出資タイトルの精査の厳格化で、出資リスクを抑制する。また既存の作品ライブラリーの積極的な活用を目指す。
 オンラインゲーム事業では、アジアなど市場成長率の高い地域へ経営資源を集中し、事業の選択と集中を引き続き目指す。
 一方でGDHは決算発表と合わせて構造改革の断行及び成長戦略策定を発表し、利益の生み出せる新たな事業構造を目指すことを明らかにしている。さらに平成21年2月には今回の発表を基に、新しい中期経営計画を発表するとしている。

GDH http://www.gdh.co.jp/

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2008.11.09
企業決算 ]
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 11月5日、玩具大手タカラトミーの平成21年3月期第2四半期(20年4月~9月)までの決算発表が行われた。決算内容は事前に公表された予想通り売上高は前年並みだったが、営業利益と経常利益が大きく伸びた。
 連結売上高が880億100万円(前年同期比0.2%減)、営業利益が32億7500万円(同65.7%増)、経常利益は35億2900万円(同73.8%増)、当期純利益は26億3600万円である。タカラトミーによれば、玩具周辺事業は利益落ち込んだが、コア事業である玩具事業でトレーディングカードゲームや海外輸出の好調がこれをカバーした。

 その玩具市場で好調だったのは、トミカ、プラレールといった定番商品が新商品展開で売上を伸ばし、カード分野が大きく売上を伸ばしたためである。トレーディングカード『デュエル・マスターズ』がイベント強化と「スーパーデッキ」の発売で好調だった。
 海外市場では、『トランスフォーマー』がテレビアニメ放映されている米国市場で人気で、輸出が好調に推移している。この結果、玩具事業の売上高は、568億7600万円(前年同期比7.1%増)、営業利益51億7700万円(同72.5%増)となった。

 一方、玩具周辺事業は玩具流通のトイズユニオンが、売上高を減らした。これは国内のテレビゲーム市場の縮小によるものとしている。また、事業環境が悪化しているカプセル玩具のユージングループも売上高を減らした。現在は事業再建に向けた構造改革を進めているが、市場の低迷、仕入原価高騰など依然経営環境は厳しいとしている。
 そうしたなかで、アミューズメントマシンの『ポケモンバトリオ』が、新シリーズの投入や劇場映画連動したプロモーションと商品展開が成功し売上が好調に推移した。玩具周辺事業の売上高は331億5500万円(前年同期比11.1%減)、営業利益は損失に転じ5億4800万円のマイナスである。

 下期以降は8月に復活し発売された大型商品『ベイブレード』が、業績の鍵を握ることになりそうだ。また、タカラトミーは景気の悪化が深刻化している北米市場で現地販売子会社が苦戦し、ヨーロッパ市場でも個人消費の低迷や企業の信用収縮の影響などで売上高は大幅に減少しているとする。
 世界的な景気動向は、下半期から来年にかけてタカラトミーだけでなく多くのエンタテイメント関連企業に影響を与えることになりそうだ。

タカラトミー http://www.takaratomy.co.jp/

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タカラトミー好調 第2四半期利益予想を再び上方修正

続きを読む "タカラトミー第2Q デュエル・マスターズ、ポケモンバトリオ好調" »
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 11月6日に発表されたコナミの2008年第2四半期(2008年4月~9月)の決算は、売上高と営業利益が上半期としては過去最高の水準に達した。これは6月に発売されたゲームソフト『メタルギアソリッド4』を始めとするデジタルエンタテインメント事業が好調だったためである。
 連結売上高が1469億400万円と前年比9.8%増となったほか、営業利益は228億4400万円(同75.2%増)、税引き前純利益は224億800万円、当期純利益は119億6400万円と90.3%増となった。利益面での伸びの高さが目立った。

 事業ごとでは、ゲーム事業が中心となるデジタルエンタテインメント事業が特に好調だった。売上高は930億3000万円(前年同期比25.5%増)、営業利益は103.7%増の263億500万円と倍増し、営業利益のほとんどをデジタルエンタテインメント事業のみで稼ぎ出したかたちである。
 デジタルエンタテインメント事業では『メタルギアソリッド4』がシリーズ累計販売本数は400万本を越え、特に欧米での売上を引き上げた。このほか、スポーツゲームの『ウイニングイレブン』や『実況パワフルプロ野球シリーズ』、さらに音楽ゲーム『DanceDanceRevolution』やクイズゲームなどの幅広い分野のゲームソフトも好調だった。また、カードゲームでは『遊戯王トレーディングカードゲーム』が引き続き好調を維持したとしている。

 一方で、フイットネスクラブの運営などを行う健康サービス事業は売上高が増加したが、営業利益は減少した。カジノ関連の事業を行うゲーミング&システム事業は堅調だった。
 健康サービス事業は売上高454億5600万円(前年同期3.5%増)、営業利益は15億6400万円(同66.7%減)である。またゲーミング&システム事業は売上高78億5400万円(同3.3%増)、営業利益は10億4000万円(同9.5%増)となった。

 下期については国内市場に加えて、引き続き欧米のゲームソフト市場に注力するとしている。特に10月16日には、ヨーロッパで欧州サッカー連盟(UEFA)とライセンス契約による「UEFAチャンピオンズリーグ」を搭載する「ウイニングイレブン」シリーズの最新作がリリースされている。また、米国では「DanceDanceRevolution」シリーズなど、音楽ゲームに注力する。
 こうしたことから通期でも、前年を上回る売上高3300億円、営業利益は450億円、税引き前純利益445億円、当期純利益は260億円を計画する。

コナミ http://www.konami.co.jp/

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2008.11.08
企業決算 ]
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 米国のコミックス出版大手のマーベル・エンタテインメント(Marvel Entertainment, Inc.)は、11月4日に2008年第3四半期(1月~9月)の決算発表を行った。決算期間中に劇場映画『アイアンマン』や『インクレディブル・ハルク』の大ヒットがあったことから、好調な決算を期待されていた。
 公表された数字はこうした期待通りのもので、第3四半期までで売上高は昨年の3億7650万ドルから4億5190万ドルに急伸した。また営業利益も2億2280万ドルから2億6090万ドルまで増加した。また純利益は1億4250万ドル(前年1億1210万ドル)である。

 業績に貢献したのはやはり映画製作事業である。昨年までは支出だけが計上されていたが、今期は第3四半期までで売上高で1億1910万ドル、営業利益で4060万ドルを稼ぎ出した。売上高は全体の1/4を占め、マーベルの基幹事業であるコミックス出版事業を売上高と営業利益の両方で上回った。
 映画事業から収入は、興行収入のほか、『アイアンマン』や『インクレディブル・ハルク』のDVDの海外でのプレセールスの売上も加わっている。

 しかし、映画事業が好調な一方で、コミックス出版を行う出版事業とそのキャラクターライセンスを管理するライセンス事業は前年同期でいずれも減収減益となった。
 ライセンス事業は、昨年大きかった『スパイダーマン』のライセンスが半減したことが大きかった。『スパイダーマン3』の効果が薄れたためである。同事業の売上高は2億3750万ドル(前年2億6750万ドル)、営業利益は2億540万ドル(同2億800万ドル)である。

 出版事業では伝統的なコミックス出版が好調だった一方で、豪華本など利益率の高い書籍の売上が減少した。このため売上高は第3四半期では3%の減少だったが、営業利益の下げ幅がより大きく15%の減少となった。これは第3四半期まで9ヶ月の決算でも同様だった。
 第3四半期までの売上高は9230万ドル(前年9540万ドル)、営業利益は3430万ドル(同4130万ドル)である。

 マーベルは今期の映画事業の成功により、自社製作の映画事業をさらに積極的に進める。既に2010年5月7日には『アイアンマン2』が、同年6月16日には『Thor』の劇場公開が予定されている。さらに2011年5月6日に『The First Avenger: Captain America』、同年6月15日には、『The Avengers』の劇場公開がラインナップにあがる。
 『アイアンマン2』が公開される2010年には、日本国内ではマッドハウス制作のアニメ版『アイアンマン』がアニマックスで放映される予定となっている。日本のファンにとっても、今後の『アイアンマン』の動向は気になるところである。
 しかし、一方で、これまでソニー・ピクチャーズが製作してきた『スパイダーマン』の第4作目については、今決算では触れられていない。大ヒット作として続編への期待も高いだけに、こちらも気になるところだ。

マーベル・エンタテインメント(Marvel Entertainment, Inc.)
http://www.marvel.com/

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2008.11.07
企業決算 ]
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 11月7日、大手ゲーム企業のスクウェア・エニックス・ホールディングスの平成21年第2四半期(20年4月~9月)の決算が発表された。同社は11月4日に既に業績予想の変更を行っており、今回の発表はそれに沿ったものである。
 連結売上高は679億7400万円(前年同期比5.9%減)、営業利益は93億9600万円(同3.7%減)、経常利益は97億400万円(同4.3%増)、当期純利益は60億5400万円(同16.2%増)である。

 売上と利益の双方がほぼ前年並となっているが、その内訳はかなり変化している。大型タイトルのなかったゲーム事業は、売上高166億2200万円(前年204億4800万円)、営業利益は34億7700万円(同41億4700万円)と前年に較べて減収減益となった。
 また、タイトー部門であるAM等事業は、売上高は301億8400万円(同345億2000万円)と10%以上減少した。さらに営業利益は急減し8100万円(同13億4900万円)にまで落ち込んだ。これは国内アミューズメント施設運営事業の環境の厳しさが依然続いているためである。

 一方堅調だったのは、これまで同社の事業の中では比較的傍流と見られてきたオンランインゲーム、モバイル、出版事業の3つである。
 オンラインゲーム事業は、売上高53億3900万円(同54億1300万円)、営業利益は29億8100万円(同28億6400万円)である。売上のほとんどは、『ファイナルファンタジーⅩⅠ』によるものである。
 しかし、『ファンタジーアースゼロ』で、ビジネスモデルをアイテム課金に移行したところ、半期で3億円の売上高に達するなど、ビジネスモデルに変化が出ている。

 モバイルコンテンツ事業も新たなビジネスモデルへの試みが行われている。今期『ファイナルファンタジーIV』のアフターストーリーを有料配信をしたところ、200万ダウンロードがあった。また、カードゲームとの連動でも客単価が非常に高くなり、こうしたビジネスモデルの変化が利益率の上昇に結びついた。
 モバイルコンテンツ事業の売上高は33億2800万円と前年比で減少したが、営業利益率は18.5%から51.1%に上昇し、営業利益は前年同期の6億6300万円から17億円と急増した。

 出版事業も第2四半期としては過去最高の売上高61億8000万円(同52億1000万円))に達し好調だった。特に決算説明会で和田社長は、これまで依存度の大きかったゲーム攻略本が今期はほとんどなかったとし、マンガ出版の好調による実現であるとした。
 好調だった作品は、『ソウルイーター』、『隠の王』、『セキレイ』といったアニメ化と連動した作品である。さらに、この秋からテレビアニメの放映も始まった『黒執事』についても売上は極めて好調と言及しており、下半期もこうした勢いが続く可能性が大きい。

 一方、出版事業は売上高の伸びに対して、営業利益率は前期の32.2%から28.1%に低下した。これは、利益率の高いゲーム攻略本の出版が減ったためである。
 さらにマンガ作品のアニメ化に伴い、アニメ製作への出資が行われていることも挙げられた。営業利益は17億3500万円(同16億7600万円)である。
 
 第2四半期の業績が当初予想を上回ったことで、通期連結決算の業績予想修正が期待されたが、こちらの修正は行われなかった。これについて和田社長は四半期ごとの業績予想の修正は、確信を持って大きな変化がある場合以外はあまり意味がないとし、現時点では行わない方針とした。
 それでも3月発売予定の『ドラゴンクエスト9』は、予定通り発売出来る見通しとした。人気シリーズの新作タイトルだけに、予定通り発売されれば下半期のゲーム事業の売上、利益は一気に拡大する可能性が大きい。通期決算についても、上振れ含みと考えてよさそうだ。

スクウェア・エニックス・ホールディングス
http://www.square-enix.com/jpn/index.html

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スクエニ第2Q 利益予想を大幅引き上げ アニメ原作マンガも好調

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2008.11.06
企業決算 ]
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 大手ゲーム企業のカプコンは、11月5日に平成21年3月期第2四半期(20年4月~9月)の決算発表を行った。大型ヒットに支えられ第2四半期までの業績は堅調なものとなった。
 連結売上高は312億3600万円(前年同期比0.4%増)とほぼ前年並みを維持したほか、営業利益は33億5700万円(前年同期比9.8%増)、経常利益は41億1500万円(前年同期比21.2%増)、四半期純利益は18億7300万円(前年同期比16.8%増)になった。経常利益では、為替差益の発生なども貢献している。

 カプコンの利益の伸びは、ゲームソフト『モンスターハンターポータブル 2nd G』の貢献が際立って大きかった。タイトルは前期の発売だが、第2四半期だけで160万本を出荷して、出荷本数の累計は258万本に達した。
 また、海外販売も好調で、欧米で『ロストプラネット コロニーズ』 が37万本、『大神』が30万本の実績を残し、カプコンの海外ビジネスの強さを示した。
 国内外全体では、出荷本数は昨年の590万本から510万本に減少したが、リピート販売の好調が営業利益率を大きく引き上げた。その結果、利益面での好調さがより際立つ結果となった。
  第2四半期までのコンシュマー用ゲームソフト事業の売上高は、164億8600万円(前年同期比1.0%増)、営業利益36億3700万円(前年同期比47.9%増)である。

 コンシュマー用ゲームソフト事業は下期にも大型タイトルがあり、好調が期待されている。『バイオハザード5』と『ストリートファイターⅣ』、それに『デッドライジングゾンビのいけにえ』である。『バイオハザード5』は販売計画を上方修正し、全世界で325万本の販売を見込む。
 特徴的なのは、『バイオハザード5』に対してはCGアニメ『バイオハザード:ディジェネレーション』、『ストリートファイターⅣ』に対しては実写映画『ストリートファイターザレジェンドオブチュンリー』と映像作品を同時展開している点である。ゲームのプロモーションとして、映像を組み合わせるというカプコンの新しい戦略がより明確になってきている。

 しかし、アミューズメント施設運営事業は苦戦している。出店効果もあり、売上高は7.4%増の68億4700万円となったが、営業利益は市場全体の冷え込みにより2億3100万円と前年同期から66.1%減少した。
 下期も慎重な見通しとなることから、コンシュマー用ゲームソフト事業の下半期の上方修正分を、他の事業と伴に相殺するかたちとなる。

 業務用機器販売事業は、『ストリートファイターⅣ』が順調であった。また、『戦国BASARA X』、『フェイト/アンリミテッドコード』人気の根強いブランドも底堅い動きとなった。売上高は40億7900万円(前年同期比196.2%増)、営業利益は7億3700万円と黒字転換に成功した。
 一方、コンテンツエキスパンション事業は、『逆転裁判』の人気に陰りが見え始め、軟調に推移した。また、遊技機向け関連機器では、『春麗にまかせチャイナ』が当初計画を大きく下回った。売上高は25億4700万円(前年同期比54.9%減)、営業利益2億6100万円(前年同期比86.0%減)である。

カプコン http://www.capcom.co.jp/

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企業決算 ]
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 11月5日に発表されたバンダイナムコホールディングスの平成21年3月期第2四半期(20年4月~9月)の業績が、売上高と利益の双方で前年同期を下回った。また、8月6日に発表されていた予想数値からも下振れをするなど、全体に不調さが目立った。
 第2四半期までの連結売上高は1907億9500万円(前年同期比10.6%減)、営業利益は55億7600万円(同63%減)、経常利益は72億7500万円(58.1%減)、当期純利益は12億8200万円(83.9%減)である。

 バンダイナムコはこうした業績について、国内の家庭用ゲームソフトの一部タイトルの発売が第3四半期に延期となったこと、アミューズメント市場の環境が厳しかった業務用ゲーム機の販売が低迷したことなどを理由としている。また、投資有価証券の評価損の計上や米国地域での税金費用の増加も利益面の低下につながった。
 しかし、事業ごとでは、トイホビー事業、アミューズメント施設事業、ゲームコンテンツ事業、ネットワーク事業、映像音楽コンテンツ事業の全てが減収減益で、全体を支える事業部門がなかったことも業績不調の理由と言えるかもしれない。

 アニメ事業と関係深い映像音楽コンテンツ事業(バンダイビジュアル、サンライズ、ランティスなどで構成)については、第2四半期までの売上高は159億9300万円であった。これは前年同期比で10.6%のマイナスとなる。ライセンス部門の売上高は前年よりおよそ25%増加したが、映像パッケージは前年同期比で20%の減少である。また音楽パッケージソフトは好調だったが、映像パッケージソフトは全般に低調だったとしている。
 それでも、第1四半期の事業部門売上高は前年同期比で14.1%マイナスであったので、第2四半期ではやや売上を取り戻したかたちである。『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』や『マクロスF』といったヒット作が第2四半期の業績に貢献したと見られる。

 また、家庭用ゲームソフトの第2四半期までのトップ10タイトルでは、日本のほかアジア、ヨーロッパで発売した『ドラゴンボールZ バーストリミット』が72万8000本でトップだった。また『Dragon Ball Z Budokai Tenkaichi』がヨーロッパのみで42万本、『Naruto: Ultimate Ninja 3』が米国のみで32万5000本、『Naruto: Uzumaki Chronicles 2』が米国とヨーロッパで21万6000本となっている。
 海外市場でのアニメキャラクターのゲームソフトが、無視出来ない規模となっていることがわかる。日本でも『スーパーロボット大戦Z』が51万本、『ガンダムバトルユニバース』が25万3000本だから、アニメキャラクターを利用したゲームソフトビジネスの存在感が大きい。

 また海外市場全体では、「たまごっち」の人気が一巡したのが響いた。米国のアニメーションキャラクター『ベン10』が引き続き北米、ヨーロッパで好調で、キャラクター別の売上高で前年同期の27億円から43億円まで伸びたが、「たまごっち」の落ち込みをカバーしきれなかった。
 地域ごとではアジア、ヨーロッパは収益を確保したが、米国地域については、8億1300万円の赤字であった。

 こうした全般の状況からバンダイナムコは、通期連結決算の下方修正を行っている。見直しの中心となったのは、国内玩具菓子、アパレルなどの玩具周辺事業、アミューズメント施設事業である。
 さらにゲームコンテンツ事業、アニメの映像パッケージが主力となる映像音楽コンテンツ事業でも、下期の販売計画を見直した。これはDVDとBlu‐Ray Discの移行期で先行きが不透明なためである。また、既にクリスマス商戦の冷え込みが伝えられている米国地域でも、業績見通しを引き下げた。
 新しい通期連結業績予想では、売上高は4400億円(従来は4700億円)、営業利益は240億円(同380億円)、経常利益は260億円(同395億円)、当期純利益は130億円(同225億円)である。

バンダイナムコホールディングス http://www.bandainamco.co.jp/

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2008.11.04
企業決算 ]
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 テレビ東京の平成21年3月期第2四半期(20年4月~9月)までの決算発表が、11月4日に行われた。
 連結売上高はほぼ前年並みの597億1800万円となったが、放送収入の落ち込みなどもあり営業利益は2億5700万円(前年同期比85.7%減)、経常利益は2億8500万円(同85.8%減)と大幅に減少した。また、当期純利益は3億9400万円のマイナスとなった。当期純損失の発生は、特別損失として投資有価証券評価損の計上を予定しているためである。

 それでも当初予想では、営業利益、経常利益とも赤字を想定していただけに、予想よりもよい数字である。
 これについてテレビ東京は、音楽著作権管理の子会社(テレビ東京ミュージック)と通信販売の子会社の業績が好調だったためとしている。

 タイム収入、スポット収入の減少で苦労した放送事業に対して、ライツ事業は売上高を伸ばした。ライツ事業全体の売上高は95億100万円(前年同期比21.7%増)である。しかし、営業利益は2億9400万円と前年同期比で66.6%の減少となった。
 ライツ事業のうちコンテンツ事業のアニメライツだけでみると、第2四半期(7月~9月)の売上高は前年の14億9200万円から10%増加の16億4200万円である。また、劇場版『ポケットモンスター』などがあった映像事業も、第2四半期は前年の4億6500万円から8億9100万円に拡大している。
 アニメライツ事業の主要なタイトルとしては、引き続き『NARUTO』、そして『ケロロ軍曹』の名前が挙がられている。

 今期の決算では、首都圏の地上波テレビ放送局がいずれも厳しい決算となっている。他局に較べて、ライツ事業の依存の高いテレビ東京にとっても、こうした状況は同様のようだ。
 そして放送事業を巡る環境変化は、今後はテレビ東京を含むテレビ局とテレビアニメの制作を行なう製作委員会やアニメ製作・制作会社にも何かしらの影響を与える可能性がある。テレビ局の業績動向は引き続き注視が必要であろう。

テレビ東京 http://www.tv-tokyo.co.jp/

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 11月4日、ゲームなどエンタテインメント事業のスクウェア・エニックス・ホールディングスが、平成21年3月期第2四半期(20年4月~9月)までの連結決算の業績予想修正を発表した。
 5月23日に行われた前回の予想と較べて、利益面での予想が大幅に引き上げられた。今期のスクウェア・エニックスの業績が好調に推移していることが明らかになった。

 連結売上高は前回予想の700億円から680億円に引き下げられたが、営業利益は40億円から94億円に、経常利益は40億円から97億円に、当期純利益は25億円から60億円に引き上げられる。利益面では、いずれも引き上げ幅が140%前後という大きな変更になっている。
 業績の好調は、ゲーム事業と出版事業、オンラインゲーム事業、モバイル・コンテンツ事業が、いずれも当初計画を上回ったためである。しかし、AM等事業(タイトー)は、事業環境に厳しさが増しており、売上高、利益も計画を下回った。

 出版事業ではテレビアニメ化された『ソウルイーター』、『隠の王』、『セキレイ』などのマンガ販売が伸び、売上高、利益とも計画を上回る見込みだとしている。
 スクウェア・エニックスは、ここ1、2年で自社が出版するマンガのアニメ化を急拡大させている。こうした戦略が同社の出版事業にポジティブに影響しているようだ。
 こうしたアニメとマンガを連動したメディア・ミックスの成果により、同社の出版、アニメ事業は、今後も強化される可能性が高いだろう。

 ゲーム事業では、国内発売のニンテンドーDS 向けの「ドラゴンクエストV」などが貢献したほか、費用の効率化も好調だった要因である。オンラインゲーム事業、モバイル・コンテンツ事業は、売上高が順調に推移した。
 第2四半期までは好調な結果が見込まれるが、現在のところ通期連結決算の業績予想は変更されていない。今後は、第3四半期以降も現在の勢いが続くかが鍵になりそうだ。

スクウェア・エニックスホールディングス http://www.square-enix.com/jpn/

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2008.11.03
企業決算 ]
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 米国の大手アニメーション製作会社ドリームワークスアニメーションSKGは、10月28日に2008年第3四半期の決算発表を行った。第3四半期までの売上高は4億5000万ドルと前年比5.6%減、営業利益は1億1800万ドル(同28.9%減)、純利益は9100万ドル(同26.6%減)といずれも前年比でマイナスとなった。
 しかし、ドリームワークスアニメーションでは、今期の決算を好調なものとして捉えている。これは前年の業績には大ヒットシリーズ『シュレック』の第3弾があったことから、突出した好成績になったためと考えられる。

 ドリームワークスアニメーションは、今期最も力を入れた『カンフー・パンダ』の劇場公開が大きな成功を収めたことを強調している。同社によれば、『カンフー・パンダ』の興行収入は全世界では6億3000万ドルに達し、自社にとって最も成功した映画のひとつとなるとしている。
 ドリームワークスアニメーションは、こうした興行成績の好調から『カンフー・パンダ』を『シュレック』、『マダガスカル』に次ぐシリーズ化も念頭に入れている。
 
 また第4四半期には、この『カンフー・パンダ』のDVDとBlu‐Ray Disc が11月9日に発売される。さらに、2005年に大ヒットした『マダガスカル』の続編『マダガスカル2』も、11月7日に全米公開される。両作品のヒットに、第4四半期の業績期待がかかる。
 ただし、同社は『マダガスカル2』について、当初より劇場公開だけではリクープ(投資回収)は出来ない見込みだとしている。同社のアニメーション映画が、国内興行だけでなく、海外興行や映像パッケージの販売に依存していることがわかる。

 こうした決算発表とは別に、米国のメディアは、ドリームワークスアニメーションの経営体制の大きな変化を伝えている。同社の共同設立者の一人でCEOのデビット・ゲフィン氏が、ドリームワークスとドリームワークスアニメーションの経営陣から離れるという。
 ドリームワークスアニメーションの兄弟会社であるドリームワークスは、先頃大手のメディアグループ パラマウントとの提携を打ち切った。新たにインドのメディアグループリライアンス(Reliance ADA)出資を受け入れ、映画配給でユニバーサルとの配給提携を発表している。

 ゲフィン氏は、1997年にプロデューサーで監督のスピルバーグ氏、企業家のジェフリー・カッツェンバーグ氏と伴に、ドリームワークスを設立した。会社名の「SKG」にも頭文字が表記されている。
 同氏は依然ドリームワークスアニメーションの大株主で、経営のアドバイスは続けるとしている。しかし、同社を支える柱だっただけに、今後の経営にどの様な影響があるのか注目されている。

ドリームワークスアニメーションSKG
http://www.dreamworksanimation.com/

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2008.11.02
企業決算 ]
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 ゲームソフト開発・発売のAQインタラクティブが、10月31日に平成21年3月期第2四半期(20年4月~9月)の決算発表を行った。
 しかし、同社が力を入れていたコンシューマーゲーム事業自社販売部門が期待に達することが出来なかったことから、連結売上高の減収と利益面での赤字転落という厳しい結果となった。

 連結売上高は24億7100万円(前年同期比5.7%減)、営業損失は4億8000万円、経常損失は4億6400万円、当期純損失は7億6900万円である。 
 こうした結果についてAQは、コンシューマーゲーム事業自社販売部門において、発売した主力タイトルが当初の見込んだ販売実績に達せず、収益化が遅れているとしている。また採算性の見直しを行った結果、現時点でユーザーに受け入れられないと判断した制作中の3タイトルの開発を中止した。開発の中止により、3億2800万円の特別損失が発生したことも響いた。

 しかし、事業セグメントごとでは「ポケモンバトリオ」が高稼働したアミューズメント事業が堅調だった。この夏に公開された劇場アニメとの連動がうまく働いた。アミューズメント事業の売上高は6億7800万円、営業利益は2億200万円である。
 一方、コンシューマーゲーム事業は、売上高17億9300万円、営業損失4億6800万円である。自社販売部門の新作はニンテンドーDS向けの『KONG DS‐10』、『ブルードラゴンプラス』、PS3向け『ヴァンパイアレインーアルタードスピーシーズー』である。
 また、減収減益の要因として、海外大手パブリッシャーによる大型受託案件の交渉に時間がかかり、売上の計上が下半期ずれたこと、これにより企画制作費とプリプロダクション制作費の増加したことも挙げられている。

 またAQインタラクティブは、同じ10月30日に中期経営計画を発表している。このなかで平成11年3月期までの目標を 
 1. 世界に通用するブランドタイトルの創造
 2. 成長性と高収益率を併せ持つ事業基盤の確立
 3. 持続可能な成長を支える人材の育成
と定めている。

 そのうえで、2011年3月期に売上高120億円、営業利益12億円、経常利益12億1000万円、当期純利益7億1000万円を目指すとしている。
 セグメントごとでは、コンシューマーゲームの受託開発が現状とほぼ同じ水準であるのに対して、自社タイトルの販売は2008年3月期の16億円から50億円に、アミューズメント事業の自社開発を7億5000万円から30億円にと、自社開発への積極的事業展開が掲げられている。

AQインタラクティブ http://www.aqi.co.jp/

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 「ハローキティ」などの人気キャラクター事業を展開するサンリオは、10月31日に平成21年3月期第2四半期(20年4月~9月)の決算発表を行った。キャラクター商品の取引形態を大きく変更したことから、売上高は大きく減少したが、利益面では逆に伸長した。
 連結売上高は前年同期比22.2%減の344億円、営業利益は32億円(同15.6%増)、経常利益は、30億円(同29.7%増)である。また、当期純利益は当期より棚卸資産評価に原価法を適用したことから評価損を計上したが、それでも11億円と前年比で62.1%増となった。

 売上高のうち国内売上高は242億円で前年比29.%減である。これは他社企画商品の取引をロイヤリティ形態に一本化したためである。これまでは他社企画のキャラクター商品をサンリオが一旦仕入れ、販売する形態も行われていたが、これが廃止された。このため売上高は大きく減少するが、収益率の改善が期待できる。
 一方、海外の売上高は、ヨーロッパ地域が前年比で62.2%伸び45億円になり、営業利益も13億円(同80.4%増)と好調だった。海外売上高は102億円と、全体のおよそ3割を占めた。
 
 国内ライセンス事業はハイターゲット向けた「ハローキティ」と「シュガーバニーズ」が伸びており、全体としては前年並みの水準である。さらに「セサミストリート」など海外版権キャラクターも堅調だった。
 小売・卸事業では、40歳前後の消費者に向けた「ハローキティ」の日用品ブランド「ウレシイマーケット」やダイカットシリーズといった新商品が売上に貢献している。子供向けにはた『シュガーバニーズ』も大きく伸びたほか、メイドインジャパンシリーズなどが海外からの旅行客に好評で売上増となった。
 しかしテーマパーク事業は不調で減収減益になった。売上高29億円(前年同期比16.9%減)、営業損失は5億円である。ガソリン価格の高騰による外出控えや景気の伸び悩みが影響しているとしている。

 サンリオは現在、今期行っている国内取引形態の変更や海外事業の再編などの中長期的な事業の再構築が進んでいる。より利益のあがる企業を目指したものとなっている。
 同社の事業は人気に左右されやすいキャラクタービジネスだが、こうした事業基盤の安定化は、今後の事業にポジティブな影響を与えるものだろう。

サンリオ http://www.sanrio.co.jp/corporate/

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2008.10.31
企業決算 ]
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 米国最大のアニメ流通会社ファニメーション(FUNimation)の親会社ナバレ・コーポレーション(Navarre Corporation)が、10月30日に2008年第2四半期の決算発表を行った。第2四半期までの売上高は前年同期の2億8070万ドルから3億1230万ドルに増加した。一方、営業利益は前年の620万ドルから600万ドルに、純利益は510万ドルから190万ドルに減少した。
 しかし、第2四半期だけを見れば、営業利益は前年同期で98%増の320万ドル、当期純利益も前年の40万ドルのマイナスから130万ドルのプラスに転じた。

 ナバレは第2四半期が好調だった理由について、ゲームソフトとPCソフトウェアの販売が大幅に増加したためとしている。
 さらにパッケージソフト発売(Publishing)事業のなかで、特に日本アニメの売上が急伸したとしている。またアニメは、利益面でもナバレの業績改善の大きな理由だとも特に言及している。
 
 ナバレの主要事業は、パッケージソフト発売とその流通、ホームエンタテイメント、マルチメディア関連の流通・販売である。パッケージソフト事業には、日本のアニメと映画に特化したファニメーション、ジャンル映画と音楽ソフトのアンコール(Encore)、コンピューターソフトウェアを中心とするBCIがある。
 このなかでファニメーションは第2四半期に、売上を大きく増加させた。これは期間中に新しいアニメ作品のライセンスを大量に獲得したことと、デジタル配信で幾つかの新しい契約合意に達したためである。
 一方でアンコールは前年並みとしており、BCIの業績については触れられていない。パッケージソフト発売(Publishing)事業のなかでのファニメーションの存在感が、さらに強まっている。

 パッケージソフト事業全体の第2四半期の継続事業収益は、前年同期比で149%増の310万ドルに達した。
 これについてもナバレは、アニメDVDの売上高増加とBCIの営業コストの減少のためとしている。ファニメーションがこのセクターの業績を牽引していることを明らかにしている。 

 現在、北米では日本のアニメDVD市場の不振が伝えられている。しかし今期のナバレの決算を見る限りでは、業界最大手のファニメーションの売上と業績は好調なようだ。
 これは今年に入ってファニメーションが、新たな有力アニメ作品のライセンス獲得に力を入れた結果と見られる。ファニメーションは、もともと『ドラゴンボールZ』や『鋼の錬金術師』といった有力タイトルを保有していた。
 これに加えて、今年になってジェネオン エンタテインメントUSAのこれまで展開していたアニメタイトルの有力作品の一部、ADヴィジョンが保有していたアニメタイトルの一部を相次いで引き継いだ。同社はマーケットシェアを拡大することで、現在のアニメDVD市場の不振を乗り越えつつある。

NAVARRE  http://www.navarre.com/
ファニメーション(FUNimation) http://www.funimation.com/

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2008.10.30
企業決算 ]
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 エンタテインメント企業大手のコナミは、2009年3月期の第2四半期までの業績が前年比で増収増益になるとの見通しを明らかにした。
 コナミの発表によれば、第2四半期までの連結売上高は1469億円と前年同期の1337億円から9.8%増加する。さらに営業利益は228億円(前年同期比74.8%増)、税引前当期純利益は224億円(同71.3%増)、当期純利益は118億円(同87.7%増)と利益面での伸びが大きくなる。

 こうした前年を上回る見通しの理由としてコナミは、デジタルエンタテインメント事業で、「METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS」をはじめとする家庭用ゲームソフトが順調な販売を記録したためとしている。さらにアミューズメント施設向けの商品やカードゲームの販売も堅調だったとしている。
 家庭用ゲーム機市場の好調や、同社が得意とするカードゲームでの業績が全体の業績を支えている様子が伺える。
 
 一方、通期業績予想の変更はなく、これまでどおり連結売上高3300億円、営業利益450億円(前年同期比74.8%増)、税引前当期純利益445億円(同71.3%増)、当期純利益260億円としている。

コナミ http://www.konami.co.jp/ja/corporate/

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 大手玩具企業のタカラトミーは、今年8月5日に予想修正として発表していた平成21年3月期第2四半期業績予想を再び修正した。8月5日の段階では、連結売上高の下方修正と利益の上方修正を行っていたが、今回は売上高を変更せず、営業利益、経常利益、当期純利益を大幅に引き上げた。
 新しい予想では第2四半期の連結売上高は880億円、営業利益は32億5000万円(前回17億円)、経常利益35億円(同21億円)、当期純利益26億円(同16億円)である。

 今回の修正はタカラトミー個別の業績が好調であるためである。タカラトミーでは定番商品が堅調であることに加えて、トレーディングカードゲーム「デュエル・マスターズ」や「トランスフォーマー」が引き続き好調に売上を伸ばしているとしている。こうしたタカラトミーの玩具好調が業績を支えている。
 しかし、グループ企業を合わせた連結決算では、グループ企業の一部が不振で売上高が伸びなかったようだ。一方で、利益面では、タカラトミー単体が全体の落ち込みをカバーしたものと見られる。

 今回タカラトミーは通期の業績予想修正も行っているが、こうしたやや複雑な業績内容から通期の見通しについてはかなり慎重な姿勢になっている。
 連結売上高は1970億円から1820億円に引き下げられる一方で、営業利益、経常利益、当期純利益は67億円、66億円、53億円とそれぞれこれまでどおり据え置かれた。

 これについてタカラトミーは、世界的な景況の悪化と第3四半期以降の国内玩具市場も厳しく、売上高は減少するとしている。「トランスフォーマー」など米国市場への依存度の高い商品の失速も、念頭に置かれてようだ。
 さらにグループ会社の業績悪化などを挙げ、営業利益、経常利益、当期純利益とも当初予想並みとしている。人気に左右されがちな玩具企業特有の保守的な業績見通しも含まれていると考えられるが、世界的な景気失速が玩具企業にも影響を与えているようだ。

タカラトミー http://www.takaratomy.co.jp/

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タカラトミー「トランスフォーマー」依然好調で 業績修正

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2008.10.29
企業決算 ]
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 アニメ制作の大手トムス・エンタテインメントは、平成21年3月期第2四半期(中間期)の決算発表を行った。
 期間中には、当初予定していたアミューズメント事業の売却が中止になった。そのアミューズメント事業の不振や、DVD販売の不振で、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益の全てが昨年を下回った。

 連結売上高は71億2400万円(前年比3.1%減)、営業利益は1億9800万円(同54%減)、経常利益は2億3900万円(同47.6%減)、当期純利益は3800万円(同89.5%減)である。
 アニメーション事業全体では、売上高は50億6300万円(同4.3%)と前年より増加した。しかし、テレビアニメ制作本数の減少により、テレビアニメ関連の売上高は減少している。一方で、劇場アニメ映画制作は伸びた。
 ロイヤリティ(版権)販売収入は、国内DVD販売収入が大きく落ち込んだとしている。しかし、海外販売収入、ネットワーク事業収入、商品化権収入、音楽収入が増加となり、全体では前年同期比7.0%増となった。作品の多角的な利用が、DVDの落ち込みをカバーするかたちである。

 またアミューズメント事業については、業界全体の市場全が落ち込んだこと、3店舗の閉鎖を実施したことから売上高が20億6100万円、前年同期で17.5%の大幅な減収となった。
 さらに当初トムスが想定していたアミューズメント事業の譲渡の契約が解消されたことから、同社は今後もアミューズメント事業を引き続き運営することになる。このためレジャー市況に大きく左右されがちな同事業は当面トムスに残り、今後も同社のリスク要因となりそうだ。

 今回の決算発表に合わせて、トムスは通期業績予想を変更している。アミューズメント事業が引き続き残ることから売上高は上方修正されるが、アニメーション事業でのアニメ制作本数の減少、ビデオ(DVD)販売の不振、アミューズメント事業の既存店の不振などを理由に利益面では大幅に下方修正される。
 連結売上高の予想は141億1100万円、営業利益は2億8000万円、経常利益は3億1000万円、当期純利益は4000万円である。当期純利益については、 経常利益減少に加え、アミューズメント譲渡契約解消による特別利益の減少と在外子会社清算結了に伴う損失なども含まれている。

トムス・エンタテインメント http://www.tms-e.co.jp/

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企業決算 ]
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 10月29日、アニメ制作国内最大手の東映アニメーションが、平成21年3月期第2四半期の決算発表を行った。版権事業が国内外で好調であったことから、売上高と営業利益、経常利益が昨年を上回る好調さとなった。しかし、特別損失を計上したため当期純利益ではマイナスとなった。
 連結売上高は前年同期比8.7%増の106億1300万円、営業利益は同72.5%増の19億3700万円、経常利益は同66.1%増の21億2300万円と大きな伸びを見せた。一方、当期純利益は57.4%減の4億1800万円である。

 主力部門である映像製作・販売事業は減収増益であった。映像製作・販売事業は、アニメ制作と映像パッケージの販売、それに海外への番組販売から構成されている。
 このうち劇場アニメが2本から1本に減ったこと、テレビ番組制作本数は維持したがそのうち『ロボディーズ』が2分半のミニシリーズであることから制作収入が大きく減少している。
 DVDについては、『ワンピース』、『聖闘士星矢 冥王 ハーデス エリシオン編』、『ドラゴンボールGT』、『スラムダンク』が好調だったとしている。しかし、DVD全体では前年をやや下回った。
 さらに海外部門は、北米とヨーロッパを中心に『ドラゴンボール』シリーズ、ヨーロッパ、アジアで『ワンピース』、これら3地域で『デジモンセイバーズ』が好調だったとしている。

 特に好調だったのは版権事業で、売上高で40億2900万円(前年同期比40.0%増)、営業利益15億8800万円(同22.2%増)と大きな伸びを見せた。
 国内で『Yes!プリキュア5GoGo!』や『ドラゴンボール』シリーズ、『ワンピース』が、海外では『ドラゴンボール』シリーズがゲーム関連を中心に好調に推移したことが理由である。
 また今回の新たな動きとして、遊技機に関する売上も大きかったとしている。これは、今年4月に山佐から発売された「パチスロ『キン肉マン』」関連とみられる。『キン肉マン』は同社が今年29周年として特に力を入れているプロパティである。周年企画の収益が、様々な分野から生じていることが判る。

 会社全体では売上高と営業利益、経常利益と好調だったが、当期純利益は大きく落ち込んでいる。これは、投資有価証券のうち、時価の下落が大きかったものを減損処理により、投資有価証券評価損として特別損失としたためである。投資有価証券評価損は、12億500万円となっている。
 今回の業績は、既に9月30日の段階で業績予想の修正が行われており、それに沿ったものである。

東映アニメーション http://www.toei-anim.co.jp/

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2008.10.28
企業決算 ]
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 大手エンタテインメント企業の角川グループホールディングスが、平成21年3月期第2四半期(中間)決算を発表した。業績は10月16日に既に発表されていた業績予想の修正にほぼ沿ったものとなっている。
 売上高は前年同期比で6.8%減の695億7500万円、営業利益は10億100万円、経常利益は14億8700万円、有価証券の評価損が特損として計上された当期純利益はマイナス18億5400万円となった。

 事業ごとでは出版事業が堅調であったのに対して、映像事業とクロスメディア事業がいずれも赤字であった。全体では、映像事業とクロスメディア事業の赤字を出版事業でカバーするかたちとなっている。
 出版事業は、売上高339億8300万円(前年同期比3.4%減)、営業利益17億2400万円(同29.5%減)である。映像事業は売上高176億3700円(前年同期間比84.0%)、営業損失4億7800万円、クロスメディア事業は、売上高133億700万円(同4.3%減)、営業損失6100万円だった。

 アニメ関連ではDVD販売(映像事業)で、『らき☆すた』、『純情ロマンチカ』、『超劇場版ケロロ軍曹3 ケロロ対ケロロ天空大決戦であります!』、『フルメタル・パニック!Blu-ray』の4タイトルをヒット作として挙げられている。
 さらに『涼宮ハルヒ』シリーズ、『彩雲国物語』」シリーズ、『灼眼のシャナ』シリーズ、『狼と香辛料』シリーズ、『とある魔女の禁書目録』シリーズ、『とらドラ!』シリーズ、『狂乱家族日記』シリーズ、『生徒会』シリーズがライトノベルで好調な作品としている。そのほとんどがアニメ化されており、角川グループのアニメ分野での強さのひとつがライトノベル原作にあることが分かる。
 マンガでは、『よつばと!(8)』、『らきすた(6)』、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN(17)』などの作品が言及されている。
 
 また通期の見通しで、出版事業で角川文庫60周年、角川スニーカー文庫20周年、富士見ファンタジア文庫20周年、電撃文庫15周年、ファミ通文庫10周年といった周年企画を中心に力を入れるとしている。さらにキッズ向けコンテンツ、ライトノベル、コミックスなどにも注力するとしている。
 映像事業では、シネコン事業の建て直しや企画制作の開発力強化、出版事業と映像制作の連動、アニメ作品を軸としたメディアミックス展開、香港の子会社を中心とした海外での収益基盤の強化を挙げる。  
 そのうえで通期連結業績予想を、売上高1450億円、営業利益45億円、経常利益52億円、当期純利益1億円とした。

角川グループホールディングス http://www.kadokawa-hd.co.jp/

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角川グループ業績予想下方修正 「カンフー・ダンク」「ダイブ」が苦戦

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 セガサミーグループの玩具会社であるセガトイズは、10月27日に平成21年3月期の連結中間決算と通期決算の修正を発表した。売上高が当初予想より引き上げられる一方で、利益面での修正はほとんど行われない。
 第2四半期の連結売上高は、当初予想の72億5000万円から84億6500万円に変更された。営業利益は1000万円から800万円、経常利益はイーブンから1300万円のマイナスに、また当期純利益は1500万円の赤字から1600万円の赤字に変更されている。
 一方、通期連結の予想は売上高のみ167億円から178億円に引き上げられたが、営業利益4億2200万円、経常利益は4億円、当期純利益は3億5000万円のままで変更はない。

 やや判り難い修正だが、これは業績にポジティブな要因とネガティブ要因が同時に起こっているためである。
 ポジティブな面は、同社が開発した対戦型カードゲームと変型フィギュアを組み合わせた「爆丸」の海外での好調が続いていることである。海外での「爆丸」は前年から好調を続けているが、当初予想をさらに上回っているようである。売上高の増加はこの「爆丸」が支えている。
 
 一方、ネガティブな要因は、国内の売上が当初予想を下回ったことである。セガトミーの海外売上は、国内に較べて利益が低くなっている。
 このため売上高では予想を上回が、利益面では海外向けの好調さを国内の不振をほとんど打ち消したかたちである。セガトイズは通期でも、こうした傾向が続くと見ているようである。

 今回海外で好調とされた玩具『爆丸』は、セガトイズのほかトムス・エンタテインメントなどセガサミーグループが、カナダの玩具企業スピンマスターズなどと行っている共同プロジェクトである。
 セガサミーは玩具共同開発のほか、テレビアニメの制作などを担当している。玩具は、日本のアニメが得意とする対戦型ゲームとテレビアニメを組み合わせた特長がある。

 日本のほか、昨年、カナダと韓国でテレビ放映されヒット作になった。その結果、玩具の売上が伸びている。さらに今年2月からは米国のカートゥーンネットワークでもテレビアニメの放映を開始している。
 こちらは米国のキャラクターや玩具のライセンスもカートゥーンネットワークが扱っている。カートゥーンネットワークが、自社製作以外のテレビ番組のキャラクターライセンスを扱う珍しい例となっている。
今後は、国内市場に加えて、カナダ、韓国、そして米国での「爆丸」の動向が、セガトイズの業績に大きな影響を与えそうだ。

セガトイズ http://www.segatoys.co.jp/
爆丸 公式サイト http://www.bakugan.jp/

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2008.10.24
企業決算 ]
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 モバイルコンテンツやゲーム事業のハドソンは、10月23日に、平成21年3月期第2四半期(20年4月~9月)の業績を上方修正した。
 修正後の連結売上高は、前年の92億5200万円には及ばないが、前回予想の84億円から85億円に増える。修正幅が大きかったのは利益面で、営業利益が12億円から20億円に、経常利益は12億円から20億円に引き上げられた。いずれも前年同期を上回る数字となった。また四半期純利益は8億円から13億円に引き上げられた。

 好調だったのは海外でのゲームソフトの売上と、ゲーム受託開発部門のRSD事業である。RSD事業は、当初計画を上回り好調に推移している。
 海外で好調だったのは、Wii向けに開発した「DECA SPORTA (デカスポルタ) Wii でスポーツ“10”種目!」だった。「デカスポルタ」は、北米では「DECA SPORTS」、ヨーロッパでは「SPORTS ISLAND」というタイトルで展開している。両地域を中心に、累計出荷数が100万本を越える好調ぶりを発揮した。ハドソンの海外事業の基盤強化が進んだ結果と言えるだろう。
 
 なお中間業績予想の変更は発表されたが、通期業績予想の変更は今回発表されていない。こちらの変更があるとすれば、国内の年末年始商戦、海外のクリスマス商戦の行方を見極めた後になりそうだ。 

ハドソン http://www.hudson.co.jp/

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2008.10.23
企業決算 ]
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 アニメやゲーム関連グッズ販売のブロッコリーは、10月23日に平成21年2月期の中間決算を発表した。発表された数字は今年4月16日に公表していた業績予想を大きく下回り、営業利益、経常利益、中間利益はいずれも赤字となった。
 売上高は当初予想の52億9800万円に対して、前年比2.4%増の48億3500万円だった。また当初は黒字としていた営業利益は3億1400万円の損失、経常利益は3億1200万円の損失、また中間純損失が4億2500万円となった。

 当初予想との中間決算の数字の乖離についてブロッコリーは、売上高では新ブランドである「アニブロゲーマーズ」の顧客へのブランディング浸透に時間を要したことや、主力エリアである秋葉原で一時的な顧客離れが生じたためとしている。これは今年6月に起きた秋葉原の通り魔事件の影響としている。
 また営業利益、経常利益については、仙台店と札幌店の移転とアニブロ店舗へのリニューアルに伴うコストと移行コストの一時負担金の発生、純損失については閉店損失やFC解約損失引当金の計上、Broccoli InternationalUSAの事業縮小に伴う損失見込額5400万円の特別損失計上などを理由としている。

 この結果ブロッコリーは、通期連結業績予想についても下方修正を行った。売上高は97億1100万円、営業損失3億1200万円、経常損失3億800万円、当期純損失4億4800万円である。通期でも赤字決算が続くことになる。
 このような状況のなかブロッコリーは、今決算に継続企業の前提に関する注記を行った。これは企業存続の可能性について言及するもので、継続企業の前提に関する重要な疑義が存在するとしている。

 こうした状況の打開策としてブロッコリーは、現在行っているアニメイトとの業務提携関係をさらに強化するとしている。アニメイトとの人的交流を高めていくことで、店舗運営ノウハウの向上や販売力、サービス力、商品企画力を強める。「アニブロ」店舗の活性化を図り、採算性と収益性を高めるとする。
 また、アニメイトと協力して仕入率の見直しを図り、仕入コストの削減、店舗の効率的運営によるコストパフォーマンスの向上に努める。これらにより早期に安定的な黒字体質への転換を目指す。

ブロッコリー http://www.broccoli.co.jp/company/index.html

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2008.10.21
企業決算 ]
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 大手映画会社の東宝は、9月30日に発表した平成21年3月期個別の業績予想修正に続いて、連結の業績予想の修正を10月21日に発表した。
 連結中間期の売上高はこれまでの1050億円から1118億円に、営業利益は100億円から147億円に、経常利益は115億円から166億円に、当期純利益は42億円から58億円にいずれも大きく引き上げられる。
 また、通期連結売上高は2000億円から2074億円、営業利益は185億円から215億円、経常利益は200億円から243億円とこちらも上方修正される。ただし、通期連結の純利益だけは、これまでの77億円から66億円に引き下げられた。

 個別決算と同様に、『花より男子 ファイナル』、『崖の上のポニョ』の大ヒット、『映画ドラえもん のび太と緑の巨人伝』、『名探偵コナン 戦慄の楽譜』、『ザ・マジックアワー』、『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール ギラティナと氷空の花束 シェイミ』、『デトロイト・メタル・シティ』、『20世紀少年』などのヒットが業績に大きく貢献したとしている。
 東宝は既に今年1月から9月までの興行収入が過去最高の600億円を超えたとしており、その興行の好調振りが伝えられている。今回の修正は、そうした東宝の好調振りをあらためて印象付けることになった。

 しかし事業が好調だったのは映画事業部門だけでなく、演劇事業部門、不動産事業も好調に推移しているという。同社の主要事業の全てが安定した理想的な展開と言えるだろう。
 ただし、最終段階の純利益では個別業績と同様に、投資有価証券評価損約60億円を特別損失に計上した。それでも中間期の当期純利益は42億円から58億円に上方修正されているが、通期決算では77億円の当期純利益の予想を67億円に引き下げた。東宝は10月24日に中間決算を発表するが、中間決算については、今回の予想が引継がれるとみられる。

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東宝 「ぽにょ」「花より男子」大ヒット 売上高予想を上方修正

東宝 http://www.toho.co.jp/

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企業決算 ]
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 アニメやゲームを中心にエンタテインメント事業を手掛けるマーベラスエンターテインメントは、平成21年3月期の第2四半期と通期の連結決算の業績予想を修正した。
 第2四半期(上半期)の決算は売上高こそ当初予想の45億円から43億3400万円に減少するが、営業損失は5億円から3億4000万円に、経常損失は5億3000万円から3億2000万円に、純損失は5億2500万円から2億5000万円と大きく改善する。 
 また通期連結決算では売上高125億円、営業利益2億6000万円はこれまで通りだが、経常利益は2億円から2億3000万円に、当期純利益は6000万円から1億4000万円に引き上げられた。

 マーベラスエンターテインメントは、上期の売上高の下方修正はデジタルコンテンツ事業(ゲーム事業)の販売拡大のために商品投下タイミング、国内・海外商品の発売を戦略的に延期したためとしている。
 一方で、利益面の業績改善については、DVDやCDビジネスを行う音楽映像事業において『家庭教師ヒットマンREBORN!』を中心にDVDの販売が当初計画を上回り好調に推移したためである。さらに『家庭教師ヒットマンREBORN!』の権利収入が増加したとしており、『REBORN!』の高い人気が業績を支えたようだ。また、『テニスの王子様』などの舞台公演事業は、一部の公演実績を下期から上期に前倒し計上した効果もあるとしている。

 マーベラスエンターテインメントはアニメの製作やDVDだけでなく、アニメから展開するゲーム、音楽、ステージイベントなどのビジネスを得意とする。キャラクター商品の開発・発売とはまた異なるアニメの2次展開というユニークな特徴がある。
 それだけにヒット作がひとつ生まれるとそこから、次々にビジネスが派生していく可能性が高い。今後は『家庭教師ヒットマンREBORN!』などのコンテンツをどのようにさらに活用して行くが重要になりそうだ。
 
マーベラスエンターテインメント http://www.mmv.co.jp/

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2008.10.16
企業決算 ]
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 エンタテイメントグループの大手、角川グループホールディングス(角川GHD)が、平成21年3月期第2四半期(20年4月~9月)と通期の連結業績予想を引き下げた。
 いずれも利益面での引き下げ率が大きくなっており、新しい予想では通期連結の売上高、営業利益、経常利益がいずれも前期を下回ることになる。また投資有価証券評価損を特別損失に計上することもあり、純利益での修正幅が大きくなっている。

 第2四半期までの連結売上高の予想は従来の750億円から690億円に、営業利益は26億円から10億円に、経常利益は28億円から15億円にそれぞれ引き下げられている。さらに四半期純利益はこれまでの8000万円の予想から18億円のマイナスとなる。
 通期連結では売上高1520億円が1450億円に、営業利益は66億円から45億円、経常利益は70億円から52億円、当期純利益は黒字を保つものの30億円から1億円まで引き下げられた。

 角川GHDによれば映像事業が計画を下回ったためで、出版事業では書籍販売を中心に堅調に推移しているという。また映像事業では『カンフー・ダンク!』、『ダイブ!!』等の作品が、計画を大きく下回ったとしている。
 『カンフー・ダンク!』は中台合作で製作されたバスケットボールをテーマにした青春映画で、台湾の人気スター ジェイ・チョウが主演した。日本のバスケマンガからも影響を受けたとされている。また、『ダイブ!!』は、板飛び込みをテーマにした青春映画で、今年6月に公開された。
 映像事業なかでも角川書店が主に行っているアニメ事業については、今回の業績修正発表のなかでは触れられていない。

角川グループホールディングス http://www.kadokawa-hd.co.jp/ 

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2008.10.13
企業決算 ]
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 大手映画会社の東映は、10月10日付で特別損失の発生と平成21年第2四半期(20年4月~9月)個別業績予想の上方修正を行った。
 特別損失は、同社が保有する有価証券のうち時価が著しく下落しており、回復の見込みがないと判断されたものの評価額の修正によるものである。これらは第2四半期累計期間で減損処理を行い、有価証券評価損として特別損失に計上する。
 第2四半期末の有価証券評価損は、個別業績で概算20億7800万円、連結で概算44億500万円となっている。

 こうした特別損失の発生の一方で、上半期の事業は好調に推移している。これは今年5月に公開された劇場映画『相棒』など劇場映画が予想を超えるヒットになったことが大きい。
 東映は今回、第2四半期の個別業績予想の上方修正も発表している。個別売上高予想は、従来の2861億円から3200億円に引き上げられたほか、営業利益は23億7000万円から36億円に、経常利益は25億2000万円から38億円に上方修正された。

 しかし、第2四半期までの純利益は、13億2000万円から14億円と小幅な変更に留まった。これについて東映は、今回発表の特別損失の発生によるものとしている。『相棒』による利益が、特別損失に相殺されたかたちである。
 また、連結の業績予想と通期の個別・連結の業績予想については現在作成中としており、今後修正する必要が判明しだい好評するとしている。

東映 http://www.toei.co.jp/annai/

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2008.10.12
企業決算 ]
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 玩具会社ウィズは、10月9日に平成21年5月期第1四半期(20年6月~8月)の決算を発表した。
 発表によれば連結売上高が7億5800万円と前年同期比22.7%減ったことから、営業損失が2億9700万円、経常損失は2億8600万円、当期純損失が2億300万円であった。前年同期に引き続き減収、赤字決算の厳しい結果となった。

 売上はヒット商品となった「∞エダマメ」やテレビドラマ「ケータイ捜査官7」関連商品、オリジナル商品の「お料理気分♪ふろずきんチャンのたのしーバスタイム」シリーズが堅調に推移した。
 しかし、『プリキュア』シリーズの関連商品が前年同期で減少し、「たまごっち」の海外からのロイヤリティー売上高も前年同期比で減少している。このため売上高全体ではマイナスとなった。売上高の減少か営業損失と経常損失が発生した。

 一方で、第2四半期には、「たまごっち」シリーズ初のカラー液晶画面を用いた「たまごっちプラスカラー」が発売される。さらに「タクシーウォーカー」や「ホームスタースパ」といったOEM新商品、オリジナル商品「バスタイム」の新シリーズ(「おふろでくしあげシリーズ」)等の発売も予定する。
 ウィズではこうした商品が、第2四半期以降の業績に寄与するとみている。そのうえで、通期の業績予想では売上高64億円、営業利益2億円、経常利益2億1000万円、当期純利益2億3000万円を見込む。

ウィズ http://www.wizinc.co.jp/

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2008.10.11
企業決算 ]
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 10月10日に発表された、アニメの企画・制作を手掛ける創通の平成20年8月期(19年9月~20年8月)決算が順調だった。
 連結売上高が159億3700万円と前年同期から23.3%増と伸びたのに加えて、営業利益も18億4600万円(同20.6%増)、経常利益も20億2400万円(20.3%増)と好調だった。一方、当期純利益は10億5900万円と5.4%増に留まった。

 好調だったのは同社の主要部門であるメディア事業である。売上高が122億円と前年比で26.6%伸びたほか、営業利益は45億2890万円で前年比71.3%増と伸び率が大きかった。
 売上高の増加は、期中に取り扱う作品数の増加も影響している。テレビ番組などの企画作品数が前年の16作品から21作品となり、番組企画売上高の伸びに貢献している。

 期間中特に大きな作品は、『ゴルゴ13』、『機動戦士ガンダムOO』である。『しゅごキャラ!』、実写映画『ひぐらしのなく頃に』なども含めて、13作品の製作委員会の組成・運営を行った。
 また、『ガンダムOO』は、新商品のCF制作等の広告収入も順調だった。『機動戦士ガンダム』のCF制作、新商品の大型キャンペーンも順調に推移、『スーパーロボット大戦』も含めて広告事業の伸びにも貢献している。
 メディア事業のなかに含まれる就職情報では、子会社ジェイ・ブロードで薬科大学6年生移行に伴う特需発生したことが採用広告収入を大きく増加させている。

 ライツ事業は売上高が28億3200万円(前年同期比5.5%増)、営業利益は14億2700万円(同4.1%増)である。制作出資を増加させ、版権の獲得に努めた効果としている。
 主力タイトルは『ひぐらしのなく頃に』シリーズ、『瀬戸の花嫁』、「ガンダム」シリーズ以外の旧作ロボットアニメの版権収入も延びているとしている。「ガンダム」シリーズでは、携帯電話やパチスロなどの新商品カテゴリーの商品化が貢献した。

 創通は平成21年8月期の業績予想について、連結売上高162億円、営業利益19億円、経常利益19億円、当期純利益10億7000万円を目指す。
 深夜アニメ放映枠の減少のため企画作品は前期より減り16作品程度になるが、休日午前中の子供向け作品の放映を増やし、収益の拡大を図るとする。主力作品は『機動戦士ガンダムOO』、『ゴルゴ13』、『しゅごキャラ!!どきっ』、『ひぐらしのなく頃に』シリーズなどになりそうだ。

創通 http://www.sotsu-co.jp/

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企業決算 ]
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 アニメ製作・マンガ出版などを行うIGポートは、10月10日に平成21年5月期第1四半期(20年6月~8月)の決算発表を行った。
 連結売上高は、21億9700万円と前年同期の10億4400万円から大きく伸びた。また、前年同期はマイナスであった営業利益と経常利益は、それぞれ1900万円と2700万円と黒字となった。しかし一方で、当期純利益は4300万円のマイナスであった。

 第1四半期の売上高は、前年同期から倍増した。前々期は19億6400万円、前期10億4400万円、今期21億9700万円とぶれの大きな推移をしている。これは制作事業が大型作品の納品の有無によって左右されるため、四半期決算で変動が大きなためである。
 それでも今決算は、IGポートの売上が順調に拡大していることを表していそうだ。前々期の売上が大きかったのは、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』である。

 しかし、今期は第1四半期中に劇場公開された大型作品『スカイ・クロラ』の制作費は、前期に納品済のため今決算には含まれていない。突出した大型作品というよりも、制作全体の底上げが売上高の拡大になっているとみられる。
 また売上高のなかには昨年12月に経営統合したマンガ出版社マッグガーデンの分が加わっており、事業の幅も広がっている。

 利益面では、前年同期は映像マスターの会計処理の変更が営業利益と経常利益で赤字となった理由である。このため特殊要因のなくなった今期は、黒字決算となった。
 さらに当期純利益では、プロダクション I.Gとジーベックが、今期から退職金制度を変更したことから退職給付引当金3200万円が発生し、これを特別損失として計上している。これが当期純損失の幅を広げた。

 事業別では、主力の映像制作事業は売上高18億830万円、営業利益は1億6280万円である。第1四半期の主力作品には、劇場アニメ『攻殻機動隊2.0』、TVアニメ『RD潜脳調査室』、『無限の住人』、『TO LOVEる』、『ワールド・デストラクッション』、実写ドラマの『ケータイ捜査官7』などが含まれる。
 一方、出版事業では、「コミックブレイド」や「「コミックブレイドavarus」のマンガ雑誌、マンガ単行本『ARIA』などが中心となった。売上高は2億4060万円だったが、営業損失は590万円であった。
 また版権事業も、売上高1億3180万円、営業損失530万円とマイナスであった。第1四半期に関する限りは、映像事業が全体の利益を生み出しているかたちである。 

IGポート http://www.igport.co.jp/

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2008.10.09
企業決算 ]
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 大手エンタテイメント企業グループの角川グループホールディングスは、平成21年3月期第2四半期末(20年9月30日)時点で、個別決算と連結決算の双方で12億4400万円の投資有価証券評価損が発生したと発表した。
 これは同社が保有する有価証券のうち時価のあるものうち価格が著しく下落している銘柄があるためである。このため減損処理に基づき評価損を計上することを決めた。
 しかし、第2四半期決算と通期業績の見通しに与える影響は精査中としている。今回は業績見通しの変更は発表されていないが、今後修正される可能性もありそうだ。

角川グループホールディングス  http://www.kadokawa-hd.co.jp/

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2008.09.30
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 アニメ制作国内トップの東映アニメーションは、9月30日に平成21年3月期(20年4月~21年3月)の第2四半期と通期の業績予想の修正を発表した。
 売上と利益では当初予想を上回ったが、同社の保有株式に評価損が発生したことから、当期純利益はこれまでの予想を下回る見込みである。

 第2四半期までの連結売上高は当初96億円としていたが、今回は105億円におよそ9.4%引き上げられ、前年同期の97億6800万円を上回る。さらに営業利益は12億円から19億円、経常利益は14億円から22億円に大きく引き上げられる。逆に当期純利益は、8億円から4億円に引き下げられた。
 上半期の好調な業績を受け通期でも、連結売上高を195億円から198億円に、営業利益は23億円から26億円に、経常利益は26億円から30億円に予想を変更する。しかし、当期純利益はこちらでも、13億円から7億円に引き下げられる。

 売上高と利益の好調は、『ドラゴンボール』シリーズと『Yes!プリキュア5GoGo!』の貢献が大きい。東映アニメーションによれば、国内では『ドラゴンボール』シリーズを中心にDVDが好調だった。キャラクター商品では、『Yes!プリキュア5GoGo!』が引き続き好調としている。
 さらに海外では『ドラゴンボール』シリーズのゲームソフトが好調に推移したことが業績に貢献した。大型タイトルの人気が業績に結びついたようだ。

 しかし、こうした強力タイトルの好調さは、新しい業績予想でも下半期の業績にはあまり反映されていない様だ。現在の業績予想でも、下半期の売上高は上半期の105億円より12億円少ない93億円、営業利益は上半期19億円に対し通期で26億円、経常利益は上半期22億円対して30億円となっている。
 これまでも東映アニメーションは、業績予想にかなり慎重な数字を出す傾向がある。このため実際には通期では、売上高で200億円超、営業利益と経常利益は前年の27億2600万円と29億3800万円をかなり超えて来る可能性がある。

 一方、11億7900万円の有価証券評価損を出した特別損失は、純利益面ではこうした好調な業績を打ち消している。
 評価損の拡大は、米国のサブプライム問題をきっかけとした株価の世界的な下落を反映したものである。日本でも今年に入り、株式相場全体が下げ基調を強めている。特に、株式評価額の算出の基準となる9月に入ってからの下落が大きいことが、多くの企業の決算に影響を与えている。

東映アニメーション http://corp.toei-anim.co.jp/

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 映画会社東宝は、8月31日まで映画興行が好調なことを理由に、平成21年2月期(20年3月~21年2月)の個別の中間期決算と通期決算の業績予想を修正した。いずれも売上高、営業利益、経常利益が上方修正されている。
 個別の中間期売上高は485億円から546億6600万円に、営業利益は66億円から92億1500万円に、経常利益は114億円から140億300万円に、当期純利益は63億3000万円から64億400万円に引き上げられた。
 通期の売上高も860億円から925億円に、営業利益は113億円から141億円に、経常利益は168億円から196億円に引き上げられている。ただし、通期の当期純利益は、これまでの82億6000万円の予想から66億円に引き下げられた。

 売上高や営業利益の業績予想が上方修正されたのは、映画営業部門の好調によるものである。東宝によれば、中間期末までに手掛けた映画のうち『崖の上のポニョ』、『花より男子 ファイナル』が大ヒットになった。さらに、『映画ドラえもん のび太と緑の巨人伝』、『名探偵コナン 戦慄の楽譜』、『ザ・マジックアワー』、『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール ギラティナと氷空(そら)の花束 シェイミ』『デトロイト・メタル・シティ』、『20世紀少年』が順調であった。
 東宝が今回言及した8作品のうち、アニメ映画は半分の4本、さらに残りの実写映画4本のうち『ザ・マジックアワー』を除く3本がマンガを原作としている。同社の映画興行におけるアニメとマンガ原作作品の力の大きさを見せつけるかたちともなっている。

 東宝は映画営業部門以外の演劇部門、映像制作部門、映像事業部門、不動産経営部門も好調に推移しているとしている。
 安定的に収益を生み出す不動産経営部門に、あたると大きな映画事業部門の業績が積み重なるかたちで高収益を生み出している。 

 しかし、売上高と営業利益、経常利益が増加する一方で、通期での当期純利益は当初の見込みより減少する。これは保有する投資有価証券を時価として評価替えするためである。中間期末時点で評価を行った結果、評価損が約56億円発生しており、特別損失に計上した。
 さらに東京・新宿歌舞伎町で、新宿プラザなどが入る新宿東宝会館の再開発関連費用を予定しており、それも特別損失に組み込む。
 今回の業績予想の修正は、個別決算だけとなっている。連結の中間期、通期の予想は現在集計中で、数字がまとまり次第開示するとしている。

東宝 http://www.toho.co.jp/

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2008.09.29
企業決算 ]
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 大手アニメ制作会社トムス・エンタテインメント(TMS)は、平成21年3月期第2四半期まで(20年4月~9月)の業績予想を下方修正した。
 これまでの75億2000万円とされていた連結売上高の予想を70億900万円に引き下げたほか、営業利益は3億円から1億9000万円に、経常利益は3億1000万円から2億5000万円に、当期純利益は1億7000万円から1億5000万円にそれぞれ引き下げた。

 TMSによると業績修正の理由は、アニメーション事業における制作本数の減少とビデオバッケージの販売不振である。また、アミューズメント事業でも、既存店売上高が不振だったとしている。
 アニメーション事業については、第1四半期まではほぼ前年並みの20億100万円の連結売上高となっていたため、第2四半期の実績が予想を下回っているとみられる。
 TMSは前年の上半期は、子会社を含めて12作品を制作している。また、この作品数は前々年に較べて大幅に増えたもので、そうした反動もあった可能性がある。
 
 通期決戦の業績予想については、今回は修正を行わなかった。しかし、TMSは第2四半期連結までの計画未達と第3四半期以降の厳しい経営環境等をから、現在、見直しを検討している。
 新たな通期業績予想は、10月29日に予定する第2四半期決算発表時に公表する予定である。

トムス・エンタテインメント http://www.tms-e.co.jp/company/index.html

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2008.09.27
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 コンテンツ関連企業のウェッジホールディングス(ウェッジHD)は、同社の子会社ラディクスモバニメーションが制作を行っていたテレビアニメ『アップルシード ジェネシス』の受注制作が中止をなったことを理由に、特別損失の計上と平成20年9月期(19年10月~20年9月)の業績下方修正を発表した。
 特別損失は、『アップルシード』の受注制作が中止となったことにより発生した仕掛品の4200万円である。さらに当初『アップルシード』の制作により見込んでいた売上高と利益が減少する。

 9月27日に発表された新たな連結業績予想は、売上高が28億円から21億9000万円に、営業利益は1億3900万円から8000万円、経常利益は1億7500万円から1億6500万円、当期純利益は1億5000万円から1億500万円に引き下げられる。

 ウェッジHDはこのほかの減収要因として、キャラクター専門店「ブリスター」を中心に行っていた物販事業を売上拡大路線から採算性重視に方針転換を行ったことを挙げている。「ブリスター」の店舗移転などにより、経営が出来ない期間が発生したことが減収につながった。
 しかし、業績予想は引き下げられるが、前年の純損失5億2500万円から一転し、黒字決算に転換する見込みである。持分法の適用による投資利益が貢献し、1億6500万円を見込んでいることも黒字転換につながった。 

ウェッジホールディングス http://www.wedge-hd.com/

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