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ヨーロッパ地域で、日本のアニメ、マンガなどのビジネスを展開するVIZ メディア ヨーロッパは、4月21日に企業向けに自社の情報を発信するコーポレートサイトをオープンした。サイトでは、同社のニュースリリースや作品情報を広く紹介する。
VIZ メディア ヨーロッパは、パートナー企業である出版社や放送局、メーカー、エージェント、DVD販売会社、そして潜在的な顧客に対して情報を提供するとしている。配信言語はフランス語のほか、英語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語の5ヶ国語で行われている。西ヨーロッパの主要市場をカバーする体制である。
VIZ メディア ヨーロッパは、日本の小学館、集英社、小学館集英社プロダクションが出資する米国法人VIZメディア(VIZ Media, LLC)の子会社である。同社のヨーロッパ事業を強化するために、2007年に本社をパリに置き設立された。
ヨーロッパのビジネスを行うのに、米国法人を挟むことはやや奇異に映る。しかし、これはVIZ メディアが米国事業だけでなく、小学館・集英社の海外事業の戦略的拠点という位置づけにあるためとみられる。
VIZ メディアが欧米式のライセンスビジネスの経験を積み重ねていることや、アニメやキャラクターを中心に、海外ライセンスの販売が北米とヨーロッパ、さらに中南米と組み合わせられることが多いのを反映しているようだ。
このためVIZ メディア ヨーロッパのサイトからは、北米よりもアニメやキャラクターがより重視されている様子が見て取れる。
北米ではVIZメディアは、日本マンガの翻訳出版社との印象が強い。しかし、ヨーロッパ地域では小学館、集英社作品の多くは、両社が直接現地の出版社にライセンスを販売している。これまでのところVIZ自身による出版は行われていない。
ヨーロッパでのVIZメディアのビジネスは、アニメの放映権やビデオグラム化権、キャラクターのライセンスが中心である。取り扱い作品には、『NARUTO』、『Bleach』、『Death Note』、『名探偵コナン』、『ゾイド・ジェネシス』、『ハチミツとクローバー』など18作品が並ぶ。
しかし、今回のBtoBサイトの立ち上げは、今後の新たなマンガビジネスの展開も念頭に置いたもののようだ。現在は展開作品のない新サイトのマンガの項には、「Coming Soon」の文字が記載されている。
VIZ メディアは、近い将来にヨーロッパ地域でも自社出版を開始する可能性が高い。現時点で、小学館・集英社の少年、少女向けの人気作品は、現地の出版社にライセンスされている。もし、VIZ メディアがヨーロッパで出版事業を行うとすれば、そのラインナップに関心が集まるだろう。
VIZ メディア ヨーロッパ http://www.vizeurope.com/
VIZ メディア http://www.viz.com/
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