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 第8回
 クールアニメ
 マーケティング・ヒストリー (4)
  「宇宙戦艦ヤマト」=前編



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2009年04月16日
米国 ]
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 米国で日本アニメのインターネット配信事業を手掛けるクランチロール(Crunchyroll)は、4月15日より人気アニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』の無料配信を開始した。第1シーズンの全25話が一挙にアップロードされた。クランチロールによれば今回の配信は、バンダイチャンネルとの提携で実現した。
 数多くの日本アニメの配信を行うクランチロールだが、日本有数のアニメ関連事業を手掛けるバンダイナムコグループから作品の提供を受けるのは今回が初めてになる。今後もさらに作品の提供が行われれば、同社の運営するサイトの魅力を飛躍的に高めることになる。

 バンダイナムコホールディグスのアニメ番組は、米国では日本に較べてよりニッチな層で人気が高い傾向がある。このため近年、同社のテレビ番組は現地でのテレビ放映枠の確保が困難になりつつある。また、英語圏の大手動画配信サイトでは、そのコンテンツは埋もれがちとなる。
 そうした中でアニメファンに特化したクランチロールは、バンダイナムコのアニメ作品群と相性がいいメディアである。また、米国のアニメDVD市場の急速な縮小で、バンダイナムコは米国でのアニメ事業における経営余力がなくなって来ている。新たな資金負担がなく、ライセンス収入が見込め点でも、クランチロールは魅力的な存在であったと見られる。

 クランチロールにとっては、コアなファン層で人気のある『コードギアス 反逆のルルーシュ』は、サイトの魅力と格を引き上げるのに威力を発揮する作品である。
 同社は1月のテレビ東京との提携以降、日本の大手コンテンツホルダーを中心に権利獲得の積極攻勢を強めている。既にソニーグミュージックグループのアニプレックスとは『金色のコルダ secondo passo』、 フジテレビとは『リストランテ・パラディーゾ』の配信を実現している。同社は主要な日本のアニメタイトルが全て揃うサイトを目指しているようだ。

 権利獲得の一方で、新規の会員獲得にも積極的だ。4月8日から登録を開始したニューヨークアニメフェスティバルは、クランチロールと提携する。
 ニューヨークアニメフェスティバルは、全ての参加登録者にクランチロールの有料コンテンツを2週間無料で提供する。イベントの今年の参加者は2万人が見込まれるため、かなりのプロモーション効果が期待出来る。

 クランチロールの積極攻勢からは、同社がかなり短期間でビジネス基盤を確立したいという強い意思を持っていることが感じられる。これは同社の出資金の多くがベンチャーキャピタルによるものであることも理由であろう。早期のビジネス化に対するプレッシャーは、小さくないとみられる。
 同社による動画配信のインフラ構築とアニメ作品獲得のためのライセンス料、プロモーションのために金額規模は小さくない。こうした支出を取り戻すためにも、早期の収益化が求められている。

Crunchyroll http://www.crunchyroll.com/

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posted by animeanime at 2009.04.16
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