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アニメーションの学術的研究を目的とする日本アニメーション学会は、3月14日土曜日に「日本アニメーション学会 理論・歴史研究部会主催 公開研究会」を開催する。この研究会は学会の中の理論研究部会と歴史研究部会が、共同で主催するものである。
日本アニメーション学会は、これまでも研究会の一部を一般公開している。これは学術的な研究により広い視点を取り入れることで、アニメーション研究の成果を広げる狙いがある。実際に研究成果の発表も、アニメーションという見慣れた素材を対象にしていることもあってか、研究者でなくても十分理解できるものが多い。
今回の研究会は、アニメーションの上映と解説、研究発表と討論会が行なわれる。上映は土居伸彰さん(東京大学大学院)による「越境するアニメーション——ソユズムリトフィルムを中心に」。
旧ソ連圏のアニメーションから、現在のロシア・アニメーションの展望までを取り扱う。また、ロシアの巨匠ユーリー・ノルシュテイン氏の『霧の中のハリネズミ』やイーゴリ・コワリョーフ氏の『妻は雌鳥』を上映する。
研究発表は須川亜紀子さん(青山学院大学)の「魔法少女TVアニメーションの「フェミニスト・テレビ学」的読みの可能性」である。
こちらは「魔法少女TVアニメ」というジャンルから、日本におけるフェミニスト・テレビ学的アプローチに対する可能性を探るとしている。発表の中では具体例として、『魔女っ子メグちゃん』と『魔法の天使クリィミーマミ』を取り上げる。
さらに討論会ではテーマを「「アニメブーム論」の試み」として、現在利用されることの多い言葉「アニメブーム」について4人の研究者を招き討論を行なう。
「アニメブーム」は語られることが多いが、その定義や時期は論者や研究者間で統一がとれていない。これを前提にしつつ今回は、研究者という視点から少し離れ、アニメファンがブームをどう受容していたのか、複数の世代を交えて、ブームの特性や意義を議論する。
研究会は無料、アニメーション学会員だけでなく、一般からも参加出来る。ただし、事前にメールによる参加の申し込みが必要となる。
会場は日本大学芸術学部江古田キャンパス 東棟1階 E-102教室、時間は14時から17時までを予定している。
日本アニメーション学会 http://www.jsas.net/
「日本アニメーション学会 理論・歴史研究部会主催 公開研究会」
日時: 2009年3月14日(土) 14時~17時
場所: 日本大学芸術学部江古田キャンパス 東棟1階 E-102教室
参加費: 学会員、一般参加者とも無料です。
【プログラム】
1)上映と解説
土居伸彰(東京大学大学院)
「越境するアニメーション——ソユズムリトフィルムを中心に」
上映予定作品
『霧の中のハリネズミ』(1975) 監督:ユーリー・ノルシュテイン
『妻は雌鳥』(1989) 監督:イーゴリ・コワリョーフ
『I Feel a Lifelong Bullet in the Back of My Head』(2007)
監督:プリート・パルン、オリガ・マルチェンコ
(オムニバス・アニメーション『Black Ceiling』(2007)から)
(他1作品)
2)研究発表
須川亜紀子(青山学院大学)
「魔法少女TVアニメーションの「フェミニスト・テレビ学」的読みの可能性」
3)討論会
テーマ:「アニメブーム論」の試み
討論者:原田央男(霜月たかなか)/小川敏明/津堅信之/土居伸彰
参加方法:
以下の申し込み用アドレスにて、事前に参加申し込み。
名前、所属、アニメーション学会員/非学会員の区別、連絡先(電子メールアドレス等)を明記の上、申し込みください。
参加申し込み用メールアドレス: sympo08@jsas.net
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