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 第8回
 クールアニメ
 マーケティング・ヒストリー (4)
  「宇宙戦艦ヤマト」=前編



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2009年02月25日
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 2月24日の日本経済新聞は、国内玩具大手のタカラトミーが米国のコミックス出版大手のマーベル・エンタテインメントと提携すると報じている。日経新聞によればタカラトミーは、子会社タカラトミーアーツを通じて、ライセンス契約を結ぶ。スパイダーマンやアイアンマンなどのキャラクター玩具や衣料品を販売する。
 現在、タカラトミーは、海外からディズニーキャラクターやトランスフォーマーなど有力キャラクターブランドのライセンスを獲得し商品展開を行なっている。これにマーベルのキャラクターが加われば、同社のキャラクターブランドのラインナップはさらに強化される。

 また報道によれば、タカラトミーはこれに加えて、同社傘下のアニメ製作会社竜の子プロダクションを通じて、竜の子プロダクションが権利を保有する作品のキャラクターとマーベル・コミックスに登場するキャラクターの双方が登場する新作アニメを製作するとしている。
 この新作アニメには3年後の完成を目指し、『科学忍者隊ガッチャマン』や『ヤッターマン』などを利用する。国内外での展開を計画するという。海外でも人気の高いタツノコキャラクターとマーベルの誇るスーパーヒーローの競演という夢の作品が実現することになりそうだ。

 もともとマーベルは、『スパイダーマン』や『アイアンマン』、『X-メン』など、スーパーヒーローのコミックスで知られる出版社であった。現在も、出版ビジネスは同社の主要ビジネスのひとつだが、事業規模ではライセンス事業が出版部門の倍以上の大きさになっている。
 また、2008年から収益化し始めた映画事業も主力ビジネスである。近年は、特に世界的にライセンス供与に力を入れており、今回のタカラトミーとのライセンス契約もそうした一環となる。

 マーベルにとって、映像事業も重点分野である。映像事業は、映像作品そのもの収益が期待で期待出来るだけでなく、映画館、テレビ放映での露出拡大は、関連商品の拡大、ライセンス事業収益の増加に結びつくからである。
 実際に、同社のキャラクターの映像化は、自社製作の映画、テレビアニメーションだけでなく、ライセンス供与による映像化も数が多い。

 テレビアニメーションに関しても、自社製作では2009年第3四半期からカートゥーンネットワーク向けた『Super Hero Squad』、2011年第3四半期には『The Avengers: Earth’s Mightiest Heroes』が計画に挙がっている。
 さらにライセンス作品では、米国内で『Spectacular Spider-Man』、『Black Panther』、フランスで『Fantastic Four: World’s Greatest Heroes』と『Iron Man: Armored Adventures』、インドで『Wolverine and the X-Men』が製作中、もしくは企画中である。日本でもマッドハウスが、『アイアンマン』を始めとした日本アニメ版のマーベルキャラクター映像作品を4本製作するとしている。

 タツノコキャラクターとマーベルのキャラクターが競演するアニメ作品も、こうした一連のテレビアニメーション映像化の流れの中にあると考えられる。
 しかし、自社キャラクターを作品のなかに取り込むのは、他の作品にない特長である。様々な作品のキャラクターがジョイントすることが多い、アメリカのコミックス文化を背景にしたマーベルらしい判断であろう。
 マーベルのキャラクターを利用することで、竜の子プロダクションは、これまでとは違う層に自社のキャラクターをアピールすることが出来る。竜の子プロダクションもマーベル同様、キャラクターライセンス事業に力を入れている。キャラクターの認知度の向上は、アニメ以外のビジネスに結びつくことになる。

タカラトミー http://www.takaratomy.co.jp/
タカラトミーアーツ http://www.takaratomy-arts.co.jp/
竜の子プロダクション http://www.tatsunoko.co.jp/

マーベル・エンタテインメント http://www.marvel.com/

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posted by animeanime at 2009.02.25
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