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2009年02月25日
企業決算 ]
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 2月24日、米国のコミックス・キャラクター事業のマーベル・エンタテインメント(Marvel Entertainment)が2008年通期(08年1月~12月)の決算発表を行なった。通期の売上高は、『スパイダーマン3』が上映された2007年をも上回る大幅な増収増益となった。不況が続く米国では異例の好決算となっている。
 売上高は通期で6億7620万ドル前年比39%の増加である。営業利益は3億6800万ドル(同34%増)、純利益は2億550万ドル(47%増)となっている。また、業績の伸び率の高さだけでなく、利益率も高く同社の経営の好調さが伺える。

 業績が好調だったのは、マーベル自身が製作する劇場映画の収益化が進んだことである。マーベルは同社のキャラクターを利用した劇場映画は、これまでライセンスを提供するだけであった。
 しかし、近年は事業の拡張を目指して、映画の自社製作に取り組んでいる。2008年は、その最初の作品『インクレディブル・ハルク』と『アイアンマン』が劇場公開をされ、いずれも記録的な大ヒットになっている。
 この結果、昨年はゼロだった映画事業の売上高が、一気に2億5460万ドル上乗せされた。製作費はこれまでにも、少しずつ計上されており、営業利益も昨年の750万ドルの赤字から1億270万ドルに転じた。映画事業が一気に、同社のビジネスに貢献した。

 しかし、売上高の大きな部分を占めるのは、依然、ライセンス事業である。ライセンス事業では、キャラクターのライセンス供与や商品開発など行なっている。
 『スパイダーマン』のビジネスが一段落したことから、ライセンス事業は前年の3億4360万ドルから、2億9280万ドルに減少した。しかし、営業コストの削減もあり、営業利益の減少は小幅にとどまり、2億4230万ドル(前年2億5550万ドル)となった。
 コミックス出版は、前年の1億2570万ドルから微減の1億2540万ドルである。同社の出版部門は、他事業の源泉となるキャラクターと原作を提供するが、比較的堅調な業績を維持している。
 しかし、通期を通じた営業利益は前年の5350万ドルから4730万ドルに減少した。この営業利益の減少は、デジタルオンライン分野への投資が嵩んだためとしている。

 ただし、今期の見通しについては、マーベルは慎重である。今期は自社製作の映画の公開が1本もないためである。このため通期の売上高の見通しの4億1500万ドルから4億6000万ドルのレンジ、経常利益は8000万ドルから1億500万ドルとしている。
 次の大きなターニングポイントは、『アイアンマン2』など2本の製作映画を公開する2010年、同様に2本の映画を公開する2011年になる。

 その一方で、映画以外の事業でも、様々な布石を打ちつつある。まず映像事業では映画だけでなく、テレビアニメーションにも力を入れて行く。特にその作品は、メディアの系列を越えて全方位に展開しているのが特長になる。
 このなかにはニックトゥーン(Nicktoons)で放映中の『ウルヴァリン』、『X-メン』、放映予定の『アイアンマン:アーマードアドベンチャー』、この3月からディズニーXDで放映開始する『スペキュタクラー・スパイダーマン』、秋からカートゥーンネットワーク(Cartoon Network)で放映を開始する『マーベル・スーパーヒーロー・スカッド』などがある。
 また、ライセンスでは、新たに大手玩具会社ハズブロと複数年のライセンス契約を結び、玩具の商品ラインを強化する。また、海外向けのライセンス事業の強化も目指すとしており、2月24日に明らかになった同社とタカラトミーのライセンス契約もその一環とみられる。

マーベル・エンタテインメント(Marvel Entertainment)
http://www.marvel.com/

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posted by animeanime at 2009.02.25
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