検索

clear.gif

120_600_2.jpg

120_600_2.jpg
 第8回
 クールアニメ
 マーケティング・ヒストリー (4)
  「宇宙戦艦ヤマト」=前編



120_600_2.jpg

120_600_2.jpg
カレンダー
バックナンバー

2009年01月08日
米国 ]
clear.gif

 米国のアニメ情報サイト アニメニューズネットワーク(Anime News Network)によれば、米国最大のアニメ流通会社であるファニメーション(FUNimation Entertainment)が人員解雇含むリストラを行なった。
 リストラの規模は明らかにされていないが、ANNはファニメーションのリリースを引用し、リストラが複数の事業部門にまたがっているとする。また、ファニメーションは、今回のリストラは長期的なビジネスの成長のために必要としているとのコメントを伝えている。

 ファニメーションは、現在、北米のアニメ映像パッケージの売上で最大シェアを占めている。北米の多くのアニメ流通会社が業績の悪化に苦しむ中、事業は堅調さを維持しているとみられている。
 その一方で2004年以降続く北米のアニメ映像パッケージ業界全体の不振は回復する気配をみせていない。さらに2008年の北米全体のクリスマス商戦は不調だったと伝えられている。こうした環境がファニメーションにも影響を与えているとみられる。よりコストを切り下げることで、利益の確保を確かにする方針と考えられる。

 また、ファニメーションの親会社ナバレ(Navarre)グループ全体の環境も理由のひとつだろう。ナバレの主要事業は、エンタテインメント商品の流通と映像パッケージの発売である。北米景気の後退は、同社の業績にも確実に影響している。
 ナバレは昨年12月に映像パッケージ事業のなかの2つのブランドのうち、不振が続いていたジャンル映画部門のBCI部門から撤退を表明している。残るファニメーションはナバレにとって重要なブランドだが、これまで以上の収益を求められていることは間違いないだろう。今回のリストラはこうしたグループ全体の要求に応えるものだとも考えられる。

 しかし、リストラにより事業の効率化、利益率の向上は望めるが、北米のアニメ業界全体では懸念されることも多い。ファニメーションはこれまでより少ない人数で、2008年に急拡大したアニメタイトルの発売、プロモーション、管理を行うことになる。作品ごとの理解や宣伝に手が回らなくなるかもしれない。
 さらにそうしたなか不採算のアニメタイトルを切り捨てることもありうる。現在、ファニメーションは、北米随一のアニメタイトルを抱えるが、売れないタイトルの下から何%かを切るという選択肢は事業を効率化させる早道である。もし発売タイトルが減少すれば、北米アニメ業界の多様性を失わせることになるだろう。

アニメニューズネットワーク(Anime News Network)
http://www.animenewsnetwork.com
Funimation Restructures with Layoffs in Several Departments

ファニメーション(FUNimation Entertainment) http://www.funimation.com/

当サイトの関連記事
米国NAVERRE 映像パッケージのBCI部門から撤退

clear.gif
posted by animeanime at 2009.01.08
clear.gif
clear.gif
コメント
clear.gif