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2008年12月25日
米国 ]
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 米国セントルイスに拠点を持つ日本アニメの流通会社アニメ・ミッドストリーム(Anime Midstream)は、『絶対無敵ライジンオー』の北米のライセンスを獲得したと発表した。
 『絶対無敵ライジンオー』はサンライズ製作によるロボットアニメで、日本では1991年から92年にかけてテレビ放映されている。サンライズが得意とする少年向けのロボットアニメで、放映当初高い人気を集め、OVAシリーズも製作されている。

 アニメ・ミッドストリームは、北米のアニメビジネスに詳しい人にとってもあまり馴染みがない企業かもしれない。なぜならアニメ・ミッドストリームは新しいアニメ流通会社で、『絶対無敵ライジンオー』は同社にとって初めてのライセンス獲得作品となるからである。
 同社の公式サイトの説明によれば、アニメ・ミッドストリームは小規模のマルチメディア企業で、米国に日本アニメを届ける目的でスタートしたとある。

 さらに最新作だけでなく、今日のアニメに大きな影響を与えている1980年代や90年代の作品を取り上げるとしている。『絶対無敵ライジンオー』もそうした目的の中で、選ばれたものだと考えられる。
 また、ビジネス的に見れば最新作のライセンス獲得争いは厳しいが、旧作アニメのライセンスのほとんどは、米国で買われることがない。そうした作品は、ライセンス獲得にかかる費用も少なく、新興企業にとっては取り扱い易い。

 米国の日本アニメを取り扱う流通会社(Distributor)の多くは1990年代に設立され、現在活動している会社の大半もその時期に誕生している。
 しかし、近年は米国のアニメDVD市場が続く中、中小の流通会社の中にはライセンスの獲得を停止する企業が増えている。この結果米国におけるアニメ流通の寡占が進んでいる。
現在はファニメーションとVIZメディア、バンダイエンタテインメントの3社で、市場の8割近くを占めていると考えられる。ハリウッドメジャー会社を除いた中小の日本アニメ専門の流通会社の勢いは衰えている。

 こうした状況もあり最近は、新たなアニメ流通会社が立ち上がるケースは減っている。2006年にファニメーションのスタッフが独立するかたちで、イルミトゥーン・エンタテインメント(Illumitoon Entertainment)が立ち上げられ、『冒険王ビート』や『BTX』、『アムドライバー』などのライセンスを獲得したが現在では、ライセンスの獲得は停止している。
 また、2007年にはCATV局のイマジンアジア(ImaginAsian)が、『超時空世紀オーガス』、『家なき子』などのDVDを手掛けようとしたが、発売前に計画は挫折した。

 現在のビジネス環境はアニメ・ミッドストリームにとっても厳しい。しかし、もともと米国のアニメ市場はニッチな市場を小さなベンチャー企業が開拓することで成長してきた歴史がある。
 こうした新興企業が現れることで、また米国のアニメ業界も再活性化に向うかもしれない。そうした意味で、同社の今後の動きが注目される。

アニメ・ミッドストリーム(Anime Midstream) http://www.animemidstream.com/

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posted by animeanime at 2008.12.25
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