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 第8回
 クールアニメ
 マーケティング・ヒストリー (4)
  「宇宙戦艦ヤマト」=前編



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2008年12月26日
マーケティング ]
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 2008年を通じてカルト的な人気を巻き起こした劇場版『空の境界』が記録的な数字を打ち立てている。講談社、ノーツ、ufotableと映画を製作したアニプレックスは、2007年12月1日の『第一章俯瞰風景』の劇場上映からこれまでおよそ1年の実績をまとめて発表した。

 まず、劇場興行では、観客動員数は18万3000人、興行収入は2億円に達したという。劇場公開は当初テアトル新宿のレイトショー公開のみだったが、この劇場が連日満員となった。
 こうした人気が大きな話題を呼び、一気に作品の知名度を上げることになった。結果さらに人気が集まり、その後は公開を渋谷、池袋、川崎、名古屋、大阪、札幌、佐賀、仙台の8都市へ拡大した。そうした結果、単館レイトショーでスタートした『空の境界』の劇場ビジネスが一気に拡大した。

 映画は全7章(7作品)を、第1章から順番に公開して行くかたちを取っている。現在は、第六章『忘却録音』が劇場公開中である。またこうしたシリーズ上映を積み重ねることで、興行収入はテアトル系単館アニメ作品の歴代興行記録第1位を達成した。
 これまでの1位は2006年に劇場公開され異例のロングラン興行で話題を呼んだ『時をかける少女』、2位は沖浦啓之監督の『人狼』である。これらの記録を一気に抜き去った。

 さらに注目は、DVDのシリーズ出荷数が40万枚を超えていることだ。この数字は、現在DVDが発売されている四章までのもだから、1巻平均で10万枚のDVDが出荷されたことになる。DVDは今後も新刊が発売されるから、まだまだ記録は伸びそうだ。
 『空の境界』はカルトな作品とされるが、DVDの売上だけをみれば、メジャーとされる多く作品のそれを遥かに上回る。
 こうした『空の境界』の成功は、限定された劇場公開でファンが飢餓感を持ったことや、宣伝の絞り込みなどのプロモーションの巧みさにあったとされる。『空の境界』の成功で、2009年以降はポスト『空の境界』のような動きも現れてきそうだ。

劇場版『空の境界』 http://www.karanokyoukai.com/

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posted by animeanime at 2008.12.26
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