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2008年11月23日
米国 ]
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 11月初旬に、スティーブン・スピルバーク監督、ウィル・スミス主演で映画化すると報じられた『Old Boy』の原作を巡る扱いが複雑な様相を見せている。『Old Boy』の映画化が明らかになった時点でこの映画は、韓国の有名監督パク・チャヌク氏の映画『Old Boy』のリメイク映画と各メディアで報じられた。
 もともとパク・チャヌク監督の『Old Boy』は、日本の土屋ガロン氏と嶺岸信明氏のマンガ『オールドボーイ』を原作としている。このため日本のマンガ原作との権利関係も取り沙汰されたが、今回の作品は映画のリメイクであり、マンガとは関係がないと一部のメディアで報道された。

 ところが11月21日に、米国の映画業界誌ハリウッド・レポーターなどをはじめとする複数のメディアが、これとは全く逆の内容を報道している。
 これらの報道によればウィル・スミス氏は、『Old Boy』の映画化は日本のマンガ原作から直接行うもので、パク・チャヌク監督の映画は無関係と発言した。そのうえでスミス氏は、マンガからの映画権の獲得の見込みがあるとも述べたという。この発言ではこれまで報道されていた映画版の存在はなくなり、全く別のニュースとなる。

 もともと『Old Boy』の映画化は、11月6日にバラエティが、パク・チャヌク監督の映画版のリメイクと報じたのが最初である。そのうえで映画版の『Old Boy』リメイク化権は、米国のマンデイト・ピクチャーズが保有しており、ドリームワークスは同社からリメイク化権を獲得するとしていた。
 このためおよそ2週間で、製作側が当初の決定を根本から変えたことになる。可能性としてはマンデイト・ピクチャーズがリメイク化権の譲渡にあたり条件闘争を行い、ドリームワークスが権利の取得をあきらめたことも考えられる。
 また、もともと重たい雰囲気のあるパク・チャヌク監督の映画は、ハリウッド映画化にあたり内容が大きく変わる可能性も指摘されていた。そうであれば、むしろマンガからの映画化でも問題がないと判断したのかもしれない。

 これに似た例では、かつてウォルト・ディズニーが、宮崎駿監督の『魔女の宅急便』のリメイク化を望んだが叶わず、角野栄子さんの原作小説からの映画化を企画したと報道されたことがある。
 ハリウッドによる日本やアジアのコンテンツのリメイク化権の獲得がブームの様相を見せている。しかし、リメイク化が大きなビジネスになることで、今後もこうした混乱は増えるかもしれない。

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posted by animeanime at 2008.11.23
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