検索

clear.gif

120_600_2.jpg

120_600_2.jpg
 第8回
 クールアニメ
 マーケティング・ヒストリー (4)
  「宇宙戦艦ヤマト」=前編



120_600_2.jpg

120_600_2.jpg
カレンダー
バックナンバー

2008年10月15日
ヨーロッパ ]
clear.gif

 英米の複数のメディアの報道によれば、米国の大手アニメ流通会社であるファニメーション(FUNimation Entertainment)は、マンガ・エンタテインメントUK(Manga Entertainment UK)と日本アニメの流通で提携することを明らかにした。
 ファニメーションは、同社が権利を保有する複数の日本アニメの英国・アイルランドでのライセンスと流通をマンガ・エンタテインメントUKに委託する。

 ファニメーションが委託する作品には、『Claymore』、『ネギま!』第2期、『DARKER THAN BLACK -黒の契約者-』、『獣王星』、『桜蘭高校ホスト部』、『xxxHOLiC』といった作品が含まれている。今後は、DVDの流通、発売を中心にマンガ・エンタテインメントUKが、英国でこれらの作品のビジネスを進める。
 ファニメーションは北米では大手のアニメ流通企業だが、ヨーロッパ地域では独自のDVD流通網を保有していない。このため日本のライセンサーから英語圏、もしくは北米とイギリスといった様に、北米以外の地域の権利を獲得した場合は、英国の流通企業にサブライセンスを行っている。

 一方、マンガ・エンタテインメントは北米でも、『攻殻機動隊』シリーズなどハイエンドなタイトルを中心に日本アニメのDVDや放送、オンライン配信のビジネスを行う。しかし、もともとは『AKIRA』の配給で急成長した英国発の企業で、現在も英国では大きなシェアと流通網を持つ。
 これが北米市場ではライバル関係にあるファニメーションが、英国ではマンガ・エンタテインメントに自社保有コンテンツのサブライセンスを行う背景にある。

 もともとファニメーションは、2006年まで別の英国の大手アニメ流通業者MVMにライセンスを委託していた。しかし、ファニメーションのグループ企業で英国で映像商品の流通を行うリベレーション・フィルム(Revelation Films)に委託を切り替えるとして、これを打ち切った経緯がある。
 ところがその後、ファニメーションとリベレーションの関係には大きな進展が見られなかった。結果としてファニメーションはグループ企業でなく、アニメビジネスに熟知した同業他社を新しいパートナーに選んだことになる。

 マンガ・エンタテイメントは、この4月には北米の別の大手アニメ流通会社であるVIZメディアからもアニメDVDの流通とマーケティングの委託を受けている。このため北米では中堅規模の同社は、英国では圧倒的な市場シェアを持つトップ企業になる。
 現在、世界各国でアニメDVD流通の寡占化が進みつつあるが、英国市場での勝者はマンガ・エンタテインメントと言えるかもしれない。

マンガ・エンタテインメントUK(Manga Entertainment UK)
http://www.manga.co.uk/
ファニメーション(FUNimation Entertainment)
http://www.funimation.com/

当サイトの関連記事
VIZメディア イギリスのアニメ流通をマンガエンタに委託
ファニメーション 英国のアニメ流通会社を変更
ADVアニメタイトルの英国事業 現地企業引継ぎで契約完了

clear.gif
posted by animeanime at 2008.10.15
clear.gif
トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://animeanime.jp/blog/mt-tb.cgi/2767

clear.gif
コメント
clear.gif