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 第8回
 クールアニメ
 マーケティング・ヒストリー (4)
  「宇宙戦艦ヤマト」=前編



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2008年09月02日
ファイナンス ]
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 9月2日の株式市場で、アニメやマンガ、キャラクター、ゲーム関連の中小型株の株価が軒並み急上昇となり、市場関係者の注目を集めた。
 株価が上昇したのは、9月1日に福田康夫首相が突然の辞任を表明し、その有力後継者として麻生太郎自民党幹事長の名前が挙がっているためである。

 麻生氏は政界きってのマンガ通として知られており、次期首相の関連銘柄としてポップカルチャー分野の企業に「麻生関連銘柄」として期待が集まったようだ。
 こうした株価の上昇は、昨年の安倍晋三元首相辞任後、麻生氏が次期首相の有力候補とされた時にも起きた現象である。この時は、その後福田首相の流れが強まると伴に株価も落ち着きをみせた。

 この日株価の上昇が目立ったのは、古本マンガやプレミアグッズを扱うまんだらけやマニア向けのキャラクターグッズに強みのあるブロッコリーなどである。
 まんだらけは特にマンガのイメージが強いこともあり、5万円高35万3000円の買気配で取引が成立しなかった。ブロッコロリーは前日比12円高(+20.69%)に終わった。一時は88円と前日比の1.4倍以上という株価をつけた。
 さらにアニメ制作・マンガ出版のIGポートやアニメ・オンラインゲームのGDH、ガンダムで知られる創通などの株価が上昇している。
 
 しかし、マンガ好きで知られる麻生氏が、アニメやゲームが好きといった話はこれまで聞いたことがない。また、これまでも政府はアニメやマンガ、ゲームなどのポップカルチャーの振興には大きな力を注いでいる。
 仮に麻生氏が首相となったとしても、ポップカルチャー分野の政策に大きな変化があるとは考えられない。

 今回の株価上昇は、株式市場に特有の短期的な材料に飛びつく、デイトレーディング的な動きと言えるだろう。アニメ・オタク関連株は小型株が多く、流動性が低い。逆に言えば小さなきっかけがあれば株価が上昇しやすいことも、材料として手掛けやすかったと言える。
 さらにここ2年ほどは、コンテンツ関連株のなかには、企業の収益性や資産などに較べて大きく売り込まれ、株価が低迷していた企業も多い。何かのきっかけがあれば、株価が反転しやすい状況にあった。
 実際に、同じアニメ、ゲーム、マンガ関連株でも、バンダイナムコホールディングスや角川グループホールディングス、マンガ出版も手掛けるスクウェア・エニックスの株価は前日に較べて下落している。業績が安定しており、規模の大きな企業の株価には、麻生効果は波及していない。

 一方、今回、次期首相の対抗馬と目される小池百合子元防衛大臣も、5月にアキバ視察を行って「ローゼンメイデン」のフィギュアを購入、メイド喫茶を訪れた経験がある。そうした点では、同氏もサブカルチャーやそのファンの重要性は意識しているようだ。 
 しかし、当時、フィギュアを購入した小池氏が、「本当はバービーちゃんが欲しかった」と漏らしたとの報道もある。

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posted by animeanime at 2008.09.02
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