検索

clear.gif

120_600_2.jpg

120_600_2.jpg
 第8回
 クールアニメ
 マーケティング・ヒストリー (4)
  「宇宙戦艦ヤマト」=前編



120_600_2.jpg

120_600_2.jpg
カレンダー
バックナンバー

2008年09月10日
企業経営 ]
clear.gif

 2008年9月10日、アニメ製作、オンラインゲーム運営のGDHは、業績不振を理由にいわかぜキャピタルを引き受け手とする総額19億円の第三者割当増資を行うことを発表した。また同グループによる株式公開買付を受け入れた。
 一方、同日GDHが公表した「いわかぜ1号投資事業有限責任組合による当社株式に対する公開買付けに関する賛同意見表明のお知らせ」とその添付資料から、GDHは海外の動画投稿共有サイトのクランチロール(Crunchyroll)と業務資本提携をしていることが明らかになった。

 GDHによれば、これは同社の世界展開を見据えた海外戦略の一環で、2008年4月に2億1000万円でクランチロールの株式を取得したという。GDHは同社のグループ会社GONZOが制作したアニメをクランチロールから配信し、国内外同時のアニメリリースを実現するという。
 そのうえで、視聴者が気に入った時のみに、寄付のかたちで作品の視聴料を払うビジネスを導入することで新しいビジネスを築くとしている。

 クランチロールは海外の動画投稿共有サイトで、日本のアニメ、ドラマ、音楽映像を中心にアジアのエンタテインメントコンテンツにフォーカスしている。GDH以外に米国のベンチャーキャピタルであるベンロック(Venrock)が、この春4億円の投資をして話題になった。
 しかし、クランチロールで配信されているコンテンツは、一部を除きほとんどが日本を中心とした権利者が著作権を保有するものを未許諾でアップロードしたものである。ベンロックの投資が明らかになった際には、そのことが問題として話題になっている。

 また、もともとは日本アニメを中心としていたクランチロールには、現在は、日本のドラマや音楽コンテンツが数多く存在する。そうしたコンテンツには、国内でも権利関係が複雑でインターネットで配信されないものが多数みられる。
 GDHの投資が将来のビジネス展開を見据えた野心的なものであったとしても、こうしたクランチロールの現在の状況は大きな波紋を呼ぶことになりそうだ。国内及び海外のアニメ関連企業には、クランチロールの現在のビジネスモデルについて厳しい意見が多い。
 GDHの株主やパートナー企業には、映像コンテンツの権利保有者が多数含まれているだけに、今後の展開が注目される。

GDH  http://www.gdh.co.jp/
クランチロール(Crunchyroll) http://www.crunchyroll.com/

clear.gif
posted by animeanime at 2008.09.10
clear.gif
clear.gif
コメント
clear.gif