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 第8回
 クールアニメ
 マーケティング・ヒストリー (4)
  「宇宙戦艦ヤマト」=前編



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2008年09月10日
ファイナンス ]
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 アニメ製作やオンラインゲームの運営事業を行うGDHが、投資ファンドの傘下に入ることが決まった。同社は年内に2回、合計19億円の第三者割当増資を行い、国内独立系の投資ファンドいわかぜキャピタルが、同社の運営、管理するいわかぜ1号投資事業有限責任組合を通じてこれらを取得する。
 GDHは9月30日にまず発行総額約10億円の普通株式の増資を行い、いわかぜ1号がこれを引き受ける。さらに12月に発行総額が約9億円の優先株式の増資を行い、これをいわかぜ1号に割り当てる。合計で19億円の資金調達を行う。
 また、第三者割当(普通株式・優先株式)の割当価格は、平成20年9月9日までの過去1週間における株価終値平均7612円から、割当による株数増加を考慮し9.9%のディスカウントを行い6858円とする。

 第三者割当増資後は、いわかぜ1号投資事業有限責任組合の持株比率は一気に82.17%になる。また既存の株主は、最大でも持株比率1.39%の少数株主となる。
 これは昨今のGDHの株価の低迷により、時価総額が7億円程度までに縮小しており、新規に発行される株価の総額が時価総額を大幅に上回るためである。GDHはこれまで複数回にわたり様々な企業を引き受け先に株式割当増資をしてきた。そうした企業の多くは昨今の株式下落で含み損を抱えており、今回はさらに持株比率を大きく低下させることになる。

 今回の第三者割当増資についてGDHは、同社の経営がDVD市場と北米市場の不振に大きな影響を受けており、低迷しているためとする。そうした環境の中、外部の力であるいわかぜキャピタルの力を活かすことで、経営基盤の強化と事業の再構築を実現出来るという。
 いわかぜキャピタルは新役員として執行役員社長と執行役員CFOをGDHに送り込む予定である。新経営陣のもと経営体制の強化を図る。
 一方、現在の経営陣である石川真一郎氏、内田康史氏、後藤文明氏も引き続き取締役にとどまる見通しである。
 
 GDHは国内有力アニメスタジオであるGONZOやオンラインゲームを運営するゴンゾロッソなどの子会社を持つ。GONZOは野心的な作品やマニア向けに人気の作品を数多く制作しており、国内だけでなく海外でもよく知られた存在である。
 会社は2004年に東証マザーズ市場に株式を上場し、海外向けのアニメ輸出や製作、ニューメディアを通じた新ビジネス分野での活躍に大きな期待をかけられた。しかし、アニメDVD市場の採算性の悪化や、製作プロジェクトの先行投資、事業の拡大に収益が追いつかず、2期連続で大幅な赤字を計上するなど近年は厳しい経営状況にあった。
 
 一方いわかぜキャピタルは、新生銀行などの業績不振の企業再建に大きな実績のあるリップルウッド・ジャパン(現RHJI)の元代表取締役である植田兼司氏が立ち上げた企業再生を得意とする独立系投資ファンドである。
 日本のアニメビジネスの発展に大きな期待をかけられたGDHは、投資ファンドのもとで、経営の再建を目指すことになる。

GDH  http://www.gdh.co.jp/

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posted by animeanime at 2008.09.10
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