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財団法人デジタルコンテンツ協会(DCAJ)が発行しているコンテンツ産業の様々なデータをまとめた書籍『デジタルコンテンツ白書』が、今年も9月2日に刊行される。
この書籍の概要説明をする記者発表会が、DCAJにて行われた。発表はDCAJの宮島慎一氏が行った。

白書では、国内のコンテンツ産業をジャンルごと4つに大別している。「映像」、「音楽・音声」、「ゲーム」、「図書・新聞、画像・テキスト」で、合計すると2007年の統計では約13兆8180億円の規模となった。これは前年比約0.3%の伸びにあたり、ほぼ横ばいであるとの見方を示した。
2007年のコンテンツ産業全般に言えるのはネット配信・携帯配信の隆盛である。元々の市場規模が大きくなかったこともあるが、どのジャンルでもネット・携帯配信が数字を大きく伸ばしている。3.5G携帯電話による定額・高速・大容量コンテンツの配信が定着したのが全般的な傾向と言えそうだ。
特に2007年のトレンドとして大きいのは電子書籍で、220.3%と急速に市場が拡大していることが分かる。また、携帯に対して35%ほどの市場規模であるPCでの電子書籍市場も15.2%増となっている。
一方で、音楽はより早く携帯での配信事業が進んでいったため、1.9%の伸びに留まった。着メロと着うたの割合は、およそ半々であるという。逆にPC向けの音楽配信は30.6%の伸びを見せた。
ゲーム市場ではオンラインゲームが12.8%の伸びを見せた。ゲーム専用機の売上げは7.5%の落ち込みを見せたが、これは2006年がライトユーザーを取り込み「脳トレ」などのベストセラーソフトを連発した数字の反動と見る。
これらのユーザーはすぐにはヘビーユーザーにはならなかった模様だ。しかし、海外市場おいては約1兆7845億円を売り上げるなど過去最高の数字を示した。
映像業界も有料ネット配信が20.8%と大きく数字を伸ばした。しかし映像ソフト全体では3.6%マイナスだった。この中でビデオカセットのセルとレンタルが大きく減少しており、DVDへの転換が大きく図られたことが分かる。
特にDVDレンタルは対前年比17.3%プラスとなった。なお、これにはサービスの普及が急速に進んでいる宅配型DVDレンタルやネット配信のレンタル方式は含まれていない。宮島氏はこれらのサービスは過渡期の状態にあり、どちらの業態も消費者に定着する可能性を示唆した。
また、デジタルコンテンツを流通メディア別に分けた場合も、パッケージ流通が2/3を占めているものの、今年も連続して割合を下げており、逆に携帯・ネット配信が割合を伸ばしてきていることが分析できる。
財団法人デジタルコンテンツ協会(DCAJ) http://www.dcaj.org/
『デジタルコンテンツ白書2008』
コンテンツが支える豊かなライフスタイル
監修: 経済産業省 商務情報政策局
編集・発行: 財団法人デジタルコンテンツ協会
仕様: A4 変型・256 ページ
発行 日: 2008 年9月2日
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