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2008年07月15日
企業決算 ]
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 プロダクション I.G、ジーベック、マッグガーデンをグループとするIGポートは、7月15日に平成20年5月期(19年6月~20年5月)の決算を発表した。発表によれば連結売上高、利益がいずれも業績予想を上回る好調であった。
 連結売上高は前年同期比19.6%増の66億3500万円となったほか、営業利益は107%増の4億3100万円、経常利益は71.6%増の4億6700万円と大きな伸びをみせた。当期純利益は2億円と前年同期比21.6%増である。
 これらの数字は今年1月15日に発表した業績予想を、売上高で2.1%、営業利益で10.6%、経常利益で29.8%上回る。
 IGポートは、利益面での予想との差異は、第4四半期に利益率の高い版権収益が予想より多かったこと、事業組合出資(製作委員会等への出資)損失が計画より少なかったこと、持分法による投資利益があったことを理由に挙げている。

 IGポートは昨年11月に社名をこれまでプロダクション I.Gから現社名に変更し、さらに昨年12月からマンガ出版社のマッグガーデンを全額出資の子会社としている。このため事業内容は、これまでのアニメ制作・製作に加え、マンガ出版へと広がっている。
 IGポートにとっては会社経営の転換点となる一年であったが、順調な業績でこのターニングポイントを乗り越えた。

 事業セグメント別では、映像制作事業が好調だった。主要な作品は、劇場アニメ『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』、テレビアニメ『精霊の守り人』、『神霊狩/GHOST HOUND』、『xxxHOLiC◆継』、『RD潜脳調査室』、『図書館戦争』ほかなどである。またOVA『テニスの王子様 全国大会篇』、『ツバサ TOKYO REVELATIONS』ほか、ゲーム用・CM用のアニメーション等も制作した。
 売上高は47億4900万円と前年同期比0.3%増、営業利益は4億4400万円(同119.7%増)と、売上高は横這いであったが、採算が向上している。

 また、マッグガーデンが行うマンガ出版事業では、「月刊コミックブレイド」、「月刊コミックブレイドアヴァルス」のマンガ雑誌発行のほか、マンガ単行本の出版を行っている。主要な作品は『ARIA』、『スケッチブック』、『モノクローム・ファクター』等である。
 売上高は10億9300万円、営業利益は1億4000万円である。経営統合前の赤字決算から、黒字転換に成功した。これは経営統合前に負の遺産を全て特別損失として処理したためとみられる。

 版権事業は不調だった。版権事業の中心は『エヴァンゲリオン』、『攻殻機動隊S.A.C.シリーズ』、『BLOOD+』、『ARIAシリーズ』等の二次利用による収益分配である。旧作やそのシリーズの人気タイトルの貢献が主だった。製作委員会等への出資金の原価償却期間を、これまでの2年から1年に短縮し、1億1300万円の特別損失を計上したことが響いた。
 版権事業の売上高は7億2700万円(前年同期比3.1%減)、営業利益は1億8900万円(同33.8%減)であった。

 好調な決算となったIGポートだが、平成21年5月期の業績については慎重な見通しとなっている。連結売上高は74億円と増加を見込むものの、経常利益は1億9000万円、当期純利益は5000万円としていずれも前期より少なくなる。
 これは平成21年5月期には劇場大作の完成がなく、過去の作品のBlu-Ray化が平成22年5月期になると想定していること、今年4月放映開始のテレビシリーズ、劇場映画『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』への出資金の減価償却が集中すること等のためである。
 
IGポート http://www.igport.co.jp/
プロダクション I.G  http://www.production-ig.co.jp/

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posted by animeanime at 2008.07.15
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