|
今年で2回目を迎える、コンテンツ分野事業の統合型イベント「JAPANコンテンツフェスティバル」(コ・フェスタ)の記者発表会が、2008年7月15日、東京・表参道の表参道ヒルズにて行われた。
記者発表の最初に、実行委員会副委員長の依田巽氏(社団法人 日本経済団体連合会 産業問題委員会 エンターテインメント・コンテンツ産業部会 部会長)より、本イベントの趣旨説明が行われた。
コ・フェスタは日本の国策であるコンテンツ産業について、海外へ向けてのアピールを行うものとして行われる。政府もコンテンツの推進を目指し、2015年には5兆円を新規創出を見込んでいると語った。
また、韓国・中国・欧米諸国がコンテンツ分野について政府の力添えなどから想像以上のスピードで発展していることを驚異に感じ、コンテンツソフトパワーを発揮して官・民・産業界をあげてスタートしたものだと説明した。依田氏はコ・フェスタの中のイベント、東京国際映画祭の今年のチェアマンを担当する。
同じく副委員長の松谷孝征氏(日本動画協会・理事長)は、今年のコ・フェスタの目標として、昨年発揮できなかったイベント全体の統一感を出すという構想を語った。
各イベントが、それぞれコ・フェスタで強調してイベントを打ち出していきたいと話した。また、単なる産業だけではなく、国際的な文化の交流になればと語った。
コンセプトについては重延浩副委員長から説明が行われた。基本コンセプトは「ニューヒューマニズム」である。これはコンテンツが人の心を楽しくさせ、夢を与え新しい人間の環境を作っていく基本モデルとして掲げられる概念である。
コ・フェスタは、1年目は「あたらしい」、2年目は「おもしろい」、さらに3年目は「すばらしい」という展開構想で行われる。この「おもしろい」は、「気持ちが明るくなり、表情を明るくする」意味と「趣深い・品格がある」意味をもたせているという。

関東地区で行われる15のオフィシャルイベント、それ以外の地域で行われる9のパートナーイベント、クリエイターをフィーチャーするオリジナルイベントを行うとしている。
今年は表参道にインフォメーションセンターを設置し、海外からのバイヤーや関係者観光情報やショップ情報としての拠点とする構想を練っている最中だという。また、表参道ヒルズでは10月16日に、グランドセレモニーなどが行われ、交流会などが催される予定だ。
このほか15のオフィシャルイベントについて各代表者から内容紹介が行われた。昨年、コ・フェスタとともに始まった「ジャパン・アニメコラボ・マーケット(JAM)2008」については、日本動画協会事業委員長の清水義弘氏から説明が行われた。
これは動画協会の約50社から提供されたキャラクターを使い、ベンチャー企業や学生が新たなビジネスを創出するもの。優秀な作品を展示し、バイヤーや自治体とのマッチングを計る。
「デジタルコンテンツEXPO2008」については、デジタルコンテンツ協会専務理事の鷲見良彦氏から説明が行われた。
アジアの研究者が集い、先端技術の発表と展示を行う「アジアグラフ2008」を中核として、次世代のコンテンツ技術の展示会「ConTEX2008」など、8つのイベントで構成される。技術・想像力・産業の3つを柱が出会う場として開催される。
「第5回東京アジア・ミュージックマーケット」では10月16日に「アニメ音楽ショーケース」を行う。栗林みな実さん、タイナカサチさん、美郷あきさん、May'nさんほか7組が登場しパフォーマンスを行う。舞台演出に期待して欲しいと関正明氏(音楽産業・文化振興財団専務理事)は語る。
「秋葉原エンタまつり2008」はコミックキャラクターの見本市である。実行委員会事務局長の木場正博氏は、「今年は日本を代表するマンガ誌が50周年、40周年を迎えるので、マンガのパワーを世界に発信するべく展示、ステージイベントシンポジウムを発信していきたい」と語った。
今年のメインキャラクターは昨年に引き続き役所広司さん、そしてイメージキャラクターとしてファッションモデルで女優の杏さんが登場した。役所さんは主演作『パコと魔法の絵本』が9月に控えている。そして、杏さんは11月公開予定の『桜の園』で映画デビューを果たす。
それぞれ、映画以外での日本のコンテンツで注目する分野を聞かれたところ、2人ともアニメを挙げていた。杏さんは「アニメは大好きで今回のイベントにかこつけてじゃんじゃんみていきたいし、ゲームも昔から大好きです」と答えていた。さらに「モデルから最近ようやくラジオも始めた若輩者ですが、中と外を少しずつ知っている新人として私自身しかできない方法で一緒に盛り上げていきたいです」と語った。
コ・フェスタは2008年9月30日からのIT・エレクトロニクス総合展示会「CEATEC JAPAN」を皮切りに、29日間の日程で都内各所・幕張メッセ等で行われる。
コ・フェスタ 公式サイト http://www.cofesta.jp
|