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 第8回
 クールアニメ
 マーケティング・ヒストリー (4)
  「宇宙戦艦ヤマト」=前編



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2008年06月12日
著作権 ]
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 北米のアニメ情報サイト アニメニューズネットワーク(Anime News Network)の6月11日の報道によれば、角川グループの米国法人角川ピクチャーズUSAは、大手ファンサブ情報サイトに対し自社作品のファンサブファイルへのリンクをしないように要請した。
 ファンサブは日本で放映されたアニメ作品に、著作権保有者に未許諾で翻訳字幕をつけて、インターネット上にアップロードしたものである。
 要請を受けたAnimeSuki.comは、インターネット上にあるファンサブの情報とリンクを集めたサイトである。自身はファンサブを制作やアップロードは行っていない。同サイトは英語圏で人気が高く、アニメ関連有数の巨大サイトとなっている。

 今回、角川ピクチャーズUSAが挙げたタイトルは11作品、『Canvas2 ~虹色のスケッチ~』、『我が家のお稲荷さま。』、『狼と香辛料』、『Shuffle! Memories』、『レンタルマギカ』、『ムシウタ』、『護くんに女神の祝福を!』 、『純情ロマンチカ』、『H2O ~Footprints in the Sand~』、『ご愁傷さま二ノ宮くん』、『機神咆吼デモンベイン』である。
 多くの作品は国内ではここ1年程でリリースされたもので、英語版の発売、ライセンスの販売は発表されていない。

 英語版ライセンスの販売が行なわれていない作品でも、著作物の権利はベルヌ条約により国際的に守られている。作品の著作権保有者である角川グループは、英語圏での著作権侵害行為に対して法的に訴えることは出来る。
 しかし、今回のように著作権侵害行為そのものでなく、違法アップロードされたファイルへリンクを張る行為に対して法的責任を問えるかどうか議論があるだろう。

 このためAnimeSuki.comが、今後どのような対応取るのかは不明である。AnimeSuki.comは、既に英語版ライセンスの販売が発表され、北米で今後リリース予定がある作品については、リンクを張らないとの自主ルールも設けている。
 もし、AnimeSuki.comが今回の要請を受け、該当作品へリンクをはずし、さらに今後同様の要請が各社から相次げば、同サイトは主要なリンクリストを失う。サイトにとっては難しい局面になるだろう。

 一方、角川ピクチャーズがこうした要請を行う背景には、同社の新たな海外戦略がありそうだ。同社はこれまで、動画共有サイトやファイル交換が英語圏での自社作品のプロモーションに効果があったと発言している。そうしたなかでの今回の要請は、同社が自らインターネットを利用して海外向けのアニメ配信を行うことを視野に入れている可能性がある。
 国内では角川グループは、YouTubeやBitTorrentを利用して、動画共有サイトなどの持つ効用を自社ビジネスに取り込む動きを積極的に進めている。同時に単純な著作権侵害行為には、厳しい姿勢をみせる。同様のビジネス展開が、今後は海外市場でも進められることがありそうだ。

アニメニューズネットワーク(Anime News Network)
http://www.animenewsnetwork.com/
Kadokawa USA Orders Halt on Fansub Links for 11 Anime

角川グループホールディングス http://www.kadokawa-hd.co.jp/

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posted by animeanime at 2008.06.12
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