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 第8回
 クールアニメ
 マーケティング・ヒストリー (4)
  「宇宙戦艦ヤマト」=前編



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2008年06月09日
米国 ]
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 東映アニメーションの米国現地法人は、6月6日より米国のインターネット番組配信の有力サイトDirect2Driveで、『SLAM DUNK』と『北斗の拳』の有料配信を始めた。
 現在配信されているのは、それぞれ両作品の英語字幕版で最初の15話ずつである。価格は他のテレビアニメ作品と同様ダウンロード型で1話1.99ドルとなっている。

 東映アニメには、『ドラゴンボール』や『ワンピース』といった米国での人気の高い作品が少なくない。しかし、こうした作品は米国での放映権やインターネット送信権が、既に現地のアニメ関連企業に販売されている。
 このため東映アニメーション自らが米国で権利を持ち、かつ知名度の高い作品として『SLAM DUNK』と『北斗の拳』を選んだと考えられる。 

 Direct2Driveは、米国のゲーム情報サイト大手のIGNが運営するコンテンツ配信サイトである。サイトの特徴もあり、ゲームやSF、アニメなどの作品のラインナップに強みを持つ。日本アニメを「ANIME」のタイトルで主要カテゴリーにしている。
 東映アニメのほか、『NARUTO』や『DEATH NOTE』を展開するVIZメディア、『攻殻機動隊』シリーズのマンガ・エンタテインメント、ファニメーションなど米国のアニメ流通会社の多くが作品を提供している。米国の有料アニメ配信の中核のひとつともなっている。

 また東映アニメは、Direct2Drive以外に、自社のアニメーション配信情報に特化したサイト東映アニメーション オンディマンド(ondemand TOEI ANIMATION)を、同じ6月6日オープンしている。
 東映アニメの米国におけるインターネット配信事業に対する意気込みが感じられるものとなっている。

 日系企業で既に現地でインターネットの配信ビジネスを手掛けるのは、小学館・集英社系のVIZメディア、バンダイナムコ系のバンダイエンタテインメント、バンダイビジュアルUSAである。いずれも映像パッケージ(DVD、BDなど)事業も手がけており、今回のようにインターネット配信事業のみを行うのは初めてのケースとなる。
 今後、東映アニメが映像パッケージに進出する可能性は高い。しかし、インターネット配信から事業を展開するところに、同社の世界規模のネット重視方針が伺える。

 東映アニメは国内でも、インターネットとモバイルのアニメ配信事業重視方針を打ち出している。既に展開しているインターネットやモバイルの事業は順調に成長しているとみられている。
 東映アニメは既に、アジア地域でのモバイルによるコンテンツ配信事業の開始も視野に入れている。同社の戦略は、世界規模でニューメディアを使ったアニメ事業の拡大にあるようだ。現在あるアニメスタスタジオのなかで、東映アニメは国内最大規模で、また最も歴史が長い。それゆえに保守的な会社と見られることが多い。
 しかし、インターネットやモバイル、海外事業については、事業拡大に最も熱心な企業のひとつと言えそうだ。 

Direct2Drive http://www.direct2drive.com/buy-anime-download

東映アニメーション http://www.toei-anim.co.jp/
東映アニメーション(米国) http://www.toei-anim.com/
東映アニメーション オンディマンド http://www.toei-anim.com/ondemand/

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posted by animeanime at 2008.06.09
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