検索

clear.gif

120_600_2.jpg

120_600_2.jpg
 第8回
 クールアニメ
 マーケティング・ヒストリー (4)
  「宇宙戦艦ヤマト」=前編



120_600_2.jpg

120_600_2.jpg
カレンダー
バックナンバー

2008年06月28日
コミック ]
clear.gif

 日本から海外に向けてマンガ作品を募集する「モーニング国際新人漫画賞」の第2回の大賞以外の副賞作品と作家、それにその総評、個別作品の評が同賞の公式サイトで公表されている。
 今回新たに発表された大賞に次ぐ副賞2作品は、ひとつは台湾の劉景倫さんの『JOE‘S TEETH』。歯医者になることが嫌で歯がなくなればいいと願う少年ジョーの話である。
 もう一編は、マレーシア在住のKATHRYN CHONGさんの『PUPPET EYES』である。意思を持った人形の悲劇を描く作品で、作者は17歳だという。今回は大賞、副賞合わせた3作品全てがアジアから応募された作品になった。

 大賞作品『FAIRY TALE』と作者の余孟霖(台湾)は、5月22日発売にされた「モーニング・ツー」で発表済みである。今回は新たに受賞者の喜びのコメントと評が公式サイトに掲載されている。
 選評では、作品は「おとぎ話のような世界を、独特なタッチと色彩で魅せる物語」とカラーで描かれた色彩の変化が大きく評価されている。また温かな幸福感と驚きを与えてもらったとする。

 受賞3作品が全てアジアからの作品になったことについて、選考委員長の島田英二郎氏は総評で、昨年はアメリカから大賞が出たが、全体としてアジア勢が優勢と指摘する。そして、アメコミやバンド・デシネの歴史のあるこれらの地域からそうした歴史を背負った作品の応募がないのが残念としている。
 同時にモーニング国際新人漫画賞は、日本スタイルのマンガに限ったものでなく、アメリカン・コミックやバンド・デシネ、カートゥーンなど広い作品を含んでいると述べている。

 しかし、現在は、日本のマンガ雑誌が主体の賞ということもあり、日本マンガスタイルの作品が応募の大半を占めているようだ。結果として、よりマンガ文化に馴染みの深いアジアからの応募作品が優勢になっている。
 日本のマンガ雑誌のコンテストでもあり、応募する側のバイアスを取り除くことが今後の賞の課題となりそうだ。
 もし、ジャンルの壁がもっと低くなれば、コンテストの目指すこれまで想像しないような才能発掘の可能性も高くなるに違いない。
 新しい才能の発掘を巡る競争は日本に限らずどこも厳しい。しかし、モーニング国際新人漫画賞が他の賞や才能発掘システムより有効だとすれば、こうしたジャンルの壁を越えようとする試みにあるかもしれない。

 モーニングでは、既に第3回の募集を開始している。締め切りは9月30日で発表は12月末とされている。
 このペースは年1回よりも早い、ここでも才能の発掘に対する意気込みとスピード感が感じられる。

 また、モーニング編集部では6月21日発売の月刊「モーニング・ツー」では、アメリカ出身フェリーペ・スミス氏『ピポチュー』の連載を開始した。フェリーペ・スミス氏は、米国のマンガ出版社から既に本を出版した経験もある海外のプロであり、また日本のマンガから大きな影響を受けた作家でもある。
 いわゆる日本マンガスタイルの海外作家が、日本のメジャー誌にデビューする珍しいケースになる。新人賞と違った場でも、モーニングのグローバル志向が表れている。

モーニング国際新人漫画賞 公式サイト http://e-morning.jp/mimc/

第2回受賞作品
  大賞
  『FAIRY TALE』  余孟霖 (台湾)
  副賞
  『JOE‘S TEETH』  劉景倫 (台湾)
  『PUPPET EYES』  KATHRYN CHONG (マレーシア)

clear.gif
posted by animeanime at 2008.06.28
clear.gif
clear.gif
コメント
clear.gif