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 第8回
 クールアニメ
 マーケティング・ヒストリー (4)
  「宇宙戦艦ヤマト」=前編



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2008年04月09日
ヨーロッパ ]
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 アニメーション業界情報サイトのアニメーション・ワールド・ネットワーク(Animation World Network)の4月8日の報道によれば、VIZメディアは、英国とアイルランドでのアニメDVDの流通とマーケティングをマンガ・エンタテインメント(Manga Entertainment)に委託することで合意した。
 今回の合意でマンガ・エンタテインメントは、4月28日からVIZメディアが英国で権利持つアニメDVDの発売と流通を行う。まず4月28日に『DEATH NOTE』の第1巻を発売、さらにその後『Bleach』や『メルヘブン』、『武装錬金』などの作品も取り扱う予定としている。

 VIZメディアは、小学館・集英社系の北米現地法人で、北米でマンガ・アニメの出版・流通、ライセンス事業を展開している。北米でのマンガ・アニメビジネスの大手企業である。
 また、マンガ・エンタテインメントも、北米に拠点を持つアニメDVDの有力流通会社である。大手メディアグループのリバティグループの傘下にあるスターズメディアの一部門として運営されている。
 しかし、もともとの事業は英国から始まっており、その後、拠点を米国に移している。現在でもロンドンに拠点を持っており、英国でのビジネスが活発である。

 VIZメディアは、ヨーロッパ地域のビジネス強化を目指してパリにも拠点を持つ。しかし、現在は、北米地域のように自らが出版、DVDの発売、流通を手掛けるケースは少ない。同社が得意とする小学館・集英社系のマンガも各国の出版社が発売を行っている。
 また、ドイツでは米国の大手マンガ出版社であるTokyopopと提携を行っている。今回も、北米地区ではライバル会社であるマンガ・エンタテインメントにライセンスを供与するかたちとなり、地域ごとの個別の事情を優先している。

 英国はこれまで、ヨーロッパのなかでは日本のアニメの普及が遅れている地域であった。しかし、近年は次第に日本のマンガやアニメが注目されるようになっている。
 一方で、世界的なアニメDVDの売れ行き不振もあり、英国にもそうした影響は及んでいる。さらに英語圏ということもあり、作品の海外ライセンスはアメリカ・カナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージランドとまとめて米国企業に供与されることが多い。

 こうした様々な事情から、現在、英国のアニメDVD流通は再編に向かっている。昨年は、米国の大手流通会社ファニメーション(FUNimation)は、これまでの英国でのライセンス先を親会社ナバレ(Navarre)のグループ会社リヴェレーション・フィルム(Revelation Films)に変更をした。
 また、これまで自社流通を行っていた別の米国の大手流通会社ADVは、この2月に英国での流通を現地の独立系大手のDVD流通のレース・デジタル・メディア・セールス(Lace Digital Media Sales (LDMS))に委託することを決めている。
 今回のVIZメディアの決定は、これらに次ぐもので、英国におけるアニメDVDの流通業界の風景は大きく変わることになりそうだ。

VIZメディア http://www.viz.com/
マンガ・エンタテインメント(Manga Entertainment) http://www.manga.com/

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posted by animeanime at 2008.04.09
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