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 第8回
 クールアニメ
 マーケティング・ヒストリー (4)
  「宇宙戦艦ヤマト」=前編



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2008年04月21日
米国 ]
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 『天元突破グレンラガン』と『機動戦士ガンダム00』の北米発売決定でアメリカのファンを沸かせたバンダイ・エンタテインメントが、新たなサプライズを発表した。2004年の劇場大作『イノセンス』のBlu-ray Disc(BD)発売である。
 今回のサプライズは、国内ではDVDとBDをディズニー系のブエナビスタ・ホームエンターテイメント(現ウォルト ディズニー スタジオ・ホームエンターテイメント)、海外ではDVDをドリームワークスが発売する『イノセンス』をバンダイ・エンタテインメントが発売することである。
 また、『イノセンス』は、北米市場でアニメ映像パッケージビジネスを展開するバンダイ・エンタテインメント初のBD作品となる。

 発売時期、価格などは未定だが、既に公式サイトが立ち上がっている。サイトでは新商品はDVDとBDがセットになること、英語字幕版のほかに英語吹替えが全面的にやり直されることが告知されている。さらに新しいアフレコは、『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』と同じアフレコスタジオを使うとしている。
 このため、新アフレコはアメリカのファンの間で評価の高い『攻殻機動隊 S.A.C.』シリーズと同じ声優が担当する可能性が高い。これはファンに大きくアピールすることになりそうだ。

 今回の決定はバンダイ・エンタテインメントの積極的な事業展開を感じさせると同時に、BDを巡る日米の複雑なビジネスも垣間見える。2006年にブエナビスタが国内で発売した『イノセンス』のBDには、既に日本語のほか英語、韓国語、フランス語の字幕がつけられていた。
 BDはアジア地域と南北アメリカで利用可能であるため、この段階でブエナビスタ版は日本だけでなく、韓国と北米英語圏・フランス語圏の市場も視野に入れていた可能性がある。ドリームワークスが、自らBD化しない理由にはこうしたことも影響していそうだ。

 一方で、バンダイエンタテイメントは、アニメ作品の独自のアフレコのノウハウを持っている。字幕版より大きな需要がある吹替版を発売することで、ブエナビスタ版とは異なるマーケットを獲得することが可能になる。今回、DVDとのセット販売は、BDと同時に新吹替を商品の目玉にとすると考えられる。
 海外の日本アニメ流通会社は、これまでBD発売の動きが鈍い。これにはBDのリージョンコードの問題が存在すると考えられる。『イノセンス』については、国内外の流通会社のねじれが幸いしたのかもしれない。
 今後は、日本では既にBDの発売が決定しており、バンダイ・エンタテインメントが北米地域のライセンスを獲得した『コードギアス 反逆のルルーシュ』と『機動戦士ガンダム00』の動向が注目である。

『イノセンス』のBlu-ray Disc版 公式サイト(米国)
 http://innocence.bandai-ent.com/

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posted by animeanime at 2008.04.21
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