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 第8回
 クールアニメ
 マーケティング・ヒストリー (4)
  「宇宙戦艦ヤマト」=前編



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2008年04月30日
企業決算 ]
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 角川グループホールデイングスは、4月28日に平成20年3月期(19年4月~20年3月)の決算発表を行った。連結売上高は1507億8900万円(前年比0.6%増)だったが、営業利益は51億3300万円と30.6%減、経常利益は59億5100万円の23.4%減と苦戦した。また当期純利益は、25億9800万円の赤字に転落した。
 業績が不調だったのは映像事業で、シネコンの売上不振、一部の劇場映画の興行成績不調などがあったためである。また、出版事業でも子会社の一部が成績不振だったことや、商品の販売予定が一部延期になったことが営業利益に影響した。

 出版事業では、書籍部門の単行本で『夜明けの街で』(東野圭吾著)、『ザ・シークレット』(ロンダ・バーン著)、『図書館革命』(有川浩著)など、文庫では映画化もされた『バッテリー(6)」』(あさのあつこ著)が60万部を超えるなどのヒットになった。
 同社の強みであるライトノベルでは、好調だった作品として『涼宮ハルヒ』(谷川流著)、『灼眼のシャナ』(高橋弥七郎著)、『狼と香辛料』(支倉凍砂著)、『キノの旅』(時雨沢恵一著)、『彩雲国物語』(雪乃紗衣著)、『狂乱家族日記』(日日日著)など、アニメ化された作品が数多く挙げられている。
 コミックスは、『新世紀エヴァンゲリオン(11)』(貞本義行著)、『よつばと!(7)』(あずまきよひこ著)、『真月譚 月姫(5)』(佐々木少年著)、『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN(15・16)』(安彦良和著)などが、ヒット作品である。一大ブームとなった『らき☆すた』(美水かがみ著)は180万部を超えたとしている。

 映像事業セグメントは、劇場映画では『バッテリー』が興行収入15億円を記録したほか、『超劇場版ケロロ軍曹3 ケロロ対ケロロ天空大決戦であります!』が今年も好調だったようだ。さらに今年の新たな試みである電撃文庫の人気3作品のアニメ映画化を集めた「電撃文庫ムービーフェスティバル」が話題を集めたとしている。
 DVD販売は『時をかける少女』」が大ヒットになったほか、『犬神家の一族』、『バッテリー』など数多くの作品を手がけている。

 今後の見通しとして角川グループは、同社がクロスメディア事業と呼ぶコンテンツをデジタル化し様々なウィンドウで展開する新領域への展開、そして海外事業の強化を明らかにしている。
 これはマイナス成長が続く国内出版市場、劇場映画・DVDパッケージ市場が、いずれも今後も厳しい状況が続くとの判断があるためである。また、グループマネジメントの強化も挙げている。

 クロスメディア事業の中心となるのは、携帯やインターネットを利用したビジネスである。コンテンツ権利保有者のあらたな事業取組みとして注目されたYou Tubeとの連携こうした一環にある。
 角川グループは、YouTube上で著作者の権利保持と利益拡大、ユーザーがコンテンツを合法的に楽しむことのできる環境、コンテンツ企業の宣伝が可能とし、3者共存共栄できると見ている。
 また、角川グループHDが今回明らかにしたところによれば、You Tubeに違法にアップロードされたグループの作品は『涼宮ハルヒの憂鬱』や『らき☆すた』などを中心に15万ファイルにも達しているという。

 海外事業では、映像と出版の双方で活発化が行われる。既にKadokawa Pictures USAが米国でリメイク権の販売、ハリウッド独立系映画会社との共同制作を進めている。さらにアニメでは、『涼宮ハルヒの憂鬱』などのDVDの販売を行なっている。また、香港では映画配給、DVDなどパッケージ販売、ゲームソフト、シネコン運営など国際的な展開が行われている。
 出版事業でも、台湾の台湾國際角川書店のほかに香港でも昨年11月に「香港ウォーカー」を創刊するなど、アジア地域の事業展開に強い意欲を見せている。

角川グループホールディングス http://www.kadokawa-hd.co.jp/

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posted by animeanime at 2008.04.30
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