検索

clear.gif

120_600_2.jpg

120_600_2.jpg
 第8回
 クールアニメ
 マーケティング・ヒストリー (4)
  「宇宙戦艦ヤマト」=前編



120_600_2.jpg

120_600_2.jpg
カレンダー
バックナンバー

2008年03月06日
企業経営 ]
clear.gif

 ウォルト・ディズニー・ジャパンは、日本国内で日本市場に向けた独自のテレビアニメの製作を行うことを発表した。ディズニー・グループなかで日本のテレビ事業を統括するウォルト・ディズニー・テレビジョン・インターナショナル ジャパンが番組の製作を主導する。
 実際の番組制作会社については、日本国内のアニメ制作会社の協力を得る。既に国内大手のマッドハウスなどと伴に番組制作を進めている。

 すでに製作が進んでいる作品のひとつはマッドハウスが制作協力を行う『スティッチ!(仮)』である。作品は、ディズニーのアニメーション作品のなかで高い人気を誇る『スティッチ』シリーズを基に新たに制作される。
 オリジナル作品の舞台はハワイだが、この作品では沖縄にある架空の島に舞台を移す。さらにスティッチに加え、新たに日本人キャラクターのハナコ(仮)も登場する。

 もう1作品は『ファイアボール』と呼ばれる3DCGの短編アニメとなる。こちらは日本のディズニーが独自に開発・製作するものである。
 遠い未来の惑星を舞台に、フリューゲル公爵の娘ドロッセルとその執事の2 体のロボットが繰り広げるギャグアニメとなる。作品は日本ならではのCG の緻密さを生かしたものになるとしている。

 『スティッチ!(仮)』と『ファイアボール』の映像は、3 月27 日から始まる東京国際アニメフェア2008の会場のディズニーのブースにて初公開する。
 また、ディズニーはこれ以外にも、東映アニメーションともCGアニメーションの技術を用いて制作する『ロボディーズ(仮)』と題するアニメシリーズを制作している。こちらはまだ今回の東京国際アニメフェアのディズニーブースでは紹介されないようだ。

 ウォルト・ディズニー・ジャパンでは、「今回このような新しい試みを、世界でも屈指のアニメーション製作技術を持つ日本で発表できることを嬉しく思っています。ディズニー全体でも、アメリカに次ぐ2 番目に大きな市場となっている日本にて、さらにビジネスを拡大していくためには、市場に合ったコンテンツの提供が必要不可欠です。ディズニーの新たな一面を、番組を通してご覧いただくと同時に、他の事業部門での展開などもあわせてご期待ください。」と日本での今後のビジネスの拡大に強い意欲を見せている。

 ディズニー・グループは、世界有数のメディアグループである。もともとアニメーション製作から会社が興されたことから、現在の劇場・テレビのアニメーション製作や流通で大きな力を持っている。
 これらアニメーション部門の制作拠点は、過去から現在まで米国以外の地域にも置かれている。日本にも2003年まで、セルアニメーションの制作を行うウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ・ジャパンがあった。

 それらの拠点は全てプロダクション部門で、アニメーションの企画自体は全て米国で行われてきた。しかし、近年そうした方向性は変わりつつある。
 ヨーロッパではディズニー系列のJETIXが独自の番組製作を強化しており、ローカル向けのアニメーション製作の方向が取られるようになっている。
 今回、日本でもディズニー本体がこうした企画を行うことはディズニー・グループの方向転換がより明白になったと言えるだろう。
 また、世界のテレビアニメーション市場で勢いを増す日本のアニメを自らの事業に取り込み、これに対抗して行こうとする同社の思惑も透けてみえる。

ウォルト・ディズニー・ジャパン http://home.disney.co.jp/

clear.gif
posted by animeanime at 2008.03.06
clear.gif
clear.gif
コメント
clear.gif