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2008年03月22日
米国 ]
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 米国の書店小売チェーン ボーダーズ・グループ(The Borders Group)が、会社の身売りを検討している。ボーダーズは米国第2位の書店チェーンで、大都市では必ず店舗を見かける存在だ。
 また現地のマンガファンの間では、日本のマンガの取り扱いが大きいことで知られている。日本マンガの重要な流通網のひとつである。

 同社が自社売却を検討しているのは、ボーダーズの資金繰りが悪化しているためである。もともと専門商品の小売店チェーンの経営は、大手量販店の店舗網の拡大とインターネットショップの成長により大きな影響を受けている。
 それに加えサブプライム問題に端を発する現在の米国金融界の不安定化により、短期の借り入れ金利が急上昇している。ボーダーズはそうした高金利の資金調達では経営が成り立たないと判断し、自社を買収する企業を探っている状態である。

 現在、米国の専門小売チェーンの不振は慢性化している。2004年には玩具チェーンのトイザらスが経営危機に陥り、2006年にはCD・DVDチェーン店のサンコーストを子会社とするミュージックランドが倒産、CDチェーンのタワーレコードが、2度目の経営破綻を起している。
 こうした専門小売チェーンの経営不振は、日本のエンタテンメントコンテンツ企業にも無縁ではない。トイザらスの経営危機の際には、商品流通において同社と緊密であったバンダイ・アメリカの販売動向にも大きな影響があった。
 また、アニメDVDの販売に力を入れていたサンコーストの経営破綻(その後買収企業により一部店舗は経営継続)は、現在のマニア向けアニメDVDの売れ行き停滞の遠因のひとつとも見られている。

 日本マンガ市場の米国での急成長には、ボーダーズが積極的にマンガを取り上げ、その商品棚を拡大したことによる貢献が大きいとされている。実際に米国の店舗をみるとボーダーズのマンガ関連書棚が、業界第1位のバーンズ&ノーブル(Barnes & Noble)のそれよりかなり広いことに気づかされる。
 今回は、そうしたボーダーズの危機だけに、同社が他の企業に買収をされた場合、事業再構築で店舗数の削減やニッチ(隙間)部門であるマンガになんらかの影響が出ないとは限らない。そうしたことも含めて、今後のボーダーズの動向を注視する必要があるだろう。

ボーダーズ・グループ(The Borders Group) http://www.bordersstores.com/

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posted by animeanime at 2008.03.22
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