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 第8回
 クールアニメ
 マーケティング・ヒストリー (4)
  「宇宙戦艦ヤマト」=前編



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2008年01月26日
米国 ]
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【大衆にターゲットを広げるVIZ】
 米国でマンガやアニメのビジネスを手がけるVIZメディアは、1月25日から米国アマゾン・ドットコムが提供する動画配信サービスのアマゾン・アンボックス(AMAZON UNBOX)で人気アニメのダウンロード販売を開始した。

 VIZメディアが配信をするのは『NARUTO』、『DEATH NOTE』、『BLEACH』の3作品である。現在は25話ずつ提供しており、第1話は無料サービスとしている。また3作品は全て吹替え版のみだが、『NARUTO』はテレビ放映のために編集されたものでなく、日本で放映された無修版である。
 価格は1話1.99ドル、25話セットの場合は割引がある。サービスは米国内のみで、日本を含む海外からの利用は出来ない。
 3作品は現在、VIZメディアが提供する作品で最も人気にある作品だが、VIZメディアは今後さらにタイトルを増やしていく方針である。

【参加企業数でアマゾンが優位に】
 VIZメディアが、日本のアニメをインターネットでダウンロード販売するのは初めてでない。これまでも、今回と同じ作品を米国の大手ゲームサイトIGNが運営するDirect2Driveなどで販売している。価格は、アマゾン・アンボックスと同じ1話1.99ドルとなっている。
 しかし、ゲームや映画、アニメファンが多いDirect2Driveと較べて、アマゾン・ドットコムはより幅広い顧客を期待出来る。特にVIZメディアの得意とする少年向けのアニメは、アマゾン・アンボックスでも高い人気を集めそうだ。
 実際にアマゾン・アンボックスのアニメセクションのトップ10では、早速『NARUTO』のセット販売が1位に、『BLEACH』セットが3位、『DEATH NOTE』が4位にランキングされた。
 
 こうしたオンライン配信ビジネスは、現在、米国アニメビジネスのフロンティアとなりつつある。実際に、先のDirect2Driveのほかに、X-Box LiveやiTune Store、ビットトレントなどアニメの配信を始めたサービスは数が多い。
 このなかでアマゾン・アンボックスは、既に大手のアニメ流通企業のファニメーション、バンダイエンタテインメント、マンガエンタテイメントがサービスを提供している。さらにソニーピクチャーズのアニメ映画もラインナップに挙がっている。今回のVIZメディアの参加で、アニメ配信のラインアップで頭ひとつ抜け出した感がある。

【ネット配信日米の違い】
 日本でもインターネットでのアニメ配信サービスは多いが、米国では日本と異なる点も多い。ひとつは日本がパソコンのOSに対する依存が少ないストリーミングサービスなのに対して、米国ではダウンロード型の配信が主流となっている点だ。その代わり視聴出来るPCやOSを制限することも多いので、どちらがより便利かは何とも言えない。
 ストリーミングとダウンロードの違いはあるが、日本のアニメ配信が通常1話100円程度、米国では安くても1.99ドル(215円程度)という価格差がある。
 米国ではセットの割引率が高いとはいえ、観る行為だけを考えると、日本のほうがかなり安い。これは米国ではアニメDVDの小売価格が、日本と較べて極めて安いのと好対称である。

 さらに日本のアニメ配信の中心が大手ポータルサイトや権利保有者の運営サイトであるのに対して、米国ではインターネットの大手リテールサイトが中心になっているのも異なる点である。つまり、米国での配信事業の中心は、アマゾンやiTune Store、X-Box Liveが中心になりそうな気配だ。
 こうした両者の違いはあるものの、日米双方でアニメのオンラインビジネスは今後大きく成長しそうだ。現時点で、このなかでどの様に収益を上げるかは模索段階だが、大きなトレンドであることは間違いない。

VIZメディア http://www.viz.com/
アマゾン・ドットコム http://www.amazon.com/

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posted by animeanime at 2008.01.26
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