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 第8回
 クールアニメ
 マーケティング・ヒストリー (4)
  「宇宙戦艦ヤマト」=前編



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2007年09月12日
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 コンテンツクリイティブの総合企業ティー・ワイ・オーは、ウルトラマンシリーズなどの数多くの特撮作品で知られる円谷エンタープライズを子会社化する。さらに円谷エンタープライズの子会社の特撮制作の円谷プロダクションを孫会社としてグループ化する。
 円谷エンタープライズは株式の第三者割当て発行を行い、ティー・ワイ・オーがそれを引き受ける。これによりティー・ワイ・オーは円谷エンタープライズの80%の株式を所有することになり、円谷エンタープライズを通じて円谷プロダクションの株式68%を保有する。

 ティー・ワイ・オーによる円谷エンタープライズの株式引受けは、1株1000円で8万株、合計8000万円となる。増資は10月18日に行われる。
 さらに10月19日には円谷エンタープライズが、円谷一夫氏から円谷プロダクションの株式4500株を取得し、持株比率を現在の45.5%から68%まで引き上げる。
 
 ティー・ワイ・オーによれば、円谷エンタープライズは近年、映画製作などへの費用負担の増加や同族経営体質などにより、企業経営が危機的な状況になっていたという。今回、ティー・ワイ・オーは円谷グループに出資することで、同社の経営再建を目指す。
 またこ、れは同社のマルチブランド戦略の一環でもある。ティー・ワイ・オーは現在、アニメやゲーム、ウェブ、CG、音楽など様々なエンタテイメントコンテンツの企業を傘下に抱えている。

 円谷プロダクションは、1963年に日本特撮の映像の基盤を築いた故円谷英二氏により設立された。1966年にテレビシリーズ『ウルトラQ』を制作し、一気に会社の知名度を広げた。同年に現在まで新作シリーズが展開される人気特撮番組の『ウルトラマン』を制作し、国民的な人気を博した。
 円谷エンタープライズはこの『ウルトラマン』シリーズなどの商品化などを行う会社である。また、円谷プロダクションはこれらの作品の原著作権を保有している。

 今回、特撮作品の豊富な原著作権とライブラリーの所有する円谷グループの子会社化は、ティー・ワイ・オーグループの事業領域の拡大という利点がある。しかし、ティー・ワイ・オーのメリットはほかにもある。
 これまでティー・ワイ・オーグループは作品制作が中心だった。しかし、円谷プロダクションの作品ライブラリーは、グループの版権事業を大幅に強化する。さらにティー・ワイ・オーの持つVFXや3DCGの技術が今後円谷プロダクションの製作する作品に利用されることも期待出来るだろう。
 
ティー・ワイ・オー http://group.tyo.jp/
円谷エンタープライズ http://www.tepc.jp/top.html
円谷プロダクション http://www.m-78.jp/

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posted by animeanime at 2007.09.12
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