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 第8回
 クールアニメ
 マーケティング・ヒストリー (4)
  「宇宙戦艦ヤマト」=前編



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2007年07月04日
M&A ]
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 アニメ製作の大手であるプロダクションI.Gとコミック出版のマッグガーデンは、7月4日に持株会社の設立を利用して経営統合を行うと発表した。

 経営統合は、現在のプロダクションI.Gが新しい持株会社IGポート(仮称)に移行する。そのうえで経営部門を除く現在のプロダクションI.Gのほとんどの事業を引き継ぐ新会社プロダクションI.Gが設立される。IGポートの傘下には、この新プロダクション I.Gとマッグガーデン、それに現在I.Gの100%子会社であるジーベックが加わる。
 現在のマッグガーデンの株は1:0.5の比率で、本年12月1日にIGポートの株式に交換される。それに伴い、マッグガーデンは、東京証券取引所での上場が廃止になる。

 プロダクションI.Gは大手アニメ製作会社の一角で、制作作品には『イノセンス』や『攻殻機動隊』など映像クオリティの評価の高い作品が多い。平成18年5月期の売上高は54億3900万円、当期純利益2億3000万円と業績の波が大きくなる傾向のあるアニメ製作企業のなかで堅実な経営を続けている。
 一方、マッグガーデンは、コミック雑誌『月刊コミックブレイド』の発刊や自社雑誌連載作品を原作とするアニメへの製作投資も行っている。平成19年3月期は、作品コミック雑誌部門の不振により、2億円を越える当期純損となっていた。

 プロダクションI.Gによれば、同社とマッグガーデンは企業カルチャーが合致しており、昨年秋のプロダクション I.Gによるマッグガーデンへの資本出資後に、経営統合が具体化したという。
 さらに、経営統合は原作を輩出するコミックとそれを映像化するアニメの映像化で相互に補完するために統合による相乗効果は大きいとしている。
 また、マッグガーデンは前期の決算で、アニメの製作出資金の全額、コミック単行本在庫の減損処理を行っており、今後は業績の回復が見込まれるという。

 今回の経営統合は、プロダクションI.Gによる事業経営の体質改善を目指してきたマッグガーデンに対する救済色の強いものと考えられる。しかし、この経営統合は、これまでのI.Gによる15%の資本出資というやや曖昧な提携関係をより前進させることに大きな意味がある
 マッグガーデンはI.Gと経営統合を行うことで、企業の将来に対する不透明感を払拭出来るだけでなく、アニメファンを中心に高いブランド価値を持つI.Gブランドや作品を、不振のコミック雑誌事業で利用可能になる。
 これまでも両社はアニメとマンガ出版という相互補完関係にある事業での連携を期待されてきたが、今回の経営統合でより効率な高い事業提携が可能になる。

プロダクションI.G http://www.production-ig.co.jp/
マッグガーデン http://www.mag-garden.co.jp/

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posted by animeanime at 2007.07.04
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