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 第8回
 クールアニメ
 マーケティング・ヒストリー (4)
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2007年05月04日
インターネット ][ マーケティング ][ 米国 ]
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 北米でアニメ・マンガビジネスを展開するVIZメディアは、5月10日から日本で放映中の人気テレビアニメ『DEATH NOTE』の北米地域でのダウンロード販売を開始する。
 販売のチャネルには、北米最大のゲーム情報サイト「IGN」を運営するIGNエンタテイメントグループのDirect2Driveが利用される。
 Direct2Driveはゲーム、テレビ番組、映画のダウンロード販売サイトで、既にサイト内に日本アニメ専門の販売コーナーを設けている。米国アニメ販売企業の中堅マンガ・エンタテイメントやセントラルパークメディアなどが作品を提供している。

 VIZメディアによる北米での『DEATH NOTE』ダウンロード販売の方針は、今年1月に発表されている。日本国内で放映中の作品を米国でネット販売する今までにないビジネスで、発表当時に大きな話題を呼んだ。
 また販売の際に、どういったサイトや手段を使うかも注目となっていた。今回、独自サイトやアマゾン、iTunesストアでなく、IGNエンタテイメントグループのDirect2Driveが選ばれた。
 同社が既存のネット販売の仕組みを持っており、さらに英語圏有数のアクセス数を誇るポップカルチャーサイトを複数所有していることが評価されたと考えられる。より幅広い層へのリーチを重視した結果だろう。

 現在のDirect2Driveのアニメコーナーの販売タイトルは数十タイトル程度だが、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』や『少女革命ウテナアドゥレセンス黙示録』、『パーフェクトブルー』、『BLOOD THE LAST VAMPIRE』といった人気作品も含まれる。
 価格は劇場映画が一本20ドル程度、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の各話が3.99ドルとDVDと較べて決して安くはない。現在は、価格設定とダウンロード数のバランスを探っている状態といえる。

 その点では10日から始まる『DEATH NOTE』も全く新しい試みという点で同様の課題がある。販売価格はまだ発表されておらず、今後の価格設定とそれをファンが受け入れるかも注目となる。いずれにしろしばらくは、最適価格を模索する動きとなる。
 こうしたことなどから今回の『DEATH NOTE』のビジネスは、通常以上に手間のかかるものになるだろう。それでも日米同時展開のビジネスがうまく廻るなら、今後の日本アニメの海外ビジネスの突破口になる。

 同様のことは、アニメDVDの流通・販売のバンダイビジュアルUSAが今年3月に発表した、今後のアニメDVDの日米同時発売の方針とも重なる。
 こうした方法は、放映や発売の翌日にはネットに出現する海外向けのアニメ違法配信に対抗する狙いもある。しかしそれ以上に、日本でリリースされた作品を出来るだけ早く観たいという米国のファンのニーズが益々大きくなっている側面がある。

 インターネットの急速な普及は、アニメ情報のやりとりをも高速化させている。日本国内の新作や新発売の情報は発表された日のうちに英語のアニメ情報サイトに掲載される。日本国内の作品の評判も時差なく海外に届くようになっている。
 こうした情報が国境を越えて共有されている一方で、作品映像自体のリリースに時差が残っている。これが海外でのアニメの違法配信の横行の一因となっている面も強い。
 これまでの実績である程度の人気が読める作品については、今後も様々な方法を通して国内外のリリースの間隔は短くなっていくと見られる。

当サイトの関連記事
ビズメディア デスノートの米国のインターネット送信権獲得

Direct2Drive http://www.direct2drive.com/
  アニメ販売サイトのトップ 

VIZメディア http://www.viz.com/
  DEATH NOTE公式サイト(米国) http://deathnote.viz.com/

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posted by animeanime at 2007.05.04
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