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放送業界の英語専門サイトC21メディアによると、アメリカに本拠を持つソニーピクチャーズ・テレビジョン・インターナショナル(SPTI)は、西ヨーロッパの主要国で日本アニメの専門チャンネルのアニマックスを展開する計画を進めている。
放映を行なう地域としてイギリス、ドイツ、イタリア、スペイン、フランスの西ヨーロッパの主要5カ国の名前が挙げられている。
SPTIは昨年秋に中央ヨーロッパのハンガリー、ルーマニア、チェコ、スロバキアの4カ国でアニメーションの放映をするA+を傘下に収めたばかりである。
今回の計画は、そうした展開をさらに西ヨーロッパに進めるものである。またC21メディアによれば、今回のSPTIの計画にはテレビだけでなく、劇場映画やモバイルでのビジネスも含まれているとしている。
アニマックスは国内では、ソニーピクチャーズのほか東映アニメーション、サンライズ、トムス・エンタテインメント、日本アドシスムテムズとも資本関係にあり、豊富な人気アニメのラインナップで国内№1のアニメ専門チャンネルの地位を築いている。
近年は世界各国で高まる日本アニメの需要により、SPTIを通じた海外展開にも熱心である。既に香港、韓国、シンガポール、インドなどを中心としたアジア地域、ラテンアメリカ全域、中央ヨーロッパで放映をしている。視聴世帯は世界38カ国11言語で3600万世帯に及んでいる。
西ヨーロッパの主要国でテレビ放映が開始されれば、アジアやラテンアメリカ、中央ヨーロッパを含めた世界の主要市場で日本アニメを中心とする大手放映局が誕生することになる。アニマックスの世界のエンタテインメント市場での影響力もさらに大きなものになる。
ただし、西ヨーロッパ進出に問題がないわけではない。実際にチャンネルが立ち上がっても、放送番組が日本のアニメばかりなるとは限らない。各国やEUによる自国あるいはEU製のテレビ作品の放送割当適用が考えられるからである。
また、既に現地のほかの放送局が、人気作品の放映権を獲得しているケースも少なくない。今後は、日本製、非日本製を含めてどういったアニメーション作品を集めるかは注目となる。それでも、ソニーや日本のアニマックスを通じた有力アニメコンテンツ権利保有者との強いつながりは、現地でアニメを放映しているほかの放送局には大きな脅威となる。
一方で世界の主要市場でアニマックスを放映しない地域に、アメリカとカナダの北米地域と中国が残る。海外メディア進出の規制が厳しい中国進出は、目先は難しいと考えられる。今後の焦点は、SPTIのお膝元でありながらこれまで市場参入を見送っているアメリカ市場になる。
現在のアメリカでは日本アニメの放送は、有力ケーブルテレビのカートゥーンネットワークがほぼ独占した状態になっている。アニマックスがアメリカ市場に進出すれば、日本アニメの放映枠が飛躍的に拡大する。また、そうしたことは現地のビジネス環境にも少なからず影響を与えることになる。
アメリカでの市場参入についてはこれまでほとんど語られていないが、ヨーロッパ市場の次の可能性として無視出来ない。
C21メディア Sony drives Animax across Europe
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