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2006年08月08日
コミック ][ 企業決算 ][ 米国 ]
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 アメリカのコミック出版社のマーベル・エンタテイメントの第2四半期(4月-6月)は、売上高が8440万ドルで前年同期に較べて4.1%の減少となった。また、当期利益は1630万ドルで前年同期比37%と大きく減少した。
 これは主にライセンス収入の落込みによるもので、一方でコミックの出版・販売は前年同期比で21%増と好調であった。
 このため減収減益ではあるが、多くの証券アナリストの事前予測を上回っており、今回の決算は市場で好感を持って受け止められている。

 人気キャラクターのライセンス収入からなるライセンス事業は、売上高3390万ドル(前年同期比23%減)であった。これは、国内のライセンスが不調であったのと『スパイダーマン』の人気のピークが過ぎたためと考えられている。
 逆に出版部門は好調で、売上高2510万ドルと前年同期の21%増となっている。コレクター向けのコミックが好調であったほか、ダイレクトマーケットと一般書店向けの単行本販売が好調であった。さらにトイ部門は、売上高は2540万ドルと前年同期比9%増であった。また、『Civil War』を中心としたコミックの売上も好調であった。

 来年以降については2007年に同社のキャラクターライセンスによる劇場映画3作品が公開されるとしている。さらに2008年5月には同社初の映画となる『IRON MAN』が劇場公開され、同社はコミック出版とキャラクターライセンスの会社から映画製作会社へ事業を拡大するとしている。

 マーベルの決算で興味深いのは、同社のコミック部門が好調を維持して売上を伸ばしていることである。コミック・マンガ市場全体では、これまでのマンガの売上高の成長率が高く見落とされがちだが、近年アメリカンコミックの売上は順調に拡大している。
 これはマンガが従来のアメリカンコミックの市場を奪って成長しているのでないことを示しているだろう。むしろ、近年注目されているダイレクトマーケティングの成長は、マンガとアメリカンコミック双方に良い影響を与えている可能性が高い。
 また、グラフィックノベル(マンガ単行本)が開拓した一般書店でのコミック・マンガの流通も、双方に利益をもたらしているといえるだろう。

マーベル・エンタテイメント 

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posted by animeanime at 2006.08.08
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