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 第8回
 クールアニメ
 マーケティング・ヒストリー (4)
  「宇宙戦艦ヤマト」=前編



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2006年07月14日
企業決算 ]
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 大手アニメーション製作会社のプロダクションI.Gは、7月14日に平成18年5月期の決算を行った。売上高は54億3900万円(前年同期比4.2%減)、営業利益は4億400万円(同9.1%減)、経常利益は4億2500万円(同5.1%減)と2期連続の減収減益となった。
 プロダクションI.Gによれば平成18年5月期の減収減益は、期中に納品を予定していた『攻殻機動隊Stand Alone Complex Solid State Society』の次期延期が主要な理由としている。

 個別事業別では、制作事業では『劇場版 ×××HOLiC 真夏ノ夜ノ夢/劇場版 ツバサ・クロニクル 鳥カゴの国の姫君』と『立喰師列伝』といった劇場映画を初め、テレビアニメ『BLOOD+』、『IGPX』、『韋駄天翔』などの作品が中心になった。
 制作事業の売上高44億1400万円(前年同期比14.2%増)、営業利益2億9600万円(同19.1%増)と制作本数が大きく伸び、利益も大きく増加するなど好調で事業に貢献した。
 これに対して、版権事業の売上高は9億2300万円(前年同期比47.5%減)、営業利益3億8600万円(同8.4%減)と版権事業の落込みが目立つ。

 版権事業の落込みは、前年まであった大型劇場映画『イノセンス』の版権収入分がなくなった影響が大きいと考えられる。エンターテイメント事業特有の変動性の大きさが反映した結果といえるだろう。版権事業では『攻殻機動隊S.A.Cシリーズ』、『蒼穹のファフナー』、『魔法先生ネギま!』『テニスの王子様』、『イノセンス』などが貢献した。 
 また、そのほか事業では出版や商品化を中心に売上高を前年のほぼ2倍にあたる1億155万円に伸ばしたが、出版部門の人件費の増加が大きく1600万円の営業損失となっている。

 アニメ制作が拡大しているのに対して版権(ライツ事業)部門が伸び悩むのは、今回のI.Gの決算だけでなく、トムス・エンタテイメントやGDHなど他の多くのアニメ企業でも共通して見られる現象である。
 昨今の業界全体でのアニメ作品の制作本数の拡大に対して、それに比例して消費の需要が増えていないことが影響しているかもしれない。

 I.Gは平成19年5月期については、テレビ番組で現在放映中の『BLOOD+』や『韋駄天翔』『xxxHolic』などの作品やWOWOWで放映予定の『シュヴァリエ』、NHKで放映予定の『精霊の守人』などを制作する。新作ラインの強化によりテレビ制作話数は増加するとしている。
 劇場映画については企画・制作はあるが、事業の端境期にあたるため売上が計上される作品の予定はない。また、版権事業についても『攻殻機動隊S.A.C』シリーズの放映終了やDVD販売が一段落したことから大きな伸びはないとしている。
 こうしたことから、来期の売上の見通しは58億円、経常利益2億2000万円、当期利益1億2000万円と保守的な予想を立てている。

プロダクションⅠ.G 

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posted by animeanime at 2006.07.14
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