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 第8回
 クールアニメ
 マーケティング・ヒストリー (4)
  「宇宙戦艦ヤマト」=前編



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2006年05月28日
企業経営 ][ 米国 ]
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 5月26日、アメリカのアニメ情報サイトのアニメニューズネットワークは、日本アニメ・マンガ流通会社の老舗セントラル・パーク・メディア(CPM)が、週明けに破産申し立てを行う方向だと報道を行った。
 アニメニューズネットワークによれば、CPMは5月30日以降に破産申し立てを行うという。また、5月26日には最小限の人員を残し、社員のほとんどを解雇したとしている。
 また、別のアニメ情報サイトのアニメ・オン・DVDのフォーラムで、同社のマーケティング部長であったピーター・タタラ氏は、自分は既にCPMの社員ではないが、CPMは週明けにこうした噂について公式声明を出すべきであろうと述べている。

 CPMはアメリカで最も古い日本アニメ・マンガ流通会社のひとつで、特にマニア好みのラインナップで知られている。特にカルト的なヒット作となった『少女革命ウテナ』の売り出しが有名である。
 近年は、『装甲騎兵ボトムズ』のほか『KAKURENBO』、『惑星大怪獣ネガドン』などのインディーズ作品などにも力を入れていた。また、マンガ分野でも、こだか和麻氏や新田祐克氏の作品を中心としたボーイズラブ出版に力を入れるなど、独特のニッチ戦略を進めていた。

 CPMからの公式の発表がない段階で、正確なところは判らない。しかし、今回の報道が事実であるとすれば、昨今のアメリカでの日本アニメDVD流通の市場の変化が大きな影響を与えているといえるだろう。
 ここ数年、日本アニメのDVD販売が米国市場で不振であることは広く知られているが、なかでもマニア向けとされる作品群の打撃が大きいからである。実際、販売が好調なDVDはジブリ作品、『スチームボーイ』、『アップルシード』などの劇場作品や『NARUTO』や『犬夜叉』といった一部の人気作品が大半である。
 このため実際のアニメDVD市場の縮小以上に、マニア系の作品を得意とする独立系の流通企業にとって厳しい状況になっている。

 また、マニア向けDVD作品の売れ行き不振は、米国のアニメマニア市場の相対的な縮小とも関連しているかもしれない。大手のアニメコンベンションの参加者がより低年齢になり、ファンの志向は『NARUTO』や『犬夜叉』、『Bleach』といった大衆向けの作品に向かっている。
 さらにマニアなアニメファンたちは、一般のファンよりもインターネットやIT技術との親和性が高く、インターネット違法配信利用率が高いことが、マニア向けアニメDVDの売れ行き不振と関連があるかもしれない。
 そうした状況を一番よく理解し、インターネットを通じた作品販売を積極的に進めようとしてきたのがCPMであるだけに、今回の報道の衝撃も大きい。

アニメニューズネットワーク 
アニメ・オン・DVD 

セントラル・パーク・メディア 

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posted by animeanime at 2006.05.28
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