声優・悠木碧が「どうしても欲しい!」と願った『彼女、お借りします』小悪魔な元カノ・七海麻美役「私にとって一番むかつく感じでやります」 | アニメ!アニメ!

声優・悠木碧が「どうしても欲しい!」と願った『彼女、お借りします』小悪魔な元カノ・七海麻美役「私にとって一番むかつく感じでやります」

「レンタル彼女」を題材として話題となった人気ラブコメ作品『彼女、お借りします』。彼女にフラれた寂しさから「レンタル彼女」を利用した大学生・木ノ下和也が、容姿端麗な水原千鶴と出会うことから物語が動いて…

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人気声優・悠木碧が「どうしても欲しい!」と願った『彼女、お借りします』小悪魔な元カノ・七海麻美役「私にとって一番むかつく感じでやります」
  • 人気声優・悠木碧が「どうしても欲しい!」と願った『彼女、お借りします』小悪魔な元カノ・七海麻美役「私にとって一番むかつく感じでやります」

 「レンタル彼女」を題材として話題となった人気ラブコメ作品『彼女、お借りします』。彼女にフラれた寂しさから「レンタル彼女」を利用した大学生・木ノ下和也が、容姿端麗な水原千鶴と出会うことから物語が動いていく。原作漫画は週刊少年マガジン(講談社)で好評連載中、アニメはこの7月から待望の第2期がスタートし、実写ドラマも始まった。作中で和也の元カノながら、別れた後も突然現れては思わせぶりな態度で翻弄する小悪魔キャラ・七海麻美。アニメでは人気声優・悠木碧が演じている。多数の作品に参加している悠木にして「どうしても欲しい!」と願った麻美とは、どんなキャラクターか。またどんな思いで演じているか。

【動画】第2期がスタート!アニメ「彼女、お借りします」

――第1期の前、原作の宮島礼吏さんがオーディションテープを聞いて、絶賛をされたそうです。

 悠木碧 「かのかり」は、漫画が出てアニメになる前にWEB広告で、千鶴もやらせてもらったし、麻美もSiriの声もやらせてもらいました。その時、もちろん千鶴もすごく魅力的で、Siriも楽しかったんですけど「麻美、やばー!」と思ったんです。二次元の女の子にこの役回りを持たせることに感動してしまって。オーディションの機会をいただいて、ヒロインは墨ちゃん以外、千鶴も瑠夏も麻美も受けたんですけど「麻美がどうしても欲しい!どうしても欲しい!」と思ったんです。「こんなキャラ、他では一生演じられんぞ」と思ったし、私が彼女に感じた、二次元のタブーみたいなものを声に乗せたいと思いました。麻美が「現実にいてほしくないのにいてしまう、いてほしさもある」みたいになればいいなと。当時、一緒にオーディションテープを録ってくれたマネージャーさんも女性だったんですけど「いるよねー、こういうやつー、むかつくー」とか言い合って、でも「ここはかわいく聞こえたいんです」「います!ちょうどいいですー」「わかるー、わかるー」というやりとりをしながら、楽しくテープを収録した記憶があります。

――女性同士の方が、麻美のようなキャラクターの「いるよね」感がよくわかったのでしょうか。

 悠木碧 女の子の方が、裏の部分を見せられることが多いと思うんですよ。麻美ちゃんの女子力バトルって男性からの評価基準で勝敗が決まるもので、そこに価値を感じている子なんだというのがあるじゃないですか。逆に言うと、女子はライバルであって評価される対象じゃないから、割と本性を見せてくることの方が多いんでしょうね。でも味方にすると心強い人タイプでもあるんですよ、ああいう子は。

――そんな麻美を演じる日のテンションはどんなものでしょうか。

 悠木碧 どの程度やって許されるのかと思っていました。やりすぎちゃうとリアルじゃないし、逆にリアルにしないのも麻美を生かしきれない。ヒロインとして愛される範囲でとお願いされるかなとか、以前にいろいろ考えて準備をしていきました。麻美は、裏表の切り替えをどこにするのかで、かなり見え方が変わるキャラクターなので、バランスをいろいろ準備していきましたが、想定していたより「やばくてOK」でした。。そこをこの作品におけるポジションと魅力だと思って建て付けられたのがわかって、そこからはのびのび、自分がやられて嫌なことをやろうと思いましたね。私が言われて、一番むかつく感じで(笑)。

――宮島礼吏さんからは、麻美というキャラクターがいてこそ、他のヒロインが作品で存在できるという言葉もありました。

 悠木碧 キャストだと、ヒロインで言えば東山奈央ちゃん(更科瑠夏役)はほぼ同輩で、他のみんなは微妙に後輩だったのでこれは引っ張っらないといけない現場かも…?という気持ちはありました。でもそもそもみんな仲良しだし、素晴らしい役者さんなので、結局わたしが先輩らしいことをすることはなく、とにかく楽しくワイワイ収録できていました。。みんなに「もう、本当に麻美、嫌っ!」と言われるのが、途中から楽しくなっちゃったんですよね(笑)。小学生の男子が、女の子に虫を持ってきて、きゃー!って言われるのを喜ぶのがあるじゃないですか。あれみたいになってました(笑)。「やっている時は、麻美の気持ちにちゃんとならなきゃと思って、どうやったら麻美っぽいかな、どうやったらより陰湿かなと思っていましたけど、終わった後に、思っていたより陰湿にできるとうれしくなってつい(笑)。完成したものを見た時は「ほんとこいつすごい嫌だな…」と思いました。ははははは。

――作中では完全に嫌われ役になっていく麻美ですが、今後演じていく上での気持ちをお願いします。

 悠木碧 この作品だと圧倒的にヒールポジションなんですが、ヒールをやっていて一番楽しいのは倒される瞬間なんです。ただ、現実にすごく近い本作のストーリー上では明確に倒される瞬間というのが、はないので、窮地に追い込まれている彼女が描かれた時に、ヒールとして魅力的にしたいと思いました。また、本誌を追っていただけている方は、おそらく麻美が何故こんな行動に出るのかの理由がわかっている状態だと思います。私も二期の収録が始まるタイミングでちょうどそのあたりが原作で公開されて、現場で読ませてもらったんです。「うーわ、これ、知っているのと知らないのとで全然話が変わってくる!」ってなりました。第2期でどこまで描かれるかは秘密ですが、かのかり玄人の方なら麻美ルートも楽しんでもらえるはず。私はヒールに理由はいらない派ではあるんですが、あれを知りながら収録できてよかったですし、本誌を読んでいる方にもそう思って聞いていただければと思います。
(C)宮島礼吏・講談社/「彼女、お借りします」製作委員会2022

人気声優・悠木碧が「どうしても欲しい!」と願った『彼女、お借りします』小悪魔な元カノ・七海麻美役「私にとって一番むかつく感じでやります」

《ABEMA TIMES》
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