一番好きな湯浅政明監督作品は? 3位「夜明け告げるルーのうた」、2位「カイバ」、1位は… | アニメ!アニメ!

一番好きな湯浅政明監督作品は? 3位「夜明け告げるルーのうた」、2位「カイバ」、1位は…

アニメ!アニメ!では「一番好きな湯浅政明監督作品は?」と題した読者アンケートを実施しました。結果を発表します。

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『夜明け告げるルーのうた』(C)2017ルー製作委員会
  • 『夜明け告げるルーのうた』(C)2017ルー製作委員会
  • 『夜は短し歩けよ乙女』(C)森見登美彦・KADOKAWA/ナカメの会
  • 『四畳半神話大系』(C)四畳半主義者の会
  • 『DEVILMAN crybaby』(C)Go Nagai-Devilman Crybaby Project
  • 『ピンポン THE ANIMATION』(C)松本大洋・小学館/アニメ「ピンポン」制作委員会
  • 『きみと、波にのれたら』メインカット(C)2019「きみと、波にのれたら」製作委員会
  • (C)2017ルー製作委員会
6月21日は湯浅政明監督の最新作『きみと、波にのれたら』の公開日です。

『きみと、波にのれたら』はサーファーの大学生・ひな子と消防士の青年・港の青春ラブストーリー。予告編では2人が声を合わせて歌うシーンから始まっており、切ない物語に期待が膨らむ内容です。


本作は「アヌシー国際アニメーション映画祭」長編コンペティション部門や「上海国際映画祭」金爵賞アニメーション長編部門にノミネートされるなど、公開前から熱い視線が注がれています。

唯一無二のアニメを作り続けてきた湯浅監督は、国内外で高い評価を集めているクリエイターです。これまで手がけた映画、TVアニメ、OVAなどの中で最も人気が高いタイトルは一体何なのでしょうか?

そこでアニメ!アニメ!では「一番好きな湯浅政明監督作品は?」と題した読者アンケートを実施しました。6月9日から6月16日までのアンケート期間中に186人から回答を得ました。男女比は男性約60パーセント、女性約40パーセントと男性が少し多め。年齢層は19歳以下が約10パーセント、20代が約50パーセント、30代が約25パーセントでした。

■トップは『四畳半神話大系』 メディア芸術祭アニメーション部門の大賞作品


1位は『四畳半神話大系』。支持率は約30パーセントでした。『四畳半神話大系』は森見登美彦さんの小説が原作。京都の大学に通う「私」が薔薇色のキャンパスライフを目指してサークル活動に勤しむストーリー。

『四畳半神話大系』(C)四畳半主義者の会
『四畳半神話大系』(C)四畳半主義者の会
読者からは「森見登美彦の世界観と湯浅監督がこれほどまでにマッチするとは……!! 原作ファンとしても非常に嬉しいサプライズでした。全編コメディタッチではありながらも、最後にはおもわず泣かされてしまいました」や「元々の小説の雰囲気そのまま映像で飛び出してきたような作品だと思います。私がアニメにハマったきっかけの作品です」と原作の世界観をアニメーションとして昇華させたことで評価を集めています。
キャラクター原案はイラストレーターの中村佑介さんが担当。「OPとEDも好きで絶対に飛ばせない。中村祐介さんのイラストを動かすという発想がなかった! 革命である」というコメントもありました。

2位は『カイバ』。支持率は約14パーセントでした。『カイバ』は記憶をなくした主人公・カイバが、さまざまな身体を“乗り換え”て記憶を取り戻していくオリジナル作品です。
「ポップなキャラクターデザインながらハードな設定や演出に惹かれる」という読者コメント通り、記憶や身体が容赦なく売買されるユニークな世界観が魅力。「“記憶”という大きなテーマの中でさまざまな繋がりや愛に溢れた作品です」や「ゆっくりゆっくりいろんな物を失いながら旅をしていくあの感じが好き」、「第3話の『クロニコのながぐつ』は今でもたびたび思い出して見ています」といった声が届きました。

3位は『夜明け告げるルーのうた』。支持率は約13パーセントでした。本作は寂れた漁港の町を舞台に、心を閉ざした中学生のカイが、人魚の少女・ルーと出会う青春ストーリー。

(C)2017ルー製作委員会
(C)2017ルー製作委員会
「“好き”を伝えるという、シンプルながらも大切なメッセージが子供にも分かりやすくデフォルメされていて、大人も何度も見たくなるような奥行きある作品だから」や「まるで音楽が視覚化したような楽しさ。ルーとカイを見ているだけで幸せ」といったコメントが寄せられています。とくに歌やダンスのシーンが人気で、「思い出すだけで目頭が熱くなる」と涙してしまったファンも多いようです。

そのほかのコメントを紹介!!


永井豪さんの『デビルマン』が原作の『DEVILMAN crybaby』は「アニメを観ていて、あれほど切なく、胸が締め付けられる感覚になったのは初めてでした。それくらい強く世界観に引き込まれた大好きな作品です」といったコメントが多く、SNSやラップなどの要素も作品にマッチしていました。

『DEVILMAN crybaby』(C)Go Nagai-Devilman Crybaby Project
『DEVILMAN crybaby』(C)Go Nagai-Devilman Crybaby Project
松本大洋さんの卓球マンガを映像化した『ピンポン THE ANIMATION』は「原作がそのままアニメになっていて驚きました! キャラクターたち、色彩、動きの軽やかさ、背景など、どれをとっても最高です!」。
TVアニメ『バンパイヤン・キッズ』のパイロットフィルム『なんちゃってバンパイヤン』には「二頭身・三頭身のキャラが暴れ回るスラップスティックなギャグ作品をもっと作っていただきたい」とコミカルな短編を見たいというコメントもありました。

今回のアンケートではTVアニメの『四畳半神話大系』や『カイバ』、映画の『夜明け告げるルーのうた』や『夜は短し歩けよ乙女』、そしてWEBアニメの『DEVILMAN crybaby』と、さまざまなメディアの作品が揃いました。
湯浅監督は今後もミュージカルアニメ映画『犬王』や、TVアニメ『映像研には手を出すな!』など話題作が控えています。まだ見ぬ作品に期待しつつ、最新作『きみと、波にのれたら』をスクリーンで堪能しましょう!

『きみと、波にのれたら』メインカット(C)2019「きみと、波にのれたら」製作委員会
『きみと、波にのれたら』メインカット(C)2019「きみと、波にのれたら」製作委員会

■ランキングトップ10


[一番好きな湯浅政明監督作品は?]
1位 『四畳半神話大系』
2位 『カイバ』
3位 『夜明け告げるルーのうた』
4位 『DEVILMAN crybaby』
5位 『夜は短し歩けよ乙女』
6位 『ピンポン THE ANIMATION』
7位 『マインド・ゲーム』
8位 『アドベンチャー・タイム』「Food Chain」
9位 『ケモノヅメ』
10位 『Genius Party』「夢みるキカイ」

(回答期間:2019年6月9日~6月16日)
《高橋克則》
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