「この世界の片隅に」の成功裏には支援者の熱量があった…Makuake中山亮太郎氏に訊くアニメとクラウドファンディングの関係性 | アニメ!アニメ!

「この世界の片隅に」の成功裏には支援者の熱量があった…Makuake中山亮太郎氏に訊くアニメとクラウドファンディングの関係性

インタビュー

「この世界の片隅に」の成功裏には支援者の熱量があった…Makuake中山亮太郎氏に訊くアニメとクラウドファンディングの関係性
  • 「この世界の片隅に」の成功裏には支援者の熱量があった…Makuake中山亮太郎氏に訊くアニメとクラウドファンディングの関係性
  • 「この世界の片隅に」の成功裏には支援者の熱量があった…Makuake中山亮太郎氏に訊くアニメとクラウドファンディングの関係性
  • 「この世界の片隅に」の成功裏には支援者の熱量があった…Makuake中山亮太郎氏に訊くアニメとクラウドファンディングの関係性
  • 「この世界の片隅に」の成功裏には支援者の熱量があった…Makuake中山亮太郎氏に訊くアニメとクラウドファンディングの関係性
  • 「この世界の片隅に」の成功裏には支援者の熱量があった…Makuake中山亮太郎氏に訊くアニメとクラウドファンディングの関係性
  • 「この世界の片隅に」の成功裏には支援者の熱量があった…Makuake中山亮太郎氏に訊くアニメとクラウドファンディングの関係性
  • 「この世界の片隅に」の成功裏には支援者の熱量があった…Makuake中山亮太郎氏に訊くアニメとクラウドファンディングの関係性
  • 「この世界の片隅に」の成功裏には支援者の熱量があった…Makuake中山亮太郎氏に訊くアニメとクラウドファンディングの関係性

■作品に関わる、体験をすることにお金を使うという新しい支援法

――『この世界の片隅に』がMakuakeでのアニメ案件第1号。その後はテレビシリーズが2期続いた人気アニメ『少年ハリウッド』の最終話製作資金や、人気のPCゲームをテレビアニメ化したいという『学園ハンサム』においても、目標金額が早くに達成されました。これらの成功はどのように見ていますか。

中山
この3作品のアニメに共通しているのは、ファンの人たちが入り込める余白を作ることができたということです。さらに言うと『少年ハリウッド』は、支援することで最終回の26話が完成するというものでした。『この世界の片隅に』とはまた違う形の余白だったと思いますね。スタートではなく、最終回を作るという。『少年ハリウッド』も『学園ハンサム』も、ストレッチゴールという次のゴールを設定することができました。

――そういった作品ごとの切り口は、Makuake側から提案するのですか。

中山
いくつも提案しますね。ターゲットのユーザーさんが何を求めているかを、しっかりと想像力を働かせながら設計していきます。作品ごとにふさわしいキュレーターをつけますし、『この世界の片隅に』の時も、僕以外にもキュレーターが付きました。彼女はもともと『この世界の片隅に』の原作の大ファンだったので、ファンの視点からの提案もたくさんしてくれました。

――これまではアニメファンがお金を使う機会というと、作品のDVDを買うことが主でした。クラウドファンディングで作品に入り込むことで、作品との付き合い方が変わっていきそうですね。

中山
ファンと作品との距離感が違っていますよね。アニメに関わらず、好きなものに対して距離を縮めたいという気持ちは何においても一緒だと思うんです。Makuakeを使うと、お金でダイレクトに支援することで、作品との距離がぐっと近くなる。新しい近づき方だと思います。ただしDVD購入と違うのは、そのコンテンツが必ずしも面白くなるとは限らないということ。いいと思ったものに対する距離が近いことによって、新しい体験になる。好きなものへの距離感をより近くしたいというのは、このインターネット社会における今の消費トレンドの特徴なのかなと思いますね

――それはMakuakeを3年続けてきてわかったことでもあるということでしょうか。

中山
そうですね。Makuakeも3年前の開始当初は、お金を集めて終わりでしたが、この3年の間にいろんなプロダクトが生まれました。たとえば飲食店のオープンを支援することで、オープン後もそのお店との距離が近くなる。友達を連れて行き、お店の成り立ちを教えてあげたくなる。プロダクト誕生の瞬間に少しでも関わることで、その後もずっと関わりたくなる、人に広めたくなるという効果があると知りました。それは物でも店でもアニメでもアイドルのライブでも、全部一緒なんですよね。


――『この世界の片隅に』のスタートアップをクラウドファンディングが担ったことで、今後アニメの作られ方やアニメ業界の仕組みも変わるのではと思いますが。

中山
変わると思いますね。最初にも話したように、これまでは芸能界やテレビ業界、マスメディアなどからスタートする仕組みがずっと続いていて、みんなもそういう仕組みだと理解していた。でもだんだんと「メディアは推薦しているけど本当かなぁ」と思うようになっていますよね。その反面クラウドファンディングは、資金集めに成功したということはファンのお墨付きをもらっているということ。最初にエンドユーザーのお墨付きをもらうというのは、非常に理にかなっているんです。実際の資金になりますし、プロモーション効果も得られますから。

――ちなみにクラウドファンディングに向いている作品と向いてない作品ってあるんでしょうか?

中山
子供向けの知育系アニメは、まだ実績がないんですよね。見るのはお子さんだけど、お金を出すのは別の人になるので。今後トライしてみたいなと思いますし、ぜひやってみたい方がいればご一緒したいなと思いますね。

――中山さんが考える、アニメ業界におけるクラウドファンディングの理想形はなんでしょうか?

中山
僕にとってのクラウドファンディングは、世の中に散らばっている、これが生まれてほしいという思いを集める仕組みだと思っています。お蔵入りしそうな企画や、面白いと評判だったのに続編が作られないなど、ファンが「こうあってほしいのに」と思っているものを全部実現させたい。アニメファンの願いと作りたいという思いを橋渡しするのがMakuakeの役目。埋もれそうな企画がある方はぜひ気軽にご連絡ください(笑)。どんな作品でも全力で寄り添います。

※ また現在Makuakeにおいて「この世界の片隅に」の海外進出を応援するためのプロジェクトが実施中だ。https://www.makuake.com/project/konosekai2/

《大曲智子》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

  • 「少年ハリウッド」クラウドファンディングが4300万円突破 目標額までラストスパート 画像 「少年ハリウッド」クラウドファンディングが4300万円突破 目標額までラストスパート
  • 伊勢志摩の海女萌えキャラ・碧志摩メグがクラウドファンディングを開始 アニメPVの制作を目指す 画像 伊勢志摩の海女萌えキャラ・碧志摩メグがクラウドファンディングを開始 アニメPVの制作を目指す

特集