「忍者ベアー」パイロットアニメ配信 インバウンド向けのキャラプロジェクトが始動 | アニメ!アニメ!

「忍者ベアー」パイロットアニメ配信 インバウンド向けのキャラプロジェクトが始動

10月18日、テレビ東京はアニメ・キャラクタープロジェクト『忍者ベアー』の始動を発表した。キャラクター・スタンプ開発/海外流通のクオン、アニメ制作/キャラクター開発の空気(KOO-KI)と共同で、インバウンド事業の活性化に取り組んでいく。

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10月18日、テレビ東京はアニメ・キャラクタープロジェクト『忍者ベアー』の始動を発表した。キャラクター・スタンプ開発/海外流通のクオン、アニメ制作/キャラクター開発の空気(KOO-KI)と共同で、インバウンド事業の活性化に取り組んでいく。

『忍者ベアー』はクオンが手がけたキャラクターが原作である。2015年4月にFacebookメッセンジャーでスタンプの配信がスタート。現時点で7000万ダウンロードを記録している。
本作は外国人観光客がターゲットのインバウンド事業を意識して生み出されたキャラクターだ。ゆえに海外でも知名度が高い忍者をモチーフにしており、海外での認知を獲得した後に日本へ逆輸入するユニークな試みを取り入れた。今後は様々なパートナーの開拓を進め、グッズをはじめ様々な企画を送り出す方針だ。その皮切りとして、10月19日から21日まで上海にて行われる「China Licensing Expo」へ出展し、世界に向けてプロジェクトをアピールする。


それに先駆けて、パイロット版アニメが発表された。世界中から一流の忍者を目指す子供たちが集まったインターナショナル幼稚園を舞台に、百獣の忍である忍者マスターを目指す忍者ベアーがハチャメチャな騒動を巻き起こすギャグ作品に仕上がった。
世界を視野に入れた作品らしく、本編には様々な国をイメージしたキャラクターも登場する。アニメの本始動は2017年内となっている。

なお『忍者ベアー』はインバウンド事業に関する使用についてはロイヤリティフリーを予定している。それによって海外での認知を獲得し、コンテンツ事業での展開を目指すというビジネスコンセプトである。
キャラクター市場においては、熊本県の「くまモン」など、ロイヤリティフリーのキャラクターが大きな市場規模を形成している。新たな試みとなる『忍者ベアー』がどのような展開を見せるのか。今後の動向に注目したい。
《高橋克則》
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