カッコよく、スタイリッシュに 神前×広川×高橋のMONACAチームが「モンスト」アニメの劇伴を語る 3ページ目 | アニメ!アニメ!

カッコよく、スタイリッシュに 神前×広川×高橋のMONACAチームが「モンスト」アニメの劇伴を語る

「アニメ モンスト」新章から音楽創作で作品加わったMONACAの3人にインタビューを敢行。チームの役割や作曲時の工夫、そして曲作りにおける考えなどを聞いた。

インタビュー
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MONACAの3人。左から高橋邦幸氏、神前暁氏、広川恵一氏
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  • MONACAの3人。左から広川恵一氏、高橋邦幸氏、神前暁氏、
■ 50分スペシャル「マーメイド・ラプソディ」も決定

―― 実際に本編をご覧になった感想を教えてください。

神前 
ビックリするくらいクオリティーが高いなあと思いますし、時事ネタや流行りネタをぶっ込んでくるギャグが好きです(笑)。

高橋 
隙あらば入ってきますよね(笑)。劇伴で言えば、新章以前の曲と僕たちが作った曲がキレイにグラデーションして、徐々に入れ替わりながら話数が進んでいきましたね。

神前 
僕もそこはいい意味で安心しました。スムーズな変化だったと思います。

広川 
本編自体は盛り上がりどころと抜きどころが絶妙の配分で、劇伴もうまくハマってるし、一生懸命作ってよかったなあと思いました。


―― ありがとうございます。最後に本作の劇伴制作を振り返っての感想を聞かせていただけますか?

広川 
作ってる最中はすごく悩んで大変でしたが、終わってみたら「やれてよかった、楽しかったな」と思っています。新しい音楽を作れた実感がありました。

高橋 
担当する人数が多いとバランスを考え自分に割り振られた楽曲数の中でできる内容を取捨選択する場合も多いのですが、今回は担当楽曲数もそれなりにあるので、アイデアも次々に出てきて本当に楽しく作れました。

神前 
今回はかなり自由にいろいろやらせていただいて、劇場作品に近いような、生楽器をたくさん使った編成でレコーディングをすることができました。とてもいい経験が出来ました。
またチームとしても、それぞれの得意なところを引き出せたし、尖ったカッコよさといったものも出せたと思っています。1人では出せないものでもあるので、分担をうまく活かせたと思います。

[モンストアニメに夏のスペシャル版]
いつもよりたっぷりの約50分!8月14日19時に、YouTubeチャンネルにて配信

abesanアニメ『モンスターストライク』は、通常は1話約7分で構成されている。スピード感のあるアクションが魅了だ。しかし、これがさらに長編になったら?そんなファンの期待に応えるスペシャル版の配信が決定した。8月中旬に、YouTubeチャンネルにて配信されるエピソード「マーメイド・ラプソディ」である。
いつものスピード感、アクションもそのままに、ドラマもたっぷりに展開する。花澤香菜がキャストを担当した謎の少女キスキル・リラを中心に、陰謀に巻き込まれてゆくレンの心の葛藤などが描かれる。

そんな「マーメイド・ラプソディ」の音楽も、もちろんMONACAチームが担当した。長尺といつもと違う構成の本エピソードについて、高橋邦幸にコメントをいただいた。

―― 作曲で意識したこと
「普段のモンストアニメに比べ、各キャラクターの気持ちの描写が多くなっていて、新規で作った音楽についても、より劇伴らしいと言いますか、静かに空気感を演出するものが多くありました。
また、今回はアフレコ済みのコンテムービーを最初にいただいて、実際に音楽が流れる場面の雰囲気を感じつつ制作できたので、声優さんの演技の邪魔もせず引っ込み過ぎず…というバランスを強く意識していました。」

―― ここを聞いてほしい!というポイント
「今回は、同じメロディを色々な楽曲の中にアレンジして紛れ込ませていて、特に最後の場面で「あぁこの曲か…」と思ってもらえたら大成功かな?と思っています(笑)」

《animeanime》
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