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映画「ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~」原作・音楽/HoneyWorksインタビュー「大事に描いてくださいました」

『ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~』が4月23日より全国公開。HoneyWorksが生み出した作品の劇場アニメ化である。HoneyWorksの3人に本作への想いを伺った。

インタビュー
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■ 最初は大事件が起こる「修学旅行編」みたいなものを想像してました

ー映画化のお話が来た時はどう思われましたか。

shito 
うれしさはもちろんですけど、同時にメンバーの中ではシナリオどうする? 曲どうする? 劇伴もかなあ、という風に悩んでましたね。

Gom 
最初は映画ということで舞い上がって「修学旅行編」みたいなスペシャル感というか、いろんな大事件が起こる感じを想像してたんです。

ー実際の本編とはまた違った形ですね。

Gom 
はい、その後、プロデューサーさんたちと話をして「まずは多くの人にハニワを知ってもらおう」と。1st、2ndアルバムのDVDになった映像部分を中心にHoneyWorksが作ってきたものを改めてをしっかり描こうということになりました。

ー制作にはどのような形で関わられたのでしょうか。

Gom 
上がってきたシナリオを読ませてもらって、こちらの希望を出して、というのを繰り返して完成まで持って行ったという感じです。

ーシナリオは完全にお墨付きなんですね。

Gom 
はい。でも組み立てはさすがだなあと思いましたね。僕たちが断片的に作っていたものをうまく重ねてくださってます。


ー映画化でこだわったところはありますか?

shito 
新しいものを入れることですね。HoneyWorksを追いかけてくれている人たちにとっても初めて見るシーンは絶対に入れてください、とお願いしました。映画にはライブシーンがあるんですけど、小説にもない完全オリジナルです。自分たちにとっては一番大切な部分になっています。

ー本作では音楽も担当されていますが、既存曲だけではないんですよね。

shito 
新しく挿入歌を2曲作りました。既存曲はライブシーンやインストトラック用にも録り直した音源もたくさんあるので、その辺りもぜひ聞いてもらいたいです。

ーヤマコさんはオープニングの絵コンテを担当されています。

ヤマコ 
自分も何かで参加したいと思って。構成を3人で話し合いながら決めて絵コンテにしました。おしゃれなオープニング映像ではなくて、いつものハニワらしくひとつの物語にしようと。榎本夏樹と瀬戸口優がケンカして離ればなれになるけど、すぐに他のキャラクターたちに声をかけながらお互いを探す、というストーリーになっています。

ーご自身がデザインされたキャラクターがスクリーンで動くのをどのようなお気持ちでご覧になったでしょうか。

ヤマコ 
もう親の心ですね。自分の頭の中でもいろんな場面でアニメーションのイメージはあるものの、自分が静止画しか描けないもどかしさを感じていたんです。映画では自分のイメージそのままだったので、すごくうれしかったです。

ーすでに第2弾『好きになるその瞬間を。~告白実行委員会~』が夏に公開になることが決まっています。3rdアルバムと同タイトルですが、こちらはどんな作品になるのでしょうか。

shito 
映画「ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~」エンディングからの続きで、すこし登場人物も変わって、恋愛だったり友情も描いた作品になります。

ーこちらもたのしみです。最後に読者へメッセージをお願いします。

ヤマコ 
ハニワを知っていてくれている方には新しい発見もありつつ、PVと照らし合わせて楽しめる部分もあると思います。これをきっかけに新しく知ってくれた方にも超絶キュンキュンを与えられるんじゃないかなと思うので、楽しんで見てもらえるとうれしいです。

shito 
リアル高校生世代の背中を推せる作品になったんじゃないかなと思いますし、大人のみなさんも、ちょっと昔の自分と照らし合わせてキュンキュンしてもらえたらうれしいです。ぜひご覧ください。

Gom 
恥ずかしくて照れちゃうような感情が詰まった映画になったと思います。ハニワを知っている人も知らない人も、この映画を見てぜひ、恥ずかしさで思わず出ちゃう汗をかいたり、ニヤッとしてもらえたらうれしいです。

《細川洋平》
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