ゲーム映像配信の雄「Twitch」が日本進出 日本支部にインタビュー―人気配信者になる秘訣は? 3ページ目 | アニメ!アニメ!

ゲーム映像配信の雄「Twitch」が日本進出 日本支部にインタビュー―人気配信者になる秘訣は?

ゲームの映像配信プラットフォームとして大きな賑わいを見せている「Twitch」。スタッフ陣に「日本市場での戦略」から「人気Twitch配信者になるためのヒント」までを訊いた。

ニュース
注目記事
――先ほど、「シニアゲーマー」や「日本人向けの人気ジャンル」について伺いましたが、これらを参考にした上で、専業で生活していけるような「人気Twitch配信者」になる秘訣、ヒントを教えてください。

野田
「EVO」のような海外イベントに行って交流を持つのもチャンスかもしれません。「この人、よく分かんないけど海外ユーザーの間で人気だぞ」というような形で注目を集めて、逆輸入的に展開してみるような。グローバルに可能性を活かせるのが「Twitch」の強みです。

Eric
ゲームの腕前だけでなく、単純に「実況が面白い人」「友達になりたいと思わせる人」になるのも大事です。チャットを読み上げたり「顔出し」で個人性を出したり。その一方で「ただゲームがとても上手い」というだけでとてつもない視聴者数を誇っている人もいます。

Victor
内容とは別に、「映像コンテンツとしてのバリュー」を高めることも重要です。ゲーム画面のみでなく「オーバーレイ(※ゲーム配信画面に付けるフレームのようなもの)」をつけたり、「サブスクリプションのマイルストーン(※目標購読者/金額を設定したユーザー独自企画)」を用意して番組を盛り上げるのも良いでしょう。

キム
この間知り合いのTwitch配信者から「視聴者数が増えないのですが……」という相談を受けたのですが、ユーザーコミュニティーとのふれあいのみでなく、「番組名」をどうつけるか、というのも重要です。

北垣
Twitchの番組は視聴者数が多い順で表示されるので、いかに探してもらえるかを意識するのもポイントのひとつです。

Victor
Otofuさんとeyesさんの配信のように、お互いのコミュニティーをすり合わせるのも面白いと思います。このお二人の場合は『LoL』をプレイされていましたが、全く違うゲームを遊ぶ人同士で一緒に配信してみるのもありかなと。

――最後に、2016年のロードマップを教えてください。

Victor
2015年はユーザーの反響や市場など、とにかく「リサーチ」の年でした。2016年はこの調査の中で集めたデータを基に「実行」していく年になると思います。米国ではPAXやE3などがありますが、海外に比べ日本ではポピュラーではありません。2016年1月10日より始まったカプコンの「モンスターハンターフェスタ」配信を皮切りとして、日本に向けても大きく展開していきたいです。また、『パズドラ』『モンスト』『白猫』のようなスマートフォンゲームにも注目しています。日本ではスマートフォンで遊ぶゲーマーの割合も多いので、まだ発表ができませんが面白いことも考えています。

Eric
ユーザーの需要にあわせたマーケティング、そして「Twitch」の強みであるe-Sports分野の両方を活かした“合わせ技”で、日本のユーザーに向けて展開していこうと思っていますね。

――本日はありがとうございました。

[/Game*Spark/gamespark.jpより転載記事]
《Game*Spark/gamespark.jp》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集