原作・荒木飛呂彦:舞台「死刑執行中脱獄進行中」 極めてアナログに、シュールに不気味に展開 2ページ目 | アニメ!アニメ!

原作・荒木飛呂彦:舞台「死刑執行中脱獄進行中」 極めてアナログに、シュールに不気味に展開

『死刑執行中脱獄進行中』、荒木飛呂彦の短編、『スーパージャンプ』1995年2月号に掲載されたものである。これが舞台化、しかも荒木作品では”初”となる。

連載
注目記事
[写真撮影:生井秀樹]
  • [写真撮影:生井秀樹]
  • 原作・荒木飛呂彦:舞台「死刑執行中脱獄進行中」 極めてアナログに、シュールに不気味に展開
  • [写真撮影:生井秀樹]
  • [写真撮影:生井秀樹]
  • [写真撮影:生井秀樹]
  • [写真撮影:生井秀樹]
  • [写真撮影:生井秀樹]

ゲネプロ前に囲み取材があった。登壇したのは森山未來と初音映莉子、および構成・演出・振付を手がけた長谷川寧と、音楽監督の蔡忠浩(bonobos)。長谷川は作品に関して「身体性がすごく現れている」と評した。

森山は共演者に関して「本当にプロフェッショナルでハイセンスな人たち。一緒にできて非常にうれしい」とコメント。そのクオリティの高いパフォーマンスで荒木作品をスタイリッシュに構築。謎の女を演じた初音は「セリフをしゃべるというより、身体を動かすことによって、感情の肉付けができていった感じ」とコメント。身体ひとつで全てを表現する斬新かつハードルの高い舞台で存在感を放っていた。
森山は初音について「存在自体が力強い。立っているだけで絵になるので、頼りにしています」と話すと、初音は「私も頼っています(笑)」と返した。
続けて初音は「(森山さんは)今まで怖そうな人だと思っていたけど、共演してみて、気配りのある優しい方だなあと」とコメントした。森山は「身体や言葉だけに頼り切ることなく、ひとつひとつのマテリアルをどれだけフラットにとらえながら作品世界を構築できるかを切磋琢磨しながら模索しているところです。その場面に立ち会ってもらえると非常にうれしい」と”進行形”な舞台であることを語った。
[写真撮影:生井秀樹]

『死刑執行中脱獄進行中』
2015年11月20日~11月29日
天王洲 銀河劇場
2015年12月各地ツアー
(電力ホール、JMSアステールプラザ 大ホール、わくわくホリデーホール、富山県民会館ホール、梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ)
《高浩美》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集