若手アニメーター育成事業「あにめたまご2016」全4作品のキービジュアルとストーリー公開 | アニメ!アニメ!

若手アニメーター育成事業「あにめたまご2016」全4作品のキービジュアルとストーリー公開

若手アニメーター育成プロジェクト「あにめたまご2016」でつくられる4作品のキービジュアル、ストーリー、スタッフが明らかとなった。

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(C)シグナル・エムディ/文化庁 あにめたまご2016 
  • (C)シグナル・エムディ/文化庁 あにめたまご2016 
  • (C)Beyond C./文化庁 あにめたまご2016 
  • (C)手塚プロダクション/文化庁 あにめたまご2016 
  • (C)武右ェ門/文化庁 あにめたまご2016 
「若手アニメーター育成プロジェクト」は、文化庁により2011年より実施されてきた。毎年、4つのアニメ制作スタジオがそれぞれオリジナルアニメ作品を一本制作するという、若手アニメーターのスキルアップを目的としたプロジェクトだ。本年度は、日本動画協会が事業を運営し「あにめたまご」と新名称を掲げる。
今年はシグナル・エムディ、スタジオよんどしい、手塚プロダクション、武右ェ門の4団体が参加する。この度、参加する各4団体で制作が進んでいるアニメーション作品のキービジュアル、およびストーリーとスタッフが公開となった。

シグナル・エムディは、劇作家、そしてパフォーマーを務める小林賢太郎さんを監督・脚本に迎え『カラフル忍者いろまき』を制作する。演出は荒川眞嗣さん、キャラクターデザイン・作画監督は海島千本さんが担当する。
物語は、小学3年生の姫乃田舎の大きな屋敷に引っ越してきたところから始まる。しかし、そこはなんと忍者屋敷だった。忍者たちは、姫之を“姫”と勘違いし、得意ワザを使って彼女の問題を次々解決していく。忍者たちと交流を深める姫之だったが、そこへ巨大な竜巻が発生。姫之家はいったいどうなってしまうのだろうか……。

スタジオよんどしいは、田中孝弘監督のもと『UTOPA』を制作する。プロデューサーは荻原知子さん、作画監督・キャラクターデザインは嶋田真恵さんが担当する。
舞台は、核や生物兵器などを使用した戦争によって荒廃してしまった未来の地球。人間は空中に都市を建設し、死滅寸前の動物たちを移住させて種の存続を試みた。空中都市で、動物たちは人工的な遺伝子交配を経て特殊な生命体として、高度な文明を築いていた。そんななか、空中都市の子どもたちはどこからか紛れ込んできた一粒の植物を拾う。彼らは外の世界に出てみたいと、未知なる外界の世界へ冒険に出るのであった……。

手塚プロダクションは、吉村文宏監督のもと『かっちけねぇ!』を制作する。プロデューサーは清水義裕さん、作画監督・キャラクターデザインは瀬谷新二さんが務める。
子どもの頃は「絵描きになりたい」と思っていたけど、17歳になった愛子は将来の夢や展望を持てないでいた。そんな愛子の前に、突然、謎の男が出現。彼は「かっちけねえ!」なんて江戸言葉を話し、着物姿でふんどしを履いている変態男だった……。

武右ェ門は、CG分野で活躍してきた山田裕城さん監督に迎え『風の又三郎』を制作する。プロデューサーは、高山清彦さん、作画監督は堀内博之さん、CGディレクターは中島智成さんが手掛ける。
父の仕事の都合で一時的に都会から山の学校に転校してきた女の子。彼女は、クラスの子どもたちから“風の子”と勘違いされ、遠巻きな扱いを受けることに。田舎暮らしを気に入らず、早く帰りたいと思っていた少女だったが、偶然にも本物の風神様に出会ってしまう……。

今年で6年目を迎える「若手アニメーター等育成人材」は、毎年それぞれのスタジオが存分に個性を発揮し多彩な作品を生み出してきた。それだけに今年も期待したい。
《沖本茂義》
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