2015年9月10日、日本コンテンツの発信イベントを連携させるコ・フェスタ(JAPAN国際コンテンツフェスティバル)2015のプロジェクトの取り組みが発表された。コ・フェスタは日本のコンテンツ、そしてコンテンツに関連深いイベントを統合的に紹介する試みとして2007年にスタートした。今年で9回目を迎える。オフィシャルイベントには、東京ゲームショウや東京国際映画祭、AnimeJapan、CEATEC JAPANなどの国際イベント、見本市などが多数含まれる。これらの総来場者数は約200万人にも上る。10日、築地の映像産業振興機構で行われた説明会では、2015年度の取り組みについて説明があった。また海外留学生たちが参加するコ・フェスタアンバサダーの紹介も行われた。コ・フェスタアンバサダーは、留学生を中心に日本コンテンツの紹介をする留学生らで組織されている。2015年のコ・フェスタは、人的ネットワーク、インターネット、SNSなどを通じた海外向けの情報発信に力を入れており、その一環になる。挨拶に登壇した経済産業省メディアコンテンツ課の中本緑吾課長補佐は、コ・フェスタはクールジャパンの取り組みのひとつとその目的を説明する。そのうえでコンテツ業界と非コンテツ業界の連携や、日本コンテンツのグローバル視点をそのポイントに挙げた。情報発信を通じて、これを実現していく。2015年のコ・フェスタの特徴は、この情報発信だ。現在、コンテンツの多くがデジタル化されていることに加えて、コンテンツに関わりの深いテクノロジーはインターネットに親和性が高い。そこでインターネットやソーシャルメディアを通じた発信に力をいれる。2007年にスタートしたコンテンツポータルサイト「JAPACON」での情報発信が強化されている。コ・フェスタアンバサダーも、ウェブサイトやFacebook、YouTubeで活躍するインフルエンサーが多く参加する。口コミ、草の根の情報拡散に期待する。現代にマッチした試みだ。またこれまでのオフィシャルイベントから、東京ゲームショウ2015、Japan Content Showcase(TIFFCOM、東京国際アニメ祭 秋、東京国際ミュージックマーケット)、第28回東京国際映画祭、AnimeJapan2016をコアイベントとしてピックアップした。これらは特に規模が大きく、既に海外発信に大きな役割を果たしているものとして選んだという。そうした発信力をさらに強化して、日本のコンテンツを牽引する役割を期待しているようだ。オフィシャルイベントにはこのほか、家電・技術をテーマにしたCEATEC JAPANやファッションにフォーカスするMercedes-Benz FashionWeek TOKYO、デジタル技術にスポットを当てるデジタルコンテンツEXPO、関西圏をテーマにするKYOTO CMEXなどがある。また唯一の海外オフィシャルイベントとして、マンガフェスティバル in タイランドがある。[/アニメ!アニメ!ビズ/www.animeanime.bizより転載記事]
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