坂本さんは15歳の時に1995年公開の映画第1作『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』に出演した経験を持つ。2013年スタートの『攻殻機動隊ARISE』から素子を演じていることを問われ、「本当に不思議ですね。攻殻機動隊に初めて参加したときは、まさか20年後に素子をやらせて頂けるなんて思っていませんでした」と感想を口にした。 そして自身が演じた素子はこれまでのシリーズのように完璧ではなく、未熟さを合わせ持ったキャラクターだと話し、「共感という観点から、素子がまた好きになりました」と役柄への想いを伝えた。
舞台挨拶では『GHOST IN THE SHELL』の押井守監督が、坂本さんの演技や冲方さんの脚本を絶賛していたという裏話も飛び出した。 あまり人を褒めない押井監督なだけに、冲方さんは「この人も他人を褒めることがあるんだ」と驚いた様子。黄瀬さんは「(褒めておかないと)そろそろ誰も仕事してくれなくなると思ったんでしょうね」と、長年タッグを組んできた間柄だからこそ言える毒舌で会場の笑いを誘った。