日本発Kickstarterプロジェクトの未来 稲船敬二、イシイジロウ、河野一二三が登壇 2ページ目 | アニメ!アニメ!

日本発Kickstarterプロジェクトの未来 稲船敬二、イシイジロウ、河野一二三が登壇

秋葉原で開催している東京インディーフェス2015。2日目の土曜日には著名なクリエイターによるクラウドファンディングに関するワークショップが行われました。

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日本発Kickstarterプロジェクトの未来 稲船敬二、イシイジロウ、河野一二三が登壇
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■ ユーザーとのつながりという最大のメリット

次にクラウドファンディングでのメリットに触れられました。稲船氏は銀行でお金を借りるのとクラウドファンディングで資金調達するのはそもそも性質が違うと主張。実際に『Mighty No. 9』は銀行からの資金でも開発できたかもしれないが、クラウドファンディングのお金には遊びたいというユーザーの思いが詰まっていると述べています。そして稲船氏にとっては、その思いはプレッシャーにはならず、自分の作りたいものを作っていいんだという後押しにほかならないといいます。

会社で銀行からお金を借りて作るときは、様々な理由から作りたくないものを作ることもあります。しかしながら、クラウドファンディングは作りたいものを作るというまさにインディーの本質を目指した仕組みだと稲船氏は考えています。
もちろん、カプコンで『鉄騎』を作った河野氏や『デッドライジング』を作った稲船氏も作りたいものを作っていたわけですが、現在の状況ではそういった企画は通りにくいといいます。そのため、クラウドファンディングでユーザーから直接支援を集めることで、自分の作りたいものが作れます。これが一番のクラウドファンディングのメリットだと稲船氏は説明します。

またイシイ氏はアニメ業界はどちらかというとBtoBで動いているのに対して、クラウドファンディングでは直接お客さんと向き合えるのがうれしかったと振り返っています。アニメ制作会社はユーザーから直接お金をもらうというよりも、放送局やビデオメーカーからの受託によって成り立っています。クラウドファンディングを通したユーザーとの直接のやりとりは、アニメ制作会社にとっても理想的なものになりうると考えています。

[/Game*Spark/gamespark.jpより転載記事]

《Game*Spark/gamespark.jp》
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