ミュージカル「アラジン」公開稽古は仕上がり順調、5月24日開幕 | アニメ!アニメ!

ミュージカル「アラジン」公開稽古は仕上がり順調、5月24日開幕

ミュージカル『アラジン』の公開稽古が行われた。”王者ディズニー”のエンターテインメントの真髄を感じる仕上がりだ。公演は5月24日から開幕する。

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初日まで1ヶ月を切った4月28日、劇団四季の稽古場で取材陣のための公開稽古が行われた。
午前10時からスタートなのだが、その前から俳優陣が三々五々集まってストレッチや発声等のウォーミングアップを始めている。廊下には多数の衣装が吊るされており、台にはターバン等。稽古場には小道具もあり、ミュージカル『アラジン』がいよいよ開幕、という雰囲気を感じさせる。
それから演出補のスコット・テイラーとダンス・スーパーバイザーのマイケル・ミンドリンが稽古場に入った。俳優の稽古着にはそれぞれの役名と俳優の”愛称”が書かれている。愛称で呼び合えば親近感もわく、というもの。例えばアラジン役候補の島村幸大(しまむらゆきひろ)なら”YUKKI”といった具合だ。

時計が10時を告げ、本格的な稽古が始まった。まず、幕開きのビッグナンバー『アラビアン・ナイト』だ。ジニー役の道口瑞之が登場し、高らかにナンバーを歌う。ショーストッパー的なキャッチーなメロディ、物語の始まり、導入の部分だ。
男性陣の力強い群舞あり、それから物語の登場人物の紹介もあり、賑やかで華やかなシーン、女性陣の艶やかなダンスもあってしょっぱなから魅せてくれるシーンだ。中近東のダンスにエンターテインメント性のある動きをプラスし、立体感のある振付、観客は冒頭から『アラジン』の世界に引き込まれること、間違いなしだ。

一通り終わったところで、指示が入る。スコット・テイラーの演技指導、それからマイケル・ミンドリンのダンスの指示。実際にやってみせるが、スッと鮮やかに見せてくれる。これがブロードウェイのクオリティ。その指示の後、もう一度オープニングのシーンを通しでやる。最初より全体が引き締まった。日本語に訳されている歌詞、台詞、言葉選びが巧みで、コミカルな台詞は躍動感があって翻訳家の力量を感じる、流石だ。
『バブカック、オマール、アラジン、カシーム』のナンバーは、アラジンと3人の友人が歌い踊る。友人3人のキャラクターだが、これが個性的な面々だ。”ダンス対決”のようなシーンがあるが、ここは見せ所、とばかりに皆、張り切って踊る。この張り切り方、なかなかハンパない。ここのシーンは要チェックだろう。実に細かい指導が入る。ちょっとした仕草や舞台から袖にはける時のさりげないところ、アピールの仕方等、実に丁寧だ。

またスコット・テイラーから「わたしたちをびっくりさせてください」と”ちょっと無茶ぶり”な指示もあった。BWの演出家を驚かせるのは並大抵ではない。これが”世界水準”なのだろうか、”王者ディズニー”のエンターテインメントの真髄を感じる。
細かい作業であるが、こういった積み重ねが大事なのだと改めて感じた。公開稽古はおよそ45分程度であったが、密度の濃さを感じた45分であった。
《高浩美》
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