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ガンガンONLINEが放つ新連載「イヌカイ×トライヴ」の編集者、新進気鋭のロックバンド「感覚ピエロ」とコラボした理由を語る

立命館大学で1月19日、『ガンガンONLINE』の2015年新連載第一弾、「イヌカイ×トライヴ」に関する講演が行われた。担当編集者の花田健太朗氏とPV監督の太田大貴氏が登壇した。

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■ MAD動画ではなくMAD動画的表現をモチーフにしたミュージックビデオに

そこで意識したのが、ミュージックビデオ制作で培ってきたセンス。さいわい感覚ピエロと仕事を何回もしてきたということもあり、彼らのモチーフを理解していたことから、ギターやドラムで作り上げられる音の空間にあわせてシーンを決めていったという。そのカット割の巧妙さには花田氏も思わず「うまい!」と唸らざるをえなかったという。
というのも、まだ連載前であったことから、提供できた画像素材もごくわずか。マンガを読む上での楽しさを奪わないために、各キャラクターの特徴をつかみながらも話の展開は分からないようなコマを選ばなければならなかたからだ。これについて「素材がめちゃくちゃ少なかったですよね。その中でどう魅せるかを考えなければならなかった」と太田氏。これらに加え、鴉の羽根や、青白の人魂的なものが画面を飛び交う様を映像中に入れているが、これは、「物語の世界観を示すための演出的です」とのこと。
このようにして、PVは、新連載のマンガとして必要な情報を適宜織り交ぜながら、MAD動画をモチーフとしたミュージックビデオ的作品へと昇華された。

これには「制作が進んでいく中でかなり興奮した」と花田氏。MAD動画的というのが当初の企画だったものの、感覚ピエロのクールな楽曲と、コンテがあがっていくうちに、編集長と「アニメのオープニングっぽくしようよ」ということで盛り上がり、あれもこれもと追加していったとのこと。結局、何度も会議と調整を進めながら今のPVに仕上がったとのことだ。
結果、PVの評判を調べると「音楽と合う」、「これって、アニメのオープニング?」という視聴者からのコメントを見れたとのことで、「自分たちの想いどおりに作品が仕上がって満足した」とのこと
《animeanime》
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