12月17日に全米で封切られた映画『ホビット 決戦のゆくえ』が圧倒的な興行収入を記録している。週末を含む5日間の興行収入は約109億円（90,627,000ドル）に達し、初登場第1位を飾った。この成績は世界興行収入約1150億円（958,366,855ドル）を記録した前作『ホビット 竜に奪われた王国』を上回る数字となっている。シリーズ最高で最終章を飾ることになりそうだ。本作はすでに全世界でも公開されており、各国で軒並み大ヒットを記録している。過去最大規模での公開となったロケ地・ニュージーランドでは2014年最大の初日記録を樹立。スェウーデン、フィンランド、クロアチア、チェコ共和国では史上最大オープニング記録を達成した。もちろん一足先の12月13日に全国公開を迎えた日本でも興行収入オープニング第1位を飾っており、現時点での全世界興行収入は約427億円（355,627,000ドル）に達している。今後はオーストリア、アルゼンチン、アイスランド、ウルグアイ、ポーランドや東ヨーロッパでも公開予定。さらに15年1月23日には中国でのロードショーを控えており、シリーズ最大のヒット作になるものと予想されている。その数字をどこまで伸ばすのかにも注目していきたい。「ホビット」シリーズは『ロード・オブ・ザ・リング』に登場する中つ国の60年前が舞台。小さくて臆病なホビット族のビルボ・バギンズを主人公に、ドワーフたちと竜に奪われた王国を取り戻す冒険の旅が描かれていく。監督は「ロード・オブ・ザ・リング」全作を手掛けたピーター・ジャクソンが続投。主演のマーティン・フリーマンをはじめ、魔法使いガンダルフ役のイアン・マッケランなど豪華キャスト陣も出演している。[高橋克則]『ホビット 決戦のゆくえ』12月13日（土）新宿ピカデリー、丸の内ピカデリー他全国ロードショーhttp://www.hobbitmovie.jp/
