世界最大のアニメーション映画であるアヌシー国際アニメーション映画祭(The Annecy International Animation Film Festival)が、2014年の長編アニメーション部門(Feature films)の上映作品を発表した。このうちクリスタル賞(グランプリ)などの各賞の選考対象になるコンペティション部門には、応募68作品の中から9作品が選ばれた。日本からは西久保瑞穂監督の『ジョバンニの島』がこのなかに入った。米国、カナダ、韓国、ブラジル、ヨーロッパ各国の他作品と競うことになる。
このほか上映イベントして、日本のアニメ映画が決まっている。すでに2014年の名誉賞受賞が発表された高畑勲監督の『かぐや姫の物語』に加えて、2014年6月21日に国内公開となる『聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY』が登場する。日本公開に先立つかたちのプレミア上映となる。 上映イベントは商業大作が多く選ばれている。日本以外からはディズニー/ピクサーの『Inside Out』、ドリームワークス・アニメーションの『How to Train your Dragon 2』、リレイティビティ・メディアの『Free Birds』などがプログラムされている。
長編部門 コンペテシション作品 『Minuscule - Valley of the Lost Ants』 監督:Thomas Szabo、Helene Giraud (フランス) 『Cheatin』 監督:Bill Plympton (米国) 『Lisa Limone and Maroc Orange: A Rapid Love Story』 監督:Mait Laas (エストニア、フィンランド) 『The Fake by Sang』 監督:ho Yeon (韓国) 『Last Hijack』 監督:Femke Wolting、Tommy Pallotta (ドイツ、ベルギー、アイルランド、オランダ) 『ジョバンニの島』 監督:西久保瑞穂(日本) 『The Boy and the World』 監督:Ale Abreu (ブラジル) 『Asphalt Watches』 監督:Shayne Ehman、Seth Scriver (カナダ) 『The Art of Happiness』 監督:Alessandro Rak (イタリア)
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